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木々の日々

家づくりについて古今の想いを日々綴っております。

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適材適所

2021.07.17

梅雨明けましたね。

太陽光線が肌に刺さります。

今年もまた汗との闘いが始まります・・・

 

 

 

「風強い~」

 

「雨が~」

 

「暑い~」

 

「台風~」

 

「寒い~」

 

 

と一年中文句を垂れている鈴木です。

 

 

 

二週連続で新築工事の上棟があり、

納まり・段取りで目がグルグル回っております。

何はともあれ、まずは二棟とも無事に棟上げも終わり、

一安心。

 

 

古今で木工事をお願いしている大工さんは

基本的に4組の方々に工事をお願いしています。

4組の内3組はいわゆる一人親方。

皆さんこれをいうとビックリされるのですが、

戸建ての新築工事やリノベーション工事の

大工工事は基本的に一人の大工さんが

工事を行います。

 

古今の新築の場合ですと、

3カ月前後一人でコツコツと造っていくのです。

 

 

 

 

けれども、上棟の日だけは話は別。

 

 

大工さんや鳶さんなど総勢10人前後で、

一気に屋根工事まで終わらせます。

 

 

 

 

 

 

 

上棟の日には毎回、大工さんの仲間が助っ人に来てくれます。

工事の様子を見ていると、

毎度お馴染みのメンバーということもあり、

 

 

 

建物の歪みを見る人

 

材料の段取りをする人

 

納まりを考える人

 

率先して上に登る人

 

等々

 

 

 

阿吽の呼吸で、自分の仕事をこなしていきます。

それぞれが役割分担をしっかりと理解して

動いているからこそ出来る技。

 

 

 

 

 

 

 

 

話は変わって内装のお話。

 

 

室内を彩る内装材にもそれぞれの役割分担があります。

 

 

古今で良く使用する内装材の役割分担は主に

 

 

珪藻土(高い調湿作用)

 

漆喰(殺菌作用)

 

紙クロス(珪藻土程ではないが調湿作用)

 

塩ビクロス(汚れに強く安価)

 

等々・・・

 

 

調湿作用が高いからと言って、

洗面所やマンション北側(マンションの造りにもよりますが)

のお部屋に珪藻土を塗ったりすると、

多くの湿気を珪藻土が吸い込み、

返ってカビを繁殖させてしまう

危険性も有ります。

 

 

 

もちろん、珪藻土・漆喰・紙クロスなどの自然素材が持つ

和かなテクスチャはいいものですが、

単に塩ビクロス=悪

というものでもないと考えています。

 

 

 

小さなお子様がいるようなお宅では、

玄関の壁やスイッチの廻りなどの壁は

どうしても汚れてしまいます。

 

 

そういったところには適材適所、

汚れを落としやすいものを。

 

 

与えられた空間で最大限に

力を発揮出来る物を使えれば、

長く住まう中でより良い物になっていくと思います。

 

 

 

 

古今 鈴木

 

 

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