OPEN HOUSE、無事に終了しました。

2018.09.28

 

 

今日は久々に晴れましたね!

昨日は本当に寒いくらいの気候で、

本当に季節感が分からなくなってしまいますね。

保育園などでも体調を崩す子が増えているようです。

大人も寒暖差についていくのが大変ですね。笑

 

 

そして、季節はすでにすっかりと秋になってきていて、

気付けば、食卓にも秋の食材が並んでいました!

 

 

なんとなんと、先日訪れた群馬県のキャンプ場の帰りのJAで、

小さ目ではありますが、一袋180円という値段の栗!!

 

 

 

でも、栗の味はしっかりとした程良い甘さで、

今年も栗ごはん!!

あとは、栗とさつまいものスープを作ってほっこりしました。

ついでに、寒くなると豚汁は必須なので、一緒に!

 

久々にゆっくりと食材と向き合ってご飯を作る行為は

なんと贅沢なんだろうな~っと、しみじみ感じる時間でした。

 

 

 

 

さてさて、前回のブログに引き続き。

舞岡の家のOPEN HOUSEが無事に終了しました!

お天気にも恵まれ、時間によっては

少し蒸し暑さを感じるような2日間でしたが、

延べ30組程のお客様にお越し頂きました。

 

 

 

 

お蔭様で、スタッフ4人が常に対応させて頂いていた状況で、

賑わっている写真が殆ど取れませんでした。苦笑

 

予約制でも無く、ご近所のたまたま通りがかったっと

いう方々も、気軽にお越し頂けたのがとても良かったようです。

 

この辺りは、この地域に長くお住まいの方、

二世帯やご実家が近くに在る、という方が多く、

とても参考になった、と笑顔で帰られる姿が殆どでした。

 

 

その全貌がこんな感じです。

 

玄関入ってすぐにホールからダイニングを臨む。

 

 

ダイニングから30cm程下がったリビングを臨む。

 

 

リビングを見上げると小屋裏の開口部。

 

小屋裏からダイニングを臨む。

 

 

造作キッチン。ベースは大工さんにて製作。

大判のマットな質感のタイルを貼って雰囲気を出す。

 

 

ダイニングの奥には出窓ベンチ。

 

 

階段下のスペースを利用した収納。

 

 

 

そして、今回の物件は住まい手さんが見つけて来られた

中古物件で、販売時には外部、内部共に特に手を付けて

いない状態であり、更にある程度の築年数が経っていた事もあり、

そういった意味では、販売価格は多少お安めだったようです。

その分、今回のリフォームに予算を掛けられた、という

メリットがありました。

 

大抵、販売される中古物件は綺麗にした方が売れ易い為、

リフォームをしてしまうケースが多いのですが、

そうすると、その分の費用は上乗せられてしまう為、

販売価格は高くなる事が多いのです。

こういった意味では、今回のように逆に手を付けていない

物件を敢えて探すのも方法のひとつです。

 

 

そして、今回の場合は省エネに対しての助成金を活用することが

出来たのですが、築年数が経った物件に対しては、

耐震や断熱などの今の基準に持っていくまでの費用として、

助成金が下りるケースが増えてきます。

それを活用することで、上手に費用を調整できるメリットがあるのです。

 

なので、今回お越し頂いたお客様は、

築年数の経った物件は全く考えていなかった、

という声もあり、中古の物件に対する考え方が変わった、

っと、頻りにおっしゃっていました。

 

 

 

今回のOPEN HOUSEでは、こういった、

余り一般的には認知されていないような部分を発信する事ができ、

リフォームの可能性、魅力を

少しでも広める事ができたように思いました。

 

やはり、築年数の経った建物の魅力は

今には無いモノがあるはずなので、

それを住まい手さんに合わせて、活かす事ができる、

リフォームと言う仕事は、やっぱり深みがあります。

 

 

 

この魅力を、可能性を少しでも多くの方に

知ってもらえるよう、精進する日々です。

 

 

 

 

山森

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

舞岡の家OPEN HOUSE

2018.09.22

今日は舞岡の家 オープンハウス初日。

 

天気も回復し、程よい気候の中

オープンハウス日和でした。

延べ20人以上の方々が来てくださいました。

 

