年末年始休暇のお知らせ 12/30~1/9

2016.12.28

 

弊社も12/30~1/9まで年末年始休みを頂きます。

1/10から通常営業となります。

しっかり羽を休めます。

 

年末に打ち合わせをしたお客様に頂きました。

いえいえ、こちらこそ感謝。

 

今年の古今は、思ってたより高いところまで飛べて

見えたことのない景色が見えたり、

いつもより低空飛行をして、また見えたことのない景色が見えたりと

何とも滋味のあるシーズンでした。

 

今年もたくさんの出会いがあり、奇跡的な出会い、

出会うべくして出会ったような方、

仲間での横のつながりでのお仕事あったりと

なにはともあれ、感謝しかありません。

みなさんのおかげで頑張れました。

 

来年も地に足付けて、自分たちに出来ることを見極め

自分達らしくやっていく事を信条に精進します。

 

2017年も宜しくお願い致します。

 

元井

 

 

 

 

 

 

 

住まいの表情。

2016.12.23

 

今日は暖かくて、何だか12月とは思え無い気候でしたね。

 

12月に入り、もうあっという間に後半になってしまいました。

 

古今の紅葉もすっかり終盤に入り、

鮮やかな黄金色を放つツワブキを筆頭に、

見事にアプローチを彩ってくれています。

 

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このツワブキと言う植物の花言葉はいくつかあるようですが、

「困難に負けない」「先見の明」という言葉があるそうで。

 

こういった仕事には何とも心強い言葉で、

そう思うと、お陰様で今年も多くの住まい手さんを始め、

職人さん、業者さん、ショールームを利用して下さる方々などとの

出会いがありました。

本当にそれが無しには出来ない仕事なので、

この場を借りてお礼申し上げます。

本当にありがとうございました!!

 

 

そして、今年最後の完工現場は、

前回の鈴木のブログのA様邸でしたが、

本当に貴重な物件でのリフォームで、良い経験をさせてもらいました。

スタッフ3人で、仕上げ材や全体のバランス、

細かな納まりなど話し合って、こういったカタチになって

最後にみんなで仕上がりをチェックして評価する。

本当にそれができるありがたさを、しみじみ感じられる現場でした。

 

 

それをきっと一番感じていたのは彼ですかね(笑)

 

 

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しばらく、まったりとしておりました。

自問自答して、俯瞰してみる。

コレ無しには精進無き仕事ですから。
そして、お引渡し時にA様から頂いたお品物。

 

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木工作家の小黒三郎さんの作品で、

 実は我が家も息子の兜の飾りを持っていたので、ビックリ!
この小黒三郎さんの作品、本当に素晴らしいんです!
見た目も何とも柔らかい、優しい色使いで、
この組み木がとにかく良く出来てます!

 

 

 

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飾り方も工夫次第で1つではないので、
こんな感じで飾らせてもらいましたが、組み立ててみると
ひとつひとつのパーツが組み木になっていた時には
分からない発見があり、歓喜の声を上げておりました(笑)
コンパクトに収納もできて、毎年子供と楽しみながら
組み立てられるので、本当に素敵な代物です!

 

A様、本当にありがとうございました!!

 

しかし、住まいの中にこういった季節のお飾りなどを
飾るスペースがあるとやはり便利ですよね。
住まいづくりの際には、敢えて余白のある空間を設けると、
そういった場にも使えますが、ちょっとした工夫次第でも
演出できます。

 

 

先程の元井が座っていた写真のベンチは、
もちろん座る場であり、外に出る為の階段にもなり、
時にお子様の遊び場、演出の場・・・・・
様々な使い方ができそうなデザインになったので、
こういった場があると住まいはもっと面白くなりますね!

 

 

こうやって、住まい手さんと共に色んな表情をしていくのだろうなぁ。

 

 

そんな想いも伝わってか、先日訪れたKOKON HUTでは
明かり取りがこんな表情に。

 

 

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こうやって、住み熟していってもらえる喜びを噛みしめられる、
ありがたい瞬間でした!

 

 

ではでは,三連休の方の多いのでは・・・・・

 

 

Happy Christmas!!

