人肌感じる仕事。

2017.06.30

 

 

 

少しずつ、梅雨らしい雨模様が増えてきましたね。

・・・ しとしと  ・・・

っと物静かに降る雨のこのまったり感。

家でゆったりと好きな音楽を流し、本でも読みながら、

美味しい珈琲と共に過ごしたくなりますね!

そんな事ができる日はそう無いけど。。。苦笑

 

でも、家事仕事をしながらでも、

子どもと遊んでいる時にでも

耳を使うだけならできるので、

ラジオを聴く事が多いです。

 

 

つい先日、ラジオ「J-WAVE」の朝番組で

ナビゲーターの別所哲也さんがこんな言葉を語っていました。

 

 

 

 

「AIとかビックデータとか色々言われているけれど、

結局は人肌というか、体温が感じられる事が良いのかな~」っと。

 

 

 

 

 

うんうん。

それって、きっとかなり多様な事に共通する事だと思う。

この仕事だともうちょっと深い意味にはなるけど、

やはり基本というか、人として根底にあるモノなんだと思う。

 

 

このところ、そう感じさせてもらえる仕事(出会い)が多く、

この仕事のやり甲斐と共に、

その人肌、体温に、感謝の念が溢れています。

 

 

そんな出来事のひとつ。

 

古今の第1号のお客様である住まい手さんは

本当にご夫婦揃って、温かなお人柄で古今を慕ってくださり、

毎回、美味しい手土産を片手に、顔を出して下さいます。

こういう事が実は本当に嬉しくて、人肌感じるんですよ!

いつもありがとうございます!

 

住まい手さんの奥さまはフラワーアレンジメントなど、

お花屋さんでのご経験を多数積まれて、

この度、独立をすることになり、初めての販売を

なんと古今で開催してくれる事になりました!

 

 

 

このShop  card 、見ての通り和洋折衷なような、

何処か、古今と似つかわしいデザイン!

 

まだ、どんなお花を登場させるかは

少しずつ様子を見ながらの様ですが、

こんな素敵なアレンジメントや鉢物などもありそうですよ!

 

 

 

 

 

 

 

弊社で手掛けさせて頂いた、お住まいの中も

こんな感じで素敵にディスプレイさせています!

 

 

 

ひとまず、現在予定しているのは、

下記の日程で10:00~17:00位で営業しております。

 

 

*7月1日(土)

*7月2日(日)

*7月17(月・祝)

 

 

是非、お休みのちょっとした癒しの時間として

お立ち寄り頂けたら嬉しいです!

 

 

 

 

 

 

 

もう一つは先週お引渡しの現場。

 

 

玄関入って正面に設けた下駄箱収納+ニッチ。

面材はナラ材の板目を縦使いに。

 

 

 

 

 

面材はナラ材柾目を横使い+ステンレス天板で造作したキッチン。

タイルの雰囲気が見事にマッチしました!

 

 

 

 

先日のブログで登場した、ステンレス天板が貼られたバックセット。

 

 

 

 

こちらの住まい手さんも、本当に私たちの事も良く理解して下さり、

このリフォームという仕事の難しさ、楽しさというモノを

見事に感じ取れる目線をお持ちで、

多くの共感を抱いて下さり、before afterの様変わりに

とても感銘して下さいました。

 

正直リフォームという仕事は、

見えない、小さな苦戦がかなり多いので、

そういった部分の一部でも気付いて、

感謝の念をキチンと伝えて下さるお人柄に、

また新たに前進できるパワーを頂けた気がしました。

本当にありがとうございます。

 

 

 

そして、今回はご一緒にウィンドウトリートメントも

ご提案させて頂きました。

 

 

 

カーテン、シェードを付ける前と後では、かなり空間の表情が

変化するので、こういった部分も含めてPLANできるのは

本当にありがたいですね!

 

 

 

 

 

 

 

では、最後に。

 

前々回、前回に引き続き、季刊誌「住む。」No.62 に

弊社のご案内を掲載させていただきました。

 

 

 

 

毎回、自分達で構成なども全て手掛けるのですが、

今回の撮影は、、、

どこか見覚えのある場所?! 人?!

っと思われた方もいるかもしれませんが。。。笑

 

 

 

 

この場所で、冒頭のお花屋さん「Konita」さん開催です!

