湧いてくるもの

2020.03.28

コロナの影響もあって、

たぶんみんな来ないだろうなと

思っていたが、 先日のOPEN HOUSEには

沢山の方々がブログをみてお越し下さった。



この場を借りて御礼申し上げます。



しかし、コロナ。影響がしんどい。



個人的に自粛と言われれば、

幾らでも籠って自粛できるが



いざ家作りとなると、僕らが動きを止めれば、

世の中で見れば小さいけど、自分が

生きてる世界では住まい手や職人、

見えてる方達の個人的影響が大きい。



電車で古今まで来ている代田もおり、

判断が難しい。



物流が滞れば否応なく、工事は

止まってしまうが、

うごいている限りは、現場は

不特定多数ではないし、影響は最小限。

動けてしまう。



TVで自粛と言われても、どこまでの自粛かわからない!

国がきちんと指針を出せ!って言っているのを聞いて、

んなもん自分で線引きを考えろや!って思っていたが

事、会社になると、お金が潤沢にあるわけでもなし、

経済活動を止めたら、、、、想像が出来ない。



このままいくともう少し踏み込んだ

自粛が目の前だ。



今は、不要不急で動いてる方々達に

ご迷惑をかけないよう、業務以外では

出来るだけ不動で、進んでいくしかないなあ。





すみれが丘の家


仕上げ工事突入。


そとん壁の掻き落とし。陰影が美しい。



玄関内部。

ヘムの羽目板張り天井と珪藻土の壁。

建具はマンガシロ&タモの引手仕様。





吹き抜け窓は枠を付けず、すっきりと。

やはり、塗り壁が醸し出す光の陰影はしっとりして美しい。





杉のストリップ階段からの陰影。








天井と壁の取り合い。これはテレワークじゃ出来ん。


現場で左官屋さんとこのくらいの角度!ん~

ちょっと違うのよ。これくらい!って言いながら

スケッチして伝えて、ようやく。


この納まりは塗り壁ならでは。


直線が多いなかでこの丸みのおかげで造作感

が2割増し。思わず撫でたくなります。


左官屋さん GOOD JOB




仕上げ工事真っ最中のことも有って、全貌は現場に

色々なものが散乱しているため、まだお見せできないが、



充分、空気感は体感できて、手前味噌ながら

良い空間になる雰囲気がプンプンしてる。


住まい手もちょうど来てくれて、「あぁいいな」って。



この時のあぁいいなって言葉は、体から湧いてくる

ような感覚に聞こえて、嬉しかった。


あらためてこういう感覚を解きほぐすと、

こういう感覚って、詰め込んだ知識ではなくて

精神的に充実した内面を源泉としてるもので、

精神の充実は、じっくりと思索が出来る事や

心地いいモノに触れることで図れると思っている。



そういうものに触れた時、ふぁっと湧いて出てくる

感覚や言葉、感情がその人の個性なんだろうなあ。




何よりこの感覚あらためて共有出来ているのが

嬉しいし、なんとか間違わずに進んできたって

実感と相まって、疲れがスーッと抜けていくのが

わかりましたよ。



こういう一言が作り手側のやる気をより

引き出させてくるのは言うまでもない。




内部お引き渡しまであと2週間。



ここんちの外構計画打ち合わせも暗くなるまで

みっちりと。



すみれが丘に里山が生まれる予感です。




何かの決断はしなきゃいけない事態も

あるかもだが、その時はその時。



やれることやろう



四月からは泉区で新築と二世帯リノベ。



頑張りまっしょい。




元井














若葉台の現場

2020.03.21

昨日は若葉台のマンションリノベーション現場のオープンハウスでした。

 

三連休の晴天の中、

はじめましての方も何組か、

また、お引き渡ししてしばらく経っているOBさんにもお会いでき、

みなさまご来場ありがとうございました。

 

コロナ問題でザワついていますが、

古今と縁ができる方はなんとも穏やかな方が多いなぁと...

