建築業界にとっては雨天は工事工程がずれるので、
嬉しくないもの。
今年は記録的に遅い梅雨入りかと思えば、
梅雨の間もさほど雨の日も多くなく、
空梅雨だなぁと思っていれば、
あっという間に梅雨明けとなり
さすがにこんなに雨が少なく大丈夫なのだろうか。
と、心配になってしまう。
私の記憶の中の梅雨といえば、
ザァーっとは降らぬが、霧雨のような雨が
シトシトと。
傘に長靴の子供が、傘をクルクル回しながら
アジサイの葉を登るカタツムリを
眺めてる。
というような、雨天の中に風情を感じるような
印象なのだが、
ここ最近の梅雨と言えば、
線状降水帯だの、大雨洪水警報だの、
雷ガンガンの土砂降り。
風情もへったくりもない。
これも異常気象のせいなのか、
はたまた時代の変化なのか。
と、梅雨明け後 最近では自己主張が
強すぎるお天道様のおかげで、気温もドンドン上昇。
となりの模擬試験場の真夏日のご報告を。
と思います。
家の各所に仕込んだ温度計。
5か所と外に1か所。
14:28 外気温が35.2℃
なのが分かります。
エアコン嫌いな両親もこの日は朝から28℃設定で
エアコンを動かしているとのこと。
リビング・二階(吹き抜けのロフトのような場所)が
0.1℃差(ほぼ同じ)状態で、
温度差がない様子がわかりますね。
床下はリビングの床下エアコンを送風で24h動かしており、
床下も室内同様、ほぼ温度差なし。
屋根裏の断熱材の上に置いた温度計は
驚異の51.2℃!!
この直射日光で温められた熱を
グラスウール吹き込み300mmの断熱が
しっかりとブロック出来ている証明となっていますね。
洗面所の温度が室温より少し高いのは、
洗面所の温度センサーを窓枠に乗せてあるので、
ガラスからの日射取得によるもの。
北側の窓ですが、サッシ廻りはやはり
断熱という意味では脆弱な部分となっている
ということでしょう。
その分、冬には重要な日射取得となるので、
夏場は軒の出の影などで、
直射日光を防いであげる必要がありますね。
27坪ほどをエアコン一台でカバーしているので、
室内の換気扇や送風を使い、
家中一定の温度を上手に保てていると思います。
模擬試験場での実験はまだまだ続きます。。。
古今 鈴木