動くを考える
2020.04.22
大変な世の中です。
こんなにも世界がひ弱だとは思わなかった。
コロナが強烈すぎるのかもしれない。
家から車で現場へ行き、事務所ではマスクONの
社会的距離を守り、自宅への直帰。
鈴木のブログにもあったが、わざわざ連絡をくれ
こんな世の中でも心地良く籠れる家があるって幸せです。
と仰ってくれる住まい手もおり、こんな時に思わぬ
自分たちの役割を知り、住まい手が安心して籠れる
住まいをつくるため、今も自分たちに求められている
ものを作っています。
自分たちの命も然り、他者に迷惑を掛けない行動が求められる中、
正直今のこの行動が正しいのか、今もわからない。
わからないけど、
自分達の今の行動に考え得るモラルを常に考えながら。
すみれが丘の家
いよいよ長かった工事も終わり、内部お引き渡し。
住まい手さんらしい、非常にシンプルな空間に
なりました。
私の半年の思いも存分にこめておきました。
GWからは外構工事。
緑緑緑、たまに大谷石、の外構工事。
しっかり写真とってUPしていきます。
外構終わり次第、世間の状況にもよりますが
是非いつかお披露目できる機会をと思っています。
造作カーテンレール。
カーテンは裁縫できる奥様に委託。
YUJINの家
学生時代の友人の家。
彼の名前は勇児。
YUJIN 友人と勇児を掛けて なんちって。
都内某所に住んでいた彼は、至便な場所と
緑を求めて、中古を購入。
辞めろって言っただけど、建売中古。
これをカッコよくしてって。
正直、マジで無理っていったのを
思い出します。
内部も大事な構造材の土台を抜いて排水を取って居たり、
サッシやエアコンスリーブの防水を怠っていたために
雨漏りを壁内でしていて、至るところで柱や土台が
腐っていたり。
25年後の建売の家の姿をまざまざと見せつけられました。
今はもっと精度よく作られているとは思うけど
日本の家の平均寿命が25年程度と
言われる理由が
良くわかりました。
住んでいた人も問題。
メンテを怠っていたから余計。
日本の木の家はちゃんと作ってちゃんとメンテ
すれば50年は最低でも持ちます。
必要以上に施工する部分が増え、大工さんも監督であった
増島も大変だったと思うが、頑張ってくれました。
わざわざ装飾❓デザイン❓のために
壁面を凸凹させて、
漏水リスクを高め、
人間で言う厚化粧していた
状態だった。
同じ、建築技術者として、この建物に
携わった人に、もはや殺意に近い
気持ちを抑えながら、友人の顔を
思い出して、何とか予算内でリスクを消した
ナチュラルメイク姿になったと思う。
実は失敗したかもと思う場所があったのだが、
YUJINも喜んでくれて心からホッとしました。
まだ、引渡し前の状態なのに、
共働きの二人+息子は、気持ちいいからという
理由で新居にてテレワーク+テレ学校。
自分が設計した家に
なんだか引っ越し後のYUJIN宅の様子が
フライングで垣間見れてすこし嬉しかったです。
ダメなとこ直し
間取りの整理
構造補強
ファサードデザイン
断熱補強・気密処理
温熱環境改善のため窓の整理
外部屋根外壁防水
お得意の造作関連
etc…
自分なりにやれるコトやった気がします。
今日は、古今男手集合のお庭作業。
またGWにね。
和泉の家
無事、先日上棟。
先日、突如見舞われた警報級の大雨の予報に
大工さんと大急ぎで外部全てにブルーシート
貼りました。あの雨が外部の構造パネルを
濡らしていたと思うと、ぞっとします。
最近の天候はほんと気が抜けない。
夏の完成に向けてこちらも前へ前へ。
同じ仕事の男どもに連絡をとり、
そっちはどうだ、こっちはどうだと
連絡し、住まい手のこと、古今の人たちの事
会社の事、世の中の事、動くことを考える
今日この頃。
いろんなことが思い通りに行かず、苦しいですが
決して開き直らず、考えて、やれることを。
元井