新築・古屋のポテンシャル

2018.06.26

 

梅雨らしからぬ強烈な日差し&ムシムシ&ワールドカップによる寝不足(自己責任ですが・・・)で、

早くも夏バテ気味の鈴木です。

セネガル戦も子供を寝かしつけた後に、寝室で一人興奮を必死にこらえながら観戦していました。

ぜひとも決勝リーグまで進んでもらいたいですが、寝不足な日々がさらに続いてしまうジレンマです。

 

 

そんな寝不足でムシムシ&カンカン照りの中、相模原の新築現場では先週からお施主さんと

一緒にウッドデッキをDIY。

 

もうヘロヘロで途中経過など写真に納めてないので、完成がコチラ。

 

 

柱・土台はアイアンウッドのセランガンバツーを使用して耐久性を重視。

屋根を付けて、直接雨に濡れないのでデッキ材はウェスタンレッドシダーを使用しました。

 

通常デッキ材は脳天打ちと言って、上からビスで止めるのですがステンビスの頭が見えるのが

気に入らない・・・というお施主様のコダワリで、

下から止めていく仕様を採用しました。

 

 

 

ビス頭が見えないので、とてもスッキリ見えますね。

手間は倍以上掛かりましたが・・・・

 

完全にDIYを超える仕上がりになったと思います。

 

ハーフビルドのこの物件、この日もお施主様のお友達が4人集まり、

みんなで壁の左官工事を進めていました。

お施主様の人望の厚さを感じます。

完成までもうひと踏ん張り、完成が楽しみです。

 

 

 

 

 

続きまして今月から着工した平塚のリフォーム現場。

築45年の平屋のフルリフォームがはじまりました。

 

 

 

解体しただけでこのフォルム。日本家屋の持っているポテンシャルの高さを感じます。

 

 

 

しかし、やはり築45年ところどころで白蟻被害や腐朽してしまっている箇所がありました。

 

 

しっかりと補修していきます。

45年経った桧の土台でも、ノコギリを入れると桧の香りが現場に漂います。

 

市の補助金も活用し耐震性を確保、断熱性能もしっかりと高めていきます。

 

ご両親から息子さん夫婦が引き継ぎ手を加え、

更にはお子様たちが引き継いでいける様にしっかりとしたものを造っていければと思います。

 

 

鈴木

 

「無」のモノを生み出すモノ。

2018.06.15

 

 

今日は、五月雨の季節を感じさせる空模様。

少しずつ、こんな日が増えてきそうですね。

 

 

二十四節気で言う「芒種」が過ぎて、

すっかり近くの田植えも落ち着いたようです。

みるみる緑が濃くなる田んぼと夜の蛙の鳴き声が、

この季節を感じさせてくれます。

 

 

 

そして、またまた今年もやってきた、青梅の季節!!

意外と短い時期しか手に入らない「青梅」を逃すと

梅ジュースが作れなくなるので、

ちょっと構えてこの時期を待ってました。笑

 

 

 

 

子どもと一緒に、少しずつしわしわになる梅を眺めながら、

やはり初飲みが待ち遠しい!笑

 

 

今年もビンに入りきらなかった梅は

黄梅になるまで少し時間をおいて、梅ジャムに。

やはり甘さをしっかり目に加えると美味しくて、

毎日の消費で、すでにもう無くなりそうです。苦笑

 

 

っと、いつも食べ物の話が多くてすみません。。。

 

 

さて、本業。

最近の古今は、平屋の改装がいくつか稼動中で、

新たに平屋の新築のご相談、

長らく計画していた新築も含め、

3件程の新築が一気に動き出してきました。

 

 

 

そのひとつ、町田市内の物件の図面。

 

 

 

 

やはり、新築となると、全く存在してしない

建物を図面だけで想像するのは難しく。。。

 

そこで登場するのが、模型。

 

 

 

 

やはり、図面だけではイメージできなかった部分が、

模型が伴うと大分分かり易くなってきます。

 

 

 

こちらの物件では、何度かPLAN変更が伴って、

違うPLANでは、こんな感じに変わりました。

 

 

この時の変更は、1Fはそのままで、

2Fのみが手前の屋根の方に広がったのですが、

立面図を見て頂くと・・・

 

 

 

なんとなく、変化が分かりますか?

 

 

こちらを、模型で見て頂くと、

 

 

 

大屋根、バルコニー部分が、こんな感じに変わっています。

平面的にはちょっとした変更のようですが、

模型を見てもらうと、外観的にも窓、バルコニーの使い勝手などが

かなり変わっているのが分かります。

 

 

 

 

このように、無のモノを計画していくには、

中々平面的なモノでは分からない難しさがあるので、

模型はありがたい、有効的な手法です。

 

 

 

 

古今ショールームにも、過去の物件の模型が並んでおりますが、

正直、この模型の住まいが存在しているのは、

余りありません。・・・苦笑

やはり、打合せでのツールとしての役割が大半なので。。。

 

 

でも、この模型作りの時は結構楽しいっ!!

引き続きの物件も含め、

また新たな模型を誕生させて参ります!

 

 

さっ、また忙しくなってきそうです。。。

 

梅ジュース飲んで、ガンバロ~~~!!

