ご連絡について。
2024.09.21
こんにちは。
古今 元井です。
OBさんより
メンテナンスのご依頼で
ご連絡頂いていたようで
ご迷惑をお掛けしています。
御用の方は
info@kokon-sumai.co.jp
まだご連絡くださいませ。
順次、ご返信ご対応させて
頂きますのでご協力のほど
どうぞ宜しくお願い致します
2024.09.21
こんにちは。
古今 元井です。
OBさんより
メンテナンスのご依頼で
ご連絡頂いていたようで
ご迷惑をお掛けしています。
御用の方は
info@kokon-sumai.co.jp
まだご連絡くださいませ。
順次、ご返信ご対応させて
頂きますのでご協力のほど
どうぞ宜しくお願い致します
2024.09.12
私にとって故郷と呼べる場所は、今でも
三歳まで暮らし、じいちゃん、ばーちゃん、
叔母や叔父、いとこが住む、住んでいた
奈良 です。
今では母も住み、実家という家はないけど
私にとっての故郷はここだなとじわーっと
いつも感じています。
最近、その親族にたて続けに不幸があり、
夜、九時間ドライブで奈良に向かい、
式を終え、また九時間かけて戻るという
強行で動いても、なんだか遠いのだけれど
到着場所が奈良だから、いいかと思ってしまう。
他の場所なら到底無理(運転嫌い)なんだけど。
私の中であらためて奈良が故郷なんだなと思える
場所だと実感した次第です。
そんな奈良の好きな場所の写真。
付近のドライブウエイから望む東大寺。
興福寺五重塔
日本全国の五重塔で一番シルエット
が美しいと思ってます。
(残念ながら改修工事中)
慈光院
庭と建築の関係性がこれでもかと。
庭の切り取り方や
写真では撮れない建築と庭の
奥行き感がすごいのです。
(写真が古くて画素悪し)
吉田五十八 作品
大和分華館
実はここにはまだ行けてないのです。
いつも行けるかなー無理だなーで帰ってます。
ピロティーで持ち上げて
モダンすぎる日本建築。(言葉が拙い)
吉田五十八さんは、数寄屋建築を近代化を目指し、
文化人や政治家など著名人の自宅を数多く設計した建築家。
日本の壁の作り方は大きく分けて
真壁と大壁に分かれるが大壁を
発明した張本人。
伝統的な日本建築をその時代の
使い方、暮らしに合わせ変容させ、
日本人独特の美的感覚を用い、
各所の納まりの繊細さや
材料に対する目利きやこだわり
を自分の目で手で直接職人に伝え、
当時の職人の技を最大値化
出来るよう、当時では珍しい
設計と工事の両方を請負い、
現場の棟梁や職人と共に
作り上げていった稀有な建築家。
御殿場の東山旧岸邸はお勧めです。
隣にはあんこ好きにはたまらん虎屋もあり、
内藤廣さん設計の建物も素敵です。
東京にある猪俣邸も見れます。
ここも窓の開け方と庇との高さの関係性が秀逸。
庇で守られてる感(閉鎖的)あるのに
窓のコーナーサッシの抜けてる感(開放的)
の相反することでしか成り立たたない
絶妙な安心感と日本人の琴線に響く
この素敵な塩梅はなんだっていう空間。
すごく好きです。
設計と工事を請け負い、職人たちと
同じ言語で現場を動かしていくスタイルに
同じスタイルを持つものとして、勝手に
共感、時に崇拝、上の話を利用すれば
全く興味のない場所へ九時間
ドライブするときの目的地くらい
果てしない全く届かない背中として
目で追ってしまう存在です。
吉田五十八さんは設計と工事を
請負うことで、新たな建築手法と
もっと作り手として
突き詰めていく建築を目指した
と思います。
私のは、どちらかという合理性。
複数の人間が関わり、伝わらない
スピリッツみたいなものや、通常
伝言ゲームになり質が落ちていくものを
一人、もしくは感覚の近い人間と
直接それを現場へ届けて落とし込む
ことで、結果的に合理的に時間と質を保ち、
施主の意図や設計の意図をしっかり
反映させた家にしていくため。
違うけど同じ。
だから目で追ってしまうのかも。
いつの日か自我そのままに
突き詰めていく建築を
人生終わるまでにと
思っています。
最近、四角い部屋をまーるく
掃除することが上手になりました。
(上手く省力化の意味)
自我がそれまでに在るかが心配です。
元井
2024.09.09
9月に入り暑さも和らぎ、
あんなに猛暑が続いていても、
ちゃんと秋は来て、冬も来る…
季節は移りゆくのだなと実感する日々です。
建築業界も移りゆいでおり
2020年からのウッドショック
働き方改革による職人不足の2024年問題に続き
【2025年問題】が目前にあります。
これは、建築基準法改正と省エネ法の大改正です。
今までは設計士の判断に任せていた部分
主に構造と省エネ・断熱性能を確保させる為、
第三者のチェックが必要になります。
新築だけでなく、リフォームにも影響する部分も。
2005年の構造計算偽装事件以上の打撃となるとの警鐘もあります。
もはや意匠・外観だけでは生き残れない時代になります。
設計以外の設計の仕事(申請業務等)が増々増え、
我々設計士の人材不足も課題です。
そんな中、移りゆかないものも。
少しづつ集めている【骨董】
私は主に江戸末~明治時代のものを集めているのですが、
ひとつひとつ個性があり、
絵柄も多様で見るだけでも楽しめる。
150年以上経った今でも劣ることなく実用に供する。
こういうものをもっと大事にしていきたいと思うのです。
代田
2024.09.01
ブログの書き始めはやはり天候や季節の事柄から
始めることが多いいですが、
今週と言ったら台風10号一択。
私の住む町平塚市が、これほどニュースに取り上げられた
記憶がないほど連日土砂降りの雨雨雨。
市内のあちらこちらで、冠水だの土砂崩れだので、
交通網ぐちゃぐちゃで大渋滞でした。
台風10号本体はようやく紀伊半島当たりまで
来たものの、長い間九州辺りを迷走し
先に進まないので、遠く離れた周囲にまで
影響をもたらしているとのこと。
月末から予定していた外構工事進まず困ったものです…
話は変わりまして、お盆休みは家族全員で岐阜旅行へ。
40過ぎのおっさんのエピソードとしては
だいぶ奇妙な話なのですが、
オンラインゲームで知り合った、岐阜の大学生と高校生
(知り合ったときは高校生と中学生)と
仲良くなり、今では家族ぐるみで仲良くしてもらっており、
家族全員で、岐阜の友達の家にお泊りに行ってきました。
友達のお父さん(私と数こしか歳変わりませんが)と
庭先でBBQをしながら話をしてみれば、
お勤めは地元の材木屋さんで建築業に従事している
同業者だということ。
これもなにかの縁
地でとれた材料など何かお取引できないか模索中です。
岐阜では多治見→関→下呂温泉→飛騨高山→白川郷と、
グルーーーっと一周廻って来ました。
とにかく連日暑すぎて、ペットボトルの水を何本買ったのか
わからないほど、汗ダダ流しでの観光でしたが
天気にも恵まれいい思い出になりました。
家造りも【やりたいこと】 【やれること】 や
決めなければならない事が多すぎて、
台風10号のように迷走してしまうことも多い
と思いますが、その迷走が遠く離れた周囲
(工事中や完成仕上がり)に、
影響をしてしまうこともありますので、
古今がしっかりと偏西風になり
一歩ずつ歩みを進められるよう、
背中を押して行きたいと思います。
(我々も迷走せぬようしっかりと。。。)
古今 鈴木
2024.08.24
地震や台風と
落ち着かない話題ばかりだった夏休みも終わり、通常営業中です。
とはいえまだまだ台風シーズン。
来週も直撃か?の予報に
気が気じゃない。
早いとこ雨仕舞い〜が間に合った
旭区戸建てリノベ。
なんの映えもない、
ブログに載せるような状態の写真ではありませんが、施工の地味〜な一コマ。
この状態が外壁のモルタルを塗りつける前段階。
意外と毎回頭を悩ませるのが、
どこまで壊すか問題。
雨仕舞いを考えても
なるべく壊す範囲は最小限がセオリーですが、
ギリギリを攻めて中途半端に外壁を残すのも、
作業が難しくなって逆に時間がかかる。
かといって大きく壊すのも、
復旧にかかる予算とも相談に。
いかに解体で無駄なく壊しきるか。。
大型リノベの第一関門。
外壁に限らず良い塩梅をいつでも模索中です。
ここまでくれば雨仕舞いは一安心なので、
落ち着いて内部に集中。
今年はずっと踏ん張っているなぁ〜
と思いながらも、まだまだもう一踏ん張り。
古今 増島
2024.08.06
最近、ニュースでみました。
時給が1400円を超えたそうな。
アルバイトを週6で8時間勤務したほうが
お金稼げるんじゃないかと思ってしまいます。
今の時代は、アルバイトなしでは世の中は
回らないだろうな、世の中の便利なサービスは
アルバイトなしでは受けれないなと思います。
最近、目指すところはあるけど
そこでは成果がまだ出ない、
そんな20歳の若者に一先ずどうやって生きて
行ったほうが後々潰しが効きますかね?
と言われた。
働き方の多様性といわれる時代、
潰しって言い方が好きでないなと
思いつつも、それきっかけで
色々考えてみました。
■時給制
アルバイトなどの時給制の問題点は、
仕事のクオリティや
成果にあまり関係なく、
賃金が支払われるということ。
多少の差はあるにしろ、
少しくらいサボったとしても、
たとえばコンビニで5時間働けば、
5時間分の賃金が支払われる。
忙しい店でも、ヒマな店でも、
時給800円と決まっていれば、
5時間で4000円が支払われます。
これでは、
「どうやったら価値を出せるかを考えて、
働くこと」がバカバカしくなる。
とりあえずその時間が
過ぎればお金がもらえるから
どうせならラクなほうがいいに決まっている
極端な話、
何もしなくても
(とりあえず出社して仕事をするフリをしているだけで)
お金がもらえるとなれば、
誰でもヌルくなる。
そうすれば、
与えられた仕事をきちんとやる人なら、
時給がより安い人にスイッチされます。
雇う側からすれば当然です。
その人件費すら非効率となれば、
機械を導入して自動化します。
そして人は結果、不要になります。
■フリー、自営業
私のような自営業タイプで
成果で結果を求められるタイプは
いくら長時間働いても、
それが売れなければ収入はゼロ。
逆に、1日1時間しか働かなくても、
売れれば収入は天井知らずです。
つまり、
目に見える労働時間には関係なく、
より付加価値のあるアウトプットを出せたか、
人の役に立てたかどうかが問われる。
これは恐怖であると同時に、
醍醐味。
そして、この厳しさは、
個人を鍛えてくれます。
「何が売れるか?」
「どうすれば売れるか?」
という工夫と発想を、
つねに問い続ける習慣ができます。
すると、残業とか、
休日出勤とか、
有休などはどうでもよく、
自分が出すべき価値に
フォーカスできるようになる。
反面、本当に心から休めなくなります。。。。
■月給・年俸
もう一方、会社員の多くは、月給制のため
日々の労働時間や生活のことを気にせず、
じっくり仕事に取り組めることです。
さらに年俸制なら、
残業という概念からも解放されます。
しかし半面、
「しがみついていれば、
とりあえず25日には給料が振り込まれる」
という甘えにもつながりやすい。
45歳になってみて、周囲の同世代は人生の転換期
を迎えている。
自分の所属する会社で社長を目指す人、
50歳で独立をするため、準備を始める人、
会社員で今の立場でそこそこの仕事する人、
今いる場所でどう逃げ切ろうと思慮する人、
何も考えず、永遠に今の地位があると
思いこんでいる人、
働く時間と自分の時間は、合わせても
24時間。みな共通。どこに重きを
置くかはその人の価値観次第。
それぞれ一長一短あるなと思います。
私自身も、
45になると体力と気力が減っている
のを痛感し、成果の仕事はきついな
と正直思うこともしばしばです。
私みたいな、元来の社会性の薄い人間は、
責任のない「時間でお金をもらう」
という働き方からは退屈で向いておらず、
「責任が付きまとい、
自分が働いた成果でお金をもらう」
という働き方が合っているから、
いまも続いてるんだと思う。
さて、20歳の若者にどうやって生きて
行ったほうが後々潰しが効きますかね?
の質問にどう、私が答えたかというと、
人の役に立てる価値が何なのか、
会社に居ようが、個人だろうが、アルバイトだろうが
いつも考えて、それをどう生み出せるかを
考えることが「仕事」だと思うし、
そのスタンスで立場関わらず、
生きていれば潰しは効くし、
自ずと向こうから道を作ってくれるぞ
まあ、説教じみたおじさん意見だろうな
とは思いつつも、偉そうに言いました笑
建築をしていても、クダラナイと思うのは
商社や材木問屋が売れる商品ばかり、
取り揃えストックして、あまり売れないけど
独自性があってエッジが利いた商品を
扱わないようにするから、どの商社みても
おなじものばっかり。
買ってくださいって言うくせに
買いたいものがなく、使うけど消耗品で
どこで他に入れても質が買わないから
こちらからすれば、価格勝負に
なるのに、コト売りをしないといけないですね
とか、人で売ってますよ、私どもは、見たいな
ことを平気で言う。
アポなしで会社で来て、こちらの
時間を食いつぶす癖に、せめて
ホームページでその会社が何を
売りにして、どういう性質の
商品を欲していそうかみたいな
当たり前なことをせずに売りに来る
人々が如何に多いことか。
い甘の世の中は、多様性の
名のもとにモノサシの選択肢が
多すぎて、ある意味で羨ましくも
苦しくもある。
でも、きっとその環境、置かれている
立場で自分の作業の価値を常に考え、
どうせ同じ時間使うなら、役に立つことを
って考える人は、アルバイトでも
会社員でも自営でも重宝される。
いつの時代も、どこの場所でも、普遍だ。
得手不得手の不得手の方を
都合の良い多様性を隠れ蓑に
修正、克服せずに生きてきて
無意識に他人の時間を食う、
嫌な思いをさせることは
自分もしたくないし、
してほしくないなと
思っています。
うちの大工が元井さんが
好きそうだよねっていつも思慮してくれたり、
手を貸してくれる
木の納まりのいくつか。
先端恐怖症ではないのだけれど
角があって、とんがってると何か通るときに
刺さる圧力を感じるから、丸くしてしまう各所。
鴨居
階段手摺
玄関収納
笠木
玄関手摺
結果、その場所、その部位を毎日通る
施主も同じ感覚なら気が利くなと
と思ってくれるだろうし、
造作感を感じる佇まい、
滋味深い情緒みたいな
ものを感じてくれれば
これ幸い。
同じ造作、
同じ手間(手間とお金は厳密にはかかってます!)
