何でもない事の良さ

2018.05.19

突然ですが、ちょっとだけ「こうるさい」ことを言うような、

いわゆるグルメの世界ってあると思います。

 

たとえばお寿司屋さんなら、

「あそこの店はちょっと赤酢がきいてて」と、

解説したりする。

 

それはそのお店の「特徴」を言っていると思うんだけど、

これは年のせいか、尖らなくなってきたからか

ぼくは「特徴」を言えないおいしさのほうが上だと

最近思っているところがあります。

 

ほんとに美味しいモノって上手く言えないけど、

体になじむというか、そんな感覚が食べた瞬間にある。

 

例えば、植物図鑑には、一番その植物らしい植物が

載っています。

 

たんぽぽだったら、いちばんたんぽぽらしい

たんぽぽが描かれています。

 

たんぽぽの特徴がすべて備わっていて、

なおかついちばん「なんでもないたんぽぽ」

がそこに現れなければいけない。

 

食べものにも、そういうところがあると思います。

 

「これは癖があってうまい」という場合は、

「これは元々癖がある食品としてふつうだと思える」

というものがいちばんいいと思っています。

隠し味にパクチーが入ってるんだったら、

パクチーが入ったままで普遍化できればいい。

先日、湯河原で買ってお家で備長炭で食べた相模湾の干物たち

は、「べつになんでもないけどね」という顔をしていますが

あの魚は、なんでもない「その魚らしい」干物として

最大化された威張らないおいしさを持っていた

と思います。

 

 

 

外食を1週間でも続けると、なんでもないそれこそ普通の

自炊したご飯が食べたいと思うのと同じで、癖や特徴のある

ご飯はたまにだからおいしい。

 

 

私たちの生業の家作りでも同じ。

癖が少しある家、癖が強い家、色々あっていいけど

一般的にいう、良い家というのも

やっぱりその地域らしく威張らない風貌で、

そこに加えられる素材やディテールの整えられた

優しい居心地を生むデザインで

一見、何でもないような中に生まれるように思う。

 

共通していることは、

歴史が証明しているけど、結果なんでもない良さ

をもっている本物しか50年後には残っていない。

 

表層的でエッジを立てたり

奇をてらったり、新素材を駆使してみたりは

意外と簡単で、実は普通や何でもないを装い、

なんか良いんだよな~って思えるものには実は

手間や技術や経験がないと出来ないというコト。

 

 

 

今も一件、横浜の中では景色が抜けている地域に建つ

平屋の家に手を入れています。

平屋は良いんだけど、

ここに、たいそうな入母屋造りで玄関の

屋根が存在感をとんでもなく発揮している。

 

なんか偉そうで受け入れられていない。

 

工期も金額も当たり前で制限があり、

やれることも限られているが

これをどうやって大人しくさせるか。

 

必死になって悩み中。

 

 

内部も築年数のおかげで、柱の水平垂直も悪い。

全ての筋違や火打ち(歪みを出さないようにする部材)

を外して、大工さんが矯正。

 

普通の何でもない良さはやっぱり歪んでいては

整わない。

手間もお金も(とほほ)かかるけど

何でもない良さを作っていくためには

必要な作業。

 

手間はかかるけど、あのとき結果として手間かけて

良かったねと言えるように。

 

一歩づつというか0.5歩づつです。

 

 

こちらも宜しくどうぞ。

 

元井

 

 

 

 

 

 

 

 

緑の中で

2018.05.12

 

 

GW夏の様に暑かったのに、急に寒くなったりと、みなさま体調は崩されていないでしょうか?

 

GWはいかがお過ごしでしたでしょうか?

我、鈴木家が連休に出かけるとしたら、定番のキャンプです。

 

 

 

今回は千葉県にある『有野実苑オートキャンプ場』というところへ、初めて行ってきました。

 

 

このキャンプ場、山の中でも海の浜辺でもなく、田園風景の中にあるキャンプ場で、造園屋さんが経営しているキャンプ場なんです。

 

なので、サイトとサイトの目隠しとしてたくさん木々が植えられていたり、石等があちらこちらに上手く配置されています。

 

 

 

ついつい、「この木〇〇さん家の庭に合いそうだなぁ」なんて目線で観察してしまいました。

 

 

連休は緑の中で、しっかりと充電完了させていただきました。

 

 

 

ですが、仕事がはじまってもまた緑の草原の中でせっせと働いておりますwww

 

 

先月中旬に上棟しました相模原の新築工事は、息の合った親子の大工さんのスピードで、着々と進んでいます。

 

 

これは2階寝室からの眺め。東面の窓でベッドの高さに合わせた開口なので、毎日目覚めと共にこの眺望を拝むことが出来ます。

 

住まい手さんとのハーフビルドをコンセプトに進めている建物なので、

外壁は住まい手さん自らの工事となります。

 

その材料がコチラ。

 

 

ウッドシングル(ウッドシェイク)と言われる、レッドシダーの細かな板を一枚ずつ壁に張っていきます。

かなり気の遠くなりそうな量です・・・

 

 

(時間が許す限り、お手伝いさせていただきます!)

 

鈴木

喫茶ココン、開催します!

2018.05.11

 

古今のアプローチもすっかりと

緑のトンネルを思わせる時期になって参りました!

 

暫く間が空いておりましたが、

毎回ご好評頂いております

『喫茶ココン』を5/22(Tue.)に開催致します。

 

是非、古今の空間でグリーンを眺めながら

癒しのひと時をお過ごしください!