よろしくお願い致します!!

 

 

 

 

 

 

 

 

山森

 

 

 

 

 

 

からくり。

2017.06.26

 

 

日中は真夏の様な暑さとなり、朝方は布団にくるまらないと肌寒さで目が覚めたりと、季節の変わり目は体調を崩しがちです。

 

 

以前のブログで再三ご紹介させていただいた、リフォーム現場のクリーニングが終わり、無事お引渡しとなりました。

 

施工事例UPの前に幾つか紹介させていただきます。

今回のリフォームは普段よりカラクリが多かったので、そのあたりをピックアップしてみます。

 

 

■作業台兼ダイニングテーブル

 

 

 

天板延長のカラクリ付です。

 

 

こだわりポイントはここ。

折りたたんだ時に、可動天板が段差なく折りたたまれます。

脚も一緒に折りたたみ収納可能!!

 

 

 

■キッチン吊り戸棚

 

扉を開けるとキッチンペーパーホルダーを仕込んであります。

実際取るときは下部がオープンになっているので、扉を空けなくても使用可能!

 

 

■ユニットバスの天窓加工

 

 

上手く写真撮れなかったのですが、某メーカーのユニットバスに通常出来ない天窓の加工を施しました。

 

朝風呂したくなるような、気持ちのいい光が射し込みます。

 

 

実際からくりは諸刃の刃。

可動部が多くなればなるほど、歪み等が生じやすく調整・メンテナンスが必要になります。

しっかり定期点検をして、不具合の無いようにしなければなりませんね。

 

 

 

後日、しっかりと撮影して施工事例UPしますので、お楽しみに。

 

 

 

 

 

もう一点お知らせです。

 

古今事務所の入り口に新しくポストを設置しました。

 

 

 

ポスト自体は前に自作していたのですが、立てる場所等の検討にかなり悩みました。

 

ポストはポストでも郵便受けではなく、中には施工事例集やイベントのお知らせが入っています。

 

もちろん 『ご自由にお取りください』 ですので、

前を通りかかった方や、以前から気にはなっていたが、入る勇気のなかった方等々。

ドンドンお持ちください。

 

 

立て終わり、食事に出かけて帰ってきたら早速一部減っていました!

 

地道なところからでも、古今の仕事を紹介していければと思います!!

 

 

(私の手造りなので、雨漏りしないか心配です・・・・)

 

 

 

鈴木

 

梅雨に入ってしまいましたが。。。

2017.06.13

GW明けから基礎工事が始まっていた

トマト農園小屋新築工事の木工事が始まりました。

 

 

 

生憎の雨。

 

あらかじめ土台の刻みはしてあったのですが敷きこめず

またまた刻みの日となっています。

明日からまた晴れるのでその準備と割り切って。

 

 

今物件は規模が大きくない事もあり、枠組み壁工法と

在来工法を組み合わせたような仕様で

大工さんが手刻みで創り上げていきます。

 

今の建物はほとんどがプレカットをしてくるので

骨組みが1日で建立しますが、

小さいと言えども、やはり手刻み。

上棟まで1週間はかかりそうです。

 

 

だからこそですかね。

屋根の組み方こんな感じにしたら見た目もカッコいいし

構造的にも強いよね~とか、構造材が出てくる天井の電気配線の

スキマをここでとろうかとか、そんな話をしながら

作業していました。

 

現場で構造を組みながら仕上がりを

イメージし、照明の配線なども考えるというなかなか

ない経験が出来ています。

 

わたしも大工さんも

あらかじめある程度自分の頭の中でイメージし、図面化し

大体の形状を共有イメージしているからこそできる話だと

思いますが、いや~

 

 

こういうのは楽しい!!

