間接照明
2021.03.28
先日お引き渡ししました玉川学園の住まい。
当時の建築家が設計されたのでしょう中古物件をご購入され、
内装、設備、少しの間取り変更と
外回りをメンテ、リフォームさせていただきました。
メインであるリビングは
2階の廊下へ続く勾配天井で高さがあり、
節のある板張りが主張していたのを、
思い切っていつものヘムロック(先週のブログのもの)を上から張り、
グッと落ち着きが出ました。
高さもあったので照明計画に悩み。
元々は大きいペンダントライトが。
同じようにペンダントだと器具が目立つ。
とある建築家が言っていたように、
欲しいのは器具ではなく「あかり」です。
板張りにダウンライトは仕上げの板張りにの美しさが半減してしまうのと
高さもあったのであまり気が進まない中、
住まい手さんも同意見で。
もともとあったカーテンボックスを生かし、
上部に間接照明的に設け、
部分的にダウンライトで明るさを確保するように計画。
実際、明るさ的にも大丈夫そうだったの一安心。
(一応照明メーカーに照度計算をしてもらい、配光の範囲など検討)
明るさの感覚は人それぞれで、
年齢でも変わってくるので難しいところ。
照明計画はいつも悩む事のひとつです。
改装後
間接的な光といえば、
照明だけでなく他にもありますね。
障子越しの日差し。
拡散されて柔らかい光が室内に入ります。
レースカーテンからの木漏れ日。
優しくて好きです。
そんな光が心地良い季節になりましたね。
代田