今年もお世話になりました

2023.12.29

古今は今日が仕事納めです。

大掃除どころか、まだ図面を書いており年末感が全然無いです。

 

 

今年もおかげさまで途切れること無く

忙しく過ごすことができました。

 

今年お引き渡し&工事中の物件たちの一部。

 

今年前半にお引渡しした物件は随分と前の事に感じます。

 

どれも時間を掛け、頭も使ったな~としみじみ…。

 

この一件一件の積み重ねが次へ繋がっており、

件数を重ねるごとに少しづつステップアップしていると感じます。

 

仕事量が増えると

先を見て早め早めで進めているつもりでも、

いつも最後には急かされてしまう…。

 

ただ熟すだけにならないよう、

時間を掛けるところとそうでないところのメリハリをつけ

一件一件の【質】を高めていきたいと思います。

 

 

みなさま、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

古今は12/30~1/8まで年末年始休暇となります。

良い年をお迎えください。

 

代田

2023年振り返って。

2023.12.24

 

もう今年も残す事7日間。

 

 

先週までは「今年もう終わっちゃうよ?」って

くらい暖かい日が続き、

出番の無かった我が家の薪ストーブさんが、

今週末からようやく稼働を始めました。

 

 

今週は今までが嘘のようにグッと冷え込み、

朝6時頃は氷点下まで冷え込みましたね。

 

相変わらず朝起きたら、鈴木実験室の

温度計をスマホでチェックするのですが、

相変わらず18℃くらいを朝方キープしていました。

 

いままで室温=外気温で過ごしてきた

両親からすると18℃でも温かすぎるそうで、

 

「暖かくなり過ぎてのぼせちゃう。」

 

となかなか、床下エアコンを稼働してくれません。

 

 

まぁ電気代掛からず過ごせるのはいいことなのですが、

実験にならんのよな。。。

 

 

 

冒頭の通り、2023年もあとわずか。

 

鈴木個人

としては、今年は再三ブログでも

上げているように、

【実家建て替え】が一番大きな出来事でしょう。

設計・現場管理と普段の仕事に加えて、

通常は住まい手さんが行っている、

 

 

家具・家電・カーテンなどの購入。

登記・インフラの手続き等々、

も両親に代わって行ったので、

引き渡し頃の住まい手さんの大変さを

肌身をもって感じていました。

 

 

打ち合わせから含めて、家造りって本当に

一大イベントですね。。。

 

今までお引渡しをされた住まい手さん皆さん

本当にご苦労様でした。

 

そして、これから打ち合わせ・お引渡しをする

皆さん頑張っていきましょうね。

 

 

 

 

 

2023年プライベートでは、我が家の3兄弟が

6年、3年、1年と全員小学生だったので、

来年長男が中学生になる前に、

行きたかったところ行っとこ。の一年でした。

 

 

お盆休みには一週間キャンピングカーで北海道を廻り、

初めての飛行機、日本最東端で朝日を見たり、

知床では土砂降りから奇跡的な晴天になり、

それは綺麗な虹を見たりと、

こども達に色々な体験をさせてあげることができたと思います。

(雨男鈴木卒業)

 

 

 

10月には佐渡ヶ島へ。

家族全員で行く予定だったのだが、

前日に長男がインフルエンザを発症。

妻と長男はお留守番で、下二人を連れての旅行となりました。

 

我が家では大ブレイク中の 島系ユーチューバーの

影響で佐渡の情報を知り尽くしたこども達、

初めてのフェリー、たらい船や金山観光など、

それはそれは目をキラキラさせて楽しんでいました。

 

 

正直、「佐渡ヶ島って。。。」って思っていた自分ですが、

唯一行ってみたかった船大工の造った家が建ち並ぶ

【宿根木】に行って大興奮。

 

 

細い路地沿いに筑80年くらいの木造住宅が密集しており、

大半の家は外壁が木板張りで仕上げられています。

 

これは、船を造る際に出た半端材などを使い外壁に流用したり

していたので、このような街並みになったそうです。

 

 

 

それぞれの家に特徴的な格子が使われていたりするのですが、

デザインが秀逸。

 

 

 

こちらは一般公開されている「清九郎の家」

 

天井高が低く。畳に正座しているとなんとも落ち着いた

空間になっていました。

 

旅行のスケジュールの時間が過ぎていたのですが、

あまりの居心地の良さに長居してしまいました。

 

 

 

12月には初大阪にも行ったのですが、こちらも三男が

2日前に熱を出し、私と三男は熱が下がってからあと合流と

バタバタで、本調子ではない三男を永遠と抱っこしながら

の旅行だったのでただただ疲れた・・・といった感じでした。

 

