和風+ヴィンテージ=和モダン?!
2016.10.26
やっとこの辺りの木々も色付いて、少しずつ秋めいてきましたね。
でも、今日はちょっと暑い位?!
しかし、この気温差がちょっとツライ。。。
私の周りでも体調を崩している方が多いです。
こんな時は毎日の身体のメンテナンスが重要です(笑)
最近は、「家yoga」をやったり、
前々から効果を感じていた「ショウガ紅茶」を久々に飲んでます。
10年も使っていたガラスのポットが到頭、さよならの時期になり、
多々物色した後、KINTOのガラスポットに決めました。
キッチン用品はまずは使ってみないと分からないので、
日々飲み続けてます。
これも暫くサボると体調が悪くなるので、
やはり、継続は力なり!!
合間で大好きな珈琲もやはり欠かせないけど(笑)
っと、そんな、ふつ~の日々ですが、
久々に古今の現場のお話を!
現在、動いている現場は本格的な和風建築を得意とする
建設会社さんが建てた、中古戸建物件のリノベーション。
さすが、エントランスからこの純和風の雰囲気。
素敵だな。。。
玄関ドアも今では余り採用しなくなった透明ガラス入り。
でもひと昔前は、お婆ちゃんの家とかも
引き違いの玄関にやっぱりガラス仕様だったな。
防犯面やメンテナンスなどが重視される現代は、
玄関ドアもこれだけ大胆なデザインは中々目にしなくなったが、
外部との繋がりを重視する日本家屋の造りとしては、
採光を取り込む意味でも、目線が抜ける意味でも、
やはり惹きつけられるモノがある。
これをどう活かすか。。。
そして、その他の階段や廊下も檜材などを使って、
しっかりとした造りです。
そして、内部は構造材である柱が見える、真壁仕様。
これも工期短縮やコスト面などの理由から、
最近は柱が見えない大壁仕様にする事がほとんど。
壁面の仕上げは漆喰で、手の込んだ仕事をされていました。
天井も折上天井に井桁梁で、立派な存在感を醸し出します。
こちらはダイニングになる空間の腰窓。
実はこの窓の奥は洗濯干し場になっており、
今回はここに造作ベンチを設置して、階段仕様にするPLAN。
しかも、この障子も下半分が上にスライドする雪見障子。
細い横のラインがこの空間のポイントになっています。
これを敢えて残しての空間を提案しました。
っと、言うのもお施主様のご希望は、この空間を活かしながらも
ヴィンテージ風な家具や照明を入れたいとの事で、
古き中に新しいモノを存在させるPLAN。
これを今良く言われる「和モダン」?!なんでしょうか・・・。
どう融合されてくるのか、とっても完成が楽しみです!!
そして、現在の現場状況。
今回のPLANでは、井桁だと存在感が出すぎてしまうので、
敢えて、井桁を無くしてすっきりとさせ、天井高を感じさせています。
また、天井素材をシナ材にする事で、程良い柔らかな雰囲気を
演出しました。それも良くある市松貼りではなく、
敢えて、およそ畳1帖分の大きさの3×6(サブロクと読みます)板を
貼っています。
こうすることで、しつこくなり過ぎずに、木の素材感も感じられます。
(っと、勝手に思っていますが・・・)
しかし、大工さんは大変ですよね。。。
二人掛りでしっかりと押さえながら、貼っていきます。
そして、写真では分かりづらいかもしれませんが、
シナベニヤの継ぎ目は、ほんの少し隙間があります。
これを「目透かし貼り」と言いいますが、
貼り方もどこを継ぎ目にするのか、しっかりと考慮しないといけません。
その為の図面も起こして、しっかりと大工さんに伝えます。
更に、今回は階段は既存のままなので、
床材を貼っていくのも、大工さんの腕の見せ所!
写真のように、柱の回りはその形に合わせて加工して
一枚ずつ貼っていく、技も必要になる作業です。
リフォーム工事では新築とは違って、こういった細かな作業が
かなり必要になります。
既存が残る施工の方がよっぽど難しい。
こういった施工に慣れている職人さんでないとできない仕事です。
古今では、そういった仕事を得意としている、
技を持った多くの職人さんに支えられています。
本当に日々感謝です!ありがとうございます!!
では、こちらの完成後のご報告もお楽しみ!!
っと、完成がとっても待ち遠しい、山森でした。
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