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とうとうやってきた

2021.04.02

昨年から世界中が想定外の世の中になり、

飲食の方々を中心に想像もしなかった対処に

現在進行形で追われている。


飲食だけにかかわらず、対処しきれず、

苦渋の決断をする方々も、声なき声も

あるだろう。


でも、住宅業界はなぜか、一時期、

トイレや設備品が欠品するだけで、

むしろご自分の暮らしや生き方に

向き合う人々が増え、私たちのような

オーダーメイド家作人の需要が高まった。


正直、みんな、最初は戦々恐々だったけど

体制に影響がないと気づき、

むしろ、この時期に求められる自分たちの

役割を全うするために、目の前の業務の

こなしていく日々だった。


だから、世の中がどうあれ、

言葉が悪いけど、どこかみんな

どこ吹く風だった。




そんなことが一変しそうです。



一部の弊社の住まい手さんには話していましたが

アメリカのコロナ渦に対する低金利政策で、

アメリカ文化のDIYが熱を帯び、住宅着工が

類を見ない活況を呈しているそう。


その影響で、北欧・ヨーロッパ産・集成材の

材料などがすべてアメリカに流れて、

日本が木材を買えない状況が続いている

とのこと。


合わせて、海運の船舶運航(スエズ運河問題)、

コンテナ不足など船舶運航の滞りが拍車をかけ、

国内材木市場では、国産材も含めて、品薄、

価格高騰のかつてない異常事態(ウッドショック)

となっていると。



日本で家つくりをする場合、木材の 曲げヤング係数と

せん断強度 が寄与するために多くの家は

米松無垢の梁材、赤松を用いた集成材の梁が用いられる

事が多く、それらがヨーロッパ産で全くない状態。




柱や土台は、杉の無垢・ヒノキの無垢を

使っている会社、古今もそうだが

確保できる予測らしいが、全く梁が無いとのこと。



梁が無いと家は建たない。

代替品もすべて品薄、もしくは入らない状況。


材木屋からの話では、見積価格のUPだけでなく、

上棟・木工事が材料がなくて進められない

という危険性が出てきているとのこと。


自分たちで抑えられる・何とか自助で賄えるのかな

と実は軽い気持ちでいたのですが、そんな古今

みたいな小さい会社レベル単体で抗える

レベルの金額ではないとわかった。


まだお金を出して買えるだけましな状況

かもしれないという話だし、日に日に

状況は悪化している状況らしく、末端の

僕らは対処の仕様がないのが今の状況。


基礎だけ作って、材料がないがために

上棟・木工事が進められないという

最悪の状況は避けたいと、誰もが思っていますが

その危険性も大いに孕んでいます。



不思議なことに、

世の中ではニュースにならない。


変に煽ったり、自分の周りの不確かな

情報だけで動くのは、すごく危険性が

あるんですが、古今も夏に向けて

5件以上の住まい手さんの新築

を担当します。


真実も見えないし、お金も絡むし、

工期も絡むし、不確定要素が多すぎるけど

大事な古今の住まい手さん、今後、家を建てたい

人達の為にも、現状は知っておいて欲しい

と思った次第です。



いかに日本の家つくりが輸入に頼っているか

またもや今回再認識させられる

事態になっています。



上記の通り、不確定要素が大きく、

コロナが起きた時のように、対処療法

のような形にならざるを得ない状況

ですが、

古今の住まい手さんには、

状況が変わり次第、幾度ご説明し、

力不足を痛感しそうですが、

でき得る対処をしていきたく思っています。


結果、右往左往したけど、大きな事なくて

良かったねって笑える可能性もあるん

じゃないかって。


楽観的に思いたい自分もいます。





古今 元井











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