古今の将来の住まい手さんや

過去のオープンハウスに来て頂いて

今回ブログを見て来て下さった方、

工事中から気にしてくださっていた

ご近所の方々、友人など。

 

いつもの自由参加のオープンハウスは

入れ替わり立ち替わりでわしゃわわしゃ

しますが、今日は順繰り順繰り

皆さんと膝を突き合わせながらお話が出来て

満たされた気分の中、ブログを更新

しています。

横浜とは思えないのどかな風景が広がる

土地柄から来るものなのか、

来て下さった方々、皆さんとても穏やかで

 

やんちゃな子ども達に

汚されないかヒヤヒヤする事も

なく、大人のオープンハウス1日目でした。

 

明日も設計中の住まい手さんや

お声がけ頂いた方々など

来てくださいます。

 

写真で見るのとは違う、

現地には特別な空気感があります

 

いつもおうちを設計する時は

基本、そこに自分が住むなら

こうして住む、いやむしろ

自分が住みたいと思える家を作ろうと

心がけます。

 

当然ながらオーダーメイドなので

そこに住まい手の想いを組み込みつつ

融合をはかりますが、上手くはかれなかった

時は、自分の思いとは違う方向に進む事も

あります。

実はそこからどう修正をしていくかも

腕の見せ所なのですが、

この舞岡の家は、そういう事無しで

自分が住みたいと思えるほど。

 

 

出来れば買い取りたい。。。

 

 

そういう意味では住まい手との関係性や

土地の持つ雰囲気との融合、

耐震、断熱気密、居心地を生むデザイン

、窓へのこだわり、光と風、予算感

自分のさける待ち時間、など

この物件でありとあらゆるものの条件下

で出来る限りのことが出来、それらが

上手くいったような気がしています。

 

たぶん、もう一回設計してと言われても

きっと同じ形で同じ間取りとデザイン

になります。

 

この物件に関してやりきりました、

って言っても自分を

許してもいいかなと思えるくらい。

 

とてもいい家になりました。

 

 

あとは住んでもらってからの経過観察

をして、これから寒くなる季節なので

温熱環境の移り変わりをしっかり

分析したいとおもってます。

 

 

単純に自分がそう思っている家を

見て頂け、素敵と言ってもらえる

幸せを感じつつ

また明日もいい時間を過ごせれば

とおもっています。

 

 

 

 

これも人気でした。古今造作丸テーブル

今回も鈴木くんが組み合わせてくれました。

精度がどんどん上がってます

 

 

 

 

こちらは元井造作、革の引手。

最近、木と異素材の組み合わせが

好きです。

 

お時間あれば是非お越しください。

 

隙あらば、今皆んなで写真撮ってます。

今回はしっかり写真に残したい

 

元井

 

 

 

 

 

 

やりたいこと満載。

2018.09.14

 

近頃はなんだか急に秋めいてきて、すっかり過ごしやすくなりましたね。

 

こういった季節の変わり目は、体調を崩しやすいので皆さんお体には十分に気を付けてください。

 

 

 

現在進行形の平屋のリノベーション・新規打ち合わせをはじめ、

マンションリノベーションの工事も始まり、

古今一同なんだかバタバタ、ワタワタとさせていただきありがたい限りです。

 

 

平塚の平屋リノベーション工事も着々と進み、先日大工さんの工事が完了しました。

今週からは塗装屋さんが入り、これからは代わる代わる職人さんが入れ替わります。

 

 

そんな中、この物件では外壁を一部杉板で仕上げるデザインに。

 

 

以前、町田の戸建リノベーションでも使用した、ウッドロングエコという塗料(正確に言うと塗料ではないのですが)を外壁に使用しました。

 

張ったそばから、年季の入った古民家的な風合いです。

 

 

 

ブルーシートで長細いバケツを作り、ウッドロングエコを溶かした液体をバッシャバッシャと漬け込み、

天日にさらすと あら不思議。  色がドンドン濃くなるではないですか。

 

ただ色が銀灰色に変わるだけではありません。

木を腐らせてしまう腐朽菌を増殖させない効果があり、外壁を長持ちさせることが出来ます。

 

 

この物件では、住まい手さんの協力もあり今までやったことの無い事

(自分の中では、ずーーーーーーっとやってみたかった事)をふんだんに採用させていただきました。

 

もちろん全て、住まい手さんとの綿密な打ち合わせの上、採用していただいています。

 

 

天井をぶち抜いて屋根の下地板を仕上げにしてみたり。

 

 

室内にコンクリートブロックを積んじゃったり。

 

 

仕上がっていくのが楽しみで仕方ありません。

 

 

来月にこちらの物件も見学会を予定しています。

こちらの見学会は住まい手さんの意向があり、予約制となっていますので、

見てみたいという方はご連絡をいただくか、

来週の22日23日で行う戸塚区舞岡の家の見学会にお越しいただき、

ご予約いただければと思います。

 

 

 

連休ですが、みなさん是非お越しください!!

