うぃんどうとりーとめんと

2023.06.23

 

ウィンドウトリートメントって知ってます?

 

以前私はこの単語を聞いた時 ? でした。

要は窓装飾の横文字。

 

カーテンやブラインドの事ですね。

 

 

新築はもちろんリノベーションには

切っても切れない最後の難関。

 

住まい手さんにとってはラスボス的な

強敵になります。

 

 

 

『折角のピクチャーウィンドウ。カーテン付けたら勿体ない。』

というご主人。

 

 

『外から丸見え。プライバシーが確保できない。』

と奥様。

 

 

設計段階から幾度なく窓の高さ・大きさ

ガラスの種類等々検討するも、

実際出来上がると「こう見えるかぁ」と

イメージしづらいですね。

 

 

古今では障子をよく採用します。

 

障子はじゃぱにーずうぃんどうとりーとめんと。

 

 

障子紙のフィルターを通して入る明かりは

直射日光のギラギラをろ過して、

少し凛とした明かりになります。

 

ただ、難点もあり目隠しをしながら通風する事は出来ません。

 

 

 

それを解消できるのは「雪見障子」

 

 

障子の下半分が上下に可動し、

名の通り「雪を見る為の障子」

 

(日本人のわびさびの極みですね)

 

が本来のあり方なのですが、

上下に可動するので、

見られたくない視線の高さまで障子を動かし、

隙間から通風を取ることが出来ます。

 

 

障子の他にもカーテンはもちろんのこと、

ブラインド・ロールスクリーン・プリーツカーテン等や

更に遮光やレースなどの生地の選択肢。

 

沢山のウィンドウトリートメントの選択肢があります。

選択肢があるが故、頭を悩ませてくれます。

 

 

 

私も新築時にバタバタでなんとなく寝室につけていた

カーテンが9年の時を経て、

とてつもなくくたびれていることに先日気付き

ウッドブラインドを購入し、

先日交換しました。

 

見た目はかっこよくなったのですが、

寝室にウッドブラインドお勧め出来ません・・・

 

朝日漏れ漏れで、強制的に日の出とともに

起きることになります。

 

 

 

 

なんて話を、もうすぐ完成の現場で

住まい手さんと話していたのですが、

サッシを取り付けて以来、ガラスが割れない

ようにと養生していた段ボールを取り外し、

ピクチャーウィンドウの眺めを二人で確認。

 

 

 

足場と養生ネットで写真ではよくわからないのですが、

隣地の植栽がちょうど向かいの家との間に生い茂り、

 

カーテン無しでいけるのでは・・・

なんて。。。

 

 

Tさんラスボスとの戦闘開始です。。。

 

 

古今 鈴木

 

美しくて憎いやつ

2023.06.17

 

ここ最近は担当現場も重ならず、

進行中の案件数とは裏腹に随分と緩くのらりくらり。

(本人はそんなつもりはないんです。。。)

 

 

プライベートでも波乗りに行く回数が激減し

休みの日もほぼ外に出れずにいるせいも相まって、

先日現場作業の手伝いに駆り出され

作業している鈴木さんの日に焼けた腕と

自分の真っ白な腕の色の差に愕然。笑

 

監督業に限っては、抱えている案件数は

日焼け具合に比例するようです。。。

 

 

 

 

そんな最中、9月ごろの着工に向けた

過去1の大型リノベ案件の打ち合わせ中。

 

実際はのらりくらりもしてられず、

図面作成だったり検討事項も多く、

過去1の規模のリノベを

しっかり納められるかどうかの準備に

心中は穏やかではありません。

 

 

耐震、温熱環境デザインだけでなく

今回は確認申請が絡む規模の増築も。

 

意匠的な造り込みも抜かりなく、

最近は外壁に焼杉を取り入れる物件が

ちらほら増えてきて、この物件も漏れなく検討中。

 

個人的にもこの業界に入る前、

杉の床板をバーナーで炙って

なんちゃって焼杉を自作したことも。笑

 

 

伝統的な工法のものから、工場生産できるバーナー焼きのもの

焼き加減や表面の仕上げ方にも焼杉一つとっても奥が深い。

 

こちらは伝統工法の三角焼きの物。

 

 

焼杉が生まれたルーツや使われていた箇所。

調べるほどに面白いのですが、

結構判然としないソースが多いらしく、

明確に残らないほど日常的に使われてきたものだったのかもしれません。

 

 

今回検討中の物件はゴリゴリに表面を炭化させた物で行くか、

質感、色味、焼き加減を抑え表面に塗膜を作ることで汚れにくい物で行くか。

悩み中。

 

 

どこまで炭の影響が出てくるのかわからない不安と

焼杉の美しさや魅力を天秤にかけ

ギッタンバッコンしております。

 

使ってみたい気持ち反面、

想像ベースでのせめぎ合いに

こちらも背中を押すことができず。。。

 

 

憎いやつです、焼杉。

 

 

週明けの検討結果、心してお待ちしてます。

 

 

増島

ハザードマップで確認を

2023.06.04

一昨日の大雨は大丈夫でしたでしょうか。

自然災害は、毎度少なからず影響がありますね。

 

金曜日は事務所が停電し、一時間以上粘ったのですが、復旧せず…

そのまま帰宅となりました。

 

みなさん自宅や職場のところを

ハザードマップで確認したことはありますか。

 

「ハザードマップ」では

洪水、土砂災害、津波など、自然災害時の被害予測を知ることができ、

新たに不動産を購入する際や、

現在お住いのところのリスクを知り、

避難時の計画に活用することができます。

 

地形分類といって、

土地の成り立ちや自然の地形を人工的にどのように改変しているかなども分かります。

 

 

↓↓ハザードマップで古今事務所周辺(横浜市青葉区)を見てみました

ピンポイントでは大きなリスクは無いようですが、

周辺は起伏の激しいところもあり、一部危険区域も。

確かに、実際普段通るところでは、

高低差が大きいところ、急傾斜のところが

その通りに表示されています。

 

ハザードマップだけでなく、

実際周囲を歩いてみるのもひとつの指標になると思います。

 

 

さらに最近は地震時の「揺れやすさマップ(地震マップ)」といって、

大地震時に想定される震度や液状化の危険度なども公開されています。

各行政ごとに公開情報の差はありますが知ることができます。

 

 

事前にリスクを知り、

もしもの時に備えておくことが大切ですね。

 

代田