2017.11.22

 

 

祝 OPENです。

 

 

1期工事、中段を挟み、二期工事・施主DIY・外構と

計画からだと1年半以上の時間を経て、去る11/19に

トマト農園小屋 OPENを迎えました。

 

 

 

 

朝の7時台からちらほら。

OPEN時間過ぎにはどわっと。

待合を造ったかいがあります。

30分後トマト完売。はや

 

 

 

 

 

うちのOBさんで、今も定期的に古今のショールームで

お花屋さんをやっている KONITA さんに

お花造ってもらいました。

 

 

建物外観と内観を写真と口頭で説明すると

こういうセンスでお花造ってくれます。

いや~すごいセンス。

外壁にぴったり。

 

 

調子に乗って、自宅用も作ってもらいます。

 

 

 

建物はやはり植栽が入ると締まりますし

活き活きしてくる。

 

 

 

 

この子たちが春から夏のぐい~んと伸びる

成長期に是非写真と取らせてくださいと

お話しています。

 

 

 

ここんちのトマト。

 

ホントに美味しいトマトです。

味を占めるとスーパーでトマトを買うのをためらいます。

売り切れ早いですが。。。

 

 

 

宣伝です。

あまり宣伝してくるなといって

オーナーが仰ってましたが。。。

 

 

尾上農園 トマト小屋

海老名市中河内1183の前

 

 

皆さまもぜひ。

 

 

 

元井

 

 

 

素晴らしき上棟。

2017.11.18

 

朝晩はすでに冬を感じさせる寒さになってきましたね。

でも朝出勤をすると、古今社屋前の銀杏が朝陽を浴びて、

目に眩しい程の色味を放っています。

 

 

 

朝から見事な飛行機雲!

真上に伸びる伸びる!!

何だか来年への抱負を投げかけられているようで。

急に物件も動いてきたので、

一歩ずつ、丁寧に、ですね。

まずは気を引き締めて、今年の残り一か月半を

進んでいきたいと思います。

 

 

さて先日は、何度か古今スタッフのブログでも

ご紹介させて頂いている、新築工事物件の

待ちに待った建て方が行われました。

 

 

見事な晴天にも恵まれて、朝早くから7人の大工さんも集結。

その他、大きなクレーン車や柱や横架材などの材料を乗せた

トラックも次々に待機。

勿論、監督の鈴木も加わって、その人数から言っても

やはり一大事の光景になりました。

 

 

土台の上に1Fの柱を立て、横架材を乗せていきます。

 

 

その次に2Fの柱が立てられ、この段階で開始から約4時間程。

みるみると「家」らしくなっていきます。

 

また2Fにも横架材を乗せて、屋根の小屋組みを組んで

一番上の「棟」を上げて、最後は

 

 

このような形で、この日を無事に終えました。

 

 

この業界にいながら、今更なんですが、

正直、感動しました! 笑

 

やっぱり、今は何でも「時短、時短」で、

勿論、この業界にもその傾向は多いにあって。

先日も近くのパネル工法での家づくりの余りの速さに

正直、どこか虚しさを感じたところで。

 

こうやって、多くの大工さんが1本1本柱を立てて

必死に組み立てていく姿に、

人の手で作り上げていく素晴らしさや温もりを

グっと感じてしまいました。

こういう過程って、すっごく貴重だし、とても魅力的で

一人でも多くの人に見てもらいたいって本気で思っちゃいました。

本気で社会科見学で採用して欲しいって、

この日は何度も一人で口ずさんでました。 笑

 

でも、本当にこれがまたありがたい事に、

こちらのお施主さんもそういった部分の思いを

とってもお持ちのご家族で、お子さんの保育園の帰りにも

今の自宅とこの現場は反対方向なのに、

頻繁に見に来てくださっていて、

こういった過程をじっくりと感じてくださっています。

しかもありがたい事に、お子さんが帰りに行きたいっと言ってくれていて

小さいながらにしっかり感じているんだなっと嬉しくなっちゃいました。

 

そして、更に納得なのは、こちらの設計をされている

NLデザイン事務所の丹羽先生がお人柄がこれまた素晴らしく、

研究熱心なお施主さんがきっと多々探された中で、

最終的に依頼された理由がとても分かります。

建築家の先生の中でも、きっと現場がお好きな方なんだと

丹羽先生の本を拝見させて頂いて、とっても感じました。

 

こんな事を言うのも痴がましいのですが、

いくつか自分も以前から感じていた事が多く記載されており、

非常に共感させて頂けた事がとても嬉しく思っています。

 

そのひとつに、今現代の街並み、家並みがやはり変わってきており、

少しでも以前のような温もりのある素材を用いて、

この景観に潤いを与え、貢献していきたいっと。

 

それはこの上棟の最後の姿でも勝手に感じてしまいました。

 

 

手前の下屋の雰囲気がとても落ち着くというか、

優しくて、温かいんです。

その高さとワイドのバランスもあるのでしょうが、

家の顔となる正面から、この趣で出迎えて頂けるのは、

これまた、このお施主さんご家族にピッタリなんです!