 

古今  鈴木

 

様々な伝統技法

2018.09.06

 

今朝は起きたら、北海道での大地震の報道に

また胸が痛みました。

何とか知り合いの一人とは連絡が取れましたが、

もう一人はさずがにまだ不通なまま。

 

本当に数日前には関西地方では

今までに目にした事のない台風の被害。

そして、7月の西日本の豪雨もあり、

本当に自然災害の脅威を感じます。

 

まずは、今もかなり大変状況になっていると思われる北海道の被害が

少しでも少ない事を願っています。

 

 

 

さて、そんな思いではありますが、

ちょっと切り替えて、ブログモードに!

 

一時の暑さがいくらか和らいで、少し過ごし易くなりましたね。

それをまさに感じる事のできるのは

やはり、夏の帰省です。

 

去年もブログでネタにさせて頂きましたが、

長野県の宿場町に在る、亡き祖母の住まいに行ってきました。

 

 

祖母の家の目の前の景色。

基本、目に飛び込んでくるのは緑と空!!

この余計なモノの無さ。

これだけで癒されます。

 

 

そして、毎年恒例の楽しみになりつつある、「古民家カフェ」ごっこ。

 

 

敢えてそれっぽい器もセレクトして雰囲気を出して、

この空間と古いちゃぶ台にも相性良し!

今年もしっかりと堪能してきました!!

 

 

 

そして、祖母の家にずっと眠っていたという、

前からとっても気になっていた、こちらの器たち。

 

 

金継ぎされた器です。

「金継ぎ」とは、割れたり、かけてしまった陶磁器を

漆で接着して、金で装飾して仕上げる、

要は古くから伝わる伝統的な修復技術です。

漆で接着すると、継ぎ目に漆の跡が残ってしまうので、

それを隠すために金粉を使っているのだとか。

 

しかも右側の器は、どうやら中国での伝統技法らしいですが、

鎹(かすがい)継ぎという技法で施されたモノも出てきました。

 

「金継ぎ」は室町時代に、茶道の普及にしたがって盛んになったようで、

壊れたものを再び使うということよりも、

偶発的に生まれたヒビや欠けに新たな「美」を発見し、

また風情を感じられる、という魅力があるようです。

 

聞いた話では、あの魯山人の器は敢えて割って、

金継ぎとする事で価値を上げる、というモノもあるそうです。笑

それ程、貴重な「美」が伴った魅力のある技法なんでしょうね。

 

「金継ぎ」の魅力は、自分自身の手で直して、

気に入った器が再生される喜びを感じる事が

できるところにもありますね。

より一層、愛着が湧いてきそうです!

前々からこの技法を学んでみたいと思っていたので、

近々、是非チャレンジしたいと思います。

 

 

 

 

そして、この祖母の在る妻籠宿と言う、宿場町は

「重要伝統的建造物群保存地区」とされており、

伝統的な建築技法が僅かながらに残っています。

 

 

軒を並べる民家は、出梁造りと千本格子の家並みで、

現在では珍しい、板葺きの上に石を置いて板が

風で飛ばないようにした「石置き屋根」という伝統的な技法です。

 

 

 

上から見るとこんな感じです。

正直、この妻籠宿の街並みの中でも

僅かながらの貴重な建物です。

 

どうやら、こんなサイトもありましたので、ご参考に!

是非、機会がありましたら、昔の街並みを体験しにいらして下さい。

本当に日常を忘れられる、素敵な所です。

 

 

来年は、義理姉と密かに

「古民家カフェ」を一般開放してみようか~?!

なんて、こっそり話してます。笑

 

 

 

 

こちらにも、是非お立ち寄り下さい!笑

 

 

 

 

山森