春らんまん
2016.04.06
寒暖の差がある中、暖かな気候を見事に味方にして、
あっという間に桜も満開になりましたね。
「桜咲く」
おめでたい事の象徴でもある、この言葉の通り、
なんだかやはり毎年この時期は心が躍りますね。
山森です。
古今社屋の草花たちも日々表情を変えて、
艶やかな新芽が芽生えてきて、
クロフネツツジ、アセビ、続いてジュ-ンベリ-も
愛らしい花を咲かせています。
ジュ-ンベリ-はまだ開花したばかりなので、
もう少しするともっと沢山の白い花に一杯になります。
そのあと6月頃には小さな赤い実を装ってきます。
しかし、いつも思うのは、本当にこの新葉の色が全く違って、
つやっつやっ!なんですよね!
人間と同じだな~(笑)
あの赤ちゃん肌というのも、全く違いますもんね!
ホントに、つやっつやっ!!ですもんね!
そして、こちらは数日前のしっとりとした雨模様の写真。
古今のアプローチの石や砂利は濡れると、
また全く違う表情になります。
個人的には、このしっかり石の存在感のある表情に惹かれます。
こういったお天気や、一緒に佇んでいる草花の四季の表情でも、
全然見え方が変わってくるので、やはり、自然もモノ同士、
良い関係なんですね!
さて、春というと色鮮やかなモノが似合う季節ですが、
普段身に付けるモノは、つい無難なカラ-ばかりに
なってしまうのですが、ハンカチは冒険できるモノのひとつです。
こちらは、雑誌やポスター、演劇、ダンス、映画、テレビ番組など、
多伎にわたる分野で独創的なコスチュームデザインを発表されている、
ひびのこづえさんの作品です。
ひびのさんのデザインは、自然の植物や動物、風景などを
モチーフにされているモノが多く、はっと目をひく斬新さの中にも、
ほんわか優しい世界観を感じさせてくれます。
このハンカチは、もう10年以上モノ?! (笑)
気に入った物や良質な代物は本当に何十年と使えてしまう私ですが、
やはりそういったモノは永く付き合えるものです。
その後ひびのさんの作品には、所々で出会う事がありました。
趣味のひとつである建築旅行で出会った、
石川県に在る旅館「無何有」。
箱根でかの有名な名旅館「強羅花壇」の設計もされた、
竹山聖さんの作品ですが、空間は勿論のこと、
家具や小物など全てのモノがかなり洗練されており、
こちらの浴衣が、ひびのさんのデザインでした。
そして最近の出会いは、Eテレで放送されている
「にほんごであそぼ」という番組の衣装。
出演者の身に纏う、様々なデザインの衣装も
手掛けられているそうです。
とっても印象的な色使いのデザインで、
このハンカチと共通する雰囲気を感じます。
しかし、こういったものに出会ってヒントを頂いてか、
打ち合わせのコ-ディネ-トの中でカラ-を用いるときにも
参考になっているのかもしれません。
最近ではメジャ-になってきましたが、空間壁面の一面だけを
色や素材を変えるという手法。
空間に奥行きを与えることで視覚的な広がりが生まれ、
雰囲気もかなり変わってきます。
鮮やかなカラーを使いたい時は、洗面やトイレなど、
小さな空間で採用することをよくお勧めします。
居室では出来ない遊びゴコロを取り入れるのも、
とっても楽しいですよ!
以前は、クロスやCFシ-ト(クッションフロア-)と呼ばれる、
ビニ-ル製の床材なども色柄が豊富なところがありました。
今ではなかなか出会えないような、それはまた趣きあるデザインで。
こういうレトロな仕様が残っていると、
つい活かしてあげたい気持ちが湧き起こります。
ガラスやタイル等は、なかなか昔のモノには勝てない。
そして、マネて生産されても、それはそれなり。
まさに、古き良きモノ、という言葉が当てはまる。
そういう意味では、やはりリフォ-ムの時に
活かせるモノは生かしたい!
無論、全てが活かせる訳ではないので、
厳選して、ご提案しながら。
でも、そういったことをうまく組み込んでいけると、
この仕事の責任を少し全うできたような、
そんな満足感に駆られるものです。
特に永く住み続けた家は、是非、逆に何かを残したいと思う。
家族や時間の歴史を感じながら、日々に感謝しながら、
生活の基盤になる住まいを継続していける。
これぞ、リフォームにしか出来ない魅力ですね!!
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