今年も夏がきました
2023.07.21
こんなに夏空でクソ暑いのに
まだ梅雨明けしていないなんて・・・
今年も既に汗をかきすぎて
干からびてしまいそうです。
これからも毎年このような暑さが
続くのだろうから、
家造りを行う古今としても、
切っても切れないのが断熱性能。
昨今では
ZEH やら HEAT20 やら 断熱等級 やら
断熱の基準が増えたり、改変されたりで、
ついて行くのも必至。
建物の日射取得率の約70%がサッシ(窓)から
だそうで、簡単に断熱性能を上げるのであれば、
窓を極限(建築基準法の採光面積ギリギリ)まで
小さくしてしまえば、
断熱性能が上がるのでしょうけど、
性能を上げ為に、窓からの眺望をなくして
しまっては住まいとして本末転倒。
UA値などの数値を突き詰めてだけでは、
【性能のいい家】は出来ても、
【住み心地のいい住まい】
は出来ません。
だからといって断熱性能によって、
補助金が受けれたり、光熱費が下がったりと
もちろんメリットもあるので、
そこらの線引きが家造りをする会社の
頭を悩ませているところでもあります。
【仮称 平塚の家(鈴木実家)】では、
勾配天井の断熱に、グラスウールの吹込みを
行いました。厚みは300mm。
勾配天井で、天井裏の空間に梁などの、
凹凸が多く一般的な袋入りの断熱材では
隙間なく埋めていくのが難しいと思い、
吹込みを採用しました。
天井に専用シートを貼って細かく砕いた
グラスウールを天井裏に吹き込みます。
セルロースの吹込みは何度かやった事あるのですが、
グラスウールは今回初めて。(基本的には変わりませんが)
パンパンにグラスウールが吹き込まれると、
吸音性が上がり現場が「シーーーーン」と、
音が天井に吸い込まれるような感覚に。
この断熱性能の恩恵をいち早く実感したのは、
現場の大工さん。
2階でフローリングを貼っていても、
屋根からの熱射量が明らかにいつもと違う
ので、辛くないとのこと。
世の中的にも高スペック化が止まらない家造り。
それと比例してコスト上昇も止まらない。
暑さ寒さも人それぞれ。
そのハザマで揺れ動きながら、
最適解(元井さんのブログ引用)
探しの旅は続きます。
古今 鈴木