自然素材を利用した新築注文住宅 リフォーム リノベーションを提案する神奈川 横浜の建築士事務所

home

お問い合せ

Facebook

神奈川・横浜を中心に自然素材での注文住宅
リノベーションの設計・施工会社

新しいのに、懐かしい。

古今について

住人問色の住まい私たちは目指していきます。

HOME > お知らせ・イベント情報 > 憂うだけでは。

憂うだけでは。

2024.03.10

先日の鈴木のblog、

建築従事者、職人さんの年齢問題も

ほんと深刻だと思うのだが、

それと同時に私の知る

建築商社の息子さん、

職人さんの子供達の殆どは

親の跡を継がずに

建築とは程遠いコースを

生きている。

 

成り手不足の問題も建築業の

深刻だ。

 

僕らの生きている業界は、

従事していた人間しかわからないと

思うが、生産性の悪さと体力的な辛さ、

待遇面、将来性、肩にのしかかる

業務への責任感の大きさなど

人が精神を病む要素を多分に

含む職業。

 

反面、やりがいの大きさ、

達成感、自分の仕事が世に残り

人の暮らしを作る悦び、人の役に

立つ事が身近で感じれる

素晴らしい職業でもあることは

僕は大いにわかっている。

 

と同時にまたそのデメリットを

受け止めてきた辛さがわかる、

若しくは味わう必要のない

理不尽さを多分に含む要素を

自分の子供には経験させたくない

と思わせる側面も建築業界には

大いにあると僕は知っている。

 

その背景か、跡を継がない、

跡を継がせようとしない。

 

親の進言か

お子さん達の目線か

はたまた労働力の割に

食えないと言う

判断もあるだろう。

 

かたや、ウチの増島なんかは例外で

伊豆の工務店の息子だが、

建築業に骨を埋めるつもりで

日々、古今で研鑽を積んでいる。

 

未来だなぁーと思う反面、

変態だなぁーと思う笑

 

2040年予測、僕や鈴木が還暦を迎える頃、

建設従事者の割合は2023年度比

36%減の予測。

 

新築着工戸数も同じ位減るが

日本の人口減が予想を

遥かに上回るスピード減っている

ことで建設従事者の減り方は

予想を上回ると出ている。

 

家の性能も国が2050年には

CO2排出量をゼロに掲げてるが

現状11%の達成率。

 

大義的に見ていくと太陽光などの

創エネも必須となる。

 

未来は現役世代の我々の思慮

が作っていくと言ってもいい。

 

生きていくのにも支障が大きい、

温暖化に関しては、今の世相を見ると

本気で考えていない。

止まらないなと思っている。

 

だからせめて

自分たちに何が貢献出来るのか、

何を次の世代に残すことができるのか、

創人をはじめ、

性能、耐震制震、創エネ、

デザインを真っ向から向き合いたい。

 

今の世の中、

外で希望を持って明るく暮らすのは

こんなめちゃくちゃな世の中では

本当に難しいと思うが、

(普通に生きることってこんなに大変だったけ?)

携わらせて貰った住まいだけは

外の世間体、しがらみなんて

いい意味でどうでもよくなれる

絶対的な安心感を兼ね備えた

素の居場所にしていきたい、

そして、住まい手が変わったとしても

どんな時代でも愛される要素がある

かわいげのある住まいを未来に遺せたら

思っている。

 

待ったなし。ハチドリの一滴。

やっぱり、今の行いが大事。

 

 

某所 M邸

 

ご自分たちの家づくりの

一つの指標、参考にしてもらうべく

お役にたてればと施主さんのご厚意の元

お引っ越し前にお声がけいただいている

方々のみに何組かに見学していただいてます

 

椅子を搬入していただき、ようやく

「暮らしの場」としてサマになりました。

 

絵面に椅子があるだけで、人の日々の営みや

動きすら見える気がする。

 

いつも椅子のもつパワーはすごいって思ってます。

 

 

 

採石場からチョイスして持ってくる景石。

石一つでも、物語があります。

 

採石場の高年齢化伴い、大人がたくさん動き

維持されることになった小田原:根府川にある

採石場の生まれ。

 

地産地消と共に、

近年高騰が続く、輸送配送費

を安く保つための企業努力でもある。

 

 

 

耐久性と景観を意識して

赤身の杉板だけ選りすぐり、日本古来の

視線は防ぐことはできるけど、通風はできるよう

貼り方を塀に施している。

 

画像は、まだ片面だが

両面貼ると完全に視線はシャットアウトできる

 

家と塀との間には

プライベートな庭が生まれ、縁側と

ウッドデッキ、植栽、景石の

住処ができてくる。

 

背の高い植栽は

塀の高さを超え、近隣(社会)に対して

緑のカーテンとなり、揺らぎや色味、葉音が

前を通る方の季節感の指標や

拠り所となっていくことを期待している

 

 

イメージ

 

 

地域の

かわいげのある住まい

として認知されると冥利に尽きるな

と思っています

 

 

古今 元井

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

pagetop

古今

Facebook

〒227-0062 神奈川県横浜市青葉区青葉台2-32-5

Copyright c 2020 KOKON CO., LTD.