 

 

行き先をある程度は決めてるけど、寄り道オッケーな

旅みたいで。

 

 

今の建物は建築基準法や、何らかの規制、構造的な担保

様々な事を事前にクリアしてないと立たないので

当たり前だけど計画的に進めて行くことが求められます。

 

この建物も当然、法律順守・耐震性・断熱性・気密性など

わたしたち建物づくりのプロが現代で担うべき事柄はクリア

しながらも、内装などは考えながら作れる部分も多く、

今後はお施主さん交えながら一緒に創り上げていきます。

 

 

お施主さんの希望で

ドイツ壁なる外壁仕上げが施されます。

僕も初体験。。。どんな見え方になるのか。。。

 

 

 

 

今回の小屋の打ち合わせするといつも

トマトを頂いています。ありがとう御座います。

 

ここんちのトマトを食べると、スーパーのトマトが食べれなく

なります。

午前中は行列ができて、今日も工事車両が邪魔をしてしまうほど

でした。

この前はトマトジュースとブルーベリージュース。

いつもいつもすいません。一度ぐらい買わせてください。

 

 

リコピン、ポリフェノール いまわたしの体が欲する二大成分。

建築のお仕事としてもこの物件に携われていることに感謝です。

 

 

夏らしいチラシ。

 

7/7七夕また喫茶古今です。

 

宜しくどうぞ。

 

 

 

 

リフォーム技!

2017.06.09

 

 

気付けば、今年ももう約半分。

早くも半年という時間が、あっという間に経過していますね。

 

 

日々の生活に、手も足も奪われているうちに、

四季の変わる様は、何となく感じながら、

待ちに待った、この季節がやってきました!!

 

 

 

 

 

 

そう、梅ジュース!笑

 

この狭い家に、ず~~っと招くことを躊躇していた

この存在感のある、セラーメイトの瓶が

やっと我が家にやってきたので、少しずつ活用しています。

 

使わない時期はお菓子などを入れて、

ディスプレイ感覚で飾って置くのもインテリアとしては

有効的な手段です!

 

 

毎日、瓶の中身の様子を見ながら、

飲み頃を待ち遠しく待つもどかしさも、中々楽しいモノ。

子どもも、朝から「梅の瓶、見せて~」と、じっくり観察している。

1か月後が楽しみだな~!

 

 

 

 

 

そして、この時期の一番、季節を感じる家の前に広がる田んぼ。

 

 

 

 

 

あっという間に稲穂の緑が色濃くなってきて、

迫力のある入道雲?!が見事に映り込んでいて、

キレイでしたよ!

 

 

 

 

 

そして、なんと2匹の「アオサギ」らしき野鳥を

パシャリッ!

この位の時期になると毎年登場する、この「アオサギ」は

おたまじゃくし狙いで到来するらしいのですが、

首を長~くして、ピタッと静止して、上の方をじ~っと見上げながら

何かを狙っているみたいでした。

何がいたのかな。。。

 

 

ま、日々の慌ただしさを一瞬にして忘れさせてくれる、

この夕陽との美しさに、見事な風景でした!

 

 

 

 

 

 

 

そして、つい先日のコト。

良くして頂いている不動産屋さんとのトークで、

今はこの辺りの青葉区付近でも、

自然豊かな環境を求めての住まいづくりを考えている方が多い、

とのコト。

 

 

そして、今、まさにそういった自然に徒歩圏内で行ける環境の

お家探しを一緒にさせて頂いています!

 

 

以前にも書かせていただきましたが、

特に戸建の中古物件をお探しの場合は、現状の状態が

どういう状況なのか。

リフォームして住む価値があるのか。

最低限、どこに手をつけるべきなのか。

 

中古物件の場合は、そういった事をしっかりと把握しておかないと、

住んでから大変なコトになることも、少なくはありません。

 

 

そういった判断は、長年、「リフォーム」という業界で

かなりの数の物件に携わってきた経験が無いと、

中々判断できる事ではないので、

是非そういった業者さんと一緒に内見されると安心かと思います。

 

特に見えない部分の判断というのが必要なので、

築年数や構造、立地環境などの条件からだけで無く、

現状の状態を見ることで、経験があると、

かなり予測する事ができるのです。

 

勿論、古今スタッフも「リフォーム」の長年の経験者です。

そういったご相談も大歓迎ですので、是非ご相談下さい!

 

 

 

さらに、本当にありがたい事に

お付き合いのある不動産屋さんもとてもお人柄が良く、

手数料関係などもできる限り協力してくださっていますので、

少しでもお力になれると思います!