 

 

若葉台の大型団地の中の一室です。

 

3方が外部に面しており、天井が高く、広さも十分にあり、

中の間仕切壁もほとんど制限なく可変でき、

団地とは思えないくらいの空間があります。

 

 

床は杉無垢。

 

壁はクロス。

 

天井の木はラワン。

 

造作のキッチンはステンレスのカウンターにラワン材(本棚も)。

 

手前左側のカウンターはタモ集成材。

 

障子は既存の物を再利用しつつ、普通の障子紙ではなく麻の生地を貼って。

 

キッチン廻りの壁はモルタル。

 

など、ひとつの空間で様々な素材があり、

同じ素材でも、使い方で雰囲気が変わってきます。

 

例えば床や天井板の張り方向 。

 

それぞれひとつひとつを丁寧に、

それぞれの住まいに応じて選定しています。

 

キッチン廻りと洗面廻りの仕上げはモルタル。

仕上がりの色合いが難しい素材ですが、控えめに落ち着いた色合いで

廻りの素材とマッチしています。



最近は『抗菌』性能のある材料が好評と何かの記事で見ましたが、

質感、手触り、ぬくもりなど、もっと大切にしたいところがあると思うのです。

 

代田



オープンハウスのお知らせ

2020.03.11




近頃ではTVもラジオもコロナ一色。


只でさえ日々バタバタな上に、テレビでも報道
されている様に、換気扇やトイレ等の
設備器機の受注が止まってしまい、
バタバタに加速が掛かっています。


取り急ぎ自分の管理している物件
では仕上げ工事に支障をきたさず
「ほっ」としていたのですが、
まったく先の見えない状況に
先日上棟したばかりの新築物件の
設備器機を早くも発注を掛けなければ。

という不安にかられ、とりあえず手当り次第
発注を掛けまくっております。



私の住む町の保健所管内でも
コロナ感染者が発見され、
いよいよ他人事ではないな・・・と。



でもまぁ、そんな中でも日々の仕事は
淡々と進む訳でして。



急なお知らせで申し訳ありませんが、
来週の3月20日(金) 祝日に オープンハウスを
行なうことになりました!


場所は横浜市旭区若葉台

マンションリノベーションの
内覧会になります。


3連休初日にはなりますが、こんな状況で暇だぁ。
なんて方がおりましたら是非お越しください。




コロナ対策という訳では無いのですが、
この度は予約制で行いますので、
是非。という方は下記メールまでご連絡ください。

詳細な住所・案内図等送らせていただきます。


info@kokon-sumai.co.jp


今回のリノベーションのテーマは

『素朴』

を意識して計画しました。


床材はLL-45の防音フロアーに杉無垢フローリング

建具枠や家具はラワン材を使用

キッチン・洗面の壁はモルタルで仕上げており、


全体的に温かみのある仕上がりになったと思います。



また、間取りも玄関脇の一部屋を潰して
贅沢な多目的ホールにしたりと
少し変わった物に仕上がりました。






完成までもう少し!
ウィルスに負けずに頑張ります。。。


古今 鈴木


たまには。。

2020.03.06

  

  

コロナウイルスの猛威恐ろしいですね。

 

自分は定期的に海で洗い流しているので、

感染はあり得ないと思い込んでいる一番危ないやつです。

 

マスクやトイレットペーパーの買い占め、

客足低下による経営危機とかもうどうなっちゃうの日本って感じです。

 

とは言え、自分の現場のことで全然それどころじゃねえ。笑

 

 

建築業界もメーカー品の受注拒否や納期未定で、

自分の現場も完全にその波にのまれ、てんやわんや。

 

ですが、お施主様始め関係者の皆様に助けられて

何とか沖に出られそうです。

 

不可抗力とは言え、自分の段取りがもっと早ければ、

と反省しております。

 

たくさんの人たちの、技術や知恵、思いやりが

カタチになるのが家造り。

 

反省しつつ周りの方々の思いやりが効きました。。。

 

 

 

そんな立川市の現場も仕上げ工事に入る段階。

 

まだバタバタでお見せできる状態ではありませんが、ちらっと。。

  

窓辺のカウンター。表しの筋違との取り合いに苦闘しました。

 

 

 

 

階段下のちょっとしたスペースもちょっとした物入れに。 

 

残りも気を引き締めてコツコツと。。。 

 

少しエモーショナルな今回のブログ。

エンディングは、アン・ルイスの「夜に傷ついて。」

で、どうぞ。笑

 

 

 

増島 健人