外観を設計する

2020.09.26

久々に模型を作りました。

    

   

打ち合わせ中の住まいです。

 

  

  

平家に見えますが…

2階建です。

   

総2階ではなく、一部分に2階がのっている。

この間取りを活かし、

大きいが一つのシンプルな屋根(大屋根)にし、平家のような外観にさせています。

   

  

素敵だな。

    

と思う住まいって、外観がシンプルなものが多くないですか。

     

   

   

    

   

   

設計=間取りだと思っている方もいるかと思いますが、

立面形状もその住まいをつくる大きな要素のひとつです。

    

     

まず外観(屋根)から考える。

    

という設計の先生方も多いと思います。

    

わたし自身もそう教えられてきましたが、

今の私の場合は…

なんとなく外側をイメージ

なんとなく間取り

なんとなく屋根

間取り

屋根

構造

間取り

  

こんな手順です。

  

  

代田

キッチンのお話

2020.09.20









突然ですが、【造作キッチン】または【オーダーキッチン】と
聞いて、どう感じますか?



おそらく皆さま【金額が高い】といの一番に思われると思います。





今回はそんなキッチンのお話。

なにを隠そう私 鈴木 前職までは、
キッチンを造作で作った事がありませんでした。


いわゆる各メーカーによる【システムキッチン】を
提案していました。


やはり、高いというイメージが先行してしまい、
敬遠していたことと、
造る職人さんによって出来が左右してしまう。
ということもあり、設計・現場管理側からすると
少々厄介な面もあるからです。


決して、【システムキッチン】<【造作キッチン】
というわけではなく、





キッチンの隅々まで収納が出来るようにこだわったメーカー

ステンレスの加工の技術を使い、耐久性の高いキッチンメーカー

ピアノ塗装の技術で見事な扉を使用するメーカー

etc・・・



と、各メーカー特色を持って作られています。

しかし、各家庭のそれぞれの

間取り・身体の大きさ・家族構成・物の量

一番大事なのは 性格。



それらを、しっかりとヒアリングして

オーダーで造るキッチンは、唯一無二の

使い勝手になると思います。







古今ではほとんどのケース、キッチンを大工さんに

現場にて造作してもらい、

引出や扉は建具屋さんに作ってもらいます。



家具屋さんのように工場で組立て、

大きな箱を現場へ搬入し設置となると、

どうしても費用が嵩んでしまうから。


これを大工さんに現場で行ってもらうことにより、

かなりのコストダウンを図れます。



しかし、冒頭でも記述したように、

繊細な家具の施工をお願いできる

大工さんありきの物になります。





箱を組む際、ビスが見えないように

板をしゃくって差し込んだり。



この面倒な一手間を喜んでやってくれる
(喜んでるかはわかりませんが・・・)


職人さんはなかなかおりません。





高さは?作業台の幅は?

オーブン・食洗機は付けますか?

引出は?オープンにしますか?

天板はステンレスor木どうしましょうか?

面材は?取っ手の形状どうしますか?

etc・・・・・



決める事は沢山で、

頭が「シューーーー!」

ってなるかもしれませんが、

毎日立ち、眺める景色だからこそ、

一つこだわってみませんか?




とことんお付き合いいたしましょう。




古今 鈴木

あっという間に。。

2020.09.11

  

 

 

 

残暑は厳しいですが、短い夏が終わり 

 

 

時折吹く風にどこか秋のにおいが感じられるようになってきました。

 

  

 

 

というか、夏休み明けの怒涛の着工ラッシュに翻弄されてたら

  

夏が終わってました。。 

  

 

 

そして気づけば入社して1年が経ちました。

 

  

もう1年か。。って焦せっている。。。場合ではなかったです。笑

  

 

兎に角、現場集中。丁寧に確実に。

 

 

  

 

  

 

 

 

  

 

 

解体を終え、木工事真っただ中の青葉区の戸建リノベ。

 

 

順調で何より。大工さん3人でバッタバタ進んでおります。

  

