『街さんぽ』での学び
2018.05.28
早くも今週で5月も終わり。
近くの緑地ではもう蛍の訪れのようです。
蛍と耳にすると、すっかり初夏な気がしますね!
しかし、この何とも過ごし易い季節がやはり好きです。
我が家でも家中の窓を開け放して、
心地よい風が通っていく気持ち良さが、
この季節を無意識に感じさせてくれます。
そして、この時期はやはり『さんぽ』がしたくなります。笑
太陽の日差しも逃げ去りたい程でも無く、
軽快な身なりでも、快適な温度感。
最近は、ゆったりと周囲を観察しながらの
『街さんぽ』が多くなりました!
こちらは、ずっと行けずにいた、念願の『谷根千』!
やはり新旧が見事に混在していて、
そんな中にこういった時を感じさせる建物が
想像以上に沢山ありました!!
沢山ある中でもやはり気になったのが、
「上野桜木あたり」という昭和13年に建てられた3軒の古民家に
店舗やオフィスが入っている複合施設。
こちらのコンセプトは
「手作りや丁寧な仕事の良さを未来に引き継ぎ、発信していく場所」。
うんっ!!
日々、この仕事でも痛い程感じるコトですね。
量産品が短期間で消費されていく現代だからこそ、
古き良き時代の手仕事が生み出す素晴らしさを、
古民家を舞台に発信していこう、という狙いがあるそうです。
そして、こういった狙いが混在しているからか、
歩いていて感じるお家の佇まいや
公園で遊んでいる方などを見ても
どうやら、住んでる方も老若男女様々なようで。
そして、ここも3店舗の飲食店がありましたが、
働いている方が年齢層が幅広い。
でも、その違和感が無い空気感が落ち着く。
この趣の、昭和の酒場をイメージした建物らしいですが、
中には、沢山の子ども達もいましたよ!笑
こちらも気になっていた「SCAI THE BATHHOUSE」。
200年の歴史を持つという、
由緒ある銭湯を改装したギャラリーです。
堂々たる、この存在感の内を是非見たかったのですが、
残念ながら行った日は、、、
お休みでした。。。苦笑
しかし、このファザード。
どっかで見たような?!
そうそう。
先週のブログ、横浜の平屋の現場に似てる!
・・・屋根が入母屋なだけか。苦笑
でも、この入母屋造りの屋根も
今では中々目にできなくなって意味で、
それだけでも建物の価値が上がる訳で。
こうやって違う形で再生していく方向が多くなってきているのは、
建築に携わるモノとしてはとっても有難い。
そして、最後に出会ったこちらの建物も
思わずシャッターが下りちゃいました。
小学校ですって!
やっぱり、入母屋造りだ~!
実際に『さんぽ』しないと分からなかった、
期待以上に、
素敵な街だったな。。。
こうやって感じたこと、
上手に取り入れていきたいですね!!
山森