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自分たちなりにやれること

2024.08.06

最近、ニュースでみました。

時給が1400円を超えたそうな。

 

アルバイトを週6で8時間勤務したほうが

お金稼げるんじゃないかと思ってしまいます。

 

今の時代は、アルバイトなしでは世の中は

回らないだろうな、世の中の便利なサービスは

アルバイトなしでは受けれないなと思います。

 

最近、目指すところはあるけど

そこでは成果がまだ出ない、

そんな20歳の若者に一先ずどうやって生きて

行ったほうが後々潰しが効きますかね?

と言われた。

 

働き方の多様性といわれる時代、

潰しって言い方が好きでないなと

思いつつも、それきっかけで

色々考えてみました。

 

■時給制

アルバイトなどの時給制の問題点は、

仕事のクオリティや

成果にあまり関係なく、

賃金が支払われるということ。

 

多少の差はあるにしろ、

少しくらいサボったとしても、

たとえばコンビニで5時間働けば、

5時間分の賃金が支払われる。

 

忙しい店でも、ヒマな店でも、

時給800円と決まっていれば、

5時間で4000円が支払われます。

 

これでは、

「どうやったら価値を出せるかを考えて、

働くこと」がバカバカしくなる。

 

とりあえずその時間が

過ぎればお金がもらえるから

どうせならラクなほうがいいに決まっている

 

極端な話、

何もしなくても

(とりあえず出社して仕事をするフリをしているだけで)

お金がもらえるとなれば、

誰でもヌルくなる。

 

そうすれば、

与えられた仕事をきちんとやる人なら、

時給がより安い人にスイッチされます。

雇う側からすれば当然です。

 

その人件費すら非効率となれば、

機械を導入して自動化します。

 

そして人は結果、不要になります。

 

■フリー、自営業

私のような自営業タイプで

成果で結果を求められるタイプは

いくら長時間働いても、

それが売れなければ収入はゼロ。

 

逆に、1日1時間しか働かなくても、

売れれば収入は天井知らずです。

 

つまり、

目に見える労働時間には関係なく、

より付加価値のあるアウトプットを出せたか、

人の役に立てたかどうかが問われる。

 

これは恐怖であると同時に、

醍醐味。

 

そして、この厳しさは、

個人を鍛えてくれます。

 

「何が売れるか?」

「どうすれば売れるか?」

という工夫と発想を、

つねに問い続ける習慣ができます。

 

すると、残業とか、

休日出勤とか、

有休などはどうでもよく、

自分が出すべき価値に

フォーカスできるようになる。

 

反面、本当に心から休めなくなります。。。。

 

■月給・年俸

もう一方、会社員の多くは、月給制のため

日々の労働時間や生活のことを気にせず、

じっくり仕事に取り組めることです。

さらに年俸制なら、

残業という概念からも解放されます。

 

しかし半面、

「しがみついていれば、

とりあえず25日には給料が振り込まれる」

という甘えにもつながりやすい。

 

 

45歳になってみて、周囲の同世代は人生の転換期

を迎えている。

 

 

自分の所属する会社で社長を目指す人、

50歳で独立をするため、準備を始める人、

会社員で今の立場でそこそこの仕事する人、

今いる場所でどう逃げ切ろうと思慮する人、

何も考えず、永遠に今の地位があると

思いこんでいる人、

 

働く時間と自分の時間は、合わせても

24時間。みな共通。どこに重きを

置くかはその人の価値観次第。

 

それぞれ一長一短あるなと思います。

 

 

私自身も、

45になると体力と気力が減っている

のを痛感し、成果の仕事はきついな

と正直思うこともしばしばです。

 

 

私みたいな、元来の社会性の薄い人間は、

責任のない「時間でお金をもらう」

という働き方からは退屈で向いておらず、

「責任が付きまとい、

自分が働いた成果でお金をもらう」

という働き方が合っているから、

いまも続いてるんだと思う。

 

 

さて、20歳の若者にどうやって生きて

行ったほうが後々潰しが効きますかね?

の質問にどう、私が答えたかというと、

 

 

人の役に立てる価値が何なのか、

会社に居ようが、個人だろうが、アルバイトだろうが

いつも考えて、それをどう生み出せるかを

考えることが「仕事」だと思うし、

そのスタンスで立場関わらず、

生きていれば潰しは効くし、

自ずと向こうから道を作ってくれるぞ

 

 

まあ、説教じみたおじさん意見だろうな

とは思いつつも、偉そうに言いました笑

 

 

建築をしていても、クダラナイと思うのは

商社や材木問屋が売れる商品ばかり、

取り揃えストックして、あまり売れないけど

独自性があってエッジが利いた商品を

扱わないようにするから、どの商社みても

おなじものばっかり。

 

 

買ってくださいって言うくせに

買いたいものがなく、使うけど消耗品で

どこで他に入れても質が買わないから

こちらからすれば、価格勝負に

なるのに、コト売りをしないといけないですね

とか、人で売ってますよ、私どもは、見たいな

ことを平気で言う。

 

 

アポなしで会社で来て、こちらの

時間を食いつぶす癖に、せめて

ホームページでその会社が何を

売りにして、どういう性質の

商品を欲していそうかみたいな

当たり前なことをせずに売りに来る

人々が如何に多いことか。

 

い甘の世の中は、多様性の

名のもとにモノサシの選択肢が

多すぎて、ある意味で羨ましくも

苦しくもある。

 

でも、きっとその環境、置かれている

立場で自分の作業の価値を常に考え、

どうせ同じ時間使うなら、役に立つことを

って考える人は、アルバイトでも

会社員でも自営でも重宝される。

 

いつの時代も、どこの場所でも、普遍だ。

 

得手不得手の不得手の方を

都合の良い多様性を隠れ蓑に

修正、克服せずに生きてきて

無意識に他人の時間を食う、

嫌な思いをさせることは

自分もしたくないし、

してほしくないなと

思っています。

 

 

 

うちの大工が元井さんが

好きそうだよねっていつも思慮してくれたり、

手を貸してくれる

木の納まりのいくつか。

 

先端恐怖症ではないのだけれど

角があって、とんがってると何か通るときに

刺さる圧力を感じるから、丸くしてしまう各所。

 

鴨居

 

 

階段手摺

 

 

玄関収納

 

 

笠木

 

 

 

玄関手摺

 

 

結果、その場所、その部位を毎日通る

施主も同じ感覚なら気が利くなと

と思ってくれるだろうし、

造作感を感じる佇まい、

滋味深い情緒みたいな

ものを感じてくれれば

これ幸い。

 

同じ造作、

同じ手間(手間とお金は厳密にはかかってます!)

であれば、

気づける部分は少しでも配慮したい。

(気づけなかったらごめんなさい)

 

多様性の隠れ蓑が横行する時代のなか、

得意ではないけれど、自分で乗り気のする、

気付きができる部分に、自分で自らスポットを

当てて、そこにスピリッツを練り込み、

念を込めて超アナログに、

他の人たちはめんどくさくて

やらないであろう部分に

価値を生もうと図面内、

現場で日々もがいてます。

 

これが、お施主さんの、はたまた

これから家を作る人たちの

お役に立てる事を切に願いつつ。

 

 

 

夏季休暇のお知らせ

8/11~8/18まで夏季休暇を

頂きます。

 

御用の方は

info@kokon-sumai.co.jpまで

 

 

 

古今 元井

 

 

 

 

 

 

 

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