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自分たちが得意なことは何か。

2021.02.05

物事って、実際にやれることよりも、

やった方が良いことの方が絶対多い。


古今で例えると、

会社単位で言えば

古今の広告媒体・コンクールへの

露出の為の作業。


施工目線でいうと

職人さんの手間を発生させない、

住まい手に安く工作物を作ってあげるための

職人さん紛いの現場作業。


設計目線でいうと

イメージの共有を図るものは製作するが、

より提案を深くわかりやすくするための

パースや各種図面。




やった方が良いのはわかってる。




だけど、やった方が良いことを全部やると

みんな疲弊して、住まい手から預かるお金

の対価として、建築技術者として、当たり前に

普通にやらなければいけないことが疎かに

なることも、今の物件数と難易度を考慮すると

現実出てくることが安易に想像できる。



しかも、これが出てくるときは、いつもニョロっと

ニュルっと、しれーとした顔で出てくるから

気付きづらい。



僕らのような家の作り手として、

各部、ポイント・タイミングでチェックや確認が

出来なくなり、取り返しがつかなくなってしまう

ことが一番恐ろしいし、やれなくなってしまう

のであれば、本末転倒甚だしい。



そんな時にどこが線引き?落しどころ?かという

判断基準になるのは、自分たちが

何が得意なんだってことを自覚したうえで

何が何より優先なのかをはっきりさせて、

みんなが、職人さんが納得しながら進むことだと

思っています。



今年一年(もうすでにひと月経ったよ。。。はえ~)、

古今が得意なことをする集団であろうということを

目指すとしても、人と人が一緒に作り上げていくような

仕事をするためには、それが得意だろうが、苦手だろうが

なんだろうが、これだけはやってもらわないと

困るということを決めないと一緒に作れない。


その「最低限のこと」をできるだけ、なるべく

小さくしてスリムにして、理解していただく

努力を怠らずに進んでいこう

と今年は思っています。


得意のことを伸ばし、

苦手なところは可能な限り人並みに。。。

諦める事は諦める。


こっそりな今年の抱負です。



古今の得意は、くどくて長くなる

からここでは割愛。



過去の元井ブログで駄々洩れしている

と思います!お時間ある人はぜひ。





年末年始にメンテなどでお伺いした物件で幾つか。



永山のテラスハウス

おしゃれ夫婦+boyの家。

中古+リノベ案件でした。

上手に住み熟してくれています。



ここは、玄関とホールをタイル仕上げ。

目地なしで突きつけ貼りをすると、いやらしくならない。

壁はラワンベニヤ貼り。階段はカーペット張りの

既存の下地を利用したもの。


無国籍のモノが良く似合う空間。





1F リビングからホールLDを望む




リビングダイニング。



モノがあるんだけど、雑然としない空間。

一言で言うと暮らしのセンス。さすがです。





鵠沼桜が丘の住まい

こちらも中古+リノベ。

無垢の木の端材を外ストーブで使うから

とっておいて下さいと工事中に言われ、

大量にストックさせて頂いたのですが、

その一部がかわいらしいものに変化してました。

ご主人手作りの小さなお家。

まるでシルバニアファミリーの家。



この家には、リビング2大偉そう鎮座モノである、

ソファもTVもない。達観してるよ、若いのに。


リビングで逆上がり。

下の踏み台をまた端材で。


床と同じ杉材で一体感半端ない。




モノがあるんだけど、雑然としない空間2



暮らし・お料理上手な奥様らしい。


訪問中もご主人・子供たちは自転車で海へ。


子供も伸び伸びしてる。良い環境です。




かなり意識して施工した断熱・気密も

うまくいったようで、あったかいですと。



お引渡し際に測った数値も上々だったので、

大丈夫かなと思っていましたが、

ちゃんと言葉で聞くと、格別。


結果が伴うのは、ほんと嬉しい。


住まい手の意図を汲み取り、共感し、

デザインや醸し出す空気感、空間を整わせるのも

僕らの大きな仕事だが、やはり心地よい暮らしの

もう一つの大きな側面である温熱環境整理も

今の時代の家作人にとっては、至上命題と

いっていいだろう。


実はリノベの場合、予算との取り合いが一番

ここがシビアで難しい部分。


お住まいになってからの

意見が(良くも悪くも)

何よりの収穫だし、次への活力。





楽しみな平屋の新築も始まっています。

(子供たちに模型を一部破壊されてますが。。。)



持ち味の違う普通の人が集まって、

一人では実行できないような目的を達成するために。


前に前に。


時にはさぼりながら進んでいきます。



古今 元井



















































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