 

先日、次男・三男に

 

「どこに行ったのが一番楽しかった?」

 

と尋ねたところ、二人とも揃って

 

「佐渡ヶ島!!」

 

と。

 

 

父親一人で大奮闘の旅行を一番に挙げてくれたのは

とても光栄ですが、

北海道も大阪も高かったんだけどな・・・

 

 

 

毎年年を取るごとに、どんどん短く感じる一年。

 

来年もアッという間に過ぎてしまうのでしょうが、

一つ一つ丁寧に取りこぼしの無い様、

進めて参りたい所存でございます。

 

 

古今  鈴木

 

 

〆のブログ

2023.12.17

 

今年のブログ当番もラストになりました。

 

 

進行中の2物件はどちらも工期との闘い。

管理業務も1.2倍速で段取りに追われながらも

なんとか食らいついている状況。

 

タイトな工期な分何か一つ忘れものがあると

一気に歯車が狂うこの状況に

やれんのか?って鼓舞しながら

キャパシティとメンタルを騙し騙し。

 

 

青葉区大型リノベ

構造の検査を終え外回りの外壁下地も粗方。

ようやく内部に取り掛かります。

 

とにかく雨仕舞、納まりに難儀するのがリノベ。

改めてリノベの難しさを実感しています。

何を基準にどこまでやるか。

私たち管理側だけでなく職人さん方にも

モラル以上の思いがないと

正直成り立たないのではないかと思うほど。

 

 

現在大工さん2名で奮闘中。

 

現在では規格のない寸法の材料で建てられているので

新規の材料に合わせるための微調整をしている所。。

 

新旧は塗装と素焼きの焼杉、

杉羽目板ウッドロングエコ塗装を使った仕上げ。

素材感だけを変えた3色の黒で外壁ができます。

 

内部もサッシの黒枠を基調とし、

キッチンはグレー塗装、フレキシブルボードの床仕上げなど

初の試みも多用しています。

 

年内は塗装下地まで、、頑張ろう。

 

 

栄区の新築

 

こちらもスーパータイトスケジュール。

年内はもう1名大工さんに入っていただき

本格的に2名体制での木完を目指します。

 

下屋根を深く出した平入の住まいは圧巻の迫力。

軒天は構造、野地表しのウッドロングエコ塗装仕上げ。

 

 

木口に巻いた板金のディテールも相まってこの趣。

 

週明けに増島塗装にてウッドロングエコ吹付後は

陽光による美化を待ちます。

 

内部は初の試み5ミリの薄さのステンレス天板を採用したキッチンを基軸に設計を進めました。

そろそろ納まり図を描かねば。。

 

ほぼ工程もどっ被りの2物件に追われながらも、何かと奇跡に救われているのを感じています。

培ってきたものだけでなく、ホントに奇跡的なことがしばしば。笑

 

年明けのドカ雪やら寒波やらが心配ですが、、

そこまで運が尽きないのを願って。。

 

 

古今 増島

日常の中にある

2023.12.09

最近、メンテでお伺いする

OB、OGさんの住まいにお伺いして

常々思います。

 

奇をてらう事、サプライズ的なものは

住まう家には要らない。

 

それらはたまに贅沢するため、

非日常を味わうために泊まる

宿泊施設で充分。

 

その地域、その環境を睨んだ行いで

「朝起きたらここに陽光が入って。。」、

「この時間にここから見える風景が

ただただ好き」、って言ってくださる

満たされたようなお顔を見ていると

この方々の日常の中に

ひと時でも満たされる時間が

この家の暮らしの中にあること、

もしくは造れたことが、どんなに

誇らしいことかと感じる。

 

「人の幸せは素朴な日常の中にある」

 

幸せとは何かの問いに、つい

忘れてしまう頃に自分の生業を

通して思い出させて頂いてます。

 

村上春樹さん言葉を借りれば

「小確幸」の積み重ね。

(小さいけど確かな幸せのこと)

 

住まう家にとって小確幸は

家の中での居場所と言い換える

事ができるような気がしています

 

住まう家の中に、

その方々の感性に合致した

小確幸(居場所)を

どれだけ散りばめられるかで

人も家も良い歳の取り方ができる

ようになるか、ならないかが決まる

と思っている。

 

プロとしての領域の耐震や断熱気密の

温熱環境構築は勿論のこと、

オーダーメイドの特性を存分に

活かし、その方ならではの小確幸を存分に

散りばめた、いい歳取り方ができる

住宅を作り続けたい。

 

 

あれよあれよの12月。

事務所アプローチも良い彩です。

 

