木々の日々
2017.05.26
5月が終わります。
シンジラレナ~イ早さです。
今月は、昨年お引き渡しした新築住宅の1年点検
に行ってまいりました。
一年点検では、
外壁にヒビはないか、屋根雨樋はしっかり役割を果たしているか
日々、紫外線と風雨にさらされる部分と
床下と天井裏に潜って水の侵入、漏水、雨浸みや不具合がないか
など日常過ごされていると気づけない部分を中心に
30項目くらいの古今のチェックシートに基づき
確認していきます。
この時、大事になってくるのは点検口の位置。
新築計画時にメンテナンスがしやすい場所につけておく
というのが大事で、計画時にしっかり熟慮しないと
メンテ時や何か問題があったときに、恐ろしく後悔します。。。
わたしたち作り手側は、計画時にいつもメンテの時を想像して
ここにあると便利だな~、普段は目立ちづらいな~っていう
場所を想像しながら計画をしてるもんなんです。
この物件は、反対側の玄関収納にも点検口設置をしています。
古今では外壁は白洲そとん壁を使うことを標準としています。
100%自然素材のため、収縮や日の当たる方角により
ヘアクラック(外壁表面だけのヒビ)などが
季節の変わり目に入りやすく、しっかり点検していきます。
構造材も全て無垢材を使用しているので
新築や全面改装時からおおよそ二年くらいまでは
木が収縮を繰り返し、かなり動きます。
そのためその影響で内装のクロスや珪藻土に
影響を及ぼすことも。
木の動きでボルトも緩むので締めなおしていくくらいです。
そのため、現状で下地が動いて表面に影響してるな~
って思っても、そこまでひどい状態でなければ
いつも、2年様子見て下さい、
2年点検時に動きが落ち着いたら、補修やメンテをより
しっかりやっていきましょう、と住まい手さんに
お話ししています。
点検時には、上記のようなもののほかに
木製建具や家具をオーダーで作っていくので
建具調整や引出、サッシの調整や換気扇や給気口の点検など、
現場の知識と道具が使えないと
難しい項目が多々あります。
家作りには、やはり会社として非効率な側面もあるのですが
「自分で設計し、自分で施工管理し、自分でメンテをする」
ということの大事さを痛感します。
設計者も施工者も職人も人間なので、どんなに優秀な人間でも
分業すればするほど、マニュアル化すればするほど
責任感の意識が薄くなり。。。
という部分は経験上やはりあります。
今後も出来るだけ長くこの形でしっかり自分たちの造ったものに
対しての責任を果たせていけたらと思っています。
さて、5/23無事 喫茶古今 終了しました。
今回もいろんな出会いがありました。
終了後、4haさんのキッシュとレモンケーキを
スタッフで奪い合い。
じゃんけんで購買権取得後、何を買おうかな^の風景。
元井最下位敗退。。。。
包装もこだわってる感ひしひし。チョコレート。
今回の喫茶古今に来てくれた方の中に、古今の近くで
チョコレートを工房を営んでいる方が来て下さいました。
お話しを伺い、ものすごい素材へのこだわりと信念
を感じました。
チョコもですが、オレンジの触感と風味が他とはまったく
違います。
住まいに関しても強い関心があるようで、来て下さったようで
す。
勝手に宣伝ですが機会があれば是非。
お世辞じゃなく 美味い です。
次回の喫茶古今は7/7。七夕であります。
元井