であれば、
気づける部分は少しでも配慮したい。
(気づけなかったらごめんなさい)
多様性の隠れ蓑が横行する時代のなか、
得意ではないけれど、自分で乗り気のする、
気付きができる部分に、自分で自らスポットを
当てて、そこにスピリッツを練り込み、
念を込めて超アナログに、
他の人たちはめんどくさくて
やらないであろう部分に
価値を生もうと図面内、
現場で日々もがいてます。
これが、お施主さんの、はたまた
これから家を作る人たちの
お役に立てる事を切に願いつつ。
夏季休暇のお知らせ
8/11~8/18まで夏季休暇を
頂きます。
御用の方は
info@kokon-sumai.co.jpまで
古今 元井
2024.07.28
こちら↓は先日、とある家具屋で見つけたものですが、
何か分かりますか…
使い方はこちら ↓
そうです。
床を傷つけないようにする為に、
椅子の脚につけるフェルトです。
フェルトをシールで貼るタイプか、
カバータイプが一般的ですが、
どちらもかなりの頻度で剝がれたり外れたりしませんか…。
特に杉のフローリングは傷付きやすいので
新築に限らず、ずっと付けているという方も
多いと思います。
そのフェルトにピンが付いていて
打ち込むタイプを発見。
剥がれる心配が無いというので、購入し
早速自宅の椅子に付けてみました。
(簡単に打ち込めました)
↑近くでみるとこんな感じですが、
目線の高さからは
ほとんど分からないくらいの存在感です。
剥がれる心配はなさそうですが、
実際使ってみてどのくらいもつのか…
どうなっていくのか…
検証中です。
代田
2024.07.21
建築業界にとっては雨天は工事工程がずれるので、
嬉しくないもの。
今年は記録的に遅い梅雨入りかと思えば、
梅雨の間もさほど雨の日も多くなく、
空梅雨だなぁと思っていれば、
あっという間に梅雨明けとなり
さすがにこんなに雨が少なく大丈夫なのだろうか。
と、心配になってしまう。
私の記憶の中の梅雨といえば、
ザァーっとは降らぬが、霧雨のような雨が
シトシトと。
傘に長靴の子供が、傘をクルクル回しながら
アジサイの葉を登るカタツムリを
眺めてる。
というような、雨天の中に風情を感じるような
印象なのだが、
ここ最近の梅雨と言えば、
線状降水帯だの、大雨洪水警報だの、
雷ガンガンの土砂降り。
風情もへったくりもない。
これも異常気象のせいなのか、
はたまた時代の変化なのか。
と、梅雨明け後 最近では自己主張が
強すぎるお天道様のおかげで、気温もドンドン上昇。
となりの模擬試験場の真夏日のご報告を。
と思います。
家の各所に仕込んだ温度計。
5か所と外に1か所。
14:28 外気温が35.2℃
なのが分かります。
エアコン嫌いな両親もこの日は朝から28℃設定で
エアコンを動かしているとのこと。
リビング・二階(吹き抜けのロフトのような場所)が
0.1℃差(ほぼ同じ)状態で、
温度差がない様子がわかりますね。
床下はリビングの床下エアコンを送風で24h動かしており、
床下も室内同様、ほぼ温度差なし。
屋根裏の断熱材の上に置いた温度計は
驚異の51.2℃!!
この直射日光で温められた熱を
グラスウール吹き込み300mmの断熱が
しっかりとブロック出来ている証明となっていますね。
洗面所の温度が室温より少し高いのは、
洗面所の温度センサーを窓枠に乗せてあるので、
ガラスからの日射取得によるもの。
北側の窓ですが、サッシ廻りはやはり
断熱という意味では脆弱な部分となっている
ということでしょう。
その分、冬には重要な日射取得となるので、
夏場は軒の出の影などで、
直射日光を防いであげる必要がありますね。
27坪ほどをエアコン一台でカバーしているので、
室内の換気扇や送風を使い、
家中一定の温度を上手に保てていると思います。
模擬試験場での実験はまだまだ続きます。。。
古今 鈴木
2024.07.15
雨予報もほぼ降らず
比較的涼しく過ごせた連休は京都に。
祇園祭と被ってはいたものの中心街は避けゆるりと。
何故か無性に行きたかった西芳寺を目当てに
西京区あたりをぷらぷら。
まずは写経で心を落ち着かせて、庭園観覧。
青々とした苔の絨毯。木々も生き生きと瑞々しい景色。
時期も良く身も心もリフレッシュできました。
続いて近場の桂離宮へ。
今から約400年も前に造られたものですが、
ほとんどが当時のまま現存しており
細かな設計だったり見せ方の意図に感動しました。
時代の経過とともに発展があろうとも
根管の部分は変わらず
今も受け継がれていくデザイン。
自分で生み出すことはできなくても
受け継いでいくことはしていこうと思います。
古今 増島
2024.06.30
今年も半年が過ぎ折り返しですね。
しばらくパッとしない天気が続くようで、
乾燥機が無い我が家は洗濯が憂鬱な日々となります。
そんな中
先日‘’枝豆の栽培キット’’をもらい、
絶賛栽培中。
マグカップ程の鉢に種蒔きし
わずか5日目ニョキっと芽が出て
7日目には支柱が必要なほど成長。
植物の生命力凄!
このままいけば夏に間に合うのでは!
そして今
草丈は50㎝に届く勢いで、
支柱は全然足りなくなり
家具に沿わせテープで固定するという変な事をやっていたら
母から支柱の代わりに『上から紐を垂らす』という
アドバイスをもらい早速実践。
うん。悪くない。
ちゃんと支柱の役目を果たしてる。
これで更なる成長…とはいかず?
縦には伸びるが葉がなかなか増えない…
これで合っているのか?
植物の成長に正解という言葉を使うのがいいのかは
わかりませんが、
もっと葉が茂るもんを想像していたので
なんか違うような…
これからどうなっていくのか…
まだ何も出来ていない、こんな小さい枝豆の苗でも
種から植えて
毎日成長を見ていると
愛着が出てくるもんですね。
収穫より毎日の成長を見るの事が日々の楽しみとなっています。
代田
2024.06.23
記録的に遅れた梅雨入りは、
建築業に携わる者ととしては、
この上なく嬉しい。
(農業など困る人もいるのだが)
どうしても遅れがちな外構工事や、
外壁の工事、化粧材の搬入など。
雨に振り回されるこの季節。
とっとと、梅雨明けしてほしいもの。
とはいえ、【雨の神】とまで言われた、
この鈴木の行く現場では必ずといっていいほど
ここぞという時に雨が降る。。。
決して信心深いというわけではないが、
何かと神事と縁深い建築業界、
着工前には地鎮祭(とこしずめの祭り)を
行ったり、上棟後には建物の隅に
酒や塩などで四方清めのお祓いなど
をすることも多い。
そんな切っても切れないというわけ
ではないが、流行から遅ればせながら
子供とサイクリングをしながら、
御朱印集めの旅を初めてみました。
(高血圧には適度な有酸素運動ということで)
私の住む平塚の周りには、
相模國六所巡りというものがあり、
一之宮 寒川神社
二之宮 川勾神社
三之宮 比々多神社
四之宮 前鳥神社
八幡宮 平塚八幡宮
総社 六所神社
の六社を参拝して廻るというもの。
四国お遍路の簡易版みたいな感じで、
運動をするきっかけにちょうどいいかなぁ。
と初めてみました。
まずは、一からだろうと一之宮の寒川神社へ。
八方除けで有名な寒川神社。
土曜日ということもあり、人でごった返していました。
御朱印のもらい方もよくわからなかったのですが、
丁寧に受付のお姉さまが教えてくれました。
代金(これも初穂料っていうのかな?)は
「決まっておりませんので、お気持ちで。」
って、一番困るやーつーーー。
「初めてなんで。皆さんどれくらいですか?」
と尋ねると、「3~500円くらいですかね。」
と言われたので、500円お納めさせてもらいました。
300円かよ。と思われたくない。小さな男です。
次に向かうは、我が家のある四之宮 前鳥神社。
うちの子供らはこの前鳥神社の幼稚園に通って
いたので、お作法はお手の物。
本殿で ニ礼 二拍手 一礼 をすまし、
いざ、御朱印をもらいに。
子供のころからよく行く神社ではあったけど、
なかなかかっこいい御朱印じゃないですか。
残すはあと四社。
だんだん遠くなるので、サイクリングでは
かなりきつくなるが、がんばって完走目指します!
すべては健康の為に!
数値よ下がれ!!(色々)
古今 鈴木
2024.06.15
今年もやってきました
暑い暑いとお決まりのセリフの時期。
あいにく社用車のエアコンが全く効かず、
車で昼食を食べようものなら汗だく覚悟です。
毎年修理出そうと誓いながらも、時間が惜しくてガス補充。
今年は心が折れそうなのでどこかで時間を見つけねば。。
ようやく外構、門柱製作も終えた栄区の住まい。
門柱は外壁に使うそとん壁で作り、
ポーチ灯、表札、インターホンカバー、ポストまで
アトリエキーメンコンプリート。
彩りは植栽たちにバトンタッチ。
緑が入った瑞々しさが涼しげな景色に。
これからグングン育ってモサモサしてもっとミズミズシクに期待。
私と同年代のご夫婦と癒しのかたまり子供達。
子供達の成長も住まいの住み熟しも楽しみです。
パパと同い年の私のことをおじさん呼びは解せぬだよ〜。笑
終わって始まって、始まって終わって。
目まぐるしいけどコツコツ丁寧に。
古今 増島
2024.06.09
何かの本で「梅仕事」とという
言葉に出会った。
要は、今時期に出回る青梅や完熟梅で
梅酒と梅シロップ、梅干しを
仕込むことをさす言葉。
毎年ではないが私も
過去を振り返って、
心の余裕がある年の
梅雨から初夏の今時期に
自家製梅シロップと梅干を
造ってきた。
梅仕事という言葉は、普通にネットでは
使われていたのだが、私が
知らなかっただけで私自身も
梅仕事をしていた年があったのだけれど、
「梅仕事」というとても季節感を感じる
言葉の響きが今になってなんかいいなと
思っていた。
ふと目にしたその本では
「どんなに忙しくて心の余裕がなくても
梅仕事だけは手放したくない」っていう
文面があって、正直、今年は心の余裕が
全くない状況で、うちのOBさんからも
GWにメールで今年は梅漬けないのなんて
メールを頂いていて、今年はその余裕が
ないです~なんて返信していたのですが
「梅仕事を手放さない」という言葉に
背中を押され、手掛けることにしました。
まず、梅ちゃんを手に入れるため
JA小田原の直売所に赴き、GET。
今年は不作と出荷の遅れがあるらしく、
行ったときにはまだ選果中で
搬入中の農家の方に
一度は1週間後に来てくださいなんて
言われたのですが、JAの上の方が
二キロなら1時間後に来てくれれば用意しとくよ
と言ってくれ、傷のない綺麗な青梅を。。。
本当に人間味のある方で
帰ろうとしたら、走って追いかけて
きてくれて、待たせたからといって
少し傷はあるけどと言いながら
+1キロ持たせてくれて。。。
最近、人壁(人間の汚い側面に出くわすこと)
にぶち当たる出来事が多かった
から、心が大いに震えました。
俄然、梅仕事をやる気になったこと、
この上なし。
早速丁寧に洗って、汚れを取り、
乾かして、ヘタを取り、また洗って
乾かして、瓶を消毒して、乾かして
という作業。
作業を通して、
本の書著の「梅仕事を手放さない」の意味は
人生の時間において、どんなに忙しくても
このような心穏やかに過ごす
自分時間を手放さないという意味だと
理解しました。
私の唯一の趣味、
海での波乗り時間と共に。
いやほんと大事です。
今回は4種。
500グラムずつ、竹串で刺したエキスが出やすい
ものと、そのままの青梅のままのもので、
梅シロップと梅酒それぞれ。
竹串で刺したものはエキスが出やすく、
角砂糖も溶けやすいけど、
その分えぐみも少し。
青梅のそのものは梅の清涼感を
感じるスキっとした感じになるはず!
仕込んでから、日々砂糖を溶かすように
混ぜ混ぜして、二週間。
そろそろ梅シロップは頃合いです。
梅酒はまだまだ。二か月くらい後かな。
梅を取り出して、しわくちゃになった
梅ちゃんを梅ジャムに加工して~の
作業が待っています。
自分時間を手放さない
今は時間がいくらあっても足りない
状況だけど、梅に海。(梅と海似てる!)
