社名のKokonは、古今和歌集などに使われる古今から来ています。
古今という言葉には、昔から今日に至るまで並ぶもののないコト、モノの意味があります。
私たちは、住まい手さんの様々な現状の状態を踏まえながら、新しいカタチや暮らし方に住まいを整えていく。
言い換えれば、古きモノ・コトを生かしながら、そこに住まわれる住まい手の思いを付加し、新しい今に変えていく。そんな住まいつくりを得意としています。
これらの経緯を経て、丁寧に作り上げられた一つのカタチは、安易に流行に迎合せず、どこにも売っていない、比較しようのない、住まい手さんにとって他に並ぶもののない住まいとなっていくと思っています。
古今にはもう一つ COCON フランス語で繭という意味の言葉があります。
住まい作りは、繭から一本一本繊維を引き出しながら、それらを縒りながら丈夫な糸を作っていく過程とよく似ています。住まい手の思いや設計士の、現場監督の、職人さんの経験や技術、使う材料、素材など、繭から引き出された繊維が様々に縒りあいながら一本の糸(住まい)に紡いでいきます。
そんな私たちの住まいへのアプローチの仕方とこの言葉の持つ意味が上手にシンクロしているのが解かったとき、この言葉以外にないなと。
「古今」この一つの言葉のもつ意味を大事にしていきます。
住人問色は十人十色から私たちが作った造語です。
理想とする住まいや暮らし方は、住まい手さんが過ごされてきた環境や価値観によって、人それぞれまさに十人十色。 住まい手さんとお話し、出てきたモノやそこで感じた事はまさにその人の生き方=色なんだと思います。
そんな住まい手さんの色をお聞きしている中で敷地の大きさや建物の大きさ、構造的な事や予算的な事など現実的な事で理想としている色の実現が難しいなと思うこともしばしばあります。
あまりに理想と現実がかけ離れている場合、正直にお話しすることもお互いの時間と労力の無駄遣いを防ぐために必要なことだと思っています。
それでも、そんなときに思うのはできる限り「できません」という言葉を使いたくない 、という思い。 どんなことにも優先順位を整理しながら、「なんとか解決方法を探りましょう」と挑みたい。
一度、提案したことでも、さらによりよい方法が見つかれば正直に 「間違いでした」とやり直したい。 間取りには出てこないけれど、住まい手さんに問うて、出てきた言葉の端々に感じる色になりきれない色や、口には言い出しにくいけれどそっと思いを抱いている色を拾い上げて住まい手さんの生き方が体現された住まいをカタチにしたい。
「住人問色の住まいづくり」、きっとそんな風にカタチとなった住まいは、日々慈しみの思いが増していくような住まい手さんたちから大切にされる住まいに育っていくんだと思うし、たとえ住まい手さんが変わっていっても、その熱量を受け止めてくれる人がそこに住んで、時には自らの色を混ぜ合わせながら引き継いでいってくれるのだと思う。 20年後30年後には、つくり手側の大衆化された都合によって作られた住まいとは、雲泥の資産価値の差が出てくると思うし、
大きなことを言えば、そんな自分達の生き方を映したしたような住まいをつくった素敵な大人がもっとたくさん増えれば、もっと素敵な地域や、もっと素敵な街が人と共に育っていくんだと思っています。
だから、まずはぼくらにできること 「住人問色の住まい」 私たちは目指していきます。
シズル感…
もともとは食品業界や広告業界で使われ英語のsizzelから派生しているいわゆる業界用語。
五感を刺激するような感覚、現場の臨場感のわくわくどきどきを表した言葉。
私たちの住まいづくりにおいても、シズル感は大いに理想の住まいに近づける役割を果たしてくれます。
たとえば、住まい手さんとお話ししながら、自分たちが思い描く暮らし方が見えてきたとき、そこで子供が楽しく遊ぶ姿を想像したとき、お気に入りの椅子に座り、程よい陽だまりの中、本を読み静かな時間を過ごすときなど、その住まいに自分たちが身を置いて暮らしているコトを想像したときの心の底からふつふつとわくわくなのか、どきどきなのか上手く言葉で言えない「何か」が湧き上がってくる感覚、それが住まいづくりのシズル感なんだと思います。
