自然素材を利用した新築注文住宅 リフォーム リノベーションを提案する神奈川 横浜の建築士事務所

home

お問い合せ

Facebook

神奈川・横浜を中心に自然素材での注文住宅
リノベーションの設計・施工会社

新しいのに、懐かしい。

古今について

住人問色の住まい私たちは目指していきます。

HOME > お知らせ・イベント情報 > 生業の一味

生業の一味

2024.06.09

何かの本で「梅仕事」とという

言葉に出会った。

 

要は、今時期に出回る青梅や完熟梅で

梅酒と梅シロップ、梅干しを

仕込むことをさす言葉。

 

毎年ではないが私も

過去を振り返って、

心の余裕がある年の

梅雨から初夏の今時期に

自家製梅シロップと梅干を

造ってきた。

 

梅仕事という言葉は、普通にネットでは

使われていたのだが、私が

知らなかっただけで私自身も

梅仕事をしていた年があったのだけれど、

「梅仕事」というとても季節感を感じる

言葉の響きが今になってなんかいいなと

思っていた。

 

ふと目にしたその本では

「どんなに忙しくて心の余裕がなくても

梅仕事だけは手放したくない」っていう

文面があって、正直、今年は心の余裕が

全くない状況で、うちのOBさんからも

GWにメールで今年は梅漬けないのなんて

メールを頂いていて、今年はその余裕が

ないです~なんて返信していたのですが

「梅仕事を手放さない」という言葉に

背中を押され、手掛けることにしました。

 

まず、梅ちゃんを手に入れるため

JA小田原の直売所に赴き、GET。

 

今年は不作と出荷の遅れがあるらしく、

行ったときにはまだ選果中で

搬入中の農家の方に

一度は1週間後に来てくださいなんて

言われたのですが、JAの上の方が

二キロなら1時間後に来てくれれば用意しとくよ

と言ってくれ、傷のない綺麗な青梅を。。。

 

本当に人間味のある方で

帰ろうとしたら、走って追いかけて

きてくれて、待たせたからといって

少し傷はあるけどと言いながら

+1キロ持たせてくれて。。。

 

最近、人壁(人間の汚い側面に出くわすこと)

にぶち当たる出来事が多かった

から、心が大いに震えました。

 

俄然、梅仕事をやる気になったこと、

この上なし。

 

 

早速丁寧に洗って、汚れを取り、

乾かして、ヘタを取り、また洗って

乾かして、瓶を消毒して、乾かして

という作業。

 

作業を通して、

本の書著の「梅仕事を手放さない」の意味は

人生の時間において、どんなに忙しくても

このような心穏やかに過ごす

自分時間を手放さないという意味だと

理解しました。

 

私の唯一の趣味、

海での波乗り時間と共に。

 

いやほんと大事です。

 

 

 

今回は4種。

500グラムずつ、竹串で刺したエキスが出やすい

ものと、そのままの青梅のままのもので、

梅シロップと梅酒それぞれ。

 

竹串で刺したものはエキスが出やすく、

角砂糖も溶けやすいけど、

その分えぐみも少し。

 

青梅のそのものは梅の清涼感を

感じるスキっとした感じになるはず!

 

仕込んでから、日々砂糖を溶かすように

混ぜ混ぜして、二週間。

 

そろそろ梅シロップは頃合いです。

梅酒はまだまだ。二か月くらい後かな。

 

梅を取り出して、しわくちゃになった

梅ちゃんを梅ジャムに加工して~の

作業が待っています。

 

自分時間を手放さない

 

今は時間がいくらあっても足りない

状況だけど、梅に海。(梅と海似てる!)

 

心を安寧に、自分で自分のご機嫌を取れる

おじさんになりたい。

 

今日も明日もこれからも。

生業に向き合います。

 

 

元井

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

pagetop

古今

Facebook

〒227-0062 神奈川県横浜市青葉区青葉台2-32-5

Copyright c 2020 KOKON CO., LTD.