カタチにする仕事
2017.09.14
すっかり朝晩は涼しくなってきましたが、
この数日の日中は、晩夏を感じさせますね。
でも、風が涼しいので、やはり秋の気配が漂います。
先日、開催された『Konita』さんでも
こんなモノ達が登場して、季節感を感じさせてもらいました。
秋らしい、林檎に瓢箪!
胡桃のサイズを比較してもらうと分かるように、
小さめのサイズで可愛い~!!
我が家に帰って早速飾ってみました。
何を入れようか迷っていた、古材に特殊な黒い漆を施した器と
見事にマッチ!!
そして、初めて本物を目にする瓢箪に、子どもは大はしゃぎ!!
次の日、保育園に持っていって、お友達に自慢していました(笑)
やっぱり、こういったモノが空間に在ると、
すっごく、空間も心も賑やかになります!
日々の潤い、やっぱり大事大事。
職場で、お花が買えるなんて、ありがたいです!
『Konita』さん、本当にいつもありがとうございます!
さて、そんな空間の潤いを感じてならない、
リフォーム済のお住まいに
先日、古今スタッフでおジャマしてきました!
何度かブログでも登場しておりますが、
こちらのお住まいでは、造作家具もいくつかご提案させて頂きました。
その1つが、こちらのダイニングテーブル。
当初から通常よりも少し高さのある、収納付のテーブルを
ご希望されていました。
当初は通常のW1800サイズのモノだったのですが、
大人数でも対応できるように、エクステンションタイプにしたいと
ご要望がありました。
うむ、エクステンションか・・・。
こういったタイプのテーブルには、いくつかの方法があって
今までもいくつか見てきましたが、おそらく素材や重さ、大きさ、予算と
トータルで考えると単純に片方の天板がシンプルに
跳ね上がるタイプが良いはず。
ただ、写真の様な、良くあるエクステンションタイプの構造が
どうしても納得がいかず。。。
使っていない時のこの、だら~んと状態が、残念な気がして。
これを何とか解決するカタチのテーブルを作りたい!!
その一心で様々調べたりしたのですが、
コレ!っといった情報も得られず。
施工をお願いする家具屋さんと打ち合わせを繰り返し、
何とかたどり着いた結果、こうなりました。
広げている状態がこんな感じ。
脚の金物は触れ止めなので、これを解除していきます。
右の脚は左側に上げて、
マグネットキャッチで天板に固定。
反対の左の脚は右側に上げて、同じように固定。
左右の脚の位置が実はずれているので、このように納まります。
(一番右側は、天板の反り止めです。
これも、敢えて大きさを合わせて、違和感無く。)
そして、ゆっくりと天板を下げれば、
キレイに、本体のテーブル天板の下に納まりました!
で、分かり辛いのですが、跳ね上げ部分の脚と反り止めが
本体テーブルの側板に隠れるんです!!
ま、これは流石、家具屋さんのアイデアなんですが、
コレがやりたかったんです!!(笑)
跳ね上げの反対側には引き出し収納。
更に中央には引き違い収納もあるので、便利です!
こうやって、自分のイメージを職人さん達の技や力を借りて、
現実のモノとなって、実際に住まい手さんに喜んで使ってもらう。
これを実際に目で見て、感じる事ができる、この仕事。
やっぱり楽しいです!嬉しいです!
これからも、自分の拘りを
上手くカタチにしていきたいです。
山森