プレゼンテーションツール
2014.12.09
すっかりご無沙汰になってしまいました。
その間に色々ブログでご紹介したいモノ、コトが沢山ありましたが、
今後のネタとして取っておきます。
今回は、今週ある住まいのプレゼンテーションツールとして
模型を用いてご提案させて頂くので、少しご紹介しようかと思います。
今回の住まいは、母屋の隣の建物を壊して、そこに息子様ご夫婦の
新しい住まいを建てる計画。
敷地裏手には林が広がり、緑が豊かであまり他者の視線が気にならない住むには恵まれた環境の中に敷地があります。
築35年平屋建ての壊される建物内には、今じゃ幾らするんだろうと思うような立派な190角ケヤキの大黒柱がありました。
住まい手のお母様の想いと建物への想いを引き継ぐのと同時に、
個人的にも直感的にこれは使わなきゃという想いが働き、
新しい住まいへ再利用することになりました。
新しい住まいのなかでもしっかり大黒柱としての役割を担ってもらうつもりです。
母屋と繋がる南側にはダイニング、キッチンから緑を望めるように
植栽を植え、それを眺める窓、ピクチャーウインドウと
ウインドウキャッチ窓(窓の開き方で自然風を捕まえることができる窓のこと)
の連窓と掃出しの窓を設け、その上には夏場の日射を遮り、
冬場の太陽からの光の恩恵を受けるれるような長さの庇を跳ねだし、
その下には縁側を設けてみました。
猫が大好きなご家族で、常にお庭で猫が戯れていました。
私も無類の猫好き。
冬のこの時期、日向での猫と縁側の最強コラボを実現するべく、
ご提案しようと思います。
想像するだけでも萌えます。。。
そして、北側の和室からは敷地内の林を借景とするべく、
住まい手ご家族は見慣れたただの林だと思うのですが、
それを建物内部から切り取ることでこんな素敵な環境が
身近にあったんだなと思ってもらえるよう、
ここにも大きめのピクチャー窓をご提案。
模型の窓、曲がってる~。でも伝わるか!
模型は、作り手の想いを伝える手法としてすごく重要であると同時に
住まい手にもご自分たちの住まいと暮らし方をよりリアルに実感してもらえる有効な手段です。
実は私たち作り手側も模型を作ることで初めて見えてきたり、感じれたりして、そこ発信で計画していた住まいの形を変えることもあります。
特に窓の大きさや、位置なんかは本当にリアルな陽の落ち方が見てとれるのでここで微調整を重ねていきます。
吹き抜けからリビングに落ちる陽光。
今回も、模型を二つ作って自分なりに答えを出して、そのうちの一つを
しっかりご提案するつもりです。
喜んでもらえると嬉しいな。
元井史朗
横浜市・青葉区・青葉台を中心に、神奈川・東京で
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