心を安寧に、自分で自分のご機嫌を取れる
おじさんになりたい。
今日も明日もこれからも。
生業に向き合います。
元井
2024.06.02
雨が多いなと思ったら、
もう6月・梅雨の時期なんですね。
6月は田植えの時期でもありますが
田植えを終え、田んぼの水に
青い空・白い雲、赤い夕陽などが映りこむ光景
っていいですよね。
今年も目にすることができるでしょうか…。
6月の「水無月」は
田んぼに水を張る「水張り月」という意味もあるそうです。
令和6年度も2ケ月が経ちましたが
今年も家づくりで利用できる補助金があります。
使いやすそうなものをいくつかご紹介。
国によるものでは
新築
「子育てエコホーム支援事業」~最大100万円
長期優良住宅取得
リフォーム
「子育てエコホーム支援事業」~最大60万円
窓・断熱・設備等の工事に対して
「先進的窓リノベ事業」
窓・玄関ドアの交換工事に対して最大200万円
「給湯省エネ事業」
高効率給湯器の交換に対して
都道府県によるものでは
神奈川県「ネットゼロエネルギーハウス導入」
基本的に創エネ設備(太陽光発電等)必須~最大100万円
東京都「ゼロエミ住宅」
最大210万円
※10月から基本的に太陽光発電等が必須条件で
最大240万円
その他に、
各市町村で独自に設けているものもあるので
チェックしてみてください。
昨年に引き続き「省エネ住宅」に対しては変わらず、
更に進んで再エネといった太陽光発電などを交付条件に
するところが増えているようです。
太陽光は古今に入って、
昨年初めての1件があっただけで
あまり馴染みが無かったせいか
正直、太陽光というとメガソーラーの
イメージが先行していまい、
積極的に採用したいものではなかったのですが
最近の電気代(6月からまた上がるみたいですね)の高騰や
在宅勤務の普及により日中も家に居る事が多い方、
更にオール電化で給湯も電気の場合、
おひさまエコキュートの採用で
昼間に太陽光の発電で沸かす事ができる事。
電気自動車・ハイブリット車への充電にも。
これは停電時の電力確保にも役立つことなど。
住宅レベルではメリットが多いと感じます。
まだまだ建築費が上がっている中
補助金制度を上手く使って
建築費を抑えていければと思います。
代田
2024.04.27
古今は
4月28日(日)~5月6日(月)まで
GW休暇となります。
その間、古今の住まい手さんは御遠慮なく
担当者の携帯かメールへ。
まだお会いしていない方は
お手数ですが弊社サイトより
メールにてご連絡を。
info@kokon-sumai.co.jpでもお受けいたします。
順次返信させて頂きます。
よろしくお願いいたします。
2024.04.20
すっかり桜の花も散り落ち、季節は春を飛び越え
初夏?なのではというような天気。
暑がり鈴木の車内は既にクーラーガンガンです。
私事ですが、長男がこの春で中学校へ入学となり、
30年ぶりに母校へ足を運びました。
私と同じ1年1組の教室に座る長男を見て、
新たな生活に馴染めるかどうか心配では
ありましたが、昨日無事に部活も本入部となり、
GWを前にして、ようやく鈴木家も一段落したと
落ち着いた風が流れるようになりました。
昨年末から3月末引き渡しに向けて、まさに怒涛の
工事ラッシュで沸いた古今でしたが、
4月に足がはみ出てしまった残工事も
GW前にはようやく片付くような目途がたち
一安心とは問屋が卸さず、
すっかりお待たせしてしまっている次の工事に
向けての準備&打ち合わせが・・・
ひとつひとつ片付けていきましょう。。。
古今では引き渡し前の物件あるあるなのですが、
最後の仕上げは現場監督&設計担当が自ら
調整を行っていきます。
図面では伝わり切らないニュアンスや、
細々した事、どの業者さんにも付随しないような工事
などなど、やること盛りだくさん。
着工前は設計士として、事務所で打ち合わせを
しているので、現場でインパクトドライバーや
丸ノコを汗だくで使いこなす、古今メンバーをみて
「そんなことまでやるんですね・・・」
なんて、よく言われます。
ちなみに古今男手は全員車に電動工具を載せていますw
誰か職人さんにお願いしてしまえば、
自らやる必要もないのかと思いますが、
微妙な手摺のアールの面取りや、
ちょっとした塗料の色合い等、
立ち会ってニュアンスを伝えきれないような
部分を自分でやってしまった方が早い。
と、思ってしまうのです。
先週の増島のブログでも紹介のあった、
格子扉付のキッチン。
キッチンの天板は5mmのステンレス無垢に
シンクを溶接してフルオーダーで製作しました。
溶接部の最終の仕上げは現場監督自ら
納得のいくまで調整しました。
5mmのステン無垢がピーーーっと通ってかっこいい。
色々と初めて尽くしで、あーでもこーでもと悩んで
増島くん右往左往しましたが、
ひとつひとつ仕上げていき
インパクト抜群のキッチンに仕上がったと思います!
明日はこのキッチンのお引き渡し。
次は住まい手さんにしっかりと育ててもらいましょう。
古今 鈴木
2024.03.03
今日は雛まつりですね。
女の子がいるお宅はお雛さんを飾られましたか。
以前は設計時の要望で、
お雛さんをしまって置く収納スペースを
求められることもたまにありましたが
最近はほとんど無く、けれど
この時期友人宅にいくと、ちゃんと飾られているのを見ます。
ひな祭りに限らず、
小さな行事やイベント事、
節分、端午の節句(子供の日)、七夕、
十五夜、お彼岸 など
行事だけでなく
開花宣言や梅雨入り、梅雨明け、大寒など
こういう小さな節目ごとに
去年の今頃は~何していたかな~
と毎日忙しくしている中でも
振り返るきっかけとなっています。
さて、
少し前に敷地内に鉄塔がある敷地の購入の相談がありました。
価格、広さ、周辺環境などは申し分無いなか、
敷地内に鉄塔があり、電磁波の影響がネックとなっていました。
そこで東電が「磁界測定」をしてくれるというので、
立ち会うことに。
スマホくらいの大きさの測定器で
鉄塔に寄りの送電線の真下で測定。
一瞬で測定完了
【0.05μT(マイクロテスラ)】
この数値がどの位なものかというと
日常で使うものの中で比較的大きいものは
ドライヤー・・・2.9μT
小さいものだと
エアコン 0.1μT
エアコンの1/2の数値です。
これが2階のレベルでの測定だともう少し高く。
(電線に近づくほど高くなる)
時期や時間でも変わるようで、
例えば猛暑日のどの家庭もエアコンガンガンに
付けていると高くなる
だからと言ってほとんど変わらないくらいの差だと言います。
200μT以下がひとつの国際基準となっていて
ただ200を超えても身体に影響が出るという事では無いようです。
特に問題は無いが
なんとなくネガティブなイメージで鉄塔の近くは疎遠されがちで、
土地の価格も低くなると。
逆を言えば、鉄塔はよっぽどのことがない限り在り続けるので
周辺環境が変わらず、
土地の価格が安いなど、メリットもあります。
鉄塔がなくても「送電線」が敷地上部を通っている場合があります。
送電線真下は「地役権」が設定され、
送電線から真下3.6mの範囲は建築不可となります。
一般的な住宅の高さなら特に気にする程ではないです。
懸念事項が解消された矢先、
少しの差で先に申し込みが入ってしまい購入に至りませんでいたが、
磁界測定という機会に立ち会えて勉強になりました。
年度末でバタバタとしていますが、
もうすぐだろう開花宣言を楽しみに進んでいきたいとおもいます
代田
2024.02.26
先日の現場での職人さんと一服していた時の
会話の内容といえば、
「どこが痛い。」 だの
「血圧が高い。」 だの
「なんの病院かかってる。」 だの
歳を重ねるごとに体のあちこちの制御が効かなくなり
壊れていくのを痛感させられるこの頃。
当たり前だが、毎年毎年歳を取り若返ることはない。
自分が歳をとるということは、
もちろん周りのみんなも年齢を重ねるということ。
仕事をお願いしている職人さん方も、
自分と同じだけ歳をとっていく。
どの業種にしてもそうだが、
「手に職」の職人の仕事は、
一朝一夕で身につくものではなく、
長い修行や経験によって身につくもの。
(写真は現場でキッチンを造作する大工さん。古今では基本的に造作キッチンを現場で大工さんに造ってもらいます。)
基本現場には空調などなく、
夏は茹だる様に熱く、冬は凍えるほど寒い。
そんな厳しい職場環境では、なかなか若手が育たなく
来たとしてもすぐに耐え切れず辞めてしまったりする。
親子でやっている職人でない限り、
なかなか若手が育たず、職人界の高年齢化は止まらない。
お願いしているタイル屋さんは50歳になるベテランだが、
「下が育たないからいまだに若手なんて言われるもんな。30年もやってんのによ。。。」
「若手がいたとしても、風呂(タイルによる在来の風呂)は出来ません。とかだもんな。」
と嘆いていた。
タイル屋さんのタイル工事はユニットバスやキッチンパネルに簡略化され、
左官屋さんの左官工事はサイディングに代わり、
建具屋さんの建具はメーカーに既成品で組み立てるだけ。
と、工期短縮や原価を下げるために
簡略化されて、昔ながらの工法を出来る人が
どんどんと減ってきているような状況。
時代と逆行するように、昔ながらの工法を好み
多く採用している古今としては、
やってくれる職人さんがいなくなってしまうのは
死活問題。
現にお願いしている業者さんで、
自分より年下の職人さんは数える程度。
自分が定年を迎え、仕事を辞めるころまでは
何とか逃げ切れるとは思うが、
自分より下の世代の工務店は
本当にお願い出来る人が、いなくなってしまうのでは。
と、近頃少し先の未来が不安になってしまいます。
AIだかなんだかが、人に代わって仕事を
こなす時代と言われていますが、
腕利きの職人にとって代わるロボット等が
働く時代になるのでしょうか?
建築業界もそろそろ次のフェーズに移ろうとしているのかもしれません。
古今 鈴木
2024.02.04
風邪が流行っていますね。
お施主さんにターメリック(うこん)が予防にいいと伺い、
早速、実践中です。
ターメリックに生姜、レモン、はちみつ、ブラックペッパーを
お湯で溶いて飲みます。
クセや匂いもほとんどなく、生姜のおかげか体も温まります。
喉が痛い時には
ターメリックと塩を水で溶いてうがいすると
一発でよくなるようです。
喉の調子がいまいちな方、ぜひやってみて下さい。
一度風邪をひくと、なかなか直らないので
「絶対ひいてはならぬ」と自分に言い聞かせ
予防対策・体調管理をしている日々です。
この冬は暖冬と言われていましたが
明日はあいにくの雪予報。
被害も影響も無いことを願います。
先週のブログでもあったように、
普段からの備えの大事さを
こういう時も実感します。
寒いと外出することも億劫になり
自宅でぬくぬくと過ごしていたところ
ふと、照明が気になってしまい…
賃貸だし、とりあえずなんでもいいやと
放っておいたのですが、
買い換えたいなと思っているところです。
照明計画は新築でもリノベでも悩んでしまうところで
必要なところに必要な明るさが取れるように。
ダイニングのペンダントライトなどは見せる照明とし、
他は極力少なく、シンプルに計画しています。
ペンダントライトの事例を紹介します。
■PERA(建築家・中村好文氏デザイン)
■frasco glass(flame)
どちらもシンプルで上品でどんな空間にも合う。
ガラスのシェードで、そのガラスから360°光が広がり、
ペンダント以外に補助照明がなくても全体が明るくなる。
この2つを主におすすめしています。
2つ目と同じデザインで素材が違うものが
■frasco(flame)
琺瑯のシェードで少し光沢がありスッキリしている。
あとは、住まい手さんが選ばれて。というのも。
■ルイスポールセン(PH5)(麻生の家)
ペンダントライトと言えばルイスポールセン。
というくらい定番で不動の人気。
■イサムノグチ(ハナミズキの家)
和紙と竹からなり、デザインや大きさもも様々。
和室に限らず、洋間や大きな吹き抜けにも合う。
などなど…
照明はホント種類が豊富で
照明メーカーの
照明だけのカタログが厚さ5センチ程度になるものも。
照明ひとつで部屋の印象が変わるペンダントライト。
お気に入りのものを探してみてください。
代田
2024.01.29
2024年の元日は日本人にとって、
忘れることの出来ない衝撃的な
始まりとなり、忘れることの出来ない。
忘れてはならない元日の出来事となりました。
我が家も災害に備えて、少しは水や食料の
ストックなどの備蓄は容易していたのですが、
ニュース等で、災害時の避難所の状況や
支援が届くまで耐えることの出来る量の
情報を耳にすると、鈴木家の5人家族では
到底足りる量ではないことに危機感を
感じておりました。
年明けから、妻とも話し合い
何となく水や少量のローリングストックや
乾電池、電源、照明、ライトなどを
いつでも持ち出せるように、
寝室直結のクローゼットに用意しておこうと
話してはいたのですが、
先週から鈴木家4名(長男以外)が
コロナ感染でダウン。
自宅隔離になってしまいました….
2年ぶりのコロナダウンでしたが、
相変わらず威力は絶大、
関節がモゲルのではないかというほどの
関節痛にみまわれ、ダルさと熱に
夫婦で悶絶していました。
(こどもは軽症なのね)
災害とは違うが、コロナ感染もある意味
避難生活と同じように、
外に買い物に行くこともできず、
家の中である物を食べて過ごす事しか
ない状況。
我が家に関しては、隣が実家ということもあり
毎食玄関まで宅配システムを
することが出来たが、
単世帯家族や一人暮らしの人は
自宅のストックで過ごすしかない状況と
なるはず。
そういった状況の時でも、
災害の備えをしておけば、代用も出来るはず。
と、ダルいながら療養中時間は
持て余していたので、ネットで
災害グッツを買いあさっていました。
住まいを暮らしのシェルターとして、
考えるのであれば、耐震性を上げて
損壊しないことはもちろんのこと、
太陽光発電・蓄電池での発電
雨水活用での貯水
ストック品の備蓄倉庫などの事も
考えて住まいづくりをしていかないければ
ならないフェーズに来てるのかもしれません。
すっかり療養でガチガチになってしまった体を
すっかりと鞭打って明日から
仕事復帰とさせていただきます。
色々お待たせしてしまっているお客さん方すみません!
古今 鈴木
2024.01.20
いよいよ本格的に寒くなってきました。
昨年は仕事初め早速ドカ雪が降ったような記憶がありますが。。
絶賛そとん壁待機中の栄区の新築も天気予報と
にらめっこする時間が長くなりそうな。工期が。。。
痺れる2物件は工程もほぼ同じ進行具合。
両物件ともに断熱完了、ボード貼り。
仕上げ工事のバタバタも同時期なのが確定!
