見えないモノ

2017.03.30

 

 

 

今日は暖かな陽気で気持ちいいですね!

この暖かさできっと桜の蕾も一気に目覚めそうですね!

 

 

 

 

 

ご近所の見事な紅白融合の咲き誇る姿に、思わず心奪われました!

 

 

 

そんな今日は、保育園の今学年登園の最終日。

卒園式は終わったものの、保育園と言うだけあって

年長さん達もまだ通い続けています。

 

そんな最中、今年はなんと体調崩す子が多く、

もしかして最終日来れないかもしれないっっっ。

最後の学年で、そんな事がいきなり襲い掛かるなんて。。。

もうその時に戻るなんて、絶対出来ないんですもんね。

 

 

そう思うと良く言われるように、本当に1日1日、

その時を大切に、貴重に過ごさなければならない、

と痛感させられる限りです。

 

 

 

この仕事をしてると、未だにふと頭をよぎることがある、

新入社員の研修の時に言われたこの言葉。

 

 

 

「自分達にとっては何十回、何百回の仕事でも、

お客さんにとっては一度切り。」

 

 

 

そう心に期して努める事が、せめても自分にできる事の一つであり、

それが、この仕事の全てに繋がっていくと痛切に感じます。

それはきっと住まい手さんにも伝わっていくだと思う。

 

 

 

 

それを全くの第三者が感じるような仕事ができているのは

やはり崇めてならない。

 

 

 

それを感じる建築家の一人が「堀部安嗣」さん。

 

 

 

 

最終日に彼の展覧会にお邪魔することができました。

 

 

そこには模型や図面、写真は勿論、

建築の本来のすがたを誠実に追及してきた

彼の姿勢を感じる事ができる、貴重な展覧会でもありました。

 

 

「建築」というモノの見えない部分を、どう引き出すのか、

それをどう住まい手さんと共有していくか。

そういったモノを「建築」というカタチで表現する事に

尽力で臨んでいるのを強く感じる事ができました。

 

 

 

これは本当に私達も日々格闘する難題で、

住まい手さんの 「感情」 、

要はその行為(五感で感じる)をしてどう感じるか

「気持ち」 「感じ方」

みたいなモノを読み取っていくという事、

それもその一つ。

これが無くては本来のカタチにはやはり持っていけない。

 

 

 

多々あるその中でも、身近なモノとしては照明計画。

住まいの空間の明るさに対する感覚的なモノは、

目に見えるモノでもなく、言葉でも表現しにくい。

それを汲み取って、具体的にどの位の明るさで

どんな雰囲気にしたいのか。

それにはどんな種類の照明が良いのか。

 

 

また、そこには「習慣」的なモノも多いに影響してくるので、

そこも把握しながら具体的な提案をしていきます。

 

っと、それを説明すると長くなりそうなので、

次回に続く。

と、しておきますね。 笑

 

 

 

 

最後に大変遅くなりましたが、施工事例をUPしました!

是非、覗いてみて下さい!

 

 

 

 

 

 

 

山森

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ココロ ほのぼの

2017.03.22

 

 

朝晩の冷え込みはあるものの、日中車内に入り込んでくる日差しは暑く、

エアコンでもつけて走ろうかと思うくらい温かくなってきました。

 

 

東京では昨日、ソメイヨシノの開花が発表されて春本番!!って感じですね。

 

 

 

自分は花粉症ではないので(正確にはアレルギー検査してないので)、

鼻水やくしゃみ等は無いのですが、ポカポカのこの時期になると子供の頃から、

頭痛に襲われるという症状が出ます。

 

 

だから、春はあまり好きでは無いです。

 

がやはり、心なしかウキウキしてしまう自分もいたりします。

 

 

 

そんな、春真っ盛りの中新築工事を計画している物件の地盤調査を行いました。

 

 

もう、のどか過ぎて眠たくなっちゃいます。

 

 

地盤調査は『スウェーデン式サウンディング試験』と言って、先っぽにスクリューの付いた杭に、

重しを乗せてどんな感じで沈んでいくかで、地中の状態を計測します。

 

 

 

地面には多数のもぐらの穴の跡が・・・

 

 

地中で杭に刺さっていない事を願います。。。

 

 

 

 

 

4月からリフォーム工事が立て続けに着工となるので、

週末は最終の打ち合わせにお宅にお伺いするのですが、

そんな中こんな看板を見つけましたので思わず写真を撮ってしまいました。

 

 

 

 

2世帯で9人の大家族。

2家族に分かれて2軒の仮住まいを借りるという、引っ越しを行っています。

 

 

ご主人曰く、「すでに4tのゴミを捨てました。」

 

 

ご家族全員片付けで少しお疲れの様子でしたが、

お子様にこんな励ましを受けたら、お父ちゃんガンバレちゃいますね。

 

 

くれぐれも無理だけはなさらない様にがんばってください!!

