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思いを思う

2023.10.14

祝 上棟

 

 

古今ロゴ入り桧の柱が並びます。

館町の家では上棟を迎えました。

 

 

みんなが忙しくバタバタしてる中、

自分が施工を担当すると

こうはいかないのだけれど、

今物件は、鈴木が施工を一緒にやって

くれるので、純粋な設計者として

一人ヘルメットかぶりながら、現場を

各所確認する作業をしていく。

 

ふらふらしてんじゃねーよっていう

施工側の目線がたまに痛い。

 

役割です!

 

上の写真は、

竹林を望むための木製窓の画角位置。

 

当初はコーナーサッシも考慮に

いれていろんな検討をしたけど

準防火の中の樹脂サッシ、木製サッシの

サイズの限界を思慮しつつ、もちろん

お金も考えながら、優劣をつけて

考えすぎて1周廻ったりしながら

住まい手とがっちり

決めていったことを思い出します。

 

まあ想定通りかな。

 

 

 

 

この二枚は、アプリを用いて

掃き出しの木製サッシから享受

できそうな冬の直射を想定する。

(敷地をチョイスする段階でもこの

アプリは利用価値高めです!)

 

 

冬至の太陽の軌跡を確認。

(黄色が春秋で水色が冬の太陽の軌跡)

 

 

午前10時から午後14時までは

しっかり日射が入りそう。

(夏は庇で日射をカット!)

 

 

この家はリビングに天窓をつけて

夏場にスクリーンで遮りながら

冬場の日射を思慮。

 

 

隣家の想定で(隣家も去年新築)

冬の朝型の日射を入れられないかも

と思っていたので、想定通りに近い。

 

 

冬の家の暖かさは直射日光をどれだけ

取り入れられるかで勝負は決まります。

 

 

その日射で温まる空気を保温するのが

断熱性能。

 

 

勘違いしやすいですが、

断熱が良い家は暖かいは勘違いです。

 

 

あくまでも

直射日光なのか、エアコンやストーブなのか、

何が熱源かにもよるのですが、その熱源で

暖めた空気を保温して熱を逃げにくくする

のが断熱。

 

 

このときにできるだけ設備に頼らず、

自然のストーブである陽光を活用するのが

パッシブの家づくりの考え方。

 

 

でも一歩間違えると、夏場の日射も

しっかり入ってきたり、庇だと

斜めから差しこむ陽光に対応できなかったり。

 

 

なかなか完璧はないですが、

それを何とかコントロールしようという

意思と検証と

それを思慮する時間の消費への覚悟、

そして実行が大事だと思ってます。

 

 

上棟の時間は、ちょっと手が空くと、

窓の位置、高さ、見え方、隣地の窓など

想定はしていたけど、実際は

どうなのか。

 

 

建物のシルエットはどうなのか、

屋根のデザインはどうなのか、

様々なことが、二次元から

一気に三次元の実物大に

なるため、まあ思慮が止まらない。

 

 

上棟の時間は

過去の自分の時間と向き合い、

答え合わせをする時間でもあるんです。

 

 

 

 

 

それぞれがそれぞれの

置かれている立場で奮闘する中、

住まい手からの差し入れ。

 

最高っす。Sさん一家のみんな。

 

ボーイ&ガールズからご意見、

応援も。(おじさんら頑張るわ)

 

人の温度感のあるものは心に染みます。

 

建売とオーダーメイドの一番の違いは

これかもしれないですね。

 

山田大工筆頭に全職人、古今全員で

やり切ってまいります。

 

 

 

 

某所:M邸

いつかのブログネタにと

思って、撮っておいた

上棟の時の写真。

 

真夏の祭典でした

 

前日まで雨が降り、

娘ちゃんが作ってくれた

テルテル坊主。

 

この日は効果てきめんだったよ。

 

あの時はありがとうね。

 

 

 

 

この家は外部の塗り壁の仕上げの段階

 

 

 

 

この色の、土色の表情が色味が好き。

 

乾燥するともう少し明るくなるけど

日陰ではこの色がメインに馴染みます。

 

 

さて、この家は11月中旬の

木工事完了に向けて、あと一か月。

 

ここから、造作祭りが開催されます。

 

担当大工の遠藤大工は、変態気質の

優秀大工なので、造作祭りを前に

笑ってくれているのが救いですが、

当の設計・施工の本人は材料段取りする中で

少し引いてます。。。

 

やってみないとわからない部分もあって

考えながら動くことをしながら、

一歩一歩進めていきます。

 

人の期待や

思いに思うこの頃。

 

重圧と共に幸せを感じます。

 

と同時にぼくらの建築力を

無償で上手く利用してやろうと

いう魂胆がにじみでてくる方々にも

遭遇します。

 

貴重な時間をそんな方々に

掛けてられない。

 

アウトプットのみの

苦しい日々で、

時間があっという間に

過ぎていく中、この仕事への

矜持と役割は全うできるよう

対人の整理をしながら

心と体をどう保つか。

 

40代になっても解決できない

僕の課題です。

 

 

古今 元井

 

 

 

 

 

 

 

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