作り方を考える
2021.07.09
今年の梅雨には泣かされました。
地元静岡県東部では、橋の倒壊や土砂崩れ。
熱海の土石流なんかは全国的に報道されていました。
建築に従事する者として他人ごとではないというか、
関係はないのかもしれないけど、
なるべく産廃を出さないように、
古今でも気を付けているつもりです。
というより、もったいないから無駄が出ない
ようにって心がけが何かに繋がっていく
だろうと思っています。
一日も早い復旧を祈ります。
梅雨真っ只中での新築ラッシュ。
雨上棟一転今日は噓みたいに晴れ、
そして嫌味なほど暑い。。
晴れてほしかった思いも
このうだるような暑さには勝てなさそう。
とは言え、事故もなく無事に建ち一安心。
この壮大でどこか懐かしい景色を背景に、
ここからはコツコツ住まいが出来上がっていきます。
現場管理としては、ここでもっと詳細な図面を作ります。
納まり図とか施工図なんて言います。
もっとわかりやすく言うと、作り方の説明書。
設計段階でもたくさん検討し図面になったものを、
もっと綿密に納まりを検討し、
それをもとに職人さんと打合せ。
仕上がりに、もっと言えば住まいに直結する大事なこと。
難しい検討材料が多いほど、気も抜けませんが面白い。
ある程度のセオリーがありながらも、
納め方も人によって違ったりします。
例えば、大開口の窓だったりアイコン
的な造作だったり、、
映えるような場所だけでなく
出来上がってしまえば何気なく
映る住まいのあちこちにも、
建築の面白さがこもっていたりします。
増島健人