 

 

 

 

  

 

 

 

南向きの大きな掃き出し。

  

 

 

 

隣地は駐車場で気持ちの良い風が抜けます。

  

 

その分台風の影響が恐ろしい。。シャッターの施工は引渡し前なので、

  

 

工事中に台風が来ない事を願うばかりです。

 

   

 

 

 

床の気密もしっかり。

  

以前と比べれば、これだけで相当違うはず。

 

 

 

目に見えない感覚の部分でしかわからないコトですが、

  

 

 

床暖と相まって良い仕事してくれそうです。

 

 

  

 

 

もういっちょ、青葉区のマンションリノベ。

  

   

 

 

 

こちらも解体が終わり、シビアな配管配線工事が終わったところ。 

 

 

 

  

 

 

 

ものすごいことになってますが、

 

  

 

マンションならではの躯体との取り合いの難しさを

 

 

クリアしていった結果です。

 

  

 

何とか納まりそうで、一安心。しびれました。笑

  

 

  

今日は3階への荷上げ17往復。。しびれました。

 

久しぶりに膝が笑っています。笑

 

 

 

 

 

 

増島 健人

家の中のB面

2020.09.04

7月に一つもなかった台風。

やはり力を溜めて来たか。

甚大な被害が出ないように願う。


和泉の家

お引渡し目前。

小窓と格子の控え目で「素」の外観。




カメラマン入れて、撮影をしていく。





家にとって、猫もそうだけど

植栽とダイニングテーブルと椅子がそこに入ると

一気に血の通った景色になる。


不思議だ。






こんな時期なので、大々的なOPENHOUSEは控えたが、

住まい手にも快く協力してくださったおかげで

弊社にお声がけしてくださっている方々に

見ていただき、すこぶる反応が良かった。



純粋に嬉しかった。




少しコンパクトで小さいお家だけど、

目が行き届き、人と寄り添うように暮らせる。




そんな家は、コストを抑えられ、背負うものも

身の丈に合うものになる。




合わせて、この家を作っているときに

感じたこと。



家にはレコードでいうB面が必要だということ。


日常の楽しいとき、うまくいってるとき

調子がいいときは、人ってもしかすると

静かに機能を発揮し、最適で最短の導線と

性能を発揮する家がそこにあればいいの

かもしれない。


極端にいえば、

雨風がしのげ、寝れれば良い?

のかもしれない。




これがA面。




でも、人間生きてると不測の自体に遭遇する。


そんな時に発動するB面。


言い換えれば、人を包み込み、人の

内側に入り込むような側面。



人に傷つくとき、裏切られたとき、

報われないとき、人に会いたくないとき。

上手くいかないとき。


現在進行中のコロナも。



心が傾いたり、不感症になっているとき

首を横に向けると窓越しに見える緑、

窓から吹き込む一陣の風、

窓から仕込む光、

優しい空気感が、

どれほど救いになるか。



受け入れてもらえる場所があること、

自分の「好き」が正直に表れている居場所

が人生をどれだけ豊かに、支えになるか。




今回は、このB面の建築力を再認識した。




人に対しても良く言うけど

ダメな時、難しい状況の時に

その人の本性、人間性がでると

いうけど、家も同じだ。





このB面の建築力を知っている設計士は

いつもPLANにこれをひっそりと潜ませようと

模索しているし、これと戦っている。


住まい手の好みや周辺環境、使う素材など

多くのものにB面は左右するので、すごく

整理整頓、取捨選択が難しい。

何度も何度も線を引き直し、

時間をかける。




施主の要望に純粋に従えば、

PLANなんて最短でできる

けど、何よりこれに悩むと、

エンドレスで悩む。


むしろこのB面がない家であれば

私たちの役割はそこにはないと言いたい。


もう一つの顔がある家は、人の手で練る。


古今が目指す家。



暮らしにも、人の人生にも、優しい家が

今の世の中、多分今後の世の中にも相応しい。




元井