自然素材を利用した新築注文住宅 リフォーム リノベーションを提案する神奈川 横浜の建築士事務所

home

お問い合せ

Facebook

神奈川・横浜を中心に自然素材での注文住宅
リノベーションの設計・施工会社

新しいのに、懐かしい。

木々の日々

家づくりについて古今の想いを日々綴っております。

HOME > 木々の日々 > 素材選びと経年美化

素材選びと経年美化

2023.07.14

 

進行中リノベ物件と並行して、

最近は定期に行っているメンテナンスから

ありがたいことに追加工事を依頼されることが多く、

お引き渡しから1年、2年と住み熟し始めた住まいを

覗かせてもらえる機会がちょっとした楽しみになっています。

 

3ヶ月、6ヶ月、1年、2年とメンテナンス周期がやってきますが

皆さん6ヶ月あたりからもう5.6年は住んでます?くらいの

馴染みっぷりというか、長年使ってきた道具などの

手に馴染んでいる感覚が空間にも溢れ出ていて、

毎回少しのメンテナンスと、使い方や収納方法などの見学ツアーと化しています。笑

 

この馴染んでいるなと感じる感覚の中には、

雑多で使い古された生活感からくる感覚ではなく

(クタクタに使い古された物も好きです笑)

建具や枠材、造作家具、床材などの木部の

日焼けによる色の濃淡の出方に

強く印象を受けるのかなと思います。

もちろん家具だったり使う道具の雰囲気が合っているのもありますが。

 

例えばこちらが

工事中のシナ材の建具と枠材のスプルス。

お引き渡しから1年とちょっと経過後

ちょっと分かりにくいですが、

シナのパキッとした白さが

和らいで馴染んでいます。

枠材のスプルスは色味の出方がわかりやすいですね。

最近では家具の木口にもスプルスを使用しています。

 

日に当たる場所やよく手が触れるところは

比較的早い段階で色味が濃くなっていきます。

 

初めから色味の濃い素材を選んだり、

着色をして色味を濃く出してみたり。

多種多様。。。

 

この場所でどんな過ごし方をするのか想像して

素材使いを考え、経年とともに

ゆっくり美化していく様に物語を感じます。

こんな見え方にしたい、もしくはこんな雰囲気になるだろう。

そんな想像とともに素材選びを楽しんでください。

 

古今 増島

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

pagetop

古今

Facebook

〒227-0062 神奈川県横浜市青葉区青葉台2-32-5

Copyright c 2020 KOKON CO., LTD.