おひきわたし

2023.02.24

 

はい。みなさまこんにちは。

 

お約束通り、わたくし鈴木がブログを

進めさせていただきます。

 

 

昨日23日には2件のお引渡しがあり、

朝から夜までしゃべりすぎて、

喉がカラカラになってしまいました。

 

2件目は友人宅の「平塚の家2023」だったのですが、

しっかりと古今のブログを読んでいるらしく、

 

「今週も忘れずにしっかりやれよ~。」

 

なんて、突っ込まれてしまったので、

忘れる前に早々に投稿したいと思います。

 

 

 

午前中は

「戸塚のマンションリノベ(仮称)」

のお引渡し。

 

 

Y様ご家族とお会いしたのは、

ちょうど一年前ごろでした。

 

打ち合わせを進めていく中で、

大変な事や悩ましい事、

色々な葛藤があったと思いますが、

どんなことでも時折ジョークを混ぜながら

笑い話に変えてしまう、

奥様との話し合いは本当に楽しかったです。

 

古今一同

このリノベはY様ご家族にとって

安心でき、ほっと出来る住まいにしよう!

と、一致団結し進めてきたつもりです。

 

 

お引渡しには、仕事の都合でご主人様は

お立合い出来なかったのですが、

奥様からはこちらがこっぱずかしくなるくらい、

賛辞の言葉をいただきました。

 

 

 

古今総出で社内検査。。。

 

 

 

打ち合わせで、木の丸棒で物干しを作ろう。と

なっていたのですが、

増島君がなかなかにくいことを

しれーーっとやっていたのでご紹介。

 

 

天井からの木製フックもなかなかいい味ですが、

丸棒の抜け止めの木栓が

なんともかわいい感じに。。。

 

こーゆーの  好きです。

 

 

 

 

設計当初から絶対にあきらめることなく

実行した障子。

障子からの日差しは部屋の空気を

やさしさフィルターに通した

ような空間にしてくれます。

 

 

この障子を全開口すると目の前には、桜の木。

 

 

来月にはこの窓から満開の桜が楽しめることでしょう。

 

またそのころ、点検を名目にお花見に伺わせていただきます!

 

 

古今 鈴木

失念しておりました。

2023.02.21

 

は、!?

 

「先週のブログ担当 忘れてるぞ~~」

 

 

との、代表のメールに やっちまった。。。と。

 

 

木曜日まで覚えていたのに・・・

ネタまで考えていたのに・・・

 

 

ペナルティで、

2週連続投稿させていただきます。

 

 

年のせいにはしたくないですが、

本当に物忘れがひどくなってきて、

図面や付箋や予定表に都度書き込むように

はしているのですが、

書いた事すら忘れる始末。

 

今後、より気を付けていきたいと思います。反省

 

 

 

なんて考えながら、

「平塚の家2023」の

クリーニング前の養生バラシや

雑工事を進めていました。

 

 

 

 

サッカーに打ち込んでいる子供たちが、

庭で練習する姿が見れるように

キッチンからの視野を広く取ろうと、

これでもか。

というほどのサイズを入れ込んでみた

「平塚の家2023」。

 

 

サッシの内観色が黒なのは、

個人的には主張が強すぎて、

ん~~~~。

と思うところではあるが、

友人である施主の押しに負けて、

採用した次第。

 

このサッシの内観色は、

選択肢が少なく、各メーカーさん

がんばってよぉ。

と毎度不満を漏らしながら、

消去法でチョイスしてもらっている。

 

木製サッシなら、こんな悩みしなくてもよいが

こちらはこちらでいいお値段。

準防火地域だと尚の事。

 

この後ウッドデッキも作る予定なので、

中外が繋がり、さらに広々と見えると思います。

 

 

サッシだけではなく、玄関ドアも建具も

天井までの2.4mのサイズで造作しました。

 

 

写真では伝えにくいのですが、

目線が抜ける効果が効きまくり

延べ床30坪ほどなのですが、

かなり広く感じる事が出来ます。

 

 