 

 

 

 

 

 

 

っと、では、そんな「リフォーム」ならではの、現場のお話。

 

以前のブログでも書かせて頂いた、

キッチンのバックセットになる、造作(オーダー)家具。

 

前回の図面よりも最終的には仕様も変わり、

書き込み量が多くなりました。

 

 

 

 

 

 

メインの変更としては、引出しの内部に可動仕切りを設ける事と

OPEN部分の天板にはステンレスを貼る事。

 

 

 

 

 

 

でも、こちら。

ん?!

天板にステンレスが貼られていません。

何故だか、分かりますか?

 

建築の用語で、直角のコトを「矩(カネ)」と言うのですが、

リフォームの現場では、まず、この矩が出ていない事が普通です。

(変な意味ではないですよ!構造上何かが悪いとか、

そういう事では無く、年数の経過でそうなるのが、普通なのです)

 

なので、実はこういった家具も納める時も、

現場で壁や天井などに合わせて、コンマミリ単位で調整して

設置しているのです。

 

よって、今回も天板のステンレスを現場で、

壁に合わせて微調整しながら貼っていくのです。

 

 

 

 

こういった微調整なども、職人さんも経験がないとできない事なので、

実は新築だけしか携わっていない職人さんにはできる事では

ありません。

 

新築の住宅を建てる際には、新品の材料を使って、

基本的は、角は全部直角になるように作ります。

ですから、キッチンや洗面台などの四角い既製品や家具など、

設置するには、特に特殊な技術が無くても

基本的はそのままキレイに納まるのです。

 

 

 

こういった事が、良く「リフォーム」は難しい、

と言われる理由の一つです。

本当に小さな、細かなコトの積み重ね、経験、

気配り・・・などが無いと、できないのです。

 

 

 

 

是非、家づくりをお考えの際には、こういった目線も含めて、

信頼できる、長く付き合っていける業者さん選びをしてみて下さいね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山森

 

 

柔軟なあたまで。

2017.06.03

 

 

まるで真夏の様に暑い日が続いて、暑さに体が慣れていないせいなのか、

知らず知らずのうちに体力が削られてヘロヘロになってしまいます。

 

暑さには滅法弱い、汗っかき鈴木です。

 

年を取るにつれ父親に体質が似てきて、何もしていないのに汗が滝の様に吹き出してくるように・・・

現場ではどの職人さんよりも動いている様に見えるくらいです・・・

 

 

 

 

そんな暑い中でも職人さんは頑張ってくれています。

横浜のリフォーム現場では、大工さんの工事が終わり、仕上げ工事も佳境に迫ってきました。

塗装・クロス工事も完了し、いよいよ建具・家具工事となっています。

 

 

 

昨日の古今のインスタにもUPしたこの部材なんだと思います。

キッチンの吊戸棚に取り付ける部材なのですが。

 

 

金属の棒にバネが仕込まれていて、棒が伸び縮みします。

 

 

箱に取り付けるとこんな感じ。

(白とナラのコントラストがカワイイ。)

 

 

 

 

 

 

答えは

 

 

 

 

キッチンペーパーを取り付ける芯棒なんです。

 

うちもそうですが、キッチンペーパーって使用頻度が高い割に

置き場所に困ってしまいませんか?

 

がっつり見えてると生活感も出てしまいカッコ悪かったり・・・

 

 

そこで、吊戸棚の一部を加工してキッチンペーパー掛けを造ることに。

このアイデアは料理研究家のお施主様のアイデア。流石です★

 

 

 

 

ですが、色々な金物メーカーのカタログや、インターネット等でキッチンペーパーの金物を探したのですが見つかりませんでした。

 

そこで職人さんに何かいいもの無いかと相談したところ、この芯棒を造ってくれました。

 

この伸び縮みする金物は、実は折れ戸の軸になるピポットという金物を代用しています。流石です★

 

 

 

完成、使い勝手が楽しみです。

 

 

 

 

お施主さまや職人さんと打ち合わせをしていると、自分だけでは想像だにしないアイデアが出てきたりします。

 

もちろん「それは無理だなぁ・・・」 なんて事も多いのですが、

出来上がりを妄想して、「上手くいきそう・・・」  「面白そう・・・」  なんてこともいっぱいあります。

 

 

これぞ 【住人問色】  打ち合わせを重ね、住まい手さんの色を聞いて、

好み・アイデア等々を住まいに映せる、柔軟なあたまで向き合っていきたいと思います。

 

 

鈴木でした。