はじまりとおわりの一区切り
2018.03.29
春は始まりと終わりの、出会い別れのシーズンですね。
私たちの仕事柄、工事完成してお引き渡しをすれば
一先ず工事は終わり。
ですが、作り手・住まい手としてのお付き合いは
ここからが始まり.
だから実は区切りはあっても、終わりも始まりもない。
そして、住まい手さんに住み始めてもらって
メンテのときに、ど正直な感想を聞けるのが
僕ら最大の収穫所。
本当にいつもタメになるし、反省もします。
同時に心から喜んでもらえてる反応もひっくるめて
何よりの養分になります。
次にまた小さな花を咲かすための養分を頂くために
今回もまず一先ずのお引き渡しです。
町田 O邸
敢えて天井を勾配天井にし、天井高を抑えて重心を低く
して、空間に大人の落ち着きを持たせる構想。
障子との相性も良く、凛とした空気感と肌馴染みの良い
雰囲気が共存している感じ。
手前の梁の色味も少し色を乗っけたかったので
OS塗装で他より少し赤身をいれた。
主張しない存在感があり、視線が抜けて同じ部屋だけど
用途が違う空間と空間に緩やかな境界を付けることが
出来た。
テーブルは古今オリジナル。
元井・鈴木共作。
よく見ると円ではなく、楕円。
でも手作りっぽくてそこがまた良かった。
鈴木君頑張った。
色々、実践。
強度的にはお墨付き。
建築金物を利用した棚受け。
外壁の杉板貼りやウッドデッキのレッドシダ―などの赤身材に
用いると色が酸化をして膜を作り、耐久性が向上する耐候性塗料
を内部の杉に塗布したオリジナルキッチンとバックセット。
理想の暮らしを模索、整理して、物件案内10件程度
廻りからまずは始まったプロジェクト。
使い勝手や耐久性・デザインや色味も含めて、
目に見えない居心地がそこに
生まれるよう3人であーだこーだ。
一緒に妄想しながら作り手+住まい手で作った空間。
3か月後、半年後、1年後。。。
この家についての感想を聞くのが今から
楽しみだ。
終わりの一区切りもあれば
始まりの一区切りもあり。
古今での生業を通して、私、元井が誰よりも
お世話になっている人のいえ。
始まります。
気合十分で、フライングスタートしそうですが
元来の心配性が顔をのぞかせて、今一乗り切れていませんが
先ずは解体工事から。
現場からまずは整理して、組立てていきます。
もう一つ気合の物件が。
この物件の二期工事。
賃貸リノベ フェーズ2!
始まります。今回はキッチン・浴室を!
また三人であーだこーだ言ってます。
石橋を叩きながら、たまに飛び越えつつ
着地ではまたしっかり踏みしめながら
GO FOR ITです。
motoi