今週は、「戸塚のマンションリノベ(仮称)」と

2件竣工引き渡しとなるので、

失念などしないよう、

メモメモしながら引き締めて参ります。

 

 

 

古今 鈴木

オリジナル

2023.02.11

 

年明けの寒波は騒がれていたほどではなかったからか、

今回は完全に甘く見ていた雪予報。

 

朝からお昼前までは戸塚区にいて、現地はみぞれ交じりの雨。

 

全然平気じゃんと思い事務所に戻る道中、

保土ヶ谷パイパスに乗ったあたりから、吹雪のような天気に。

 

旭区あたりからこの景色で恐怖に震えました。笑

社用車はノーマルタイヤの2駆。

環状四号線は起伏が多いうえに結構飛ばすんですよね皆さん。

 

一面銀世界の景色を楽しむ余裕もなく

ガチガチにハンドル握りしめ何とか帰宅。

生きた心地がしませんでした。。

 

 

そんな中でも現場は止まるわけにいかないわけで、、

戸塚区のマンションリノベ

絶賛仕上げ工事中です。

 

既存部分の下地処理に時間はかかりましたが、

クロスも仕上がり建具、タイルも完了。

 

 

障子の動きや納まりに直結する取り合いに

てこずりはしたものの何とか納まり一安心と、

圧巻の雰囲気にしばらく見とれていました。

 

物件自体の造り込みが少ない分、

今回の住まい造りのアイコンである大開口の障子には

吉村障子と呼ばれるデザインを採用し

住まいに合わせてアレンジを加えました。

 

 

吉村障子とは、、

建築家 吉村順三氏が発案した障子デザイン。

特徴は外枠も内枠も(桟とも言います)同じ見つけ寸法で造り、

閉めたときに1枚の障子に見えるような設計の障子。

(お恥ずかしながら吉村障子を知らず、今回採用するにあたってルーツやディテール、調べました。笑)

 

 

今回は例に倣い外内の枠は18ミリに統一し、

シンプルな空間にアイコンとしての主張を強めました。

 

 

障子のデザインを統一するにあたって

左右で空間の違う用途としての役割は残しつつ、

引き込んだ際の納まりにも注力しました。

上記では引き込んだ際に1枚に見えるようにとありますが、

実は左の3枚引きと右の2枚引きでは障子のサイズが違います。

開口上右側の2枚引きの方が大きいです。

 

閉めた際に桟の影が合わない懸念も

間の壁に引き込むことで影が映らず、クリア。

 

とかなんとか、色々と考えが詰まっていますが

これ以上はこっぱずかしいので、、、

 

 

こんなことしてみたり。

 

 

設計 吉田五十八さん 旧岸邸の障子のディテール。

 

 

自分で落とし込んでみたらどうなるのか

良い方に作用するのか否かも含めて色々と試行錯誤。

 

僕は0から1を作り出せる人間ではないようで、

だからこその、見て触って造って組み合わせての

一通りが詰まったモノが作れたのではないかなと思います。

 

オリジナルに一歩近づけたかな。。

 

 

これが積みあがって家になる、ほんの一部のご紹介でした。

 

 

増島健人

日々を繋げ!

2023.02.03

古今を立ちあげ準備から

数えて今年の4月で10年。

 

35歳で立ち、日々自分にやれることと

向き合う中で40歳を過ぎた頃に、やっと

自分がどう動けば人の役に立つのかが

ようやく見えた気がしている。

 

心に余裕ができると、余計なことを

考えず、より、目の前の人の住まいにまつわる

悩みや心配ごとに正面から向き合うことができる

ようになって、満足感が高い仕事ができている

気がしている。

 

ただ目線を少し下げると、

自分の許容範囲のことで

目の前のことを少し自分なりに手を入れて、

住まい手の価値に変えていく事、

請け負ったお仕事に対しての責任を

取っていく事は、比較的難しいもの

ではなくなってきているのだが、

そこからさらに同じような価値を、

古今全員で安定的に長期間

届け続けることができるかという課題が

最近目の前をちらちらし出している。

 

