柔軟なあたまで。
2017.06.03
まるで真夏の様に暑い日が続いて、暑さに体が慣れていないせいなのか、
知らず知らずのうちに体力が削られてヘロヘロになってしまいます。
暑さには滅法弱い、汗っかき鈴木です。
年を取るにつれ父親に体質が似てきて、何もしていないのに汗が滝の様に吹き出してくるように・・・
現場ではどの職人さんよりも動いている様に見えるくらいです・・・
そんな暑い中でも職人さんは頑張ってくれています。
横浜のリフォーム現場では、大工さんの工事が終わり、仕上げ工事も佳境に迫ってきました。
塗装・クロス工事も完了し、いよいよ建具・家具工事となっています。
昨日の古今のインスタにもUPしたこの部材なんだと思います。
キッチンの吊戸棚に取り付ける部材なのですが。
金属の棒にバネが仕込まれていて、棒が伸び縮みします。
箱に取り付けるとこんな感じ。
(白とナラのコントラストがカワイイ。)
答えは
キッチンペーパーを取り付ける芯棒なんです。
うちもそうですが、キッチンペーパーって使用頻度が高い割に
置き場所に困ってしまいませんか?
がっつり見えてると生活感も出てしまいカッコ悪かったり・・・
そこで、吊戸棚の一部を加工してキッチンペーパー掛けを造ることに。
このアイデアは料理研究家のお施主様のアイデア。流石です★
ですが、色々な金物メーカーのカタログや、インターネット等でキッチンペーパーの金物を探したのですが見つかりませんでした。
そこで職人さんに何かいいもの無いかと相談したところ、この芯棒を造ってくれました。
この伸び縮みする金物は、実は折れ戸の軸になるピポットという金物を代用しています。流石です★
完成、使い勝手が楽しみです。
お施主さまや職人さんと打ち合わせをしていると、自分だけでは想像だにしないアイデアが出てきたりします。
もちろん「それは無理だなぁ・・・」 なんて事も多いのですが、
出来上がりを妄想して、「上手くいきそう・・・」 「面白そう・・・」 なんてこともいっぱいあります。
これぞ 【住人問色】 打ち合わせを重ね、住まい手さんの色を聞いて、
好み・アイデア等々を住まいに映せる、柔軟なあたまで向き合っていきたいと思います。
鈴木でした。