たましい入魂

2023.03.24

 

 

侍ジャパンやりましたね!!

 

魂の入った一投・一打に

日本人の侍魂が熱くなったことでしょう。

 

 

なんて日本中盛り上がっていましたが、

ニュースと人から聞いただけで、

一試合も観戦していなかった 非国民 鈴木です。

 

 

 

熱くなった日本を冷やすように

天気予報は 雨 雨 雨 ・・・

 

外部工事がまったく進みません。

 

 

 

アツくなったと言えば、

外は桜をはじめ木々が芽吹き始め、

花粉が猛威を振るい

日中はすっかり春模様。

 

 

そんなぽかぽか陽気になってしまいましたが、

先日、昨年完成引き渡しの終えた

わかばの住まい「に」】のお宅へ

給湯器の交換工事へお邪魔してきました。

 

 

マンション用の特殊な給湯器だった為、

2022年1月に注文を入れたのにも関わらず、

1年の果てしなく長い納期の上、

ようやく交換工事となりました。

 

その間、自動湯張りの出来ない壊れかけの給湯器で

凌いでいただき、ご不便をお掛けし

大変申し訳ありませんでした。

 

 

 

そんな【わかばの住まい「に」】では、

住まい手さんのご希望で、

古今初のバイオエタノール暖炉を導入しました。

 

工事の日も春めいた気温だったのですが、

お願いして火をつけてもらいました。

 

 

 

 

周囲が明るかったので、火の様子が

あまり写らなかったのですが、

じんわりぽかぽかとして、

匂いなどは全くなく気持ちの良い暖かさでした。

 

 

 

 

 

 

 

キッチンや造作の本棚にも物が入り、

現場の【わかばの住まい「に」】

ではなくしっかりと住まい手さん色に染まって、

【Hさんの住まい】になっていて、

住まいにしっかりと魂が入った。

 

 

って感じがしました。

 

なんか日本人形の目を入れるみたいな。。。

 

 

古今で造っている住まいは、

100%オーダーメイド。

 

 

住む人に合わせて、間取りや仕様を変えていきます。

 

その住まいに魂を入れる事が出来るのは、

一緒に悩み、考えてきた

唯一の住まい手さんしかいないのかもしれませんね。

 

 

 

古今  鈴木

 

 

足し算のリノベ

2023.03.18

 

 

戸塚区のマンションリノベを終えて

お次はご近所 青葉区にてマンションリノベ着工。

 

すでに木工事は床貼りを終えるところ。

 

 

 

目の前は公園で緑を享受できたり、

建物のど真ん中の中庭には立派な植栽が植えてあったり、

全居室にバルコニーと大開口のフィックスがついていたり、

面白い造りの物件。

 

 

大きな間取り変更は伴わず、水回り設備を一新し、

内装を仕上げ、少しの造作家具工事でGW前にはお引渡しを目指します。

 

 

間仕切りを極力無くしてオープンな空間を造ったり、

構造の躯体を敢えて表して仕上げとしたり、

引き算の設計が流行っているイメージのリノベですが、(私感です。。)

今回は残す所の比率が高く新旧の取り合いがこれまた複雑。

 

どちらかと言えば残すところに手を加えて、

新旧の雰囲気を整えていく、足し算のリノベになりそうです。

 

前回の戸塚区のリノベも然り、

出来上がっていく空間を見ながら感覚的な部分での裁量が

いつもよりも求められてくる気がします。

 

 

打ち合わせに入る頃、物件の引き渡しは済んでいたので

基本PLANが問題なく施工できるか否かを判断すべく、

過去の学びも生かし、きれいな状態の現場でひとり

壁やら天井やらを壊させて頂き色々と確認。。

 

 

出てきました躯体の何か。。。

衝撃を受けすぎて若干ピントが合ってませんが。笑

 

流石に自画自賛。よく見つけたあの時の自分。

(なぜそこを壊したのかはいまだに謎です。。笑)

 

こちらは解体後。

 

 

 

早い段階での軌道修正ができ、

住まい手さんの柔軟な対応と決断力も相まって、

滞りなく打ち合わせも進められました。

 

 

見えない部分=想定外のことが多い

リノベの醍醐味?を早くも食らいましたが

物件のポテンシャル+住まい手さんの感性で

ひと味違ったテイストの住まいになりそうです。

 

 

 

 

増島健人

 

忙しな。

2023.03.10

なんでしょう。

この忙しなさ。(せわしなさ)

 

年末年始があまりゆっくりと

自分時間に持っていけなくて

明けましておめでとう

の雰囲気をまだ一人持っていたのですが

うそでしょの3月突入。

 

暖かくなってくると

土地探しの方々も動き出し、

それが重なる重なる。

 

もちろん、着工めざし、

詳細打ち合わせの方、

見積待ちの方、

PLAN提示待ちの方、

それぞれの方々もいる。

 

一旦、それらの手を止めて、

現調依頼、仮プラン想定、ちょっとした

即興的な資料作りで手がいっぱい。。。

 

でも、土地が売れてしまったらどうしよう、

間違った情報を与えてしまったら

どうしよう、本当に法規条例は合っているのかを

常に古今の代田と確認し合いながら作業しても

1日や2日で判断しないと土地は売れてしまう

こともしばしば。

 

なんというリスクを負った

形だろうかと。

 

早い者勝ちの土地購入には

なんの対抗策もなく、ただ

受け入れるしかない。

 

住まい手も人生に一回の

一番大きい買い物になるから

納得して進めたい。

 

住まい手も

どこかでエイヤーという判断のもと

世知辛いけど判断していくほかない。

 

少なくても、皆さんの

エイヤーの判断基準が満点納得は難しくても

ちゃんと可能性をご提示できるよう

やれるだけやる。

 

気持ちばっかり先に行ってるのが

せっかちな自分にとって

忙しない要因の一つと思っているけど

(絶対的に時間的にも足りてない!)