 

 

鈴木でした。

 

 

 

 

 

 

気が利くさりげなさ

2017.03.14

よく神社やお寺に行くと、いきなり出てくるベンチ。

見た感じとっても普通の。

 

 

何気なーく座る。

おや、おやおや。

 

なんだこの感覚。

お尻がしっぽり。

なんだか納まりがいい。

 

なるほどね。座り心地がとんでもなくいいのはこれが原因か。

 

寸法にして30mm真ん中の板が薄い。

間隔と高さをメモりました。(職業病)

 

 

合わせて、材の間隔もさることながら

角がテーパーに取られているので、太もも裏や坐骨

あたりのさわりが優しい。

 

 

お尻が包みこまれる感じになる。

 

 

今まで多分結構な数のベンチに座って来たはずです。

 

 

 

手の込んだものだと

座面全体が真ん中に勾配がついているものなど、

よく家具屋で見かけます。これもいい座り心地です。

 

がしかし、この寺のベンチはなにが秀でてるかというと

座りやすさで同じ効果があるのに、

ただ真ん中の材厚を薄くしただけ。

何度も削ったり調整したり手間がかかっていない。

ということはお金がかかっていないということ。

 

手間がかかってというならよくあるのだけれど、お金をあまり

かけない設計にすごく意味を感じました。

 

 

 

 

ご飯を食べに行って、なにげなくお通しで出てきた菜の花の

お浸しを食べたら、奥の奥にほのか~にワサビの風味がしてくる

ようなさりげなく、気が利いてる感がとてもよかった。

 

 

 

縁側をつくるときにはぜひ一度これをオマージュしてみようと。

 

 

こういう「気が利くさりげなさ」なもの、ことは

人が使う、人が思うことをしっかりと想像し、普段から

手を動かし、材料を手配し、作る工程までイメージをして

色々と思いめぐらせた体験からしか生まれない気がします。

 

良い体験でした。

 

手前味噌ですが、私たち古今の特徴は

経験に裏打ちされた設計力と施工技術力の

両方を持っていること。

 

設計しながら使いやすさはもちろんのこと

デザインと同時に施工精度の検討や職人さんにかける

手間のこと、

流通規格品の木材寸法を考慮し材料の無駄を

なくし予算を抑えた設計など

常にいつも設計と施工を行き来しながらバランスを

意識して住まいを創っています。

 

設計デザインと施工、予算のバランスを保ったまま仕上げていく事。

 

 

設計事務所さんや町のリフォーム屋さんには無い持ち味だと

思っています。

 

それぞれの住まい方・暮らし方に基づいて

気づきや思慮を、形にして

住んでもらって、使ってもらって初めて

じんわ~り味わってもらえるような

しかも、あまりお金をかけないような滋味深い仕掛けを

作っていけるよう精進していきます。

 

 

ちなみにあのベンチは、猫好きが集まるお寺、

豪徳寺にあります。

 

彦根城のゆるきゃら、ヒコニャンは豪徳寺の招き猫が

モデルらしいです。

 

motoi

 

住まいづくり≒人と人

2017.03.10

 

 

突然ですけど、、、

 

オザケン!

まさかまさか、新曲を発売しましたね~。 笑

 

今頻繁に流れている、ポカリスエットのCMソング。

吉田羊さんと鈴木梨央ちゃんが布団を干して落しちゃうバージョンも

実は小沢健二さんのひと昔の曲でして。

なんか聞いたことあるな~っと思いながらも

スッと知らずにうちに口遊んでました!

 

その流行り当時は、「渋谷系」と呼ばれる音楽が流行っていた頃時代。

ピチカートファイブだったり、フリッパーズ・ギター、オリジナル・ラブ

‥等。

 

 

 

 

懐かしいな~っと、思いながらも、当時はジャケ買いなんてのも

何度かあって、そんな中でも出会って好きになったモノは

今でもやはり良く聞いてしまいます。

 

 

やっぱり好きなモノって、そうは変わらないのかな?!

 

 

音楽、ファッション、デザイン、そして建築・インテリアでも、

どの業界でも「古いけど新しい」ってのは存在しているな~。

 

 

古今のコンセプトは、やはり外れてはないと、再認識!!

 

 

そんな思いから、久々に本棚で休んでいた懐かしき雑誌達とご対面。

 

 

 

この写真の雑誌は、なんと古いものは発売が1999年!

 

「LIVING DESIGN」は新宿にあるOZONEセンターが

発売していた雑誌で、当時から住まいに関する

様々な特集を組んでいました。

 

その後、「SUSU」になり、さらに「素住」と名前が変わりましたが、

写真右の「素住」、発売2013年の表紙のキッチンは

なんとついこの間、気になって見ていた事例!!