 

人好き、お酒好き。笑

みんな、いらっしゃい!っと自然に吸い込まれていきそうな、

足を運びたくなるエントランス始め、

本当に他人主義で、見事なご夫婦お二人が反映された

内部も楽しみでなりません。

丹羽先生が救い上げて反映された箇所が

どのような所なのか、是非勉強させて頂きたいと思います。

 

 

そして、一人感動して、タラタラと綴ってしまいましたので、

今回はこの辺りで。 笑

 

 

 

 

明日は、先日もお知らせした「SOCORA」さんのイベントが

古今ショールームで10時~開催されますので、

是非素敵なひと時をご堪能下さい。

 

 

 

 

山森

 

 

『い』の『一番』

2017.11.11

 

近頃は朝方気温がクッと下がる日もあり、毎朝リビングの室温計で気温を確認するのですが、

20℃を下回るとなんだか急に肌寒く感じます。

 

今シーズンはまだ暖房器具を使っていないのですが、もうすぐ薪ストーブの準備をしなければならない季節ですね。

 

 

 

11月吉日の上棟に向けて、先月から長雨の中なんとか基礎工事を完了させた、横浜のK様邸。

上棟に前もって土台敷きという、基礎の上に土台と言われる構造材を並べる工事を行いました。

 

本当は本日予定していたのですが、天気が崩れる可能性があったので、

(結果横浜は降らなかったですが・・・)

急遽前倒しして行う事に。

 

 

 

余りにも急だったので、大工さんもお手伝いを呼べず、手元として私がお手伝いする事に。

 

4寸角の無垢の桧をえっちらおっちら基礎の上に並べていきます。

 

土台には番付と言われる

 

 

い・ろ・は・に・ほ・へ・と・ち・り・ぬ・る・・・・・通り

 

1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・・・・・通り

 

 

 

という暗号が書いてあり、縦横の交わるところに柱が乗ります。

 

 

 

『い』  の  『一番』  ・・・ 最初に行う事

 

の語源はまさにここからきています。

 

 

K様邸は前回のブログでも紹介させいただいた様に、『びおソーラー』という工法を用いる為、

基礎下の高断熱性・高気密性が不可欠となるので、

気密パッキンというゴム状のマットを基礎との間に敷いて、土台を締め付けます。

 

 

 

 

基礎の内側にも断熱材を敷いて、断熱性能もバッチリ!!

 

 

 

 

大工さんが空けた土台の木くずからは、これでもかというほどのヒノキチオールの香りがプンプンと。

 

 

微力ながら大工さんのお手伝いをして、なんとかかんとか終える事が出来ました。

おかげで体がバッキバキです・・・運動不足を痛感した一日でした。

 

 

 

 

基本的には作業やDIYが大好きなので、ついつい職人さんのまね事をしたくなる鈴木なのですが、

 

先日事務所に突然届いた電動工具。

 

 

 

こちらもDIY大好きな代表元井。

 

 

このドヤ顔 (笑)

 

もう、『もの造り』 が大好き過ぎて一線を越えてしまっています・・・

 

 

かないません。

 

 

そんなもの造り集団 -古今- と一緒に楽しく造りあげていく、住まい手さん絶賛募集中です!!

 

 

鈴木

 

 

師走かよ 2

2017.11.03

なんだかバタバタバタバタしています。

少々息切れしてきてますが、ギリギリ スポ根世代に入るので

気合で苦しくても面白い時期を乗り切りたいと思っています。

 

 

先日、合間を縫って古今で手の工務店NET主催の講習会

に参加してきました。

 

先日、鈴木のブログでさらりと話があった

びおソーラー関連の講習会と、そのびおソーラーを取り付けた

建築家の堀部さんの設計した鎌倉のお宅を見学・体感できる

という設計手法的にもびおソーラーの体感という意味でも

両方興味があったのでず~っと楽しみにしてました。

 

 

結果、古今のメンバー、テンションあがりました。

 

 

