キッチンのお話
2020.09.20
突然ですが、【造作キッチン】または【オーダーキッチン】と
聞いて、どう感じますか?
おそらく皆さま【金額が高い】といの一番に思われると思います。
今回はそんなキッチンのお話。
なにを隠そう私 鈴木 前職までは、
キッチンを造作で作った事がありませんでした。
いわゆる各メーカーによる【システムキッチン】を
提案していました。
やはり、高いというイメージが先行してしまい、
敬遠していたことと、
造る職人さんによって出来が左右してしまう。
ということもあり、設計・現場管理側からすると
少々厄介な面もあるからです。
決して、【システムキッチン】<【造作キッチン】
というわけではなく、
キッチンの隅々まで収納が出来るようにこだわったメーカー
ステンレスの加工の技術を使い、耐久性の高いキッチンメーカー
ピアノ塗装の技術で見事な扉を使用するメーカー
etc・・・
と、各メーカー特色を持って作られています。
しかし、各家庭のそれぞれの
間取り・身体の大きさ・家族構成・物の量
一番大事なのは 性格。
それらを、しっかりとヒアリングして
オーダーで造るキッチンは、唯一無二の
使い勝手になると思います。
![](https://kokon-sumai.co.jp/column/wp-content/uploads/2020/09/198-450x600.jpg)
古今ではほとんどのケース、キッチンを大工さんに
現場にて造作してもらい、
引出や扉は建具屋さんに作ってもらいます。
家具屋さんのように工場で組立て、
大きな箱を現場へ搬入し設置となると、
どうしても費用が嵩んでしまうから。
これを大工さんに現場で行ってもらうことにより、
かなりのコストダウンを図れます。
しかし、冒頭でも記述したように、
繊細な家具の施工をお願いできる
大工さんありきの物になります。
![](https://kokon-sumai.co.jp/column/wp-content/uploads/2020/09/S__1318918-450x600.jpg)
![](https://kokon-sumai.co.jp/column/wp-content/uploads/2020/09/S__1318920-450x600.jpg)
箱を組む際、ビスが見えないように
板をしゃくって差し込んだり。
この面倒な一手間を喜んでやってくれる
(喜んでるかはわかりませんが・・・)
職人さんはなかなかおりません。
高さは?作業台の幅は?
オーブン・食洗機は付けますか?
引出は?オープンにしますか?
天板はステンレスor木どうしましょうか?
面材は?取っ手の形状どうしますか?
etc・・・・・
決める事は沢山で、
頭が「シューーーー!」
ってなるかもしれませんが、
毎日立ち、眺める景色だからこそ、
一つこだわってみませんか?
とことんお付き合いいたしましょう。
古今 鈴木