いいもの発見

2024.07.28

 

こちら↓は先日、とある家具屋で見つけたものですが、

何か分かりますか…

 

 

使い方はこちら ↓

そうです。

床を傷つけないようにする為に、

椅子の脚につけるフェルトです。

 

フェルトをシールで貼るタイプか、

カバータイプが一般的ですが、

どちらもかなりの頻度で剝がれたり外れたりしませんか…。

 

特に杉のフローリングは傷付きやすいので

新築に限らず、ずっと付けているという方も

多いと思います。

 

 

そのフェルトにピンが付いていて

打ち込むタイプを発見。

 

剥がれる心配が無いというので、購入し

早速自宅の椅子に付けてみました。

(簡単に打ち込めました)

↑近くでみるとこんな感じですが、

目線の高さからは

ほとんど分からないくらいの存在感です。

 

剥がれる心配はなさそうですが、

実際使ってみてどのくらいもつのか…

どうなっていくのか…

検証中です。

 

代田

 

続・模擬試験場 2024夏

2024.07.21

 

 

建築業界にとっては雨天は工事工程がずれるので、

嬉しくないもの。

 

今年は記録的に遅い梅雨入りかと思えば、

梅雨の間もさほど雨の日も多くなく、

空梅雨だなぁと思っていれば、

あっという間に梅雨明けとなり

さすがにこんなに雨が少なく大丈夫なのだろうか。

 

 

と、心配になってしまう。

 

 

私の記憶の中の梅雨といえば、

ザァーっとは降らぬが、霧雨のような雨が

シトシトと。

 

傘に長靴の子供が、傘をクルクル回しながら

アジサイの葉を登るカタツムリを

眺めてる。

 

というような、雨天の中に風情を感じるような

印象なのだが、

 

ここ最近の梅雨と言えば、

線状降水帯だの、大雨洪水警報だの、

雷ガンガンの土砂降り。

 

風情もへったくりもない。

 

これも異常気象のせいなのか、

はたまた時代の変化なのか。

 

 

 

と、梅雨明け後 最近では自己主張が

強すぎるお天道様のおかげで、気温もドンドン上昇。

 

となりの模擬試験場の真夏日のご報告を。

と思います。

 

 

家の各所に仕込んだ温度計。

5か所と外に1か所。

 

 

14:28 外気温が35.2℃

なのが分かります。

 

 

エアコン嫌いな両親もこの日は朝から28℃設定で

エアコンを動かしているとのこと。

 

 

リビング・二階(吹き抜けのロフトのような場所)が

0.1℃差(ほぼ同じ)状態で、

温度差がない様子がわかりますね。

 

 

床下はリビングの床下エアコンを送風で24h動かしており、

床下も室内同様、ほぼ温度差なし。

 

 

屋根裏の断熱材の上に置いた温度計は

驚異の51.2℃!!

 

 

この直射日光で温められた熱を

グラスウール吹き込み300mmの断熱が

しっかりとブロック出来ている証明となっていますね。

 

 

洗面所の温度が室温より少し高いのは、

洗面所の温度センサーを窓枠に乗せてあるので、

ガラスからの日射取得によるもの。

 

北側の窓ですが、サッシ廻りはやはり

断熱という意味では脆弱な部分となっている

ということでしょう。

 

その分、冬には重要な日射取得となるので、

夏場は軒の出の影などで、

直射日光を防いであげる必要がありますね。

 

 

27坪ほどをエアコン一台でカバーしているので、

室内の換気扇や送風を使い、

家中一定の温度を上手に保てていると思います。

 

 

模擬試験場での実験はまだまだ続きます。。。

 

 

 

古今 鈴木

 

 

リフレッシュ探訪

2024.07.15

 

雨予報もほぼ降らず

比較的涼しく過ごせた連休は京都に。

 

祇園祭と被ってはいたものの中心街は避けゆるりと。

 

 

何故か無性に行きたかった西芳寺を目当てに

西京区あたりをぷらぷら。

 

 

まずは写経で心を落ち着かせて、庭園観覧。

 

 

 

青々とした苔の絨毯。木々も生き生きと瑞々しい景色。

時期も良く身も心もリフレッシュできました。

 

 

 

続いて近場の桂離宮へ。

 

 

今から約400年も前に造られたものですが、

ほとんどが当時のまま現存しており

細かな設計だったり見せ方の意図に感動しました。

 

時代の経過とともに発展があろうとも

根管の部分は変わらず

今も受け継がれていくデザイン。

 

自分で生み出すことはできなくても

受け継いでいくことはしていこうと思います。

 

古今 増島

建築にもうひと添え

2024.07.06

外仕事がきつい季節です。

古今の男連中みな、暑さにやられて眠気や

頭痛に見舞われています。

 

例年、この暑さに慣れるまでの辛抱で

だいぶ楽になるのですが、その他の選択肢は

やることが多すぎてそうも言ってられず。。。

 

午前に現場作業・現場管理こなしてからの

午後の頭を使う作業の苦痛たるや。。。

 

あれ?こんなに頭のチャンネル切り替えるの

ヘタくそだったっけって思ってますが、

年齢のせいか、暑さのせいか、ただの怠惰か。

 

 

暑さのせいであってほしい。。。

 

 

 

さて、窓を開けている季節が

俊足で通り過ぎ、エアコン頼りの

季節に突入したので季節感ちょっと

ズレますが、窓関連のもうひと添え

のご紹介。

 

造作網戸

木の質感や色味に合わせて、雰囲気の統一感を

造作網戸で出した事例。

 

 

 

 

窓の既製品感や異素材感を消して

デザインとして統一した事例。

 

 

 

 

現代の窓は

樹脂サッシと言って、断熱性能や

熱伝導率が低い樹脂(特殊プラスチック)を

用いることが多い。

 

だだ、やはり窓の構造や性能を満たすために

樹脂の幅が大きくなったりすることで

樹脂感と言うか、プラスチック感の

圧が強くなってきている。

 

致し方がないことではあるのだが

私たちのような建築を標榜する雰囲気の

自然素材や木の中に、圧強めな

プラスティックが入ることへの

既製品感?異素材感?べた塗感?

とにかく違和感がいつもある。

 

全ての窓を木製窓にすれば

解決する問題ではあるが、

あまりには懐が痛みすぎるため、

目線に入りやすい、もしくは

建築としてのデザインをちゃんと

見せたいときに、あまり懐を傷めずに

印象を改善してくれるのが解決策の一つが

造作網戸。

 

 

樹脂の枠の幅に合わせて、

網戸の枠(框)を決めて、

正面から見たときに網戸の

奥の樹脂を見せないように計画し、

雰囲気に合わせて、銅の網、

ステンレスの網、白の網、

グレーの網を使い分けると

かなりの樹脂感の軽減に繋がります。

 

 

 

私自身も樹脂の醸しだす樹脂感を

現代の家づくりにおいては必要悪として

捉えるように努力はしてるのですが、

どうしても許せないなと思ってしまう

景色があり、

私たちと一緒に家づくりを

決行してくれる方々のほとんどは

揃って、このあたりの見え方に敏感な

方々が多いのも採用の理由だと

思います。

 

 

たかが網戸、されど網戸

 

 

建築にもうひと添えで

樹脂窓の最大のメリットである

断熱性能を保ちながら、

デメリットである樹脂感を消しつつ、

居心地の良いデザインや景色を守れます。

 

 

造作網戸のススメ 

 

です。

 

 

古今 元井