材木状況とオープンハウス
2021.08.28
- 残暑が厳しいこの頃
ウッドショックの影響がここにきて更に顕著に出てきています。
材木の供給が怪しいと話が出てきたのが2月頃
そこからじわりじわりと金額が上がっており。
単純にお金を払えばできる。
というだけでなく、
当たり前にあったものが入手し辛くなったりと、
材料自体の確保も難しくなっています。
全ての材料を大事に無駄なく
使っていかなければという状況です。
現場だけでなく設計の段階でも
そういうことに気を使いながら進めていきます。
プランをする時はグリットといって
基本となる寸法(910㎜)を組み立てていきます。
これは尺(しゃく)モジュールといって昔から使われている寸法です。
3尺=910㎜
これは、材料の規格寸法によるもので、
石膏ボードやベニアなどのボード1枚の大きさは
910✖️1820が基本です。
基本は柱は910や1820の間隔で入れ、
そのあいだに455㎜間隔で間柱という下地材を入れます。
それもあり
455、910、1365、1820...
といった寸法にすることで
材料を無駄なく効率的に使う事ができます。
柱や梁は3m、4mが主流です。
4mを超える材料を使わないような
間取り・構造を考えるのも大事です。
余談ですが…
建築現場では尺以外にも
昔からの寸法の呼び方を使うことが多く
柱や梁のサイズを言うときによく使われる
『寸(すん) 』
1寸=30㎜
120㎜角の柱だと「4寸柱」
材料の長さによく使われる
『尺(しゃく)』
一尺=303㎜
三尺=910㎜
3尺(910㎜)×6尺(1820㎜)のボードは
「さぶろくばん」と呼ばれます。
部屋の大きさや梁のスパンなどに使われる
『間(けん)』
一間=1820㎜
8畳の部屋は2間×2間
もっと小さい単位だと
『分(ぶ)』
1分=3㎜
などなど。
工事中の現場に行ったら大工さんや職人さんが
「あの尺の梁はさ〜・・・」
「この見つけ何分(なんぶ)にする?」
なんて会話が聞けるかもしれませんよ。
先週もお知らせしています
『相模原市 東淵野辺』の現場
こんな時期なのでなかなか見学会ができていませんでしたが、
予約制で見学会を開催いたします。
内部は先週のブログであったので、今回は外観を。
外壁面にアクセントとなる格子がまだですが。
代田