終わらない唄
2022.02.25
すみれが丘の家 2022
ようやく内部お引渡し。
工事の頭には、コロナ木材不足の煽りを受け、
二週間から三週間近く遅れ、大工さんも
その煽りで前現場の工期がのび、木工事着手も
遅れ、終いには給湯器が入らない、機器が入らない
トイレが入らない。
結局未だにコンロだけ入って来ない。
(代替コンロでその場しのぎ)
職人もコロナの影響で働けない
人々も出てきて、急遽別の職人を
手配する。
ほんと精神的にキツイことが
多かったが、
何とかやりくりをしながら、
引越しにこぎつけた。
うん。こぎつけた感が凄い。
(この半年、常に脇汗が半端なかった気がする)
明日には、住まい手さんのモノになり、
住まい手さんの住み熟しが始まります。
床下エアコンの使い方や、土壁のメンテ、
無垢の木の扱いなどお伝えすることが
たくさんあります。
少しづつですが実践を通して
お伝えし、住み熟す術をお伝え
できればいいなと思っています。
外構も一部。
中古の大谷石にて土留めと
階段作り。
ここの住まい手も植栽大好き人間。
ひと月かひと月半くらい
かけながら外構を仕上げていきます。
青葉区:N邸 リノベ
古今初の中古+リノベ、国の補助金、市の補助金を受けての
リノベーションでした。
インダストリアルデザインのご主人・奥様と
二人の子供の家。
支給のIDEEの照明が似合います。
この子の構造と三次元の動きが見えなすぎ、
想像できなくて照明の取り付け位置を
内装後にやり替えたのは
言うまでもないです。。。
立地と構造上の暗さを補うため
キャットウオークを設置。
今後、ご主人のDIY工事をやっていただきながら
またコロナで部品が調達できませんが、
弊社のやるべきことをやっていきます。
補助金絡みは本当にやることが
1.5倍になる。
でも勉強になった。
お住まいになって馴染んだら
またちゃんと写真を撮らせてください。
今後の古今
相模原:T邸
ついこの間、第一子が誕生。
お父さんとお母さんは必死で良い家にしようと
してるぞ!すくすく育て!
真鶴:M邸
子供たちを立派に育て上げ、
ご夫婦で東京から移住。
崖の上の小高い場所にあり、もちろん海VIEWです。
その窓の計画を私を含め三人で練っています。
塩害をもある地域、風の吹き上げも怖い。
メリットをより良く、
デメリットをより軽減させ
それらを共存させることが必要。
要所に気を遣う工事となりそうです。
若葉台団地:H邸 リノベ
古今のせいでだいぶ待ってくれました。
ご迷惑をおかけいたしました。
ありがとうございます。
大工さんがようやく空きました。
しっかり作り上げていきます。
厚木:O邸 二世帯リノベーション
絶賛打ち合わせ中。
Oさんもお待たせいたしました。
構造に配慮しながらまずは解体。
以降には
鎌倉、平塚、都筑?、が待ち受けています。
外構や追加工事・メンテのご依頼も
隙間を使ってやっていきます。
私たちも4人。
職人さんも以心伝心するため少数精鋭。
やれる量は限られています。
でも
可能な限り、一件にあてれる時間を
確保しつつ、向き合う時間をちゃんと
作って、数ある建築人から古今に
お願いしてくださる意味を対価として
表現したいと必死です。
建築を続ける以上、
終わらない唄(終われない唄?)ですが、
唄を鼻唄にしながらも、自分たちの尻を
自分たちで拭ける仕事として
邁進していきます。
でも一休みしたいが本音。
一休みします、
きっと。たぶん。絶対。
古今 元井