 

 

 

 

某所:某邸

 

次物件の工期がきついため

4か月にもわたる木工事が慌ただしく終了し、

一息の間もなく、建具・家具の採寸、仕上げの

塗装屋さん、クロス屋さん、左官屋さん、

タイル屋さん、電気屋さん、水道屋さんの手配。。。

 

写真は、

ここの家のシグネチャー

吹き抜け全面の本棚。

 

塗装屋さんのどうやって塗るか議論、

思ったより塗料が伸びずに

足りるか足りないか議論の末、

潜り抜けてようやく。

 

怒涛の日々でしたが

ようやく一息です。

 

 

 

 

一般社団法人 青葉台工務店

じゃんけんで負けたので

名目のみ理事長務める

青葉台工務店のイベント出店。

弊社、OBさんOGさんが

多数いらっしゃる

NPO法人 森ノオトさん主催の

あおばを食べる収穫祭の様子です。

 

4社の工務店の代表と

弊社の増島くんが手伝ってくれ

なんとか成り立つキラーコンテンツ

「大工トライアスロン」

 

のこぎり、トンカチ、電動ドライバー

の三種用いて、丸太を切り、

釘を留め、ビスを打つタイムトライアル。

 

大人も子供も関係なく、いつも並ぶ並ぶ。

 

他の出店なんて回れない、トイレもいけない。

 

おじさんたちマジでヘロヘロになります。

 

目的は、

地域を少しでも、美しい街並みに

するためにオーダーメイドで風土に

根付いた家を作り、それを街の

景色にしていくこと。

 

1社じゃできないし、最終的には

行政を巻き込むことが必要かもしれない。

 

みんなそれぞれの会社で

「ハチドリの一滴」のように

やれることやっています。

 

家は街を作り、風景を作ります。

 

日本は

そこの意識が欠落している

自己中心的な家々が目立ちます。

 

すこしでもすこしでもという想いです。

 

 

さあ、

そんなこんなであっという間に新年です。

 

人生において成功は約束されてないけど

人生において成長は約束されてます。

 

よりよい方向に。

 

古今 元井

 

 

 

 

 

 

木製サッシの薦め

2023.12.03

ついに12月になってしまいました。

 

きっと年末から年明けと、あっという間に過ぎていくのでしょうね。

 

 

先日オープンハウスをしました

鈴木氏ご実家でも採用した【木製サッシ】。

 

最近の新築物件ではこの木製サッシを採用することが多くあります。

建物の印象は屋根と開口部が大きく影響しますが

開口部が木製サッシですと印象がより良くなりませんか。

 

 

木製サッシの良いところは

見た目はもちろん意匠面では

完全受注生産なので制作可能範囲なら大きさも自由です。

引き違いだと幅5m、引き分けだど幅9mなど

大開口が可能です。

 

そして断熱性能が高い事。

最近は樹脂サッシが主流になりつつありますが、

同じ、またはそれ以上の断熱性があり結露もせず、

性能的にも優れています。

 

 

 

難点はコスト面。

 

雑誌に掲載されたり有名建築家の事例では

遠慮なく採用しているのを見ますが

実際はそんな贅沢な事は出来ず…。

 

リビングなどのメインとなるところ1ケ所。

たまに2~3ケ所の採用となります。

 

でもこの開口部1つで印象ずっと変わります。

 

木製でも防火地域でも対応できるものもあります。

ただ、更に金額が上がるので

窓の位置を延焼ライン(防火性能にしなければいけない範囲)

から外したりと、設計段階から金額を抑えるように

工夫することもあります。

 

それと、搬入と取付けがいつも一苦労です。

掃き出しなどの大開口になると

現場までの道路が狭いとトラックが現場まで入るのか…

さらに重量もあるので現場では4-5人、

古今の男性陣総出で取り付けとなります。

 

納期が2.5~3ケ月かかるので早い場合は着工より前に発注するという事もあり、

いつもバタバタしていまいます。

(コスト以外は設計・施工側の苦労です…。)

ただやはり完成したものを見るとやっぱりいいな~と。

ここが樹脂サッシだったらまた違った印象だったでしょう。

↑室内から

 

今までの事例を紹介。

ハナミズキの家

リビングのデッキへ続く掃き出し全開放サッシ

 

 

すみれが丘の家

L型コーナー部に

現在施工中の新築3件も木製サッシを採用しています。

完成しましたら写真UPします。

 

これは以前採用した木製サッシの営業の方からいただいた、

サッシの端材で作ったお箸。

米ヒバの漆塗装です。

いつ下ろそうかと出番を待っています。

 

代田