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古今の仕事

古今の施工事例のご紹介です。

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ハナミズキの家

この敷地あってこその建物外観。焼杉外壁部分を庇のように跳ねだしすることで日射を調整している。今後の外構工事が楽しみだ。

既存建物解体後、夏の一枚。設計指針となってくれた時のハナミズキの立ち姿。

建物外観。軒が深いテラスを擁し、雨すら楽しめる外でもない中でもない中間領域。この中間領域が日々の中に潤いのある暮らしを作り出す

窓には横格子、大磯砂利洗い出しのアプローチから玄関方面を望む。造作米松玄関ドアを開けると、薪ストーブのある玄関土間に繋がる。住人が自然と肩を寄せ合うリビングのような場所。

テラスから木製サッシを介し、ダイニングを望む。北東を向く天窓からの日射のラインが美しい。時間によって光の差す角度、幅が違い、様々な移ろいを見させてくれる。夏場には通風の出口として大いに室内環境に貢献する。

玄関土間からダイニング方面を望む。各種窓からの緑が目に優しい。理想の窓の在り方。

玄関土間から玄関を望む。焼杉の天井羽目板が内外を横断する。左手には大型fix窓。ここからの日射で冬場の室内温度に大きな影響を及ぼす。ここからの日射は洗い出しが蓄熱体となり、柔らかく熱を放出する。

ダイニングから全開放木製サッシを介してハナミズキを望む。建物設計時から想像していたこの住まいを象徴する景色。

玄関土間をキッチン側から望む。障子開放状態。

玄関土間をキッチン側から望む。障子で日射の調整でき、冬場夜の断熱弱部である窓、玄関側からの冷気をシャットダウンしてくれる。

玄関土間からキッチンを望む。アイランドキッチンを採用し、LDKをワンルーム化し、止まりがない回遊動線。

キッチンからの目線。すべての窓を望める特等席。マンガシロ面材・バイブレーション仕上げのステンレス天板の造作キッチン。

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ハナミズキの家

当初、ご相談に来られた時は

この敷地の向かいの土地を

ご検討されていました。

 

その土地は、敷地の高低差があり、

道路との境には竹富島の風景を

思い起こされる玉石積みの3m

を超える擁壁で囲われていた。

 

雰囲気や土地の在り方は

すごく施主も私もすごく気に入って

いたのですが、道路幅員が不明瞭で

調べていくと、やはり狭隘道路(前面道路幅員4m以上)

の兼ね合いでその玉石積みの擁壁を

壊さなくてはならず、土地の分筆、売買、開発も

必要となるため、土地関連の懸念事項がどうしても

払しょくされず、少しペンディングに

なっていたところ、今の敷地近隣の

別の不動産屋さんからこの敷地を

紹介され、すぐに気にいられ、即断で

購入に至った経緯がありました。

 

ご縁とか、相性とか、運命の巡りあわせとか

夫婦になるもの同士、自分が望む土地を

見つけたときにも良く言いますが、

施主とこの敷地の出会いは、

まさにそんな言葉しか当てはまらなかった。

 

そんなものをまじかに見せられると

作り手としての

良い家を作らなければ

っていう期待と重圧が

肩を組んでスクラム状態で

私に猛タックルしてくるような

そんな感覚だったのを憶えています。

 

 

今計画は、敷地は十二分に広く、

いつも建築法令に縛られまくって

抜け道を探すように住宅街で

家づくりをしている身分の私に

とってあまりにも自由すぎて

起点がなく、非常に掴みどころが

なく、イメージが付きづらい状態で

思慮していました。

 

そんな時、

既存敷地内家屋の

農家住宅を解体する際、

立ち会わせていただける機会があって

様々な日本庭園的な植栽や

景石があった中、唯一なんだか

私には少し光って見えた植栽が

ありました。

 

施主も同じ感覚だったようで

その植栽だけ残すというよりか

初対面なのに忍びないっていう

不思議な感覚があったような気がします。

 

それが、ハナミズキの木でした。

 

じつは、ハナミズキと分かったのは

工事中に花が咲いてから。

 

それまでは、この子は葉ぶりが綺麗で

なぜか存在感がある子だなあーと

思ってはいたが、なんの植栽か

何者なのか施主とゆっくり時間かけて

判別しましょうね的な感じだったのですが

花を見て、ようやく。

 

実際、ハナミズキが立っている場所が

土地の在り方や敷地の使い方にある一定の

指針を与えてくれて、家の形を決めていけました。

 

施主と、総二階や、一部二階などのPLANを

検討提案はしたけれど

この敷地に合うのは平屋しかないと

お互い心が決まってた気がします。

 

そこから平屋なので、建築費が

割高になることから予算の検討と、

配置計画も敷地の横幅を

しっかり使うので、

建物裏の使い方や周辺の使い方を

入念に確認し合って決めていきました。

 

建物はケラバ側をファサードになるよう

計画し、建物内部にも蓄熱体を設け、

周辺より、冬場の厳しい気温のなか、

太陽の日射を最大限受け止められるよう

計画していった。

 

庇、障子、焼杉、土壁。

日本的な美しさを残しながら、どこか

アメリカのフラットハウスを彷彿とさせる

シルエット。

 

周辺環境や土地に対して少しでも

建物が偉そうにならないよう

配慮した。

 

窓の位置、テラスの位置は、

ハナミズキが見えるように、

邪魔しないように、日射とともに

ハナミズキにも合わせて計画。

 

この敷地の生き字引、歴史の証人、

想いを引き継ぐ、氏神のような存在。

 

こんな起点での家を作り方があるんだなあと

今思うと改めて実感しますが、

設計していた当時は、この敷地と

ハナミズキの存在で、ごくごく自然の成り行き

でそうしていたなあと。

 

この家の名前は「ハナミズキの家」以外

考えられない。

 

いつまでも見守ってもらいたいです。

 

 

 

 

 

建物概要

構造:木造軸組平屋建て

家族構成:夫婦+子二人

敷地面積:680.23㎡(205坪)

延べ面積:96.88㎡ (29.30坪)

非線引き地域

 

仕様

床:青森ヒバ 無垢フローリング

壁:オリジナル珪藻土・クロス

天井:オリジナル珪藻土・クロス・焼杉羽目板貼り

外壁:焼杉、白洲そとん壁

屋根:ガルバリウム鋼板

断熱:基礎断熱仕様

窓:樹脂サッシ・木製サッシ

設備:床下エアコン

耐震等級3

UA値 0.44W/㎡K

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Type: 一戸建て 注文住宅

Place: 神奈川県某所

Cost: ask

Content: オーダーメイド住宅 耐震等級3 UA値0.44

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