 

 

山森

 

 

古き良きものを今の住まいに。

2016.12.15

 

 

ブログ遅延常習犯の鈴木です。

 

 

先週の元井のブログで「詳しくは次週鈴木にて・・・」と念入りに
プレッシャーを掛けられ、早々に筆を執った次第です。(;・Д・)

 

 

 

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今回リフォームを行ったA様邸は築23年の木造住宅で、総檜造りで
有名な某建築会社で建てられいました。

以前に住まわれていた人は、お茶をたしなむ方だったようで
茶室や水場があるいわゆるコッテコテの日本家屋の造りです。

 

現地調査で初めて建物に入った時に空き家になっていると、
何とも言えない中古物件独特な空気感が有るのですが、
A様邸は無垢の木や漆喰の壁等が使われていた為か、
そういった感じはしませんでした。

 

しかし、デザイン・間取りとしては子育て世代のA様のニーズに
合っていなかったので、そこら辺を一新することに。

 

 

 

 

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もともと真壁(柱の見える壁)だったリビング・ダイニングは
大壁(柱の見えない壁)に変更し、
井桁に組まれていた梁の一部を隠す事によってスッキリと。

 

床材はオークの無垢フローリングで仕上げました。
オークは洋風にも和風にもどちらにも合うので、
今回のリフォームには最適でした!

 

天井の赤く妬けた松の梁もいいアクセントに!

 

 

 

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キッチンは壁に仕切られ閉鎖的な空間でしたが、
壁を壊してダイニングとの繋がりを持たせて。
潰されてしまっていた、ダイニングの窓を再度利用することにしました。

小窓に入った障子とインダストリアル系のペンダントライトの対比が、
何とも言えない存在感をかもし出しています。

 

 

 

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リビングの扉は当初交換予定で進めていましたが、
もともとの扉の造りが良かったので、
解体時に捨てきれず取って置き、再利用する事に。

結果やけた建具の色と新規枠の白さが相まって、
まさに【古今】って感じに仕上がりました。

 

 

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玄関を開けると、正面に見える明り取りの小窓。

当初は竹の桟と障子が入り、温泉旅館の様な感じでした。

既存の丸く縁取られた壁は残しながら、気泡入りのガラスを
ハメ込んでみました。

これも現地でA様奥様と話をして、

「この丸みのある壁かわいいですよね~!」

と意気投合し再利用することに。

 

 

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玄関ドアは既存木製玄関ドアをリメーク。

防犯性を上げる為にガラスから板張りに変更しました。

これも新旧の色が合わさっていい感じになりました。

ポーチ灯のブラケットはお客様持ち込みの照明。

この空間にこの照明を選んだご主人のセンスには驚愕です!!

 

 

 

表面的に装った素材は傷・汚れが付くと、劣化してみすぼらしく見えます。

本物の素材は、それらが味・風合いに美化していくのだと思います。

 

古き良き物を今の住まいに取り込みながらリノベーション!

本当に楽しい仕事をさせていただき、A様ご家族に感謝ですっ!!

 

 

鈴木

 

 

追伸  施工事例集も後程UPします。

 

 

 

 

施工事例更新しました。

2016.12.08

施工事例を更新致しました。

今回の事例はkokon hutです。

ぜひ、ご覧ください!

 

施工事例はこちら→

 

kokon hutの詳しい内容についてはこちらからご覧いただけます→

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

横浜・青葉区・青葉台を中心に、神奈川・東京で
リフォーム・リノベーション・注文住宅をお考えの方は古今へ

信念のようなもの

2016.12.08

さむーございます。

寝ているときに肩が冷えるのをどうしたらいいのか。

 

世の中には寝相が悪く、同じ悩みの人もいるようで

マントのようなもの、毛布にジッパーが付いていて包まれるもの

いくつか買いましたが、包まれているというより縛られている

感じがして無理!って脱いだまま。

 

当然肩が冷える。

 

いまだにどうしたものか悩んでいます。

元井です。

 

 

先日、お引き渡しをさせて頂いたA邸。

 

 

山森のブログから≒一月を経て素敵に完成致しました。

詳細はきっと次週、担当の鈴木君からUPになると

思うので私は別の事で。

 

A邸は木材にしろ建具にしろの日本的の伝統的な納まりにしろ

質の良いモノと技が駆使されています。

 

最初に住まい手さんと物件を見に行ったときに

ここは良い!改装したら絶対よくなる って直感で思いました。

 

中古物件見たときに

建築に携わっている人間の感覚というか何ていうか

そういうのあると思います。

 

実際に床下や天井裏をチェック後、木の素材や施工を見ても

やっぱり状態が良くて、正直に住まい手さんに

「ここはホントに良いです」ってお話ししたのを覚えています。

 

そんな中で目についたのが玄関ドアの金物です。

≒30年の時間を経た金物の風合い。

たまりません。

 

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錠前

 

HORI製。

今回はシリンダーを交換しました。

30年弱の時間があるのにモノがあり交換できるってすごいですよね。

構造が単純で、過不足なく統一化されていて、ある一定の信念が

あるからこそのメンテナンスや交換ができる商品体系になっているんだ

と思います。

 

 

 

 

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蝶番

一般的にフランス蝶番と呼ばれています。

好んで使われる住宅作家さんも多いです。

このぷっくりがかわいいし、意外と軸がぶれない。

 

 

 

 

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レバーハンドル外側

 

この風合いは一朝一夕では出せません。

雨風を受けてきた証拠です。機能はまったくもって現役です。

握りやすい。

 

 

 

 

 

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レバーハンドル 内側

外側との風合いがやはり違いますね。

使い古された感じがこれもいいです。

 

 

 

 

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注目すべきは引手の部分。

日常的に触わられる事で生まれる恣意的ではない光沢。

 

まるで触るとご利益があるお地蔵さんの頭とか脚とかの感じに

似てませんか?

