ひと手間をかける
2017.12.22
朝の気温が氷点下まで下がり、さすがに夏用の肌掛けでは寒いので、
厚手の羽毛布団を押入れから引きずり出してきました。
ここにきて年長さんになってから、皆勤賞で通園してきた長男が胃腸炎(おそらくノロ)に掛かり、
上から下から大騒ぎしております。
消毒しまくって、頑丈な私の手も荒れてきました・・・
みなさんお正月までもう少し、体には十分に気を付けていただければと思います。
さて、そんな北風ピューピュー吹く横浜の新築現場では、
大工さん・板金屋さんが年内に戸締りが出来るよう、
せっせと工事を進めてくれています。
今回採用の屋根の葺き方は【瓦棒葺き】。
瓦と1・2を争うこれぞ日本の屋根!!という屋根ではないでしょうか?
以前はいわゆる【トタン】で作られていましたが、
今では耐久性に優れた【ガルバリウム鋼板】を使用します。
現場では板金屋さんが一枚一枚板金を折り紙の様に折り込んでいきます。
従来ですと、屋根の桟の先にキャップをして隠すのですが、
そのキャップで受けた雨水が桟に廻り、
桟の先端が腐ってしまっているケースをリフォームをしていると度々見かけます。
そこで、先端をシャープな斜めに折り込み、水切れを良くします。
見た目もスッキリしてステキ。
手間はかかりますが、こういった一つ一つの手間が全体の印象となり、
その家の持つ雰囲気を醸し出すのだと思います。
野暮ったくなくスマートに見せるという意味でもう一点。
窓上の庇もやたら造ると野暮ったくなる物。
最近の住宅では付けないところが多くなりましたね。
ですが、この庇は季節ごとの日差しの調整や、雨漏り防止など非常に優れており、
日本の家とはベストマッチな品物です。(詳しくはまたどこかでBlogネタにします)
まだ、仕上がっていないので解かり辛いかもしれませんが、
フラットに飛び出た庇。
大工さんと
「あー補強しよう。こー納めよう・・・」と、
ひと・ふた手間かけてもらい造りました。
出来上がってしまえばそんなもの。
の積み重ねが、素敵な雰囲気を醸し出す住まいになる事を信じて。
鈴木