いやいや5年前にすでにキチンと掲載されていましたね。 笑

 

 

写真左の「住む。」は、先日は弊社のご案内

掲載させてもらった雑誌。

こちらも10年前のモノですが、中身は全く時間を感じさせない。

 

 

逆に、これらに掲載されている方々も

今でもかなり話題になっていらっしゃる方ばかり。

ロゴなどのデザインでは最近かなり目にする、望月通陽さん。

今は那須にある「tamiser kuroiso」の店主もされている、

スタイリストの高橋みどりさん。

まだ今のような古材や鉄、革などを使った

インテリアが普及していない頃、少しずつ話題になっていた

家具の「TRUCK」さん。

 

やっぱり、時が経ってもそれを感じさせない、

どこか強い芯の様なモノを感じさせる。

 

・・・そんな住まいをつくり続けていきたい。

 

 

 

 

そういう意味でも、こういった思いに共感してくれそうな方々も

多くいらっしゃって頂いた「4ha cafe」(3/7開催)は、

おかげさまで大盛況でした!!

 

案の定、先生のキッシュを目当てに多くの方もいらっしゃって、

またまた早い時間にキッシュの姿は見えなくなりましたが、

いつもより、住まいの相談やご質問を多く頂きました!

 

普段は入れない古今のショールームで、

飽きの来ない、自然と落ち着く空間を感じてもらいながら、

美味のスイーツや珈琲を味わってもらいたい。

そんな思いから開催をしてきた「4ha cafe」。

 

やっぱり、4ha先生の雰囲気というか、

なんかゆったりとした空気感みたいなモノが

人を引き寄せるんですかね。

それがまた、とってもこの古今の空間としっくりくる。

 

 

 

 

 

そう思って頂ける方が、開催の度に増えているようで、

何よりありがたい事ですね!

 

 

 

なぜかって、やはり住まいを提案する上でも、

そこに住まう人がどんな人なのか。

ある意味ではそれが一番重要なことなのだと思っています。

 

目に見える条件的なモノは、ある程度話したり、

資料などで見れば分かる。

でもそこに住まう人が、どんな生活をしているのか。

どんな趣味があって、どんなモノが好きで、どんな習慣があるのか。

多分、一般的な住まいの相談では、中々話に上がらない部分

かもしれませんが、それがとっても重要。

それを知りたいし、感じていきたい。

 

だから、こういった空間で気軽に世間話をするのが

逆にいちばんありがたい。

 

 

一見、住まいと関係ないと思われる話を

こうやってブログで発信することも、

共感して下さる方々や周りの反応を見て

そこからもヒントを頂いています。

 

なので、ブログでこんな人かな~っと

私たちを想像して下さっている方が

もしいらっしゃれば、また次回の「4ha cafe」で

確認してもらえたら嬉しいです!

全然、想像外だったりして。 笑

 

 

住まいづくりも、結局は人対人のやり取りですから。

 

 

何か一緒に感じてもらえたら嬉しい。

 

 

 

 

 

では、次回の「4ha cafe」は 5/23(火) を予定しています!!

 

また近くなったら、ご案内しますね!

 

 

 

 

 

山森

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日々の暮らし問題。

2017.03.03

 

 

 

本日3月3日はひな祭りだそうで、野郎だらけの我が家には縁遠く、今朝のニュースで、気づかされました。

 

 

古今の事務所には、以前のブログでも紹介させていただいた、木工作家の小黒三郎さんのひな人形が飾られていました。

 

 

 

 

 

 

先月あたりから何件かの住まい手さんとプランニングを進めていて、

毎週打ち合わせ・議論を行っているのですが、先日の打ち合わせで議題に上がったのが、

 

 

 

「バスタオルどうするか問題」

 

 

例えば我が家では、

家族5人で1~2枚のバスタオルを共用して、その日に洗濯をします。

使ったバスタオルは洗濯機の上などにポン。と置いておくだけで、バスタオル掛けはありません。

その為、最後にお風呂に入る事が多い私は常に湿ったバスタオルを使う事になります。

 

 

 

一方妻の実家では、

一人一枚のバスタオルを使用。洗面所に干し場があって2~3日使ってから、洗濯をするそうです。

 

 

もちろん、一人一枚毎日洗濯派。やバスタオル使わずハンドタオルで済ます派。の家庭もあるでしょう。

 

 

 

 

皆さんはどれ派ですか?

 

 

 

 

こういった普段意識しないで、あたり前の様にやっている事って、住まいのプランニング時には重要になってきます。

毎日毎日あたり前の事こそ、少し歯車が狂うと億劫になってきますよね。

 

 

 

他にも

 

「食洗機食器がたまるまで待てるか問題」

 

「トイレのスイッチ部屋の中?外?問題」

 

等々。

 

 

本当に普段意識しないで行っている事を再認識してもらい、当たり前に出来る住まいを古今と一緒に考えてみませんか??

 

 

 

鈴木