古今所の造作事情。
2022.04.28
直近3現場での造作キッチン。
シナ&米松の角材+格子状になっている部分は杉の床材を引き割って仕様。
こちらもシナランバー。
出隅の納まり。ランバーの小口は留め。
またまたシナ。
横移動の際、足が引っかからないよう方立て(縦に伸びている間仕切り)は底板面でカット。
現場を納める際の配慮(実物で見る使い勝手など)と見た目のバランスは、
作るものによって何を優先するかで変わってきます。
もちろん打ち合わせで決めた大事な部分だったり、
打ち合わせで拾いきれなかった納まりに関しては、
しっかり説明して施工してます。
じゃなくて、、
特に見えないところ
(建具がついたら見えなくなるだったり、
そもそもこんなところは出来上がってしまえば注視する箇所じゃない)
について大工さんと熟考する事が増えました。
あくまで現場の裁量なので、
ここはこうゆう風に納めたんですよ~なんて野暮。
ってことは自己満?
僕はロマンと名付けました。笑
脚光を浴びることはないなんてことない所に、
少し時間をかけてどう見えるかを考える。結局見えないのに。笑
完全にロマンですね。いやエゴかも。。
今まではわからなかったことが、理解できるようになってきて、
楽しみとして昇華できるようになってきたからこそのこだわれる所。
やりすぎない程度に。
増島健人