もう何でもかかってこいや状態です。
青葉の大型リノベ。
恒例の柱磨き
通し柱が杉材を使用しておりダイニングの梁表しに良い作用。
キッチンの床はフレキシブルボードで仕上げます。
リノベの楽しさ全開です。
栄区の新築
仕上げ前の下地も終え頃合いを見計らって仕上げます。
急遽ひらめかれたs氏からの変更も綺麗に納まり仕上げにのぞみます。
2物件とも次なる展開に向けて疾走中です。
古今 増島
2023.12.29
古今は今日が仕事納めです。
大掃除どころか、まだ図面を書いており年末感が全然無いです。
今年もおかげさまで途切れること無く
忙しく過ごすことができました。
今年お引き渡し&工事中の物件たちの一部。
今年前半にお引渡しした物件は随分と前の事に感じます。
どれも時間を掛け、頭も使ったな~としみじみ…。
この一件一件の積み重ねが次へ繋がっており、
件数を重ねるごとに少しづつステップアップしていると感じます。
仕事量が増えると
先を見て早め早めで進めているつもりでも、
いつも最後には急かされてしまう…。
ただ熟すだけにならないよう、
時間を掛けるところとそうでないところのメリハリをつけ
一件一件の【質】を高めていきたいと思います。
みなさま、来年もどうぞよろしくお願いいたします。
古今は12/30~1/8まで年末年始休暇となります。
良い年をお迎えください。
代田
2023.12.24
もう今年も残す事7日間。
先週までは「今年もう終わっちゃうよ?」って
くらい暖かい日が続き、
出番の無かった我が家の薪ストーブさんが、
今週末からようやく稼働を始めました。
今週は今までが嘘のようにグッと冷え込み、
朝6時頃は氷点下まで冷え込みましたね。
相変わらず朝起きたら、鈴木実験室の
温度計をスマホでチェックするのですが、
相変わらず18℃くらいを朝方キープしていました。
いままで室温=外気温で過ごしてきた
両親からすると18℃でも温かすぎるそうで、
「暖かくなり過ぎてのぼせちゃう。」
となかなか、床下エアコンを稼働してくれません。
まぁ電気代掛からず過ごせるのはいいことなのですが、
実験にならんのよな。。。
冒頭の通り、2023年もあとわずか。
鈴木個人
としては、今年は再三ブログでも
上げているように、
【実家建て替え】が一番大きな出来事でしょう。
設計・現場管理と普段の仕事に加えて、
通常は住まい手さんが行っている、
家具・家電・カーテンなどの購入。
登記・インフラの手続き等々、
も両親に代わって行ったので、
引き渡し頃の住まい手さんの大変さを
肌身をもって感じていました。
打ち合わせから含めて、家造りって本当に
一大イベントですね。。。
今までお引渡しをされた住まい手さん皆さん
本当にご苦労様でした。
そして、これから打ち合わせ・お引渡しをする
皆さん頑張っていきましょうね。
2023年プライベートでは、我が家の3兄弟が
6年、3年、1年と全員小学生だったので、
来年長男が中学生になる前に、
行きたかったところ行っとこ。の一年でした。
お盆休みには一週間キャンピングカーで北海道を廻り、
初めての飛行機、日本最東端で朝日を見たり、
知床では土砂降りから奇跡的な晴天になり、
それは綺麗な虹を見たりと、
こども達に色々な体験をさせてあげることができたと思います。
(雨男鈴木卒業)
10月には佐渡ヶ島へ。
家族全員で行く予定だったのだが、
前日に長男がインフルエンザを発症。
妻と長男はお留守番で、下二人を連れての旅行となりました。
我が家では大ブレイク中の 島系ユーチューバーの
影響で佐渡の情報を知り尽くしたこども達、
初めてのフェリー、たらい船や金山観光など、
それはそれは目をキラキラさせて楽しんでいました。
正直、「佐渡ヶ島って。。。」って思っていた自分ですが、
唯一行ってみたかった船大工の造った家が建ち並ぶ
【宿根木】に行って大興奮。
細い路地沿いに筑80年くらいの木造住宅が密集しており、
大半の家は外壁が木板張りで仕上げられています。
これは、船を造る際に出た半端材などを使い外壁に流用したり
していたので、このような街並みになったそうです。
それぞれの家に特徴的な格子が使われていたりするのですが、
デザインが秀逸。
こちらは一般公開されている「清九郎の家」
天井高が低く。畳に正座しているとなんとも落ち着いた
空間になっていました。
旅行のスケジュールの時間が過ぎていたのですが、
あまりの居心地の良さに長居してしまいました。
12月には初大阪にも行ったのですが、こちらも三男が
2日前に熱を出し、私と三男は熱が下がってからあと合流と
バタバタで、本調子ではない三男を永遠と抱っこしながら
の旅行だったのでただただ疲れた・・・といった感じでした。
先日、次男・三男に
「どこに行ったのが一番楽しかった?」
と尋ねたところ、二人とも揃って
「佐渡ヶ島!!」
と。
父親一人で大奮闘の旅行を一番に挙げてくれたのは
とても光栄ですが、
北海道も大阪も高かったんだけどな・・・
毎年年を取るごとに、どんどん短く感じる一年。
来年もアッという間に過ぎてしまうのでしょうが、
一つ一つ丁寧に取りこぼしの無い様、
進めて参りたい所存でございます。
古今 鈴木
2023.12.17
今年のブログ当番もラストになりました。
進行中の2物件はどちらも工期との闘い。
管理業務も1.2倍速で段取りに追われながらも
なんとか食らいついている状況。
タイトな工期な分何か一つ忘れものがあると
一気に歯車が狂うこの状況に
やれんのか?って鼓舞しながら
キャパシティとメンタルを騙し騙し。
青葉区大型リノベ
構造の検査を終え外回りの外壁下地も粗方。
ようやく内部に取り掛かります。
とにかく雨仕舞、納まりに難儀するのがリノベ。
改めてリノベの難しさを実感しています。
何を基準にどこまでやるか。
私たち管理側だけでなく職人さん方にも
モラル以上の思いがないと
正直成り立たないのではないかと思うほど。
現在大工さん2名で奮闘中。
現在では規格のない寸法の材料で建てられているので
新規の材料に合わせるための微調整をしている所。。
新旧は塗装と素焼きの焼杉、
杉羽目板ウッドロングエコ塗装を使った仕上げ。
素材感だけを変えた3色の黒で外壁ができます。
内部もサッシの黒枠を基調とし、
キッチンはグレー塗装、フレキシブルボードの床仕上げなど
初の試みも多用しています。
年内は塗装下地まで、、頑張ろう。
栄区の新築
こちらもスーパータイトスケジュール。
年内はもう1名大工さんに入っていただき
本格的に2名体制での木完を目指します。
下屋根を深く出した平入の住まいは圧巻の迫力。
軒天は構造、野地表しのウッドロングエコ塗装仕上げ。
木口に巻いた板金のディテールも相まってこの趣。
週明けに増島塗装にてウッドロングエコ吹付後は
陽光による美化を待ちます。
内部は初の試み5ミリの薄さのステンレス天板を採用したキッチンを基軸に設計を進めました。
そろそろ納まり図を描かねば。。
ほぼ工程もどっ被りの2物件に追われながらも、何かと奇跡に救われているのを感じています。
培ってきたものだけでなく、ホントに奇跡的なことがしばしば。笑
年明けのドカ雪やら寒波やらが心配ですが、、
そこまで運が尽きないのを願って。。
古今 増島
2023.11.25
昨日は11月末なのに半袖でもいいくらいの
記録的な最高気温をマークしたのかと思えば、
来週は連日1~2℃の最低気温が続く予報。
本当に日本の四季は崩壊して、
夏と冬を交互に入れ替えながら夏から冬に
移行していくイメージ。
夏夏夏冬夏冬夏冬秋冬夏冬夏冬冬冬
みたいな。
長かった【玄関開けたら2秒で現場】のプレッシャー
から解放され、OPEN HOUSE 終了後に両親も
寒くなる前に新居へ引っ越しが出来ました。
物を大切にする老人の類に漏れず、
「今まで使っていたから」を口癖に
明らかに不要な物を運び入れる両親。
私も毎晩何を運び込んだかチェックをして
目を光らせているのですが、
整理収納アドバイザーの資格を持つ姉が、
週末帰省し的確な指示のもと、
取捨選択に勤しんでおります。
ようやく引っ越しまで終えた鈴木実家邸ですが、
両親から新築の依頼を受けたのは8年前。
仕事が忙しいを言い訳に、先延ばしにし続けた結果
65歳だった両親も74歳になってしまいました。
この8年の中には、祖母や叔父さんが亡くなったり
などして、鈴木家的にも建て替えをする
機会では無いような事でもあったのですが、
年々年老いていく両親を見ていると、
これ以上伸ばして、両親に何かあった時には
一生後悔すると思い、ようやく重い腰をあげ
なんとか存命しているうちに、
引っ越しまで出来たことに本当に安心しています。
そんな、年老いた両親の為に色々と考えた
家造りをしたつもりではありますが、
一番重要視したのは、やはり温熱環境。
この8年の間に、国の進める断熱の方針も
変わり、古今としての家造りの断熱・気密に
対する考えもかなり変わったと思います。
現状新築では、HEAT20 G2レベル以上の
断熱性能を確保し、気密性能もC値1.0以下に
なるような家造りをしています。
温熱環境を向上させることよって、
ヒートショックなどの危険性をぬぐい、
8年待たせる親不孝者だけれども
8年以上長生き出来る家造りをすれば、
親孝行も出来たのではないかと
思うようにしております。
実際そのレベルの実際の数値がこちら。
今朝撮りたてホヤホヤの実家の温度計。
上部の温度22.7℃はリビングの室温。
左下①の10.1℃が外気温。
昨日は気温が高めだったこともあり、
昨日から一度も暖房を掛けていない状態で
室温20℃以上を保っていることがわかります。
ちなみに
②は寝室 ③は2階
の温度計。
朝6:30頃だったので、寝ていた寝室の
温度・湿度ともに他より高いのがわかります。
2階の温度はリビングと1℃以内にとどまり、
家の中の温度差がほぼなく均一していることが
わかりますよね。
改めて、断熱と室内の空気循環が上手く作用していること
がデータとして確認出来ました。
これは引っ越し前日の朝一の室温と外気温。
外気温が5.8℃まで冷え込んだにも関わらず、
誰も住んでいない家の室内が、
19.5℃を保っています。
20℃前後あれば、暖房無しでも気持ちよく過ごせますよね。
建築中も私の実験室として、
活躍してくれた鈴木実家邸ですが、
上記の温度計とは別に私がいつでも
スマホで温湿度を確認できるデータログも
設置済みなので、
年間通しての気温差もデータを
今後も確認していくつもりです。
両親にはボケ防止の作業として、
当面の間、床下エアコンを作動させた
時間と温度をEXCELに毎日記録してもらう
事になっているので、
来年の今頃また、研究発表を行いたいと思います。
鈴木実験室は終わらない!
古今 鈴木
2023.11.19
もう11月も下旬なのに事務所前の
イチョウの木は青々している始末。
年々秋を感じる時間が短くなっている事が、
いや短いのではなくて遅れているのか、
もはや四季の境目が分からない、
気づけば11月から足元のヒーターを付け始めました。笑
今住んでいる賃貸のアパートがほんっとに寒すぎて、、
部屋の中で白い息なんて当たり前だし、
畳の隙間からひんやり冷たい冷気が上がってくるのが分かるくらい。。
でも季節は冬が好きな超寒がり。
先日の元井氏のブログにもあったように、熱は薬。
この時期になると寒すぎて引っ越そうと
毎年誓っている今年の2月に更新をした増島です。
青葉区大型リノベ
急に寒くなってきたので
早いとこ開口部を塞ぎたい青葉区大型リノベ。
大工さんも超ベテランなので、やはり寒さは応えます。
増築に係る屋根の改修中。
物件の古さゆえに使われている部材自体も
現在の規格に合うものがないのと、
経年で乾燥収縮を繰り返し部材の寸法も変わるため、
材料の手配でも一苦労。。
材木屋さんとも現場でこの部材を製材して~など
細かく打ち合わせをしながらコツコツ進めています。
関わる人達みんなで作り上げている感覚が
難しさも楽しさに昇華できている気がします。
11月末週には年内最後の新築上棟。
やっぱりどうしても年末は忙しない。
わかってはいたけども
急にそんな気持ちに駆られるのは秋が短いからだと。。
建築に携わる以上そんな運命もとっくに受け入れているので、
忘れ物だけはしないように盛大にバタつきたいと思います。
古今 増島
2023.11.05
この三連休は夏日と言われるほど暑く
報道番組のトップニュースがお天気の話題。
毎度の台風や雪など、お天気ネタ、ほんと好きですよね。
さて、11月3日は明治節ということで
久々に明治神宮へ行ってみました。
神宮の杜と言われる一帯のこの杜は
100年後、さらにその先を見据えて計画された
人口林ということに驚きです。
明治神宮の建立理由や広大な杜の成り立ちを思うと感慨深いものがあります。
そういえばまだ行っていなかった数年前にできたミュージアムへも。
杜の中に隠れるような外観。
重くなりがちな入母屋屋根を建物全体の高さを抑え、
勾配を緩く、軒先を薄く。
普段の設計でも取り入れているような手法も。
内部は屋根の形状をそのまま生かした天井のエントランスホール。
展示物以外は余計なものは無い。
100年前、この杜を造った方たちは
今の景色は思った通りなのか、
それ以上になったのか...。
きっと答えは決まっています。
青葉台のリノベの現場
こちらは築46年の住宅を購入され、
増築を伴うフルリノベ。
当時の設計士・大工さんはじめ職人さんたちは
46年経ち、当時まだ生まれてもいなかった人に
受け継がれていくなんて
想像もしていなかったのではないでしょうか。
聞いてみたいものです。
~見学会のお知らせ~
11/6~11/12 平塚市某所
新築・完成見学会を開催します。
今回は平日でもご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
代田
2023.10.29
先日、用事も兼ねて京都へ。
実は少しだけ京都に住んでいた事もあり、
毎年一回は遊びに帰っています。
そんな機会も重なり、せっかく京都に行くならと
以前から行ってみたかった建築家 堀部安嗣氏が設計を手がけた
私設図書館と喫茶が併設された「鈍考/喫茶 芳」を
もう一つの目的地に。
コンセプトは
時間の流れが遅い場所を作りたい。
人を取り巻く日々の流れが加速する中、
社会のシステムやテクノロジーが求める速度から、
あえて鈍くあること。
現在の技術や社会構造が人間に求める即時制や
日々の高速回転とは距離を置いた「鈍さ」。
それをほんのひと時でも体感し、
1冊1冊の本(先人の智慧)に深く潜る為に作った、
未来に向けた本と時間の実験室が「鈍考」です。
(HPから引用)https://donkou.jp/
京都駅から電車を乗り継いで約50分。
推奨の行き方である叡山電車に乗り最寄は三宅八幡駅。
1両編成の電車初めて乗りました。
地元伊豆でも3両編成なので、、笑
京都の人からしてもニッチな場所にあるらしく、
観光客はほぼいません。
途中、駅改装中の一枚。
こう言うところがいちいち良いなあと。
到着、改札もない駅員もいない。
石積み。色んな所に手仕事が垣間見えます。
こんな感じの道なき道みたいな道?を進み、
道中の家々も古く静穏な空気感の中、
通り過ぎてしまいそうになるくらい
馴染んでいたこの日の目的の場所。
もうずっとそこにあったかと思うほどに違和感がなく。
入り口の扉を開けてすぐの景色。
圧倒的な緑に視線が吸い込まれました。
縁側の軒は低くおそらく軒先で2mほど。
開放感のあるはずの屋外空間がグッと低く設定された軒で
開放感がじわーっと広がっていく感覚。気持ちが良い落ち着き。
小上がり畳から縁側。
取り合い部分。寸分の狂いもないとはまさにこのことです。。
ちなみに手刻み。(大工さんが手で材料を刻み組み上げていく工法、究極の手作りです。)
本棚に設けられた手すり。
一番に使う人のことを考えていることがわかります。
随所に考えや手仕事の熱が感じられ、
コンセプト度外視で、本片手にキョロキョロ、、。
限られた空間に大人6人で90分間の限られた時間。
素材使いや天井の高低で見えない空間の仕切りに、
他の何かが気にならないほど自分の居場所を見つけることができました。
長くなってしまいましたが現場のことも。
古今史上最大規模のリノベ進行中。
増築も絡むリノベに解体した様を見て少し足がすくみました。
ほぼスケルトン状態。
こちらの増築も、手刻みで軸組みを組んでいきます。
墨付けと言われる作業中。
柱や梁を組むための穴あけだったりの位置を
材料に書いていきます。
こちらは専用の墨差しと呼ばれる道具。
当たり前に工場で製材して組んでいくプレカットしか知らないので、もう物珍しい光景に興奮しっぱなし。
こんな感じで刻み、組んでいきます。
昔は当たり前に手刻みを経験してきたベテラン大工さんでさえ、
手で刻むのは10年ぶりくらいじゃないかと。
プレカットにすれば楽なのに〜と言いながらも
すごく生き生きと楽しそうに仕事しているように見えてますよ!笑
そんな姿を見れて嬉しかった反面、
この技術が失われていくことへの危機感を改めて感じました。
こうやって一般的な住宅を叩く大工さんに
その技術がなくなっていくことに、寂しさを感じます。
そのくらい時代と技術を受け継ぐ職人さんが足りない現実。
本物の技術を伝統を受け継ぐ意味でも、
今回のリノベは心に記憶に体に
しっかりと焼き付けたいと思っています。
古今 増島
2023.10.14
祝 上棟
古今ロゴ入り桧の柱が並びます。
館町の家では上棟を迎えました。
みんなが忙しくバタバタしてる中、
自分が施工を担当すると
こうはいかないのだけれど、
今物件は、鈴木が施工を一緒にやって
くれるので、純粋な設計者として
一人ヘルメットかぶりながら、現場を
各所確認する作業をしていく。
ふらふらしてんじゃねーよっていう
施工側の目線がたまに痛い。
役割です!