 

 

 

 

 

 

山森

 

 

 

 

 

 

 

 

素材が持つおおらかさ と 安心感と。

2018.06.09

夏を前に

来年度の物件計画や

KOKON HUT の仕様での計画、

夏ごろにお引渡しする物件、始まる物件など、

様々なタイミングで動いている物件と

今頃に種をまいて来年以降から刈り取るつもりの施策、

仕掛けなどで頭がくっちゃくっちゃ

になりそうですが、前に前に邁進しています。

 

いつも思うのだけれど、去年の今頃こうしてたな~

2年前の今頃あ~してたから今こ~なったんだなあ、

というようなことが目の前で起こります。

 

そんなとき

今は過去の成績表なんだということが身に沁みます。

 

だから、目の前のことに感謝するとき、

ちょっどだけ自分たちの過去を褒めてもいいのだと思う

今日この頃です。

 

 

 

 

先日、古今のコンセプト住宅

KOKON HUTに住むW邸に数か月振りに行ってきました。

 

 

この物件周辺が開発地で、外構工事を行うにも

周辺環境が定まらない状況があったため、周辺の

概要がわかり次第外構工事を行っていきましょうと

お打合せの段階からしていたので、予想より時間

がかかりましたが、最近その環境が定まり、お声かけして

頂きました。

 

 

家の中と外をどのように繋げるか。

 

家にとって外とどう繋げるかは、

お寿司でいうところのネタとシャリの関係に似てる。

あくまで寿司とワサビやガリの関係ではないのです。

切っても切り離せないのです。

 

要望をお聞きし

一度、事務所に持ち帰らせてもらって山森と熟考する

ことにしました。

 

 

そんななか、ちらっと眼をやるとW邸の木々たちが

まるで昔の木造校舎の小学校のような雰囲気を

醸し出していました。

 

床の色、お引渡しの際にプレゼントした杉の天板のテーブル、

なぜかこのおうちには小学校のこの椅子があります。

だから余計、小学校感があるのですが

いわゆる木々を使い込んだ感じの「アジ」がたまらん。。。

 

私、大好きな感じです。

 

一緒に行った山森も、良いって連発。

ここんちにはやんちゃ坊主が三人。

 

実際には手の油や足の油が混在している状態なのですが

汚れと認識もしないし、嫌じゃないんですね。

 

なんですかね~お寺感や神社感に近い。

 

木の包容力というかおおらかさというか

改めて感じます。

 

こちらは手すり。

自然のテカリ。

 

 

木は新しい状態の木も素敵、

使いこなして色味が変わった木も素敵。

木だからしょうがないって許される愛され力。

素材としてのおおらかさ、そして削って磨いて

新しい木にいつでも戻すことも簡単にできる

安心感も同時に持っている。

 

僕らはこうやっていつも対峙しているけど

木の扱いを知れば、どれだけの長い期間一緒に

すごせるだろうか。

 

是非、みなさんにも木の扱いを知って、こんな

簡単でいいんだっ、こんな適当でいいんだって知ってほしい。

木のおおらかさで大体のことは受け入れてくれる。

 

そこの家にある木の傷やアジの状態が

家族が過去に家でどれだけ楽しんだかっていう成績表。

記憶の形です。

 

 

あ=古今の家に住む人用のメンテナンスブックも

去年から手を付けていますが、いまだ出来ない。。。

 

や、や、やるぞ~。。

 

古今 元井

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

tiny house 中間報告

2018.06.01

 

今週末までは晴れが続く様ですが、

 

『ヒタ・・・・ヒタ・・・・ヒタ・・・・』

 

と、梅雨の足音が聞こえてきます・・・・

 

 

建築従事者としては、雨天は本当に困ります。

 

工程がずれて、伸びて組み直し。

職人さんからは「雨で予定付かないよ~」と。

 

誰のせいにも出来ません。

 

 

 

前回の私のブログで紹介させていただいた、相模原の新築工事ですが、

住まい手さん自らのDIY(完全にDIYの域を超えておりますが)が

かなり進行したので、中間報告をさせていただきます。

 

 

 

外壁を埋め尽くす   木!  木!!  木ッ!!!

 

 

 

 

こっちの面もあっちの面も  木木木!!

 

 

 

ウッドシングル(ウッドシェイク)と言いまして、一枚の巾が10~30cm程のレッドシダーの板を一枚一枚、

壁に貼り付けていきます。

 

 

当初

 

「釘を手打ちでやろうと思います!」

 

とおっしゃっておりましたが、

 

「腕モゲてしまいますよ・・・・」

 

と助言させていただきました。

 

 

 

工具を買った甲斐もあり、また住まい手さん持前の器用さも作用して、

なかなかいいペースで進んでおります。

 

 

ギリギリ梅雨入り前に終わりそうです。

 

 

内部は早々に大工さんの工事が完了しまして、残るは仕上げ工事となっています。

 

(リビングから寝室を見上げた吹き抜け)

 

(寝室トップライトからの景色)

 

内部の塗装・仕上げ工事につきましても、 DO IT YOURSELF !

 

6月末完成を目指し、住まい手さんのハーフビルドは続きます。

 

 

 

鈴木