10年越しの・・・
2016.08.23
こんにちは!
お盆休みもオリンピックも終わって、夏休みも終盤ですね。
しかし、凄かったですね。
昨日の台風。アベマリオ?!(笑)
想定外とそうでないのとでは、やはり衝撃が違いますね(笑)
さて、私事ではありますが、
この夏は念願のギャラリ-に行ってきました!
実は10年程前から毎年訪れたいと思いつつ、
計画した年に限って、想定外のアクシデントに直面し、
やっとやっと訪れる事ができました!
そこは、築100年の古民家を移築改装した「ギャルリ百草」。
建物は勿論、そこに並ぶ代物、ディスプレイ、カフェ、空気感・・・
全てに興味があり、以前は彫刻家であったオ-ナ-さんが
「美」というモノを生活の中にどう取り入れていくか、
そんなヒントを様々な形で表現している所でした。
この場所自体も多治見の山間で、樹木が生い茂る環境で、
もう始めのアプロ-チからこの感じ!
石の色合いや配置、サイズ感、それに寄り添って草木や苔が
自ずと自然に居場所を見つけたかのように、
そこに存在していました。
今は陶作家であるオ-ナ-が焼かれたというタイル。
なんとも言えないこの色彩、この使い方。
その脇にはジャワ鉄平石が積み上げられています。
この佇まい、そして打ち水の雰囲気も堪らない。
玄関入っての土間には、この演出。
天井から吊るされた氷から、
ぽたり。
ぽたり。
蚊取り線香の匂いと共に、五感が刺激されます。
内部はこのような雰囲気。
天井の低さと梁、天井の重厚さが逆に落ち着かせる。
夏を感じさせる、通風のある簾戸(すど)がなんとも涼しげ。
緩やかに奥の部屋からの緑も見えて、
優しい光を感じます。
子供はうっすら見える人影が面白いらしく、
何度も奥の部屋と行ったり来たり。
最近は中々目にしなくなった貴重な簾戸だが、
こうやって遊ぶ姿に、日本家屋の魅力を感じてならない。
先人が当たり前でやっていた創意工夫が
余りにも今は薄れてきてしまっている気がしてならない。
そういう意味でも、是非小さな子供にもこういった空間を
体感して欲しいと思う。
そして、締めは併設のカフェ。
カフェメニュ-も、10年間眺めていたので、
過剰な位に期待して行きましたが、
さずがに全てが余りに美味し過ぎました~!!
しかし、この空間。
なぜにこんなに落ち着くのか。。。
このスケ-ル感?天井の低さ?開放的な窓から飛び込んでくる緑?
それは、なんとなんと、、、
想定外の敬愛してならない中村好文さんの設計でした!!
何故か、事前に一番チェックすべき部分を怠る位、
興奮した訪問でした(笑)
やはり、好きなモノは繋がりますね!
帰るのが惜しくて惜しくて。
また、絶対再訪します!!
山森
玄関。高さ1200mm程。
頭上要注意!!です。
横浜・青葉区・青葉台を中心に、神奈川・東京で
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