触ると頬ずりしたくなるこの丸みとつるつる感。

 

アルミではこの質感は出ません。

 

スタッフが帰った後、一人でなでなでしてました。

 

 

こういうのがしっかり残っているのも先住の方が

大事に使っていた証拠だと思います。

 

こういうのを見たり触ったりすると

ある信念のもとで作られたものは、

ある信念を感じられる人が大事に使い、

また信念を受け取った人が大事に手を入れ

受け継がれていくんだなーとあらためて思うのと同時に

作り手側の僕らも将来の建築に携わる人に

信念を感じてもらい、受け継いでいってもらうような

壊すのもったいないねって思われる

空間を作っていかなければなと感じます。

 

 

建物と住まい手さんも息ぴったりなような感じがして

僕らはその空気感を拾い集めていくようなリノベーションでした。

結果的に新旧の建具や造作物、既存を利用した内窓など

大成功だったと思います。

 

詳細は次回の鈴木のブログにて。

 

 

 

 

 

ツヤケシの仲間入り

2016.12.01

あっという間に師走。

残すも1ヶ月となりましたね。

今年も古今の社屋前は、銀杏の落ち葉で見事な金色に

彩られています。

 

さて、私事ですが、、、

先週、人生初の入院生活を経験いたしました。。。苦笑

会社帰りに近所の内科へ行き、その足で大学病院へ。

そしてそのまま入院という、かなり予想外の展開に。

 

まぁ、これも何かのお告げ?!かと

中々無いゆったり時間を満喫させてもらいました。笑

何せ、家事も何もしなくて良い環境はそう無いし、

勝手に3食の食事も出てくる!

 

・・・しかし、それも1週間体験するとそれはそれで、

多々日常の “ふつ~の生活” のありがたさを

やはり感じてはならないですね。

 

特に食べるの大好きな身としては、やはり食事が。。。

温かい物もやっぱり冷めてはいるし、

毎回同じプラスチックの食器がどうも味気ない。

ん~、やっぱり日々使っている食器の意味を思い知るな~。

 

っと、自宅で使っている器を改めて眺めてみるが、

おチビさんが生まれてからは、中々作家モノは増えていかない現状。

でも昔から好きな、余り釉薬のかかっていない、

ツヤケシな感じは大好きで、ずっと愛用している。

 

先日のブログでもご紹介したギャルリ百草の「安藤雅信」さんや

「戸田文浩」さん、「岡田直人」さんの作品は本当に素敵!

 

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こちらは、今は無き、三軒茶屋にあった小泉誠さん設計のcafeで

出されていた時の岡田さん作のcapです。

この当時はかなりツヤケシの器が多かったのですが、

最近では余り無いようなので、尚貴重な代物!

作家モノは、それも魅力のひとつですね。

 

多分、こういう感じが好きになったキッカケは

「ルーシー・リー」さんの作品を知ってだったかと。

 

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展示会で購入した作品集の表紙にもなっている、

この器のツヤケシ感にグッと惹きつけられたのを今でも覚えています。

展示会で様々な作品を目にした時は、何周もしたい気持ちで、

中々出口に向かえなかったな~笑

 

そんな、かなり勝手な思考が入ってるんですが、

古今の打ち合わせで、お客様にお出ししている

カップ&ソーサーを追加しました!

 

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「HASAMI PORCELAIN」という、波佐見焼の伝統的な技術に、

デザイナー篠本拓宏さんの手が加わっているそうです。

古今ショールームの木の質感にもマッチして、

かなりマットな仕上げです。

 

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一番右のモノが現在も使っているC&Sですが、

形も色も中々、仲良しに見えますね!

敢えて、カップとソーサーを色違いで使っても面白い。

やはり陶器なので、割れてしまったり、欠けてしまう事もあるので、

敢えてひとつひとつ違うものを揃えていこうか、と。

 

美味しい珈琲の入った、こちらのC&Sを片手に、

住まいについての語らいに、是非お越し下さいませ!

 

 

 

 

山森