明日からも普段通りに私にできることを

地味に地道に進んでいこうと

思っています。

 

 

【青山の家】

無事に上棟。

いつもの大工さんが都合合わず、

二人欠けて、なおかつ平屋の30坪

なので、二階建ての30坪に比べて

屋根の面積が単純に二倍のため、

棟梁の遠藤大工が昼過ぎくらいから

すでに疲労困憊のご様子。

 

 

こうなるのかな~とは想像はしてたけど

微力ながら、古今の男三人も

屋根の高耐力ビスや金物付けなど

行って、野地板までは貼れなかったけど

上棟(棟を上げる)の本来の意味の

棟・屋根下地までは何とか。

 

途中から~~大工さん明日来れる?

みたいな、今日中にやろうよの雰囲気から

これは無理だな、明日もまだ晴れだから

という判断の元、段取りを始める皆々。

 

建物を長手で見ると、こんな様子。

在り方が、神社仏閣。

 

軒の出を出して、かつ細く見せる、通気を

考慮する造りにすると、ほぼ現場加工になるので

時間がかかるのです。。。

 

お疲れ様でした。。。

 

Tさん、おめでとうございます。

もっとゆっくりこの時間を味わうような

瞬間にしたかったのですが、忙しなく

バタバタさせてしまって、非常に

申し訳なかったなあと。。。

 

一見長いけど、あっという間の

3か月半の大工工事に入っていきます。

 

 

 

【北鎌倉の家】

こちらも、遠藤大工の

木工事期間を終え、入れ替わり立ち代わり

塗装・クロス・珪藻土・建具・家具工事に

進んでいます。

 

 

 

 

住まい手さんと私の中では

今物件は、古今らしいテイストの中に

OLD&NEW(新しくも懐かしい)、

ミッドセンチュリーでもあるよう

な色味・雰囲気を目指し構築してきました。

 

建具が入り、クリアワックス塗装を

乗せていくとグッと色味も落ち、

落ち着いてくるはずです。

 

 

 

ロフトに繋がる部分には

障子を設置していますが、

今物件は、天井の羽目板と同じ

米松材を障子の組子にしています。

 

通常はスプルスという白木で

組子を作りますが、日焼けを

待たずとも最初から色がこなれた

色合いを出してくれる米松を

使うことで

全体の雰囲気を壊さないように

しています。

 

わずかな差かもしれないけど

私としてはいい現場判断ができたな

と思っています。

 

明日から

照明付け、設備機器付け、

アローファン(空気の循環装置)の設置、

建具・家具塗装・タイル工事を経て

ようやくクリーニングして

床の養生が取れます。

 

この仕上げ工程の段階は、

図面に描き切らない、微妙な

ニュアンスや仕上がりを想定し、

職人さんにそれを預けながら

毎々に確認していく、非常に

現場監督にとって

緊張と緩和と安堵を繰り返す

工程で、気疲れしていく時です。

 

地味で地道な一工程の判断が

大工さんが三か月以上作ってきた

空間を壊すことに直結する非常に

怖い工程でもあります。

 

3月末の住まい手さんにお見せする

時まで気が抜けない日々が続きますが

地道に地道に歩を進めます。

 

 

古今は

来年の春物件まで現状

埋まってきていますが、

先を見すぎると

気持ちで負けてしまうので

自分の求められている役割を

はき違えず、勘違いせず、

自分たちの良さを

出していけるようギリギリの

所でのコントロールを忘れずに

営んでいきます。

 

 

古今 元井

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょうどのところ

2023.03.04

先日お引渡しをした戸塚のマンションリノベ。

 

LDKは元々仕切られていた2部屋の
間仕切り壁を撤去し、ゆとりのあるLDKに。

 

そのメインの開口部には全開放できる障子。

 

全開放した際、

間の壁の所に5本が重なって納まります。

 

よく見ると・・・

左の3本と右の2本は1本の幅が違う。

 

それぞれがちょうど壁のところに納まるよう

ちょっと工夫が…。

 

 

 

 

 

鴨居と敷居の溝を

障子が壁のところで止まるよう

ちょうどのところで止めています。

 

溝を端から端まで通してしまう方が単純で楽ですが、

ちょうどのところを大工さんが計算して溝を彫っています。

 

 

 

 

 

鴨居の溝は

ちょうど継目のところを生かして。

 

 

 

ちょうど目線のところに前の公園の桜が!

全長5m超え

画になりそうな予感です。

 

 

 

代田倫子