上の写真は、
竹林を望むための木製窓の画角位置。
当初はコーナーサッシも考慮に
いれていろんな検討をしたけど
準防火の中の樹脂サッシ、木製サッシの
サイズの限界を思慮しつつ、もちろん
お金も考えながら、優劣をつけて
考えすぎて1周廻ったりしながら
住まい手とがっちり
決めていったことを思い出します。
まあ想定通りかな。
この二枚は、アプリを用いて
掃き出しの木製サッシから享受
できそうな冬の直射を想定する。
(敷地をチョイスする段階でもこの
アプリは利用価値高めです!)
冬至の太陽の軌跡を確認。
(黄色が春秋で水色が冬の太陽の軌跡)
午前10時から午後14時までは
しっかり日射が入りそう。
(夏は庇で日射をカット!)
この家はリビングに天窓をつけて
夏場にスクリーンで遮りながら
冬場の日射を思慮。
隣家の想定で(隣家も去年新築)
冬の朝型の日射を入れられないかも
と思っていたので、想定通りに近い。
冬の家の暖かさは直射日光をどれだけ
取り入れられるかで勝負は決まります。
その日射で温まる空気を保温するのが
断熱性能。
勘違いしやすいですが、
断熱が良い家は暖かいは勘違いです。
あくまでも
直射日光なのか、エアコンやストーブなのか、
何が熱源かにもよるのですが、その熱源で
暖めた空気を保温して熱を逃げにくくする
のが断熱。
このときにできるだけ設備に頼らず、
自然のストーブである陽光を活用するのが
パッシブの家づくりの考え方。
でも一歩間違えると、夏場の日射も
しっかり入ってきたり、庇だと
斜めから差しこむ陽光に対応できなかったり。
なかなか完璧はないですが、
それを何とかコントロールしようという
意思と検証と
それを思慮する時間の消費への覚悟、
そして実行が大事だと思ってます。
上棟の時間は、ちょっと手が空くと、
窓の位置、高さ、見え方、隣地の窓など
想定はしていたけど、実際は
どうなのか。
建物のシルエットはどうなのか、
屋根のデザインはどうなのか、
様々なことが、二次元から
一気に三次元の実物大に
なるため、まあ思慮が止まらない。
上棟の時間は
過去の自分の時間と向き合い、
答え合わせをする時間でもあるんです。
それぞれがそれぞれの
置かれている立場で奮闘する中、
住まい手からの差し入れ。
最高っす。Sさん一家のみんな。
ボーイ&ガールズからご意見、
応援も。(おじさんら頑張るわ)
人の温度感のあるものは心に染みます。
建売とオーダーメイドの一番の違いは
これかもしれないですね。
山田大工筆頭に全職人、古今全員で
やり切ってまいります。
某所:M邸
いつかのブログネタにと
思って、撮っておいた
上棟の時の写真。
真夏の祭典でした
前日まで雨が降り、
娘ちゃんが作ってくれた
テルテル坊主。
この日は効果てきめんだったよ。
あの時はありがとうね。
この家は外部の塗り壁の仕上げの段階
この色の、土色の表情が色味が好き。
乾燥するともう少し明るくなるけど
日陰ではこの色がメインに馴染みます。
さて、この家は11月中旬の
木工事完了に向けて、あと一か月。
ここから、造作祭りが開催されます。
担当大工の遠藤大工は、変態気質の
優秀大工なので、造作祭りを前に
笑ってくれているのが救いですが、
当の設計・施工の本人は材料段取りする中で
少し引いてます。。。
やってみないとわからない部分もあって
考えながら動くことをしながら、
一歩一歩進めていきます。
人の期待や
思いに思うこの頃。
重圧と共に幸せを感じます。
と同時にぼくらの建築力を
無償で上手く利用してやろうと
いう魂胆がにじみでてくる方々にも
遭遇します。
貴重な時間をそんな方々に
掛けてられない。
アウトプットのみの
苦しい日々で、
時間があっという間に
過ぎていく中、この仕事への
矜持と役割は全うできるよう
対人の整理をしながら
心と体をどう保つか。
40代になっても解決できない
僕の課題です。
古今 元井
2023.10.08
横浜市は省エネ性能向上を目指し
「よこはま健康・省エネ住宅技術者登録制度」
というものを始めました。
断熱性能最高レベル(等級6,7)が
当たり前となるような社会目指し、
住まい手が健康・省エネ住宅の設計・施工者を
選択しやすい環境を整えることを目的として
一定の知識や技術を習得した事業者の
登録・公表する制度です。
脱炭素社会に向けて家庭からのCO2排出量を抑える事と、
多くの時間を過ごす「住まい」の目に見えない部分の
性能を高め健康で快適な生活を送れるように
することを求めます。
古今でも早速、登録し講習を受けました。
古今では等級6(G2レベル)以上を目指しており、
直近の新築物件の断熱性能値をまとめてみました。
(等級6(G2レベル)とは、
冬期の室内体感温度が
13度を下回らないくらいの性能値
UA値(外皮平均熱流率):0.46w/㎡k)
A邸:0.45w/㎡k
開口部:アルミ樹脂複合サッシ・一部木製サッシ
屋根断熱:高性能グラスウール22K 厚300㎜
壁断熱:高性能グラスウール24K 厚105㎜
基礎断熱:押出法ポリスチレンフォーム 厚50㎜
B邸:0.44w/㎡k
開口部:樹脂サッシ、メイン開口部:木製サッシ
屋根断熱:高性能グラスウール20k 厚310㎜
壁断熱:高性能グラスウール20k 厚105㎜
基礎断熱:押出法ポリスチレンフォーム 厚50㎜
C邸:0.43w/㎡k
開口部:樹脂サッシ、メイン開口部:木製サッシ
屋根断熱:高性能グラスウール20k 厚310㎜
壁断熱:高性能グラスウール24K 厚105㎜
基礎断熱:押出法ポリスチレンフォーム 厚50㎜
D邸:0.39w/㎡k
開口部:樹脂サッシ、メイン開口部:木製サッシ
屋根断熱:高性能グラスウール22k 厚300㎜
壁断熱:高性能グラスウール20k 厚310㎜
床断熱:高性能グラスウール32k 厚121㎜+高性能グラスウール32k 厚60㎜
使用する断熱材の違いは多少ありますが、
横浜市が目指す等級6(G2レベル)はクリアできています。
国が2025年に義務化する断熱性能基準値は0.87w/㎡k(等級4)なので随分と差があると言えます。
さて、D邸は古今で今まででやってきた中で
最高値が出ています。
いくつかの要因があるのですが、
まず、開口部の数がいつもの設計より少ない事。
居室以外では窓は設けず、または最小限にしており、
一番大きく影響のある開口部を抑えている事。
それと、建物全体を低く抑え、
天井高も通常より低めにしていることで、
壁面積を小さくしている事。
そして、床断熱を2重にしている事。
床断熱は基礎断熱と変わらない数値はでるのですが、
体感として基礎断熱と比べると劣る部分があるので、
2重にすることで体感温度を向上させようとしています。
ただこの数値はお金を掛ければ
出てしまう数値。温かい、寒いを
指標する数値ではあるけど
要は、建物のシルエットや
内部の窓のデザイン、インテリア
目に見えない居心地、
背に腹は代えられないお金の
整合性を同時に出せて
始めて意味のある数値になる。
この数字に惑わされないで。
A邸は先週のブログでお知らせしました鈴木氏ご実家で
来月オープンハウスを開催します。
詳細決まりましたらお知らせします。
体感しにお越しください。
代田
2023.09.25
ようやく。
ようやく。
涼しくなって、日中も過ごしやすくなってきました。
って、もうほぼほぼ10月にですやん。
「暑い」「夏」 は7月8月のイメージでしたが、
もはや残暑という言葉は無く、
もう9月も「夏」っていう時代になってきた感じがします。
9月末は我が家では、妻の誕生日があり
お祝いも兼ねて
近くの茅ケ崎香川にある
MOKICHIさんへ家族でお食事に行ってきました。
建物は築450年の古民家を移築したとのこと。
職業病ですかね。
使われているそれは巨大な柱・梁を
眺めながら、
『こんなん買ったらいくらくらいするのだろうか・・・』
とか
『そもそもこんな木取れないよな・・・』
なんて、天井ばかりキョロキョロしていました。
お食事もとてもおいしく、
パスタを作るのが趣味な自分は、食べながら
『カルボナーラに酒粕かぁ・・・』
やら
『ペペロンチーノにあおさを入れるのは合うな・・・』
なんて、味の研究をしていました。
建物の廻りの雰囲気も
しっかりと整えられていて、
来月から始まる実家の外構工事に
向けて、大谷石の使い方・並べ方の
お勉強を。
(ちょうどアプローチに大谷石を使う予定だったので)
『目地埋め有りの見え方と無しの見え方はこんな感じか』
『ランダム敷きも捨て難い・・・』
ギリギリまで悩んでしまいそうです。
完成は10月末頃。
オープンハウスも行う予定ですので、
大谷石の敷き方採用が気になる方は
是非お越しください。
古今 鈴木
2023.09.17
私ごとではありますが、、
先日ついに30歳を迎えました。
なのか、迎えてしまいましたなのか。。
今までは歳をとる事に全く抵抗がなく
むしろウェルカムだったのですが、
後者のような気持ちが初めて湧いてきて戸惑っております。
業界的にも若者が少ないので基本どこ行っても私が1番年下。
その辺の感覚が若干バグってはいる部類だとは思いますが、
だからなのか、なにも持たずして30を迎えてしまった現実に、
若いから許されたあらゆることが通じなくなる現実に、
今更気づき足が竦む感覚。
おまけに身体にも加齢を実感。
首の寝違えが治るのが1週間かかったり、
最近だと体を洗うタオル?ゴシゴシするやつが化繊のものだと
刺激が強過ぎて痛いと感じるようになったり。。笑
施工中の担当物件が無くブログネタに困っていたので、
年齢的な節目を迎えたリアルな気持ちをネタにしてしまいました。笑
とはいえ、今月末から大型リノベ、
新築と続々と年内着工を控えている状態。
また、住まい手さんから追加の工事依頼だったり、
面白そうな家具の制作依頼だったり。。
余計なこと考えている暇はないくらい、
怒涛の施工ラッシュがはじまります。
今一度気を引き締めねば。
一心不乱に。
【お知らせ】
インスタグラムでは
施工事例にも載っていない過去の施工事例や、
日常的な現場でのことだったり、納まり的なこと、
家ができるまでの現場のリアルな状況、瞬間など、
ニッチな部分にフォーカスした事も少しづつ更新していきます。
また、今後のイベント情報なども併用して流していきます。
お好きな方は是非。こちらからどうぞ
古今 増島
2023.09.09
先日、ウナギの尻尾を
バリボリ食べていて、突然の違和感。
顎が外れたかと思うくらいの顎衝撃。
ケチって保険適用の樹脂製の歯にした
奥歯部分が負けて、真っ二つに割れました。
その歯は、
数年前に歯の全部をちゃんとメンテナンスを
しようと奮起して、半年計画で全チェック
してもらった際、当時、先生からも、
樹脂は割れますよ~数年後って
言われてて、でもセラミックの良さを
知っていたからセラミック歯を2歯導入していて、
流石に3本。。。(○○万円)。。。
ケチって樹脂にした歯でした。
先日、割れちゃった報告を先生に
した際に、セラミックが割れた
かと思ったと先生が異常に焦っておられ、
当時から使命感・責任感ある先生だな~
と思ってましたが
自分の仕事に対しての
責任感改めてすごいわと思いつつ、
その中で歯の素材論に発展。
建築をしていても、木目調の樹脂サッシと
本物の木製サッシの違いみたいな話で
それぞれ違った特性と費用対効果がある
似た非なる素材みたいな話をお施主さんに
偉そうにしておきながら、自分の体に
使うものは、全部自己責任だから人に
迷惑かけないので、予算だけでチョイスした
歯を採用したのですが、思いのほか
自分よりも先生が申し訳ない
みたいになっているのを拝見して、
これ、自分の仕事でも住まい手さんに
メリットデメリット説明して
選ばせたけど、結局それが上手くない
方向に進むと、嫌な思いさせちゃったな、
いや~良いほう進めとけば良かった~、
説得すればよかった~って自分が
なるのと同じことを
先生にさせてしまい。。。
自分のチョイスによる何かが
こんなにも飛び火するんだなと再認識。
自分に自己嫌悪。
経験からリスクヘッジで
割れますよとは伝えたうえで
ちゃんとメリットデメリット
伝えて選んでもらうけど、
いざ割れたら。。。っていうね。
難しいですね、ここらへんの扱い。。。
って言い合う二人。
私と歯科医師の先生は
タメでおとめ座で8月生まれの45。
45といえば壮年期。
少しづつ歩きながら
色々ボロボロ落していく年代。
落していないって思いこんでる、
もしくは落していない自覚してない、
迷惑をかけているなんて微塵も思ってない
この年代が如何に多いことか。
(自分も気を付けます。。。)
年齢的にも、経験的にも
事この年齢のものづくりは、
それを構成する各要素の
落しどころを見つけ、偏らず
程よい質を担保したものを製作する
する事自体は、実はそれほど難しくは
なくなっていて、年齢的に
体力や気力が落ちていくなかで
そこから更に安定した質が担保されたもの
を長期間にわたり、提供し続ける努力が
どう出来ていくかがむしろ問われる年代です。
自分の過去の安易な選択から
思った以上に色々考えさせられた一日でした。
ちなみに、口の中の菌は、
歯茎に影響与える人と、歯に影響与える人、
二つの型に分かれるそう。
歯の健康も同じで、
まずは自分の特性を知ること
45年たって匙加減踏まえつつ
自分の特性を押さえたうえで
どう良い状態を保つか。
食べることが本当に好きなので
歯は死ぬまで良い状態を保っていきたいなあ。
さて、現場。
■館町の家
基礎工事突入です。
突入したとたん、台風。。。
雨男は誰だ!!
