住人十色
2016.04.16
サクラが開花したと思ったら、ゆっくり眺めることもなく散ってしまった。
毎年、あ~サクラの季節だな~、ゆっくり人が少ない場所でひっそりと
咲き誇るサクラに会いに時間をつくりたいな~と思いながらも
毎年少し時間ができたなと感じて周りをみると散っている。
これを毎年繰り返す度に、目の前に集中するだけでなく
しっかり、周りを見渡せるようになれとサクラさんに
言われているような気がします。
来年こそは。。。
さて、暖かくなり、動植物も動き出す季節。
古今の植栽も、雨と晴れを繰り返すたびに
驚くべき成長をしています。
たった2.3日で緑のトンネルが出来そうな
くらいの伸び方。すごい成長力。人間の成長期なんてとても
かないません。
当たり前ですけど、しっかり生きてるね!っと
声をかけたくなるくらいでした。
それと同調するよう、古今で住まい手さんと育んだ
住人十色の暮らしが生まれるであろう
家が動き出しています。
藤沢 O邸
閑静な住宅街の一角。
土地の神様を鎮める地鎮祭の名残も残る中
基礎屋さんによる遣り方が始まりました。
基礎屋さんと設計高さの確認、建物離れ、
基礎の詳細、鉄筋のピッチ、コンクリート厚さなど
様々な項目をこの時点で確認し、ひとつひとつ
丁寧に作り上げていきます。
横浜 W邸
こちらは藤沢よりも少し先を行っています。
古今のコンセプト住宅である、KOKON HUTを
よりWさんらしく、無駄を取り除きながら、Wさんの
こだわりや思いをしっかり詰めて。
外観もシンプルな見た目の中に三角形の玄関庇が
かわいらしく存在します。
今日は、基礎の枠を外していく作業。
この後、しっかりコンクリート強度を出すために
数日、養生をしていきます。
KOKON HUT
日本の住まいは極端だ。
建売住宅では、手が届くけど物足りないし、作りこまれすぎているが
故に自由度が少ない。
注文住宅は、こだわれるし、自由度は高いけど手が届かない。
こだわりを持ち続けられ、手が届く範囲のちょうど良い住まいづくり。
そんな住まいはつくれないか。
日本の気候風土に合った木造在来軸組工法で容易に加工できるシンプルな骨組み。
仕上げや間仕切りは生活の変化に対応して変えてゆくことができるワンルームの間取り。
住まいをつくるとき、全てを人任せにするのではなく、出来るところは自分の手でつくる。
あるいは、未完成な部分を残しておいて、住まい手の生活スタイル、
家族構成、時間軸によって手を加え育ててゆく。
最初から完全を求めず、住まいをつくりこんでいく楽しみを手離さない。
HUTとは小屋のこと。
KOKON HUTは、必要最小限の住まいからスタートします。
KOKON HUTは、このようなコンセプトから生まれました。
家作りを生業にしている人間でも、日本の家は高いなと思う。
命や安心を守るべき器である建物の耐震や断熱性能は
私たちがしっかり担保します。
もっと自由で、もっと柔軟でいいと思う。
住まい手にある程度の部分をお任せする分、
金額も建売住宅と注文住宅の中間くらいの金額。
でも、無垢フローリング、古今オリジナルのキッチン
自然素材の壁紙などkokonらしさもしっかり残します。
KOKON HUTのパンフレットを今 スタッフ全員で
作り始めています。あーだこーだ言っているこの段階が
ほんとに楽しい。
これが実現化する段階になって、やっぱりこーかな
あーかな、耳から煙が出るくらい考え込むんです。
がしかし、5月にはなんとかupしたいと思っています。
こんな住まいが広がれば、きっとみんなもっと
ローンを必要以上に抱え込まず、生きていくための余裕が造れて
その家族ならではの、もっと豊かな住人十色の暮らしが生まれてくれる
んじゃないかと考えています。
今の日本には必要な事のひとつだと考えています。
広がれ~!
横浜 T邸 リフォーム
良い感じで仕上がってきました。
紆余曲折住まい手さんと色々語り、出来た形です。
あと少しで完成!
オリジナルキッチン
テカテカしすぎてないためか、既製品によくある
綺麗に使ってください!!って言われてる感がなく、適度なざっくり感が
使用意欲を駆り立てます。
オリジナル建具 ガラス窓の配置が素敵。(自画自賛)
住まい手さんが名古屋まで行って買い付けてきた内装材
完成が楽しみです!
県内:某邸
さあ、大工さんのお仕事も大詰め。
内装の木工事の造作もほぼ終わりました。
オリジナルの玄関ドア
大工さんとの共同作業で最後に残る砦。
造作階段。
今回は米松材の無垢材で階段を作り込みます。
いまだかつてこんなに太い米松の材料を
見たことがありません。。。。
成功するために万全を期しています。
ダイナミックでこの住まいにふさわしい階段になることでしょう。
失敗できない。。。。
一難さってまた一難。
これが終われば、塗装や内装工事。
色次第で全てが台無しになるので、この現場は
難儀で繊細な作業が続きます。
以前のブログにも載せましたが、またもや適切なタイミングで
なんとも説明のつかない不思議な御縁がありました。
逆にどれだけ誠意をお伝えしようとも
努力してもなぜかどうしてもうまくいかないこと
もあった今年の春。
人に言えば、しょうがいないよ、長い人生上手くいかないときもあるよ
なんていってくれますが、そうも簡単に納得できず。
スピリチュアル的な事、基本的に信じていませんが
なんでこのタイミングって思います。
誰かに操作されているような、されていないような。
でも、やりきれない思いから、この出来事によって
前向きになったのは事実です。
とりあえず、誰だろう。感謝です。
一気に成長していくこの時期の植物のように
私自信も殻を破りたいと思っています。
元井
横浜・青葉区・青葉台を中心に、神奈川・東京で
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