備えあれば。
2021.10.08
木工事完了間近。
造作材はラワン主体。
枠も巾木も造作家具もほぼラワン。
個体によって色味の出方が著しいので、材料の風合いを見極めて今回は蜜蠟ワックスに。
日差しの強い夏場は、ブラインドで和らげることができるし、
この陽だまりは季節問わず人気ポジションになるんだろうなと。
このくらいになってくるとのちの工程もびっしり隙間なく組んでいるため、
何か問題は出ないかとかあれが足らないとか、
少しの動きでも大い影響が出てくる瞬間に落ち着きが無くなります。
備えあれば憂いなし。
何事もそうですが、建築に従事するようになってから身をもって痛感しているこの言葉。
ここから怒涛の仕上げラッシュも気を抜かず。
青葉区の戸建てリノベ
着工しました。
久々のこの風景に懐かしさすら。
天井に組まれた下地を見て、
釘一本ずつ抜いてまで再利用したいと心から思わされた、
ここ最近のウッドショックによる材料の値上がり。未だ止まる気配なし。。
こればっかりは備えきれない事態でしたが、
より一層少しでも材料を無駄にしない精神が大事になってきます。
むしろ今できるのはそれくらいで、、
現場の裁量で左右されるのは目に見える仕上がりだけではないし、
色んなもののバランスを保つのが現場管理の一番の仕事だと再認識。
普通が普通じゃなくなっていく転換期的。
ゆっくりでいいからコツコツ着実に進めていこうと思います。
手応えあったのでもうひとこすり。。。笑
増島健人