私は知ってます。
この現場の現場担当、スキニー鈴木だと思います笑
ここんちは、古今では今までなかった
スタイルの家になります。
白を基調とし、凛とした空気感が今まで以上に
感じられる仕様で、住まい手も自分の好きな
分野の雰囲気は古今では今までにはないと
知りながら、バランス感覚を信頼してくれて
うちに依頼してくれています。
作り手として、その空気感の良さは
理解できるので、その空気感づくりの
期待に応えたいっていう強い思いと
現場サイドにこの空気感が伝わるだろうか、
期待に応えられなかったらどうしようって
いう弱気な思いが交錯します。
現在、計7回、おおよそ
毎回4時間くらいなので
28時間の打ち合わせと各々で
思慮した膨大な時間のすべての
打ち合わせを終えて
図面整備にかつてない時間を要しています。
それは、
現場にどう正しく空気感を伝えるか、
勘違いさせないにするか、
図面から発せられる熱量を受け取って
もらい、ここは大事なんだぞと認識
させるためなど、受け手ならどう捉えるか
思慮しながらいつも以上に気を使っている
からだと思います。
今までにない雰囲気=やったことがない納まり
の連続でどこもかしこも気が抜けない。
建築屋でもイメージが難しい
立体感や微妙な差異の色味を
決めていったS夫婦。
微妙な差異の集合体が生み出す
「こなれ感」のようなニュアンスが
達観した建築になりそうです。
夫婦でその「こなれ感」のような
ニュアンスにどうまとめていくか
打ち合わせ中に、お二人の
耳から煙が出ているのを何度も
お見かけしましたが、きっと
私の見えないところでは家
この倍は煙出していた
ことでしょう。
この熱量に応えたい。
■某所:M邸
引き込み部分含めて8m近い木製サッシ。
夏は日射を遮り、冬は日射取得をする
軒の出を現実問題と照らし合わせて思慮し、合わせて
木製サッシの耐久性も考慮して軒の出をきめていく。
内部も環境を整え始めます。
屋根のセルロースファイバー。
この家では、この密度でこの厚さ以上吹き込んでも
温熱がもうこれ以上変わらないレベルの
300mmの厚さを吹き込みます。
よくこれ以上の厚みを吹き込んでいる
のを雑誌などで見かけますが、
見かけ上の数値は厚みが増えるほど
良い数値になるのですが、
温熱環境がこれ以上変わらない以上
住まい手のお金を使ってやる意味はないです。
見かけの数値と現実とお金。
落しどころは、すべてチョイスする人間の
匙加減。
最近、古今ではUA値0.46以上の提案、
断熱等級6~7の間を落しどころに
すること、住まい手から求められることが多く
なっています。
合わせて、補助金の基準も上がり始めて
上記の館町の家でも、GWの吹き込み
300㎜を採用していますが、
その影響もあり、
東京都ゼロエミ住宅の水準3を
確保できています。
断熱費が素材によって
30万から50万くらいUPしてしまう
のですが、屋根面で断熱気密処理が完結する
ことで小屋裏が完全に室内となり、
電気配線や照明計画の自由さの確保、
小屋裏のメンテナンス空間確保、
なにより天井面での複雑な気密処理を
行わなくて良くなり、確実な温熱環境
確保にもつながる屋根面の断熱吹き込み
を積極的に提案しています。
木材単価が高騰し続け、高止まりしていた
時には提案しづらかったのですが、
少しづつ木材単価が下がり始めた今、
鉄や樹脂なども阿保みたいに金額
上がってますが、費用対効果以上の
メリットがあると思っているからです。
今の家づくりは、住まい手さんにとって
難しすぎます。
いくらユーチューブや雑誌での知識を
得やすい環境になっても、それは断片。
断片である点を線にして、
面にして、三次元にする
のが建築であり、難しさ。
それを構築、見極めるのは
設計者である建築側。
今の家づくりの5要素、
耐震・断熱温熱・デザイン・費用・施工
において、我々建築屋が
施主・住まい手から何を一番
期待されているか、それは
建築屋の良心ある匙加減
が一番私たちに求められている
ことだと思います。
良心ある匙加減を提示するためのは
常に探求し、世のなかの情勢を鑑み、
主観と客観を織り交ぜて
日々業務にあたり、情報に惑わされず
現実を直視し、その現実を正しい血肉に
していくことが求められます
結局、なんでも匙加減ですね
年齢、やる気など様々な理由で
この役割を果たせないなら
辞めようと思っています。
いつまで役割を果たせるか。
年齢には逆らえなくなってきてるけど
やれるだけ。
古今 元井
2023.09.03
いつもの帰り道、
ん?
なんかいつもと違うなと思ったら、
近所の神社の例大祭でした。
お神輿が道を塞ぎ
道路を跨いで吊られた提灯。
なんとも懐かしい、古き良き日本の景色が。
最近はお祭り、盆踊りが大盛況だそうで
東京音頭ではなくアニソンが人気なんだとか…
私の子供の頃はドラえもん音頭で踊っていたかなと。
この夏行った近所の夏祭りも
歩くのがやっとなほどの賑わい。
改めて夏祭りとはどういったものなのか。
『疫病払いのための禊ぎ祓い』が主だと言います。
「気づかぬ穢れを取り去る」という事が夏祭りの意義だと言えます。
そんな事を毎度思いもせず参加していますが
こういう行事は当たり前のように受け継がれていくのですね。
最近建築では
「受け継ぐ」のではなく「解体」が目立っているように感じます。
最近の事例でいうと
伊勢佐木町の不二家のビル(レーモンド設計)
葛西臨海水族園(谷口吉生設計)
新宿小田急百貨店(板倉準三設計)
国立劇場
など。
今後の維持を費用対効果で判断しているのか、
歴史的価値に重きを置いていないのか。
再開発ではそこにある事が不適なのか。
経緯までは詳しく追っていませんが
当事者達は老朽化、費用面、施設設備の古さなども絡んでの判断もあるのだろうけれど、
建てられた当時の時代背景や設計意義を知れば知るほど
残念で仕方ないところです。
そんな中、東京駅(辰野金吾設計)の復原保存というのは
奇跡的と言えるのではないでしょうか。
創建時の姿を約100年経て復原するという
それだけで浪漫があるし、
これからの50年、100年先も受け継いでいきたいし
そこにあり続けていくのだろうと思います。
再開発と称して、
商業施設、オフィスなどを兼ね備えた
存在感ありありの高層ビル建築。
郊外では
数百台数千台の駐車場を備えた大型ショッピングセンター。
30年後、50年後、どういう景色が見えるのでしょうか。
少し前に吉祥寺にあるレーモンド設計の
「旧赤星鉄馬邸」の一般公開があり行ってきました。
個人所有だったもので公にはほとんど出ていなかったようで、
私も存在も知りませんでした。
実業家・赤星鉄馬氏の自邸として昭和9年竣工(約90年前)。
戦後GHQのもとにわたり、その後、修道施設として使われ、
近年ではシスターのなり手が減り、閉鎖していたところ
令和3年、武蔵野市が取得。
そして令和4年、国の登録有形文化財に登録。
RC造で、当時の高度な技術で作られた曲線美の階段室。
当時アメリカから取り寄せたセコイアという
木材で作られた作り付け家具。
飾り棚の奥に小さな丸窓を設え、光を取り入れる斬新なデザイン。
敷地の庭には樹木が林立する緑豊かな環境があり、
今後、公園として整備をするそうです。
約90年経ち新たに受け継がれていく。
どんな景色が生まれるのか楽しみでなりません。
代田
2023.08.10
台風7号。。。
夏休みのほとんどが荒天予報。
まあ私は特に予定なんかなく、
リハビリにはちょっとハードか?海に繰り出すくらい。
事前に旅行の予定を立て、
航空券やら宿やら予約している人たちには
たまったもんじゃありませんよね。って言いつつ、
古今にも該当者一名は、納得の雨男 鈴木氏。
上棟の日は8割くらい必ず雨を降らす実力の持ち主。
(たまに人の現場の上棟も降らせます。笑)
流石に気の毒なほどの被り方に
どうか遅れるか反れるかしてくださいと。
私からも祈っております。。。
夏季休暇のお知らせ
8/11~8/18 まで、夏季休暇を頂きます。
古今の住まい手さんは遠慮なく担当者の携帯かメールへ。
まだお会いしていない方はお手数ですが
弊社サイトよりメールにてご連絡下さい。
順次ご返信させて頂きます。
info@kokon-sumai.co.jpでもお受けいたします。
施工事例更新のお知らせ
施工事例が更新されております。
両物件とも初期構想の背景から竣工まで。
物語を想像しながらご覧ください。
下記リンクからどうぞ。
もういっちょお知らせ
施工事例には載っていない、
過去の事例の写真やお引渡し後の住まいなど、、
インスタグラムにてUPしております。
ブログ、施工事例更新、オープンハウスなどのアナウンスなども
ブログと並行して更新いたしますので、ご興味ある方は是非。
古今 増島
2023.08.04
毎年言ってるなあ。
冬が好き。夏苦手って。
趣味でサーフィンしてるから
夏好きと思われがちですが、
夏空気が濁る気がするから苦手。
(美味しくない、空気が)
基本、日焼けしたくない、苦手。
(風呂好きなので入るとき痛すぎる)
(どうしてもチャラ男になる)
カルフォルニアに感化された
日本的な海周辺のカルチャー嫌い。
(ある意味、日本らしい文化性)
この時期増殖してくるパリピ嫌い。
(自宅が藤沢なので至る所で。藤沢限界説)
海でするBBQ苦手。(山は好き)
公共の場で
エンジン使って粋がる人、苦手。
(自分の体の性能で勝負せい)
etc….