それは責任に対しての想いの重さと

建築技術者としての矜持の差。

 

住宅は作り手として責任を考える

期間が長い。

 

環境を調整して、より個人を

フォーカスしないといけない

時期だなと自認していて、

さて、これからまだどれだけやれるかな

と思いながら日々を繋げています。

 

 

【牛久保の家】

 

上棟、前日に棟梁熱出す。

前日まで棟梁と別現場で作業。。。

 

おーい、マジか。

 

みんな陰性。

 

危ないよ。。。

 

豪華な仕出し、美味しかったです。

 

前回の代田のブログにも

ありましたが、代田の気づきで

動き出し、他の方のHELPを

借りながら、右往左往して

まとめるのに

二倍くらい時間かかりました。

 

いよいよ、ここからが

準備してきたものを出していくタイミング。

 

監督の鈴木さん、お願い致します。

 

 

 

 

【北鎌倉の家】

2月中旬の木工事完了目指し、

大工と共に監督業奮闘中。

 

隣家の屋根を超えて

採光を期待したロフト窓。

 

二階からロフトに上る階段。

 

光の方向に向かいながら登る階段が

個人的に好き。

 

曇天ながら、窓の大きさ制限の

あるロフト窓(ロフト面積の1/20)で

とても高い効果をもたらせてくれています。

 

石膏ボードが張られると

壁や天井への反射の良し悪しも評価

出来るようになるので、

晴れていると

もっと直接的に、階段室と

ロフトに採光が期待できます。

 

うん、GOOD。

 

 

 

もう一つ、大工さんと

いつもの反省を生かし、

新しい手摺の形。

添える手摺。マイブームかもしれない。

 

ロフトから二階、

二階から一階に降りる際、

人は内側周りをする。

 

外側(写真右側)

には別途、木の手摺を

付けるのだが、内側は

壁になるので、仕上げ材の

クロスか珪藻土、漆喰が

壁材になる。

 

階段を降りる際は、そこに

自然と壁に手を添えるように

人は降りてくる。

 

そこがまあ手垢で汚れる。

 

なので、今回は壁に

木を埋め込み、添える手摺を。

 

手を添えて、ここを支点にクルっと体を回転。

 

降りやすい。

 

図面でも似てる感じで表記していたが、

やはりこういうのは現地で

大工さんとあーだこーだ言いながら

高さを設定し、形を相談し、

取り付けていく。

 

腕のいい設計士なら

図面上で正確な指示を出せるが

それは能力的に無理なので現場で補完。

 

自分の納得感、やり残した感

を残さないようにするための

大事な現場作業。

 

人の動きや暮らしやすさに

フォーカスした造作の一つ。

 

こういうのはやり続けたい。

 

 

 

【青山の家】

 

 

【鵠沼神明の家】

家の在り方、デザインのほかに

HEAT20 G2を超える温熱環境など

より施工面で細かい現場実現性が求められる

苦しくも楽しい気合の入る物件が続きます。

 

古今でも

耐震・温熱・デザインが整うことでしか

生まれないような家が求められてきてるのを

家つくりの打ち合わせ通して実感しています。

 

設計力もさることながら

上記に書いた施工面での細かい現場実現性

が担保にないと作れなくなってきていて、

まともに家を作れる様になるには

これ新人から何年かかるんだろうと。

 

もう表層的な見た目のデザイン

やスケジュール、材料手配の

現場管理だけでは

決して整うことのない

レベルです。

 

なので、

建築技術者として

損得ではないところでどう動くか、

というのがこれから繋げていく日々の

指針のような気がしています。

 

もちろん損得とか言ってるけど

一定の利益は上げないと、

精神衛生上、落ち着いて向き合えなく

なるので最低限必要な粗利は稼いでいく事は

必須だが、私たちも年齢が上がってきて

いるのに、求められることが増えて肥大化

してきている。

 

体力的に難しい時代になってきた

なあと。

 

憂う。惑う。40代。

 

そんな日々を繋げていっています。

 

 

古今 元井