住まい手さんと打ち合わせをしていて、私たちから、もしくは住まい手さんから、「こういうのどうだろう」と提案したとき、「それそれ、いい!いいね!」とお互いが思える暮らし方やデザインを共有できたときのシズル感は、私たちも自分のこと以上に気分が盛り上がりますし、たまらなくうれしくなる瞬間です。
そんな経緯を経て積み上げていったその住まいは、きっと住まい手さんの思いを体現できるような住まいになっていくのだと思います。
しかし実際は、予算の都合上だったり、優先順位の都合であったりで一度共有したこの感覚を致し方なく諦めなければいけないこともあります。ただ、このシズル感というやつが一度生まれると、なかなか頭から離れなくなり頭では分かっていてもなかなか離れられず、隙あれば復活させようと密かに (住まい手側、作り手側、お互いに)思っていることも・・・
そんなときは、住まいを敢えて作りこまず、のちのちに作りこめる余白の空間を残しておくことで気持ちの整理ができる場合もあります。
例えば、暮らしてみてスケール感がわかって初めてわかってくる感覚もありますし、暮らしながらその余白の空間をどううまく使おうかとする新たな創意工夫の気持ちが継続し、それが暮らしてからの一つの愉しみになっていったりすることもあります。
シズル感を暮らしてからも持ち続けられることで、いつまでも住まいを労わるように暮らすことを自ら育てていこうとする気持ちも生まれます。 余白も残しておくというのも暮らしにおいては愉しいことのひとつだと思っています。
ぜひシズル感を共に。
住まいの中の暮らしには、日々の暮らしの中で生まれる住まう方ひとりひとりの様々な喜怒哀楽の感情で溢れています。
だからそんな日々の暮らしで生じる様々な気分を包容する機能が住まいには必要だと思うし、住まいはただのハコであってはだめだなと思う。
住まいの中には、わいわいする場所、語れる場所、ひとりでひっそりする場所があって欲しいと思います。
そのために私たちは、住まい手さんと面と向かって顔が見える関係を作り、型通りのヒアリングでは見えてこない思いを普段の会話から共有し、同じ価値観を持つように努めたいと思います。
結局のところ、住まいを持った満足感や達成感は一過性のもので、その住まいで住むこと、暮らすことの時間のほうが当たり前のことだけれど圧倒的に長い。だから、主役はあくまで建物ではなく、住まい手と住まい手がそこで営む暮らしだということ。
流行や表層的なデザインは一旦置いて、そこで営まれる暮らしにそっと寄り添ってくれるような住み込む(使い込む)ためのデザインを住まい手と一緒になって1番に考えたいと思っています。
そのような過程で生まれたデザインと住まい手の生き方ががっちり合致していくときの喜びと感動は何事にも変えがたく、飽きることのない、いつまでも自分らしく居続けるためのデザインになっていくんだと思います。
横浜青葉インターより約10分 駐車場3台分のご用意があります。
東急田園都市線「青葉台駅」から徒歩8分。バス停「青葉台二丁目」の目の前です。
社名 | 株式会社 古今 |
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所在地 | 〒227-0062 神奈川県横浜市青葉区青葉台2-32-5 |
電話 | 045-989-3720 |
FAX | 045-989-3721 |
設立 | 2014年4月18日 |
資本金 | 1,000万円 |
代表取締役 | 岩下 幸男 |
代表責任者 | 元井 史朗 |
関連会社 | 株式会社シンサナミ |
資格・許可番号 | 建築士事務所登録 神奈川県知事 第10988号 建設業許可 神奈川県知事 許可(般−26) 第80245号 横浜市木造住宅耐震改修促進事業者 登録番号 1098 |
事業内容 | 戸建て・マンション リノベーション、住宅リフォーム、新築、店舗デザイン、雑貨販売 |
定休日 | 水曜日 |
加盟団体 |
株式会社住宅あんしん保証 住宅瑕疵担保責任保険 リフォーム瑕疵担保保険 住宅完成保証制度 一般社団法人 青葉台工務店 一般社団法人 全日本ハウスインスペクター協会 |