列挙していくと、私はどうやら
海周辺、夏周辺で闊歩している
事柄大体嫌いで苦手なようです。
だから夏は暑いから嫌いではなく、
ただただ夏周辺文化が嫌いなんだ。
でも、現場居るとやっぱり暑い。
考えるのが億劫になります。
でも考えるのやめませんよ。
何故なら今はきついけど
喉元過ぎたら
後悔するのを知っているから。
某所:M邸
今物件、道が狭く、弊社の
サッシ屋さんに協力賜り、途中の広い通りで
乗せ換えて搬入するという初の試み有、
どこに車を停めてどこで受け渡し
するか、新潟からのドライバーさんと
あーでもない、こーでもない、
ここはどうですか、ここはバス通りだから
朝は無理でしょとか、朝から電話で
最適解が見つからないやり取り有、
全長8m近い木製サッシ枠、
それを二本に分けて
どう搬入し、どうやって繋げるのかという
来てみてからしかわからない問題有、
総重量300kg近く、三か所あり
5人じゃ無理じゃねとか、下手したら
一日だぞこれとか。
最悪のケース、これがだめだったら
こうしようとか考えすぎて
眠りがまあ浅い浅い。
暗いうちに起きてそこから
寝れなくなるくらい。
設計者兼現場監督の私と、
現場の大工はまあ朝からピリピリ。
だいたい普段から
準備をちゃんとしない、
行き当たりばったりの人に
限って何とかなるよって言う。
でも
なんとかなるでしょとか
GO WITH THE FLOWとか
明日は明日の風が吹くとか
ケセラセラとか、
ちゃんと様々を想定して
取り越し苦労に多分終わるけど、
ちゃんと準備をした後に、
自分のやってきた事を信じるために
その人、その時だけが
使っていい言葉たちですよねって
ぶちまけたいくらいピリッてた。
結果、ちゃんと準備したものが
想定通りに大体うまくいって。。。
大ではなかったけど、中成功。
終わった後、
自然と笑みが。。。心労がエグイ。
もう夏休みにしたいです。(本音)
そんな今日も信頼できる変態大工は、
木製サッシ絡みの造作物の納まりを
ジリジリ太陽のもと、思慮して
スケッチして、僕が言う言葉と
取り合いが多すぎて
全貌を描けない絵のせいで
わけがわからんくなって
きたーなんて言いながら
進めてくれています。
仲間だなーって思います。
某所:ハナミズキの家
玄関から玄関土間、ストーブを望む。
この家の象徴。ハナミズキ。
ハナミズキを望むハナミズキテラス。
それを切り取る全開放木製サッシ。
無駄なぜい肉がないからこそ、美しい。
この物件は、先日、弊社にお問い合わせくださり、
基本申し込みをして下さっている方々
のみの見学会を開催したときのもの。
土地の在り方、経緯、
施主の想い、古今の想い、色々
混じり合って辿り着きました。
なかなか最適解だなあって思える事
ないけれども、
きっと、これは最適解だったなあ
と思えるんです。
その家が
来てくださった方々の家つくりの
参考になったようで心より良かったなと。
なかなか今の世の中、見学会を行うことが
世相的に難しくなってきてるなあと
感じます。
でも、「家を買いたい」ではなく、
「家を作りたい」という価値観を持つ人
にとってはこれほど実物大で参考になる
代物は存在しない。
住まい手には心より感謝です。
既存家屋、解体時に施主とたった一つ、
これだけ残しましょうと
決めたハナミズキ。
この家を設計するのにあたり、
素晴らしい指針になってくれました。
提案時の模型と実物完成時。
実物の完成とほぼ変わらない。
それくらい最適解だったと思っている。
先日、FIX窓から夜、室内からの月がきれいで
風流でしたっていうメールも下さり、
すこしづつ
暮らしを楽しみ始めているご様子。
また、古今の施工事例を
彩ってくれる事例が一つ増えます。
掲載とともにまた新たなご縁や
新たな価値観の融合が図れる方々と
出会えるのを楽しみにしています。
ただ、いかんせん
自分で自分のブログを読み返すと
だいぶ性格歪んでますね、私。。。
これからの住まい手の皆様には
こんな作り手たちですが
変態気質を受け入れる素養は
持っていると思っているので
その点は十分にご利用頂きたく。
(でも、任せてほしい耐震・断熱・耐久性に
関して悪い方に干渉するなら
私は口うるさい姑になります)
普段、神なんて仏なんて居るかよって
思っている自分が、やることやって
神頼みをしたくなる時に読んだ
占いによると、私は変態の引率者
らしいのです。
類は友を呼ぶ。変態は変態を呼ぶ。
現在、打ち合わせをされてる
方の中にもサイコパスさん、
クレイジーさん、
アバンギャルドさんが
私どもと歩みを進めて
くれています。
よくぞ、ウチに辿り着いてきて
くれたと思っています。
この場合に使う変態関連用語は、
こだわりのある人,
自分の心地よい感覚に敏感な人への
誉め言葉です。
あしからず
元井
2023.07.30
あっという間に7月が終わってしまいますね。
来月もこの暑さに耐えられるかしら…。
古今は8/11~18まで夏季休暇の予定です。
夏休みも年末年始もGWも休み前は毎度バタバタです。
その中で期限が決まっているものは優先して、
常に頭から離れず落ち着かない日々です。
昔と比べると、デジタル化になり、
リモートで打合せができ、移動時間が無くなり
メールでのやり取りで連絡がスムーズになり
手続きがオンラインででき、
時間に余裕ができるはずなのに、
その分、いや、それ以上に業務量が増えていると感じます。
わざと忙しくさせているのか。と感じる程です。
さて...
この度、工事完了時に保証書を入れてお渡ししている
ファイルの在庫が少なくなってきたので、
新調する事になりました。
今までのは【THE・卒業証書】
こういった証書入れは布クロスなどで
厳かな雰囲気のものが主流らしいのですが、
古今っぽくないし、違う感じにしたいと思い…。
こちらが新しい保証書入れ。
表も中も同じ【紙】一色で。
少しラメが入った薄いさくら色の紙、
書体、印字色も何気にかなり悩み
文字の印刷ひとつとっても、
出来る事出来ない事が素材により変わり
印刷屋さんと打合せしていると
建築業界にいる身としては
印刷業界の事は全然知らないんだと実感したところです。
他には無い感じに仕上げました。
どうでしょうか。
代田
2023.07.21
こんなに夏空でクソ暑いのに
まだ梅雨明けしていないなんて・・・
今年も既に汗をかきすぎて
干からびてしまいそうです。
これからも毎年このような暑さが
続くのだろうから、
家造りを行う古今としても、
切っても切れないのが断熱性能。
昨今では
ZEH やら HEAT20 やら 断熱等級 やら
断熱の基準が増えたり、改変されたりで、
ついて行くのも必至。
建物の日射取得率の約70%がサッシ(窓)から
だそうで、簡単に断熱性能を上げるのであれば、
窓を極限(建築基準法の採光面積ギリギリ)まで
小さくしてしまえば、
断熱性能が上がるのでしょうけど、
性能を上げ為に、窓からの眺望をなくして
しまっては住まいとして本末転倒。
UA値などの数値を突き詰めてだけでは、
【性能のいい家】は出来ても、
【住み心地のいい住まい】
は出来ません。
だからといって断熱性能によって、
補助金が受けれたり、光熱費が下がったりと
もちろんメリットもあるので、
そこらの線引きが家造りをする会社の
頭を悩ませているところでもあります。
【仮称 平塚の家(鈴木実家)】では、
勾配天井の断熱に、グラスウールの吹込みを
行いました。厚みは300mm。
勾配天井で、天井裏の空間に梁などの、
凹凸が多く一般的な袋入りの断熱材では
隙間なく埋めていくのが難しいと思い、
吹込みを採用しました。
天井に専用シートを貼って細かく砕いた
グラスウールを天井裏に吹き込みます。
セルロースの吹込みは何度かやった事あるのですが、
グラスウールは今回初めて。(基本的には変わりませんが)
パンパンにグラスウールが吹き込まれると、
吸音性が上がり現場が「シーーーーン」と、
音が天井に吸い込まれるような感覚に。
この断熱性能の恩恵をいち早く実感したのは、
現場の大工さん。
2階でフローリングを貼っていても、
屋根からの熱射量が明らかにいつもと違う
ので、辛くないとのこと。
世の中的にも高スペック化が止まらない家造り。
それと比例してコスト上昇も止まらない。
暑さ寒さも人それぞれ。
そのハザマで揺れ動きながら、
最適解(元井さんのブログ引用)
探しの旅は続きます。
古今 鈴木
2023.07.14
進行中リノベ物件と並行して、
最近は定期に行っているメンテナンスから
ありがたいことに追加工事を依頼されることが多く、
お引き渡しから1年、2年と住み熟し始めた住まいを
覗かせてもらえる機会がちょっとした楽しみになっています。
3ヶ月、6ヶ月、1年、2年とメンテナンス周期がやってきますが
皆さん6ヶ月あたりからもう5.6年は住んでます?くらいの
馴染みっぷりというか、長年使ってきた道具などの
手に馴染んでいる感覚が空間にも溢れ出ていて、
毎回少しのメンテナンスと、使い方や収納方法などの見学ツアーと化しています。笑
この馴染んでいるなと感じる感覚の中には、
雑多で使い古された生活感からくる感覚ではなく
(クタクタに使い古された物も好きです笑)
建具や枠材、造作家具、床材などの木部の
日焼けによる色の濃淡の出方に
強く印象を受けるのかなと思います。
もちろん家具だったり使う道具の雰囲気が合っているのもありますが。
例えばこちらが
工事中のシナ材の建具と枠材のスプルス。
お引き渡しから1年とちょっと経過後
ちょっと分かりにくいですが、
シナのパキッとした白さが
和らいで馴染んでいます。
枠材のスプルスは色味の出方がわかりやすいですね。
最近では家具の木口にもスプルスを使用しています。
日に当たる場所やよく手が触れるところは
比較的早い段階で色味が濃くなっていきます。
初めから色味の濃い素材を選んだり、
着色をして色味を濃く出してみたり。
多種多様。。。
この場所でどんな過ごし方をするのか想像して
素材使いを考え、経年とともに
ゆっくり美化していく様に物語を感じます。
こんな見え方にしたい、もしくはこんな雰囲気になるだろう。
そんな想像とともに素材選びを楽しんでください。
古今 増島
2023.07.02
7月。
来ました、夏が。
まだ梅雨明け前ですが。
しばらく毎日この蒸し蒸しと暑さが続くのか…
既に疲れが…
暑さだけでなく
四季がある日本は、食べ物も季節のものがあります。
スーパーではほとんどの野菜が一年中買えますが
その時安い野菜というのは
旬で収穫量が多い=”よく育ち、美味しく栄養価も高い”
と聞いた事があり、それ以来、素直に買うことにしています。
最近手に入れた竹ざる。
今までは茹でた蕎麦をプラスチックのざるにあげていて味気なかったので
見た目も雰囲気も良くなる品。
蕎麦だけでなく、おにぎりとか、おかずとかも。
洗った野菜の水切りやプレートとして等、使い方が様々な品。
この夏の楽しみのひとつです。
さて最近の古今は
工事終盤仕上げ真っ最中の新築2件、
間もなく上棟の1件
リノベ工事中1件
現場と並行して
実施設計中と基本設計中(プラン打合せ中)が数件。
新規のお問い合わせもいくつか。
一息つく間もなく進んでいます。
以前に比べ、
特に新築は一棟にかける時間が長くなっていると感じます。
住まい手さんのこだわりが(想いが)強いのか
こちらのやりたい事のレベルが上がっているのか
事務的な作業量(申請関係)が増えているのか
・・・
きっと全部だと思います。
それらの思いを打合せを重ねて少しずつ形にしてきます。
代田
2023.06.23
ウィンドウトリートメントって知ってます?
