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それぞれの試行錯誤

2021.10.30

井ノ口の家

 

朝の6時まで雨。

 

おいおい、雨男の鈴木。

 

たのむぜ~と思いながら

 

現場へ着。

 

 

 

みるみる晴れてきて、

 

Iさん(住まい手)、日ごろの行い、さすがです

 

って思いながら作業に移りました。

 

 

ここんちは、今の時代、神奈川ではほんとうに

 

絶滅危惧種になりつつある平屋建て。

 

 

屋根を薄く、かつ通気を確保できる形、

 

寄棟という屋根形状での通気を確保するため、

 

現場作業での試行錯誤の造作により、

(図面で見てるのと、三次元やっぱ違います)

 

少し手間取りましたが、結果

 

上手く各部が大枠で納まり、

 

無事に棟あがりました。

 

 

少しづつ、着実に進めていきます。

 

 

 

 

ウッドショック

 

井ノ口の家でもそうだが、

 

ウッドショックの影響が酷い。

 

 

ニュースでも報道がない上、

 

コロナが落ち着きつつある昨今だがら

 

世間が忘れつつあるあるが、

 

木材の価格上昇は何も落ち着かないし

 

むしろまだ高騰している。

 

 

すでに、材木費は1年前の2倍近く。

 

特に桧の柱材、米松の梁材、杉の羽柄材

 

などは前年比220%以上の値上がりが

 

続いており、今年いっぱいは値上がりが

 

続くと予想されている。

 

春には落ち着くといううわさもあるが

 

同じ仕事量で売り上げが倍である現状を

 

好む輩も間違いなく居ると思う。

 

 

 

特にそれが

 

川上(原木供給)で、いままで国、仕組みに

 

無下にされてきた国産材の過去を考えると、

 

容易にこのうまみを逃がすわけもないと。

 

 

川中(問屋・プレカット事業者)と結託している

 

状況もあるのかもしれない。

 

 

一気に市場に木材が余って、価格が暴落することも

 

あるだろうから調整も必要だろう。

 

 

 

でも、川下(工務店・住まい手)は

 

本当に苦しい。

 

 

 

すべてをすべて価格に転嫁してしまえば

 

楽で損はしない。

 

 

でも、住まい手の実情を近くで知る僕らは

 

この苦しさを何とかしてあの手この手で

 

分散させようと気概だけはあって、

 

操作は試みるものの、この金額の上がり方

 

にはまったく追髄できる額ではない。

 

 

今も、来年着工の見積もりをいくつか

 

提出させてもらったが、建築費で

 

前年比+300万程度の余計な費用が

 

掛かっている。

 

 

ステンレスや板金、電材、内装材、

 

石膏ボードなど、あらゆるものが

 

値上がりをしている。

 

 

いままでの常識や概算が通用

 

しないような変革期。

 

 

大局的にみれば、国産材が上手に計画植樹、伐採、

 

適正な価格での流通をしていければ、

 

安い外材、化学建材加工品だらけの日本の家も

 

変わるきっかけになるのではと思っているが、

 

みんなきっと目先のことで必死。

 

 

目の前にいる住まい手は、去年はこの

 

予算感で家が普通に建ったのに、今は

 

このために建たない。

 

 

何かをあきらめて、追い付く額ではなく、

 

「いえを建てる」根本を見直すような

 

方々も出てくる。

 

 

飲食店の補助金も、規模の大中小にかかわず、

 

一律で、旨味を享受して人、二束三文な人。

 

 

まだ補助金があるだけいいよ。

 

 

見積をご提示したときの、住まい手の顔が

 

曇っていくのを見るたびに、不条理が頭から

 

離れなくなる。

 

 

 

最近、川中(木材問屋)の日本の三本の指に入る

 

問屋の実務に当たる人たちと話す機会があり、

 

こんな時だからだからこそ、うちの事業規模の

 

会社が動かなかったら、なんの意味があると

 

言って、必死になって現状を少しでも

 

好転させるために旧態のしがらみを壊すような

 

動きをしている人がいらっしゃった。

 

 

聞いてもないのに、こういう風に

 

なったらこう動くんだ!っていいながら

 

熱弁してた。

 

 

ちゃんと試行錯誤してる。

 

 

現実は今すぐは変わらないが、

 

気持ちが救われる。

 

 

社内にはきっと疎ましく思うやつも

 

いるんだろうと、政治と同じで旧態を

 

死に物狂いで守ろうとするんだろうと。

 

 

本当に負けないでほしいと思った。

 

 

気合や根性論が冷ややかな目で見られる時代。

 

今はそれらが熱量という言葉に変わっただけ。

 

 

自分を突き動かすのも、周りにいる人に伝播

 

していくのもそれ。

 

 

試行錯誤は続きそうです。。。

 

 

 

 

 

人と本と猫の家

 

夏まで工事していたお家の撮影に

 

お伺いさせてもらいました。

 

 

 

いやはや、素敵にお住まい。

 

ここだけ、空気感が違う。

 

まだ、住んでもらって3か月だけど

 

気持ちよく住んでいただけているようで

 

上記みたいなことがある中で、

 

本当に心が救われる。

 

 

ここんちの女の子もお喜び。

 

 

 

むむむ。

 

 

 

おりゃ。

 

 

みんな見て~

 

 

ほんといい子。

 

カメラの前にすっと現れてポージング。

 

カメラマンもメロメロのここんちの

トップモデル。

 

 

 

同じ猫飼いとして、

 

同じモノつくり側の人間として、

 

住まい手にも、色々、教えていただき、

 

こちらがお渡しできるもの以上のモノを

 

頂いてます。

 

 

これからも少し先を行く、人生の先輩のお二人に

 

寄りかかる気満々です。

 

 

今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

(露出をいじってたら、

写真が暗くなってすいません。。。)

 

 

近く、カメラマンの撮った上手な写真で

 

きっちり施工事例にUPしていきます。

 

 

 

 

 

たまに相容れない人と付き合いで

 

減っていくし、年とともに熱量が

 

目減りしてる感覚があるけど、

 

年を経て増えている経験値や

 

合う人達との付き合いで復活する

 

熱量を融合しながら。

 

 

 

なんか知らんが、まけね~ぞ。

 

 

古今 元井

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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