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シナ材とマットなタイルで仕上げ、絶対条件のガスオーブンを組み込んだ。経年変化するシナ材が情趣ある表情になるのが待ち遠しい。
ナラ無垢フローリングの素材感が空間全体に一体感をもたらし、広がりを与えている。キッチンの収納は、敢えてシンプルに、可変的に。
どこか懐かしい水栓。タイルにマッチするよう、マットブラックをセレクトして町家風に。シャープなステンレスシンクも見事に納まった。
ロフト部分は既存のままで、天井とカーテンボックスを兼ねた下がり壁までをダークな色合いにする事で、落ち着いた雰囲気に。
全体の雰囲気に合わせて建具を交換。明かり取りには、ゆるやかに波打つレトロな黄色いガラスを。
ワンルームにした事で奥の部屋からの採光が気持ちよく差し込む。構造的に残した鉄骨柱も、無垢板を巻くことで空間のアクセントに。
住まい手さんのセンスが活きた、ヨーロッパの伝統的なモチーフのベルベットクロス。天井の色味を落とす事で空間に程好く馴染んだ。
既存のキッチン廻り。ガスコンロの前には壁もあり、天井収納のハシゴも重なって閉鎖感もあった。
LDKから見た廊下方面。間仕切りの収納裏が奥の個室になっていた。
一風変わった設計で、3方向に窓のある間取りの1LDKを
住まい手さんのこだわりに合わせて、収納の間仕切り壁を撤去して
ワンルームにリノベーション。
町家のようなキッチンで、趣味であるパンを焼きたい!という
ご要望に合わせて、造作キッチンをご提案。
住まい手さんのセンスあるアクセントクロスにも融合するよう
どこか懐かしい、落ち着ける空間に仕上げました。
当面は納得のいく家具に出会うまでは
お祖父様から譲り受けたローチェアがダイニングの主役になるそう。
きっと、ゆったりと素敵な時間が漂う住まいになっている事でしょう。
Type: マンション リノベ-ション
Place: 神奈川県横浜市
Cost:
Content: 総工費:350万 工期:1ヶ月