以前私はこの単語を聞いた時 ? でした。
要は窓装飾の横文字。
カーテンやブラインドの事ですね。
新築はもちろんリノベーションには
切っても切れない最後の難関。
住まい手さんにとってはラスボス的な
強敵になります。
『折角のピクチャーウィンドウ。カーテン付けたら勿体ない。』
というご主人。
『外から丸見え。プライバシーが確保できない。』
と奥様。
設計段階から幾度なく窓の高さ・大きさ
ガラスの種類等々検討するも、
実際出来上がると「こう見えるかぁ」と
イメージしづらいですね。
古今では障子をよく採用します。
障子はじゃぱにーずうぃんどうとりーとめんと。
障子紙のフィルターを通して入る明かりは
直射日光のギラギラをろ過して、
少し凛とした明かりになります。
ただ、難点もあり目隠しをしながら通風する事は出来ません。
それを解消できるのは「雪見障子」
障子の下半分が上下に可動し、
名の通り「雪を見る為の障子」
(日本人のわびさびの極みですね)
が本来のあり方なのですが、
上下に可動するので、
見られたくない視線の高さまで障子を動かし、
隙間から通風を取ることが出来ます。
障子の他にもカーテンはもちろんのこと、
ブラインド・ロールスクリーン・プリーツカーテン等や
更に遮光やレースなどの生地の選択肢。
沢山のウィンドウトリートメントの選択肢があります。
選択肢があるが故、頭を悩ませてくれます。
私も新築時にバタバタでなんとなく寝室につけていた
カーテンが9年の時を経て、
とてつもなくくたびれていることに先日気付き
ウッドブラインドを購入し、
先日交換しました。
見た目はかっこよくなったのですが、
寝室にウッドブラインドお勧め出来ません・・・
朝日漏れ漏れで、強制的に日の出とともに
起きることになります。
なんて話を、もうすぐ完成の現場で
住まい手さんと話していたのですが、
サッシを取り付けて以来、ガラスが割れない
ようにと養生していた段ボールを取り外し、
ピクチャーウィンドウの眺めを二人で確認。
足場と養生ネットで写真ではよくわからないのですが、
隣地の植栽がちょうど向かいの家との間に生い茂り、
カーテン無しでいけるのでは・・・
なんて。。。
Tさんラスボスとの戦闘開始です。。。
古今 鈴木
2023.06.17
ここ最近は担当現場も重ならず、
進行中の案件数とは裏腹に随分と緩くのらりくらり。
(本人はそんなつもりはないんです。。。)
プライベートでも波乗りに行く回数が激減し
休みの日もほぼ外に出れずにいるせいも相まって、
先日現場作業の手伝いに駆り出され
作業している鈴木さんの日に焼けた腕と
自分の真っ白な腕の色の差に愕然。笑
監督業に限っては、抱えている案件数は
日焼け具合に比例するようです。。。
そんな最中、9月ごろの着工に向けた
過去1の大型リノベ案件の打ち合わせ中。
実際はのらりくらりもしてられず、
図面作成だったり検討事項も多く、
過去1の規模のリノベを
しっかり納められるかどうかの準備に
心中は穏やかではありません。
耐震、温熱環境デザインだけでなく
今回は確認申請が絡む規模の増築も。
意匠的な造り込みも抜かりなく、
最近は外壁に焼杉を取り入れる物件が
ちらほら増えてきて、この物件も漏れなく検討中。
個人的にもこの業界に入る前、
杉の床板をバーナーで炙って
なんちゃって焼杉を自作したことも。笑
伝統的な工法のものから、工場生産できるバーナー焼きのもの
焼き加減や表面の仕上げ方にも焼杉一つとっても奥が深い。
こちらは伝統工法の三角焼きの物。
焼杉が生まれたルーツや使われていた箇所。
調べるほどに面白いのですが、
結構判然としないソースが多いらしく、
明確に残らないほど日常的に使われてきたものだったのかもしれません。
今回検討中の物件はゴリゴリに表面を炭化させた物で行くか、
質感、色味、焼き加減を抑え表面に塗膜を作ることで汚れにくい物で行くか。
悩み中。
どこまで炭の影響が出てくるのかわからない不安と
焼杉の美しさや魅力を天秤にかけ
ギッタンバッコンしております。
使ってみたい気持ち反面、
想像ベースでのせめぎ合いに
こちらも背中を押すことができず。。。
憎いやつです、焼杉。
週明けの検討結果、心してお待ちしてます。
増島
2023.06.04
一昨日の大雨は大丈夫でしたでしょうか。
自然災害は、毎度少なからず影響がありますね。
金曜日は事務所が停電し、一時間以上粘ったのですが、復旧せず…
そのまま帰宅となりました。
みなさん自宅や職場のところを
ハザードマップで確認したことはありますか。
「ハザードマップ」では
洪水、土砂災害、津波など、自然災害時の被害予測を知ることができ、
新たに不動産を購入する際や、
現在お住いのところのリスクを知り、
避難時の計画に活用することができます。
地形分類といって、
土地の成り立ちや自然の地形を人工的にどのように改変しているかなども分かります。
↓↓ハザードマップで古今事務所周辺(横浜市青葉区)を見てみました
ピンポイントでは大きなリスクは無いようですが、
周辺は起伏の激しいところもあり、一部危険区域も。
確かに、実際普段通るところでは、
高低差が大きいところ、急傾斜のところが
その通りに表示されています。
ハザードマップだけでなく、
実際周囲を歩いてみるのもひとつの指標になると思います。
さらに最近は地震時の「揺れやすさマップ(地震マップ)」といって、
大地震時に想定される震度や液状化の危険度なども公開されています。
各行政ごとに公開情報の差はありますが知ることができます。
事前にリスクを知り、
もしもの時に備えておくことが大切ですね。
代田
2023.05.29
先日、古今の代表メールに6年ぶりに
知り合いのSさんから連絡がきてビックリ。
当時は、私もアホみたいにボルダリングに
ハマっていて、よくSさんご夫婦達と一緒に
長野の山へ岩登りやキャンプへ出かけていました。
ちょうど3男が生まれるタイミングで、
鈴木家内も慌ただしく、
それ以来パッタリとボルダリングを辞めて
しまったので、本当に久しぶりでした。
一体なんだろうと連絡を取ってみると、
ひょんなことから 築100年overの古民家を
購入するかもしれないので、リノベーションを
お願いできないか? とのこと。
これは面白そうだと早速内覧の約束をし、
先日現地へ足を運んで来ました。
まだ契約前ということもあるので、
あまり詳細に写真など撮ってきていないのですが、
こんな感じ。
田の字型の間取りに、お決まりの縁側。
障子に襖に囲炉裏の盛りだくさん。
これは痺れる。。。
まだ具体的なプランは定まっていないのですが、
外国人向けのゲストハウスで働いている
奥さんの希望もあり、賃貸か民泊かスペース貸し
みたいなパブリックなスペースとして、
運用を考えたいとのこと。
終始ワクワクが止まりませんでしたよ。
キレイにするリノベではなく、
どれだけ既存の雰囲気を残しながら
リノベできるかがカギになるかと。。。
今後、うまく話しが進むことにこうご期待です。
【(仮)平塚の家 鈴木実家】
平塚の家2023は既にあるので、
名前をどうしようか悩み中。
本日、晴天にも恵まれ
(鈴木雨男説 払拭)
無事に上棟する事が出来ました!
良くも悪くも
「玄関空けたら5歩で現場」
まぁ、父親の仕事をいまいち理解していない
お子らにとっては、
「こんな風に家が出来るんだ」
と解るいい機会だと思います。
ワクワク・そわそわの現場がスタートです。
古今 鈴木
2023.04.28
なぜこの時期になったのか?
今週は、毎年恒例、箱根神社へ。
(古今の初詣です)
平日の早い時間のせいか、人もまばらで落ち着いた中
古今のこれからを祈念して参りました。
本殿へ続く石階段。
写真だとキツさが際立っていますが、
本殿へ向かうまでの間に心身を清めていくという
意味もあるのでは感じます。
こちらは現在の古今社屋の入り口。
道路から続く建物のアプローチは
心身を~、仕事モードに切り替える為に~
とかではなく、
季節の植物を楽しんだり、
この先どうなっているんだろう…。
と、興味をそそられるようなものになっています。
この時期は植物にとっての成長期。
冬の景色から一転、
すごい勢いで成長しています。
すこし整える必要があるくらいの成長ですね。
■施工事例UPしました
是非ご覧ください
■GW休暇のお知らせ
4/29~5/7 まで、GW休暇を頂きます。
古今の住まい手さんは担当者の携帯かメールへ。
まだお会いしていない方はお手数ですが
弊社サイトよりメールにてご連絡下さい。
順次ご返信させて頂きます。
info@kokon-sumai.co.jpでもお受けいたします。
よろしくお願いいたします。
代田
2023.04.21
約8年間 首がキリンになるほど、
古今での建て替えを待ち望んでくれた
お客様がおり、ようやく来週から
工事着工となります。
まぁ、落ちを言いますと私の両親なのですが・・・
「建て替えをしたい」 と言われてから、
「忙しいからあとでね。。。」
を文句に長々と引き延ばして来てしまいました。
その間にも、身内の不幸や病を患ったりと、
両親の方もなんやかんやあったのですが、
そんなところもひと段落ついたので、
接着剤でくっついているのでは!?
というほど重たい腰を上げて、
ようやく事を進める決心を。
70歳も過ぎて、車も安全装置フル装備で
無ければ心配で運転もさせられない年齢
なので、やはり一番に考えたのは
【温度差の無い暖かい家】
築45年の既存宅では、
「寒くて・・寒くて・・・・」
が、口癖で家の中でダウンジャケットを
羽織るような毎日だったので、
まずは、温度差の無い室内環境を
最優先に考えました。
それを叶えるのには、
近頃、古今で建てられる新築では
半数以上の採用率となっている
床下エアコンを設置することにしました。
私の友達の家である
【平塚の家】
で、半ば実験的に導入させてもらったのを
きっかけに多くの新築で、採用してもらいました。
設置位置が床面に近い為、
フィルターに埃が溜まりやすく、
掃除の回数が多くなるとの欠点もありますが、
それ以上に底冷えが無く、家全体が均一に
温まるというお声をいただいているので、
実家にも即採用としました。
また、鈴木個人としては今まで
太陽光にはあまり積極的ではなかったのですが、
近年の時代背景と、目ん玉飛び出るくらいの
電気代(光熱費全般)の以上なまでの
値上げに対処するべく、
これまた、実家の新築を使って実験台と
なってもらい、本当に導入するべきなので
否かを試してもらうことにしました。
その結果を踏まえて、答えが出るのは
また約8年後なのかもしれません。。。
来週からは基礎着工。
我が家の玄関を開ければ即現場。
(今まで実家に隠れて見えなかった汚い場所が丸見えで恥ずかしい)
完成まで、家にいてもソワソワしちゃうのだろうな。。。
古今 鈴木
2023.04.15
つい最近まで現場でお花見ができていました。
嬉しい誤算。
そして住まい手さんを差し置いて
この住まいでするお花見第一号になってしまい、
ずるいと一言。笑
来年までおあずけなのが心苦しいですが、、
お楽しみにしていてください!
各居室に大型の窓があり、
窓の先にはしっかり緑を享受できるように
設計されているこの住まい。
どこにいてもすっと自然に目線が外に抜け、
風に揺れる青々とした木の葉が見ていて心地の良い空間。
簡潔に必要な空間を配置し、かつ以て余すことなく
程よいサイズ感を持った住まいを造る上で、
やはり廊下は極力なくしたいのが設計のセオリー。
ですがマンションに多い、
部屋の配置的にも致し方ない長めの廊下に、
私は外への抜けと同じような感覚を感じます。
と言うより、都会のビル通り沿いや飲屋街、
雑踏の中にふと現われるちょっとした路地や小道。
発見した時の視線が吸い込まれて、周りの音が消えていく感覚。
無意識にそっちの方に行ってみたくなるのと同じ感覚というか。
わかりやすい例えが思い浮かびません、、笑
家の中でも、ある一定の距離以上直線な空間が抜けていると、
自然とそこに視線が吸い込まれて気づいたらぼーっと見つめている。
廊下、これも十分抜けなのでは。。
この感覚をもっと分かりやすくする為に
突き当りにはシナベニヤで仕上げてその視線の先を強調。
突き当たって左側は燦燦と光が入るリビングなので、
建具にはガラスを入れて採光の動きがその先の期待感を。
外部への視線の抜けに負けない
心地よい眺めを生んでくれると願い、
少しでもこの感覚を共有して貰いたくて
設計当初からしれっと落とし込んでいたお気に入りの場所です。
いよいよ仕上げ工事にバトンタッチ。
住まい手さんと積み上げてきたものがようやく可視化、
体感できるまであと少しです。
増島健人
2023.04.07
先日、私たちのことを事前に知ってくれて
いる初対面の木材業者の方をご紹介して
頂きましたが、あまり商品的に
琴線に触れるものがなかったので、
当たり障りのないお話で終始していた時、
木材を扱うという共通項を
持っていたとしても
きっと同じモノサシは持っていないだろうな
と思ってはいたんですが、
「古今さんの作風って和風ですよね」
って言われました。
正直に言うと、自分では作風が
和風でも洋風でもないとは思っていて
一般的な方からすると和風に
分類されるのかもしれませんが
その方の中では北欧風とか
アジア系、リゾート系など
建築を~~風や~~系で分類して
理解しているんだなあというのが
わかりました。
和風ですよね?っていう問いに
そうなのか?
えっ違うと思うけど。。。
一般的な方々からすると。。。
そもそも分類いる?
色々な自らへの問いが
走馬灯のように(死なないけど)
流れていきました。
私自身、
結構、相手方とはっきり話をしたいタイプ
ではあるのですが、珍しく口ごもって
しまいました。
でも改めて上記の一連を経て
認識したこと。
①今、残せてる形は
住まい手との共作の結果で
あって、作風ではない。
②分類は正直なんでもよい。
分類すると分類できるのかもしれないが
その間や分類にまたがって存在している
無数のにあるもの中に
私や、弊社に来られる
住まい手の建てたい家の
よりベターな解がきっとあって、
それをどうやって見つけて提示していけるか
が古今の課せられた役割ということ。
最近、なんのタイミングなのか、
本当に自分本位でこれからを
背負う若い人たちへの思慮が無い人、
考え方が偏ったままひねくれたまま歳を
経られたなあと感じる人、
カテゴライザーによく出会う。
私たちの職業で自分本位、偏って
建物を設計施工することは
自分にとって本当に恐怖だ。
今の家は、予算、デザイン、耐震、
温熱環境、住まい手の希望、
耐久性、使い勝手、生活動線、
収納量、空間の余白、採光、
通風、などなど
建物の建てられる周辺環境を
色々な側面から噛み砕きながら
これらを違和感なく、バランスよく
納めていくことが求められて、
いつもここに腐心している。
また、去年OKだったものが
今年はNGだったり、また
建築業界は時流に流されて、
いつも自分がどのポジションで
バランスをとるのが古今らしいのかを
いつも考えてきました。
また、自分ではバランスが取れた
ものができたのと思っていても、
住まい手の一声で、ガラガラと
音を立てて崩れていくようなことも
打ち合わせの中で往々にして
起こる。
その時はまた、やじろべーの
傾いた偏ったバランスを取るために
粛々と見えないところで腐心する。
この一連の流れの中で
もういいや!考えるのやめた、好きにして。
などの他人にオールを投げる行為。
いや、僕はこれが良いから変更できません!
などの自分の思想が勝つ行為。
自分の都合が勝ってしまう、
面倒が勝ってしまう
考えるのをやめる
これを請負の仕事でやりだしたら終了です。
カテゴライズしないと気が済まない人
60代現役のつもり、思慮に欠けた人、
偏った偏屈人間に出会ったのも
何かの縁。
そうならないようにって
肝に銘じてはいますが、
私は聖人君子ではない。
思い出すだけで
イラっとすること、この上なし。
建築家の堀部さんが対談の中で
建築は「永遠の微調整」と言ってました。
きっと、今の世の中で
自分らしく生きるってことも
永遠の微調整。
堀部さんのニュアンスと
私のニュアンスは違うのかもですが
設計と施工までを生業とする私たちは
一度自分で設計したものを現場で再度
検証して微調整を重ねてよりよくなるよう
落とし所を探る行為を時間が
許す限りしている。
本当に堀部さんの言葉通り、
そうだなーとつくづく思う今日です。
北鎌倉の家
すでに建物内部はお引渡しして
来週のお引越しを待つばかりで
今は、外構工事に突入。
今物件は、住まい手さんの
ご友人の庭屋さんがわざわざ
長野:上田より来てくれて
作業してくれています。
なかなかないコラボなので
非常に完成が楽しみです。
建物外観
杉板に塗装し、幅の違う横貼りと縦貼りを
組み合わせてシンプルになりがちな
矩形の建物に表情を与えるよう思慮した。
縦横の継ぎ目は、防水上弱点で、
水が入らないよう大工さんが特製の継手を
羽目板に現場加工してくれました。
見えないけど素晴らしい仕事。
内部
作風、和風ですかね笑
自分なりにコンパクトだけど
広がりのある素敵な空間に
なったなあと自負してます。
この家の住まい手さんは
ご自分の匙加減に基づいて
本当に世の中としっかり対峙して
生きている方。
お互い話し始めたらきっと
酒なんかなくても、何時間も
話せる。
同年代ですが、話を聞くと
本当に頭が下がる思い。
この場所が
家に居る時くらい、心穏やかに
なれる空間になって欲しいと心から願う。
住まい手さんご夫婦のセンスある
大事にされてきてる
所有物も入り、より生き生きとした
この空間を早く見たいなと思っています
古今 元井