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動くを考える

2020.04.22

大変な世の中です。


こんなにも世界がひ弱だとは思わなかった。


コロナが強烈すぎるのかもしれない。


家から車で現場へ行き、事務所ではマスクONの

社会的距離を守り、自宅への直帰。


鈴木のブログにもあったが、わざわざ連絡をくれ

こんな世の中でも心地良く籠れる家があるって幸せです。

と仰ってくれる住まい手もおり、こんな時に思わぬ

自分たちの役割を知り、住まい手が安心して籠れる

住まいをつくるため、今も自分たちに求められている

ものを作っています。


自分たちの命も然り、他者に迷惑を掛けない行動が求められる中、

正直今のこの行動が正しいのか、今もわからない。


わからないけど、

自分達の今の行動に考え得るモラルを常に考えながら。





すみれが丘の家


いよいよ長かった工事も終わり、内部お引き渡し。

住まい手さんらしい、非常にシンプルな空間に

なりました。



私の半年の思いも存分にこめておきました。



GWからは外構工事。

緑緑緑、たまに大谷石、の外構工事。


しっかり写真とってUPしていきます。


外構終わり次第、世間の状況にもよりますが

是非いつかお披露目できる機会をと思っています。






造作カーテンレール。
カーテンは裁縫できる奥様に委託。







YUJINの家


学生時代の友人の家。

彼の名前は勇児。

YUJIN 友人と勇児を掛けて なんちって。


都内某所に住んでいた彼は、至便な場所と

緑を求めて、中古を購入。

辞めろって言っただけど、建売中古。



これをカッコよくしてって。


正直、マジで無理っていったのを

思い出します。



内部も大事な構造材の土台を抜いて排水を取って居たり、

サッシやエアコンスリーブの防水を怠っていたために

雨漏りを壁内でしていて、至るところで柱や土台が

腐っていたり。



25年後の建売の家の姿をまざまざと見せつけられました。



今はもっと精度よく作られているとは思うけど

日本の家の平均寿命が25年程度と

言われる理由が

良くわかりました。


住んでいた人も問題。


メンテを怠っていたから余計。


日本の木の家はちゃんと作ってちゃんとメンテ

すれば50年は最低でも持ちます。



必要以上に施工する部分が増え、大工さんも監督であった

増島も大変だったと思うが、頑張ってくれました。



わざわざ装飾❓デザイン❓のために

壁面を凸凹させて、

漏水リスクを高め、

人間で言う厚化粧していた

状態だった。

同じ、建築技術者として、この建物に

携わった人に、もはや殺意に近い

気持ちを抑えながら、友人の顔を

思い出して、何とか予算内でリスクを消した

ナチュラルメイク姿になったと思う。







実は失敗したかもと思う場所があったのだが、

YUJINも喜んでくれて心からホッとしました。



まだ、引渡し前の状態なのに、

共働きの二人+息子は、気持ちいいからという

理由で新居にてテレワーク+テレ学校。



自分が設計した家に

なんだか引っ越し後のYUJIN宅の様子が

フライングで垣間見れてすこし嬉しかったです。



ダメなとこ直し
間取りの整理
構造補強
ファサードデザイン
断熱補強・気密処理
温熱環境改善のため窓の整理
外部屋根外壁防水
お得意の造作関連
etc…



自分なりにやれるコトやった気がします。



今日は、古今男手集合のお庭作業。


またGWにね。







和泉の家

無事、先日上棟。



先日、突如見舞われた警報級の大雨の予報に

大工さんと大急ぎで外部全てにブルーシート

貼りました。あの雨が外部の構造パネルを

濡らしていたと思うと、ぞっとします。



最近の天候はほんと気が抜けない。


夏の完成に向けてこちらも前へ前へ。







同じ仕事の男どもに連絡をとり、

そっちはどうだ、こっちはどうだと

連絡し、住まい手のこと、古今の人たちの事

会社の事、世の中の事、動くことを考える

今日この頃。



いろんなことが思い通りに行かず、苦しいですが

決して開き直らず、考えて、やれることを。



元井




















お家時間

2020.04.19


毎日通勤時に見る桜が散り始めており、来年はゆっくりお花見ができたらと願うこの頃。

 

