見えない『現場』
2017.08.09
本当に毎日暑い日が続いてますが、
今日のこの暑さ。。。
朝から本当に危険を感じる、ヤバい暑さです。
みなさん、今日は無理の無いようにお過ごしくださいね。
しかし、こんな暑さの中の工事現場は本当に苛酷です。。。
先日、お盆前に引き渡しの現場の片づけ、掃除に行ってきました。
正直、図面製作や仕様決め等がメインの身としては
一日中、現場にいるのは久々の事。
大した事はできないけれど、まずは養生剥がし。
建築で言う、「養生」とは、
すでに出来上がった部分が傷付かないように保護するコト。
床を手掛けた場合には、写真のような床養生が敷かれます。
仕上げ材のフローリングが貼り終わると、
最初にしっかりした、やや厚めのボードを敷いて、
更にその上に撥水性のあるロール養生が敷かれます。
こんな感じで、しっかりとテープで固定した状態になります。
そうでないと、これから大工さんが天井、壁を作っていき、
更に、この後には内装、塗装、家具、建具、設備、電気・・・
っと、かなり何業者もの職人さん達が
重い道具やらを使いながら、様々な作業をしていくので、
この養生がとっても重要になるのです。
そして、ここは何せ店舗も兼ねた、2棟の建物が抱き合わさった
施工面積だけでも250㎡近くもある大きな現場で、
この養生を剥がすだけでも正直、中々の作業。。。
職人さんには申し訳ない話ですが、
作業開始10分位で、すでに汗だく状態でした。苦笑
こうした現場での作業を見て、実際に手伝わせてもらうと
本当に職人さんへの感謝の念が生まれてならない。
これは新入社員で入った頃から何十年も感じてるコト。
そして、勿論、いつも甘えている現場監督にも
頭が上がりません。
やはり、この建築という仕事は
図面上だけでは絶対にできないし、分からないし、
見えなければいけないモノも見えない。
現場に行って、初めて理解できる事もいっっぱいある。
だから、そういった意味では、
如何に現場で経験できているかが大きい。
きっと、どんな業界の仕事でも
トップが現場が好きで、
現場に良く足を運び、
現場を良く見ている会社は強いと思う。
以前に大流行した「踊る大捜査線」の映画でも名言になっていた
『事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!』
って、ヤツです! 笑
そういった意味でも古今はこの少人数だからこそ、
それが可能であり、強みでもあると思う。
こうした、リフォームや新築の綺麗に仕上がった状態からは
想像できない苦労や職人さんの技が現場には
沢山詰まっていています。
でも、こういった各々の職人さんの、作り手の思いや苦労が
あるからこそ、良い住まいができるのだと思っています。
もし、これから新たな住まいのご予定がある方は、
是非、現場に足を運んでみて下さい!
仕上がりだけでは絶対に見えないモノが見え、
そこから感じられる何かが、絶対にあると思います。
絶対にその住まいに愛着や思いが増していくのは
間違いないはずですので!
では、最後にお知らせです!
先日も開催されたお花屋さん「Konita」さんの8月の日程です!
・8月10日(木)~12日(土)の3日間
・8月25(金)~26(土)の2日間
10:00~17:00位のお時間でゆる~く営業していますので、
是非、遊びに来て下さいね!
では、古今は明日までの営業となり、
8/11(金)~16(金)まで夏季休暇となります。
皆さんも、充実したお休みをお過ごしください!
山森