チープシック
2017.02.01
数年前、ある雑誌で見た本の題名。
息なが~くじっくり売れているらしい。
「チープシック」
なんか興味出て、何ぞやと調べたら、片岡義男さんが訳してたので
さらに興味持ち、その本を買って、一時期
ファッション関係ではないのに、自分のバイブルみたいになった。
それ以来、自分が着る服や普段の暮らしの中、
物を選ぶ視点、
はたまた、家作りのお仕事を通して、こうあってほしいと望むこと、
住まいの在り方など今、自分の周りにあるモノ、ほとんどにこの考え方
が通づることがわかり、事あるごとに思い出してます。
英語表記 cheap chic
直訳すると 安価なものによってシックに装ったり飾ったりすること
直訳だけをみると
一瞬、ユ○クロやシ○ムラのようなファストファッション服で
どれだけカッコよく魅せるかみたいなこと?って思ったけど、
読み進めていくとそんなことじゃなかった。
確かに安いのにもかかわらず、質が良くて、汎用できるものって
世の中結構ある。これらを見つけて利用することもチープシックの
一つの側面。
でも、本質はそうじゃないということ。
人ぞれぞれきっと解釈や向き不向きはあると思うが
芯というか、軸というか、そういうものが疲れや忙しさで
ぶれている時にすごくいい拠り所になってます。
興味がある方は、ぜひ。
今年が始まって一月。
なーんかうまくない。
こういうときは原点に戻る。
私の解釈として
前提として自分を知ることから始まり、
1.長い間古くならない、普遍性のあるものを求める
2.シンプルさ、実用性のあるもの求める
3.ここぞという時はケチらない。本物を求める。
のようなコト。
○会社名を
時間とともにこなれて、古さを感じさせない、
経年美化できる家をつくっていたい。
というとこから古今にしたコト。
○KOKON HUTのコンセプト
○いいなーって思うもの
大仏次郎
「新しいということは古くはならないことだ」
カール・ラーション
「正しく古いものは永遠に新しい」
ニーチェ
「何か新しいものを初めて観察することではなく、古いもの、
古くから知られていたもの、あるいは誰の目にもふれていたが
見逃されていたものを、新しいもののように観察することが、
真に独創的な頭脳の証拠である。」
チープシックの考え方も、僕が生まれた1978年ころに出た本だけど
古さを感じさせない。
家は、時間には逆らえません。
だから、「正しく古くなっていく家」をつくらなきゃいけない。
でも、正しく古くなるには条件がある。
住まい手の想いに寄り添い
自然光・自然風を利用し、素材使いに気を使い、間取りを熟考する。
もちろん耐震や断熱の今の時代に求められる性能も大事。
もちろんコストも。
これらをバランス良く整わさせて、未来の人もそれを大事にしたい
と思ってもらえるように。
今年はもう1度、古今らしいを追及していく所存です。
気を抜くとすぐに目の前のコトばっかりになります。
全員で精進します。
最後になぞなぞ。
いつまでたっても古くならないものってな~んだ?
納豆 チーズ 白菜
答えはチーズです!
なぜか! 乳製品 (NEW製品)
御後がよろしいようで。
元井