堀部さんの建物も外観ではのぞきに行ったことは

有ったのですが、内部を見せて頂くのは初めて。

 

 

住まい手さんもいらっしゃって実際の住み心地や

びおソーラーのエアコンのものとは明らかに違う暖かさ

を実感されていて、以前は大きい古屋ににお住まいだったそうで

冬になると、温熱環境が整っていないため

生活スペースは暖房を炊いている部屋だけが

生活圏になってしまい、広さを使えていなかったが

この家に住んで、デザインや住み心地はもちろんの事

前の家よりかなり小さいおうちだけれど、全ての場所が

生活圏になったので、むしろ広く感じるとおっしゃていたのが

印象的でした。

 

これはリアルな意見で体感でしか得られない言葉だと

思いました。

実際に、1F2Fの温度差は全く感じませんでした。

 

語るより体感です。

百聞は一見に如かずならぬ、

百聞は一感に如かずです。

 

現在、設計中の町田の新築でもびおソーラーを

採用予定です。ここの住まい手さんにもぜひ

味わってほしいなと思っています。

 

 

 

もちろん、デザイン、スイッチの位置や建具のデザイン

も食い入るように見てました。

 

天井高さが低いのですが、窓の位置が絶妙でしっかり外に

目線が抜けるためむしろ日本人のスケール感には

気持ち良く感じる空間になっていました。

 

堀部さんと寝室の天井に貼られていた羽目板

の事に関してもお話しでき、とても有意義な時間でした。

 

写真はNGだったので、みんなしっかり目に焼き付けて

帰って来たのですが、帰り道や昼食時にその話が

尽きないんですよね。

 

自分たちの建築好きに改めて気づいた気がします。

 

 

 

 

現在、改装中の青葉区の物件。

ここは、キッチン前に、モルタルを塗って、防水塗料を塗布予定。

 

ここで使用するモルタルは通常のモルタルではなく、

表面に自然な感じのグレー色とマット感と滑らかさを出すため

左官屋さんと施工事例見ながらあーでもない

こーでもないと意見を出し合い、

モルタルに珪砂と松煙を混ぜて、いくつかサンプルを作成。

 

 

 

みんなでこれまたあーでもないこーでもない。

 

下が、通常の何も入れていないモルタル。これだと

モルタル塗にする意味もないし、内装がぼやけてしまう。

 

上の三つが珪砂と松煙を混ぜて松煙の量を変えたもの。

上の左が良い感じのグレー感で、乾く前にコテで押さえていくと

多少のムラ感も出ることがわかったのでこれで行こうと

思ってます。

 

キッチンはステンレスで、棚は杉の敢えて仕上げていない荒木。

このグレーとは相性良さそうです。

 

さあ!どうなるか!

 

 

 

 

 

海老名で外構工事中の倉庫側壁も仕上がってきました。

ここでも、杉板の自然な色味を風化したような自然な色味に

したかったため、特殊な塗料を採用し、すでに

杉板がグレーに変色してきました。この色になると実は

耐候性が増します。質実剛健です。

 

 

 

新築、ぴかぴか、は嫌なのです。

 

元々ここにあったような、風景に溶け込むような

趣に少し近づきました。

 

この外壁の貼り方。

上述の堀部さんの物件でも同じ外壁の貼り方をしていました。

堀部さんも日本の原風景、鎌倉という地に似合う外壁にした

かったと仰っていました。

 

同じ杉でも、同じ貼り方でもお値段

えっらい高そうな杉材を使われていました。。。。

さすがっす。

 

その部分の差を感じましたが、ベクトルが同じ方向向いていた

ので少しばかり嬉しかったです。

 

 

 

 

海老名の上記物件の大工さんが

こんな鉛筆の削り方してました。

普通かと思いきや

 

 

こう

丸く均等に削るのではなく、片面だけ削ることで

1mm2mmもずらさないよう正しい位置に墨が出来るように

合わせて、時短も兼ねてこうしているそうです。

シャーペンは耳にかけていると汗で落ちてくるから

嫌なんだそうです。

 

うん。正しい。

 

こういう個人的で普通じゃないけれど

いい仕事をするために

自分で工夫して既製の物を変えていける

前向きさというかこだわりというか少しでも良く

したいという向上心。

 

 

ホントに好きです。職人だと思います。

わたしたちもこうでありたいと思ってます。

 

 

そんなこんなで本当に師走が近づいてきていますが

案件も重なってきているので、しっかり丁寧に丁寧に

ひとつづつ。

 

 

 

元井