 

自粛が続く中、お家時間が増えていると思いますが、

ずっと一緒にいるとギスギスし

ストレスが溜まったりもするようで…

 

 

コロナ離婚なんて言葉がトレンド入りしたりして。

 

 

 

 

 

日常生活の中で行動を制限し、自宅での24時間生活。

 

 

テレワークの推進・増加により、

住宅にそういった空間のニーズも増えていくのだろうなと。

 

 

最近読んだ記事にこんな事が書いてありました。

 

 

 

 

 

『24時間一緒にいても、それぞれの居場所があると、家が家族の精神バランスを保つのに役立つ事になる。』

 

 

 

リビングに集まってテレビを見ながら団欒

だけでなく、

個々にスマホを弄ったり、

ひとりになりたい時、濃厚接触時間に耐えきれない時にいられる空間が欲しくなる。

 

 

よくプランで取り入れるものに、

回遊動線や◯◯コーナーがあります。

 

 

回遊動線は顔を合わせたくない時に助かるし、

 

リビングの一角のスタディーコーナーや

 

パントリーの一部が家事コーナーだったり…

 

こういうプランは、この時期のお家時間にも一役買っているのではないでしょうか…

 

 

代田

Attachment.png

新緑の季節に。

2020.04.11



我が家のシンボルツリーのアオダモの葉も
ようやく芽吹き始め


『あぁ、春だな。。。』     と。





自粛モードで休日も何処にも出かけられないので、
庭いじりに精が出る鈴木です。




おそらく多くの人が、いまだかつてないほど
自宅で過ごす時間が多くなっていると思います。





そんな中、古今OBさんからの



『自宅自粛の中でも、居心地のいい住まいで快適です。』



というお知らせは、家造り冥利に尽きますね。




こんな時だからこそ、

you tube
netflix
だけでは無く



普段忙しくて中々出来ない


お庭や建物の手入れ
片付け
床のメンテナンス
etc・・・・



手を入れてみるのもいいかもしれませんね。

(ブログ読んでますか!?うちの奥様www)




昨年末にお引渡しの終わった【鴨居の家】の
ポストの取付がようやく。
本当にようやくですみませんってほど
ようやく取り付きました。


ウッドエコトリートメントを施した外壁に
木格子・木製フェンスの奥行感がいい感じです。

柿木の若草色が絵になっています。


あとは、インターホンの隣に表札を取り付ければ
一先ず完了です。



インターホンの右下辺り、
たった一週間でこんなにも日焼けしてました。




貼ったばかりの時。


『何か色付けた方がいいかな。』


と住まい手さんも心配されていましたが、

あっという間にいい色になりなじむと思います!




変わってこちらは今月から着工の【中田東の家】。


某鉄骨造ハウスメーカーの家の二世帯リノベーション。


決して陽当たりは悪い立地ではないのですが、
1階の陽当たりが悪く薄暗い間取りでした。


なんとか光を取り込む為に、
既存トイレ・洗面の窓をやりくりして、
LDKへ光が差し込む様に設計してみました。



どの様になるのかこうご期待です!



古今  鈴木

立川のげんば

2020.04.03

日に日に深刻さを増すばかりで、明確な打開策だったり

指標が出てこないまま時間だけが過ぎていく。。

 

 

情報が出回っても、デマなんじゃないか?と

疑心暗鬼になってしまってもはや判断ができないです。

 

とにかく静かに待つしかありません。

 

 

これ以上、感染拡大しないように願うばかりです。。。

 

 

そんな状況とは裏腹に,現場はバッタバッタと進んでおります。

 

ロフトを生かしたリビング。新旧の取り合いが山小屋のような印象。

  

  

柱がにょきにょき生えてきて。。

まるで家が生きているかのような不思議な雰囲気です。

  

 

 

おなじみオーダーメイドキッチン。

天板の見付を薄ーく。側板を斜めに。

 

 

コンパクトな空間に存在感が出すぎぬようシュッと見えるように造りました。

 

 

複雑な形状のパントリー。

  

  

勾配天井だったり、斜めの壁だったりと難しい形状でしたが、

その線が良いアクセントになりました。

 

 

リビングの山小屋感とキッチンのシュッとした感じが

天一のこっさりのような絶妙なバランス。。笑

 

 

  

もうすぐお引渡し。気を抜かずビシッと仕上げます。

 

 

増島健人

湧いてくるもの

2020.03.28

コロナの影響もあって、

たぶんみんな来ないだろうなと

思っていたが、 先日のOPEN HOUSEには

沢山の方々がブログをみてお越し下さった。



この場を借りて御礼申し上げます。



しかし、コロナ。影響がしんどい。



個人的に自粛と言われれば、

幾らでも籠って自粛できるが



いざ家作りとなると、僕らが動きを止めれば、

世の中で見れば小さいけど、自分が

生きてる世界では住まい手や職人、

見えてる方達の個人的影響が大きい。



電車で古今まで来ている代田もおり、

判断が難しい。



物流が滞れば否応なく、工事は

止まってしまうが、

うごいている限りは、現場は

不特定多数ではないし、影響は最小限。

動けてしまう。



TVで自粛と言われても、どこまでの自粛かわからない!

国がきちんと指針を出せ!って言っているのを聞いて、

んなもん自分で線引きを考えろや!って思っていたが

事、会社になると、お金が潤沢にあるわけでもなし、

経済活動を止めたら、、、、想像が出来ない。



このままいくともう少し踏み込んだ

自粛が目の前だ。



今は、不要不急で動いてる方々達に

ご迷惑をかけないよう、業務以外では

出来るだけ不動で、進んでいくしかないなあ。





すみれが丘の家


仕上げ工事突入。


そとん壁の掻き落とし。陰影が美しい。



玄関内部。

ヘムの羽目板張り天井と珪藻土の壁。

建具はマンガシロ&タモの引手仕様。





吹き抜け窓は枠を付けず、すっきりと。

やはり、塗り壁が醸し出す光の陰影はしっとりして美しい。





杉のストリップ階段からの陰影。








天井と壁の取り合い。これはテレワークじゃ出来ん。


現場で左官屋さんとこのくらいの角度!ん~

ちょっと違うのよ。これくらい!って言いながら

スケッチして伝えて、ようやく。


この納まりは塗り壁ならでは。


直線が多いなかでこの丸みのおかげで造作感

が2割増し。思わず撫でたくなります。


左官屋さん GOOD JOB




仕上げ工事真っ最中のことも有って、全貌は現場に

色々なものが散乱しているため、まだお見せできないが、



充分、空気感は体感できて、手前味噌ながら

良い空間になる雰囲気がプンプンしてる。


住まい手もちょうど来てくれて、「あぁいいな」って。



この時のあぁいいなって言葉は、体から湧いてくる

ような感覚に聞こえて、嬉しかった。


あらためてこういう感覚を解きほぐすと、

こういう感覚って、詰め込んだ知識ではなくて

精神的に充実した内面を源泉としてるもので、

精神の充実は、じっくりと思索が出来る事や

心地いいモノに触れることで図れると思っている。



そういうものに触れた時、ふぁっと湧いて出てくる

感覚や言葉、感情がその人の個性なんだろうなあ。




何よりこの感覚あらためて共有出来ているのが

嬉しいし、なんとか間違わずに進んできたって

実感と相まって、疲れがスーッと抜けていくのが

わかりましたよ。



こういう一言が作り手側のやる気をより

引き出させてくるのは言うまでもない。




内部お引き渡しまであと2週間。



ここんちの外構計画打ち合わせも暗くなるまで

みっちりと。



すみれが丘に里山が生まれる予感です。




何かの決断はしなきゃいけない事態も

あるかもだが、その時はその時。



やれることやろう



四月からは泉区で新築と二世帯リノベ。



頑張りまっしょい。




元井














若葉台の現場

2020.03.21

昨日は若葉台のマンションリノベーション現場のオープンハウスでした。

 

三連休の晴天の中、

はじめましての方も何組か、

また、お引き渡ししてしばらく経っているOBさんにもお会いでき、

みなさまご来場ありがとうございました。

 

コロナ問題でザワついていますが、

古今と縁ができる方はなんとも穏やかな方が多いなぁと...

 

 

若葉台の大型団地の中の一室です。

 

3方が外部に面しており、天井が高く、広さも十分にあり、

中の間仕切壁もほとんど制限なく可変でき、

団地とは思えないくらいの空間があります。

 

 

床は杉無垢。

 

壁はクロス。

 

天井の木はラワン。

 

造作のキッチンはステンレスのカウンターにラワン材(本棚も)。

 

手前左側のカウンターはタモ集成材。

 

障子は既存の物を再利用しつつ、普通の障子紙ではなく麻の生地を貼って。

 

キッチン廻りの壁はモルタル。

 

など、ひとつの空間で様々な素材があり、

同じ素材でも、使い方で雰囲気が変わってきます。

 

例えば床や天井板の張り方向 。

 

それぞれひとつひとつを丁寧に、

それぞれの住まいに応じて選定しています。

 

キッチン廻りと洗面廻りの仕上げはモルタル。

仕上がりの色合いが難しい素材ですが、控えめに落ち着いた色合いで

廻りの素材とマッチしています。



最近は『抗菌』性能のある材料が好評と何かの記事で見ましたが、

質感、手触り、ぬくもりなど、もっと大切にしたいところがあると思うのです。

 

代田



オープンハウスのお知らせ

2020.03.11




近頃ではTVもラジオもコロナ一色。


只でさえ日々バタバタな上に、テレビでも報道
されている様に、換気扇やトイレ等の
設備器機の受注が止まってしまい、
バタバタに加速が掛かっています。


取り急ぎ自分の管理している物件
では仕上げ工事に支障をきたさず
「ほっ」としていたのですが、
まったく先の見えない状況に
先日上棟したばかりの新築物件の
設備器機を早くも発注を掛けなければ。

という不安にかられ、とりあえず手当り次第
発注を掛けまくっております。



私の住む町の保健所管内でも
コロナ感染者が発見され、
いよいよ他人事ではないな・・・と。



でもまぁ、そんな中でも日々の仕事は
淡々と進む訳でして。



急なお知らせで申し訳ありませんが、
来週の3月20日(金) 祝日に オープンハウスを
行なうことになりました!


場所は横浜市旭区若葉台

マンションリノベーションの
内覧会になります。


3連休初日にはなりますが、こんな状況で暇だぁ。
なんて方がおりましたら是非お越しください。




コロナ対策という訳では無いのですが、
この度は予約制で行いますので、
是非。という方は下記メールまでご連絡ください。

詳細な住所・案内図等送らせていただきます。


info@kokon-sumai.co.jp


今回のリノベーションのテーマは

『素朴』

を意識して計画しました。


床材はLL-45の防音フロアーに杉無垢フローリング

建具枠や家具はラワン材を使用

キッチン・洗面の壁はモルタルで仕上げており、


全体的に温かみのある仕上がりになったと思います。



また、間取りも玄関脇の一部屋を潰して
贅沢な多目的ホールにしたりと
少し変わった物に仕上がりました。






完成までもう少し!
ウィルスに負けずに頑張ります。。。


古今 鈴木


たまには。。

2020.03.06

  

  

コロナウイルスの猛威恐ろしいですね。

 

自分は定期的に海で洗い流しているので、

感染はあり得ないと思い込んでいる一番危ないやつです。

 

マスクやトイレットペーパーの買い占め、

客足低下による経営危機とかもうどうなっちゃうの日本って感じです。

 

とは言え、自分の現場のことで全然それどころじゃねえ。笑

 

 

建築業界もメーカー品の受注拒否や納期未定で、

自分の現場も完全にその波にのまれ、てんやわんや。

 

ですが、お施主様始め関係者の皆様に助けられて

何とか沖に出られそうです。

 

不可抗力とは言え、自分の段取りがもっと早ければ、

と反省しております。

 

たくさんの人たちの、技術や知恵、思いやりが

カタチになるのが家造り。

 

反省しつつ周りの方々の思いやりが効きました。。。

 

 

 

そんな立川市の現場も仕上げ工事に入る段階。

 

まだバタバタでお見せできる状態ではありませんが、ちらっと。。

  

窓辺のカウンター。表しの筋違との取り合いに苦闘しました。

 

 

 

 

階段下のちょっとしたスペースもちょっとした物入れに。 

 

残りも気を引き締めてコツコツと。。。 

 

少しエモーショナルな今回のブログ。

エンディングは、アン・ルイスの「夜に傷ついて。」

で、どうぞ。笑

 

 

 

増島 健人

売りもんじゃねーっす。

2020.02.28

すみれが丘の家





いよいよ、木工事佳境に迫っています。


みんなで踏ん張ってます。




手摺



階段手すりも丸みを帯びて、造作感が出てきました。

完全に丸くすると、握りずらいので、少し角が出る程度で

滑らかに仕上げています。



タモ材はなかなか堅く、削るのにマスク&ゴーグルしながら小一時間ほど

コシュコシュ地道に。



手摺は、住まい手さんもこだわっていたところで

① いつも手にあたってくる手摺のブラケット(手摺を壁につける部材)を

  あたらないようにしてほしい。

② 手触りが気持ちよく、撫でていたいような質感に。




丁度、少し削ったところで、住まい手さんが来てくれて

一緒になでなで。



元井さん、ここのこの感じ良いですね!って。



さすが、半年以上も打ち合わせしてしてきただけあって

感覚はやっぱり近くて、うれしくなりました。


     






吹き抜け窓回り

樹脂の枠が見えるのがここは嫌だったので、

サッシ枠を壁を付加して消しました。


お蔭で素直に窓を介して外と内が繋がります。


緩やかに窓に向かって下がっていく天井とも繋がり

光も素直に反射し、窓が空間を美しくしています。


ここも住まい手さんと打ち合わせの中で、一緒に
求めたもの。



一見、小細工に見えるかもしれませんが、各部の

こういうちょっとしたことが住まい手さんのオリジナリティに

なると思うし、きっと古今の職能だし、らしさだと思っています。



これらが積み重なった時、きっと素敵な生活の器が
できるんだということを信じて。









和泉の家

新たに新築工事が始まります。

地鎮祭日和の天気のなか、滞りなく。


住まい手をイメージしながら向き合っていきます。









古今は、木を用い、造作感を好み、自分の暮らしたい生活のイメージに

丁寧に住まい手が向き合いながら、作り手と感覚を共有して作られる家を

作って居たいと思います。





この前ベテランの職人さんが言ってました。

「最近はすべての家が突貫工事みたいで、面白くないし、建材品と

 カタログで家が出来ちまう。スピードばっかりでさー。」



モノづくりの世界であった建築や住宅の世界がすこしづつ商品・商いの

世界になってきている気がします。



職人さんもきっともっとくすぶってばかりじゃなく、火を灯したいって

思ってると思います。


でも、そもそも回転すしの量産とカウンターのお寿司屋さんのオーダーメイド感

くらいやってる事が違うのに、早く作るところが出てくれば、周りが

引きずられて、行かざるを得ない。


そんな流れに私たちも職人さんも思いっきり巻き込まれている感覚が

あります。


今後は、職人の高齢化や不足と技術革新と機械化によってもっと

スピードを求められるようになると思う。


でも、そんな家作りは、人も技術も育てない。


いい家を作りたくても、もうできないっていう時が

来るんじゃないかと。


職人さんたちが「やってて面白くないんだよね」っていう

言葉を良く聞きます。


僕には、「俺たち、跡を継ぐ人間を育てないよ」って聞こえます。



それでも、こんな状況でも職人としての魂を忘れない人たちは居て

幾ばくか救われる気持ちになります。


住まい手も、いくら時代が移り変わっても、自分たちの暮らしに

向き合い、自分たちが気持ち良い住まいを求める人たちはきっと

居ると思います。






住まい手、作り手、職人


じつはここにはお互いがお互いを育てる関係にあって

僕らは魂の残る職人と住まい手をつなげる役割を担っている

んだと認識させれます。







先日のOPEN HOUSEで住まい手オリジナルの家なのに

ある方が「これはおいくらで売ってるんですか」って。




売りもんじゃねーっす。




でも、これがきっと世の中の見方なんだなと思わされました。





おこがましいですが、気概がある人達同士、

すきなもん同士がちゃんと繋がるように、

僕らは僕らにできることを地道に続けながら、

もっと伝わる人にちゃんと、伝わらない人にも

家というものの在り方だけは伝えていかないと

と思っています。




元井






平塚の現場~床下エアコン~

2020.02.22

先週末は平塚市の現場、完成見学会に

ご来場下さいました皆さまありがとうございます。
チラシによりご来場、古今を知って頂いた方も

何組かいらして下さいました。

 

 

切妻屋根の深い軒が印象的な落ちついた外観ですが、
旗竿地の為、

おもて通りからは見過ごされてしまうのが少し残念です。

 

 

 

古今としては初の『床下エアコン』を採用した住まいでもあります。

 

床下エアコン目当てでいらして下さった方もおられました。

 

 

通常の壁付けエアコンを1階床に設置し、

エアコンの空気を床下へ送り込み家全体を

暖めるという仕組みです。

  

1階床下(基礎断熱内)にエアコンからの空気を流すので、

基礎の立ち上がりを極力少なくし(空気の流れが止まらないように)、

床下全体に空気が届くように。

など、設計段階から考慮しておかなければならない事もありますが、

特殊な装置は必要なく設置する事ができます。

 

 

施工中も気密がとても大切な為、

現場担当が神経質になりながら進めておりました。

  

  

暮らしやすさだけでなく、

これから実際生活されていく中での

温度の変化や電気代などの情報も

発信していければと思っております。

こんな感じで設置されています( エアコンの頭だけ見える )
1階床の吹き出し口。ここから暖かい空気が出てきます。

 

 

さて、今週は毎年恒例の箱根神社へ。
もう2月も後半ですが『初詣』です。
今年も『厄』が続いています。

ちょっとした問題があると「厄年だからだ」と、言っております。

ご祈祷もしました。

代田

オープンハウスのお知らせ

2020.02.13




2月中旬だってのに、天気予報では春一番が

吹くとか吹かないとか・・・




今週末に迫りました『平塚の家』のOPEN HOUSE


先日クリーニングも終わり、仕上げとなる床下エアコン

の取付工事を行いました。



通常の設置位置とは異なり、

寝そべりながら設置工事を行う電気屋さん。


あーだ、こーだと言いながら、

なんとか設置完了!




なんともへんてこりんな位置に

設置されたエアコン。。。




本体が出した暖かい空気を

すぐに吸い込んでしまうショートサーキット

という現象が起きないように

周りを気密スポンジを付けた蓋で覆います。



本体が見えない様に格子を付ければ・・・





完成!!


(思いのほか中が見えてしまっている・・・)

何か対策を考えなければ。






何はともあれドキドキの試運転。

とりあえず夜7時頃から22℃に設定し

翌朝まで回してみる事にしました。





翌朝、引渡しを待ちきれない住まい手さんが

出勤前に効果の確認へ行き

私に電話してきました。



『家中が暖かいよ。すごい効果だよ!!』



私も現地へ駆けつけ、1階のフローリングを

さわり底冷えの無い事を実感。

床暖房のポカポカ感はありませんが、

ほんのり暖かく、1階2階ともに温まっていました。




15~16日のオープンハウスでは、

床下や室内、屋外などに温度計を

設置して検証してみます。



是非お手隙の方は床下エアコンの効果を

実感しにご来場ください!









フライングで何枚か中の様子を。




土日はなんだか暖かい予報ですが、

もっともっと寒くなーーーれ。


古今  鈴木

粋なシゴト

2020.02.07

 

年明けから始まった現場管理に右往左往していたら、

あっという間に1月が行ってしまいました。増島です。

 

 

そんな初現場の一部ご紹介します。

 

既存のロフト、収納階段、これらを生かして吹き抜けにするプラン。

 

解体してみないとわからない取り合いでしたが、

何とかカタチになり、面白くなりそうな予感です。

 

 

天井の絡みも複雑でしたが、バシッと納めてくれた大工さんに感謝です。

 

 

続きまして、こちらも打ち合わせから設計のお手伝いをさせて頂いた物件。

 

「素朴」がコンセプトなのですが、これがまた難しい。

 

素朴って色はないし、モノもない、あるのは言葉と意味だけ。

使えるのは個々の素朴に対するイメージのみ。

 

鈴木さんと素朴とはなんぞや。

そのイメージの擦り合わせからやりました。笑

 

 

どう見ても良く納まりそうな引き戸。

 

 

なるべく細く。ラワンの枠。

 

素朴な中に、凛とした存在になりそうです。

 

 

こちらも大工さん凄いことしてます。

工程的に床を後貼りになってしまったとは言え、

ここまでしちゃう大工さんに驚きです。

 

 

既存ありきなので、その辺も調整しながら

引き戸のレールまで仕込んで。。。ビシキマです。

 

 

設計、打ち合わせで思い描いていたモノがカタチになっていく瞬間。

僕らも住まい手さん同様ワクワクしています。

 

 

増島健人

気勢を意識する

2020.02.01

いやはや暖冬。

ほんとに今年の冬は暖かい。  

  

さすがにタイツは履いてますが、

靴下二枚は履いてない。

現場にいてもそこそこ耐えられてしまう。

こんな冬は、統計を見ても大雪があるあるらしく、

私個人の感覚でも、こういう冬に限って大雪が

って言ってた気がしています。

南岸低気圧、お気をつけなさって。



すみれが丘の家

木工事着工して早くも二か月。

着々と進んでいます。

テラスの鉄骨もスマートに納まりそう。

落下防止の観点
手摺としての強度
フラットバーと丸棒の接点のデザイン
壁との取り合い、接合の仕方など
結構悩みました~。



でも悩んでよかった。


こんな図面で鉄骨屋さんとやり取りしながら

最終決定から製作。



住まい手にも、変にカッコつけて無くて

良いですねって言ってくれた。



そう。



そこなんです。。。





屋根の裏は杉の赤身板貼りに

腐朽菌を発生させない自然塗料塗仕上げ。


この緑がかったグレーから、くすんだ茶色に変色していきます。


新品なのに、何年もたったような

経年美化した色味に仕上がり、

基本はメンテナンスフリーなので、

最近の古今の物件で、木板仕上げがある場合、

重宝する組み合わせになっています。


外壁は、そとん壁の掻き落とし仕上げ。

左官屋さんとあーだこーだ言いながら

各所の防水納まりも決めていきます。





こんな雰囲気の外観を見て、

珍しく冷えた寒い朝に、声をかけて下さった

品の良いマダムがいらっしゃいました。


時々、この現場の前の道が散歩コースになるようで

品のよいマダムは開口一番、

「良いキセイを感じるお家ね」

と仰いました。



キセイ?



確かにキセイって聞こえた。


キセイってなんですか?って聞く前に

あの木は何の木?

壁は何になるの?

もしかしてああのまま?

って言う具合に矢継ぎ早に質問され、

大事なキセイが何なのかわからず話が進み、

「完成したらぜひ御見せになって頂戴。

 私、お家を見るのが好きなのよ」

 って。


キセイで頭がいっぱいで話がテキトーに

なってしまってマダムには

申し訳なかったのですが。


キセイを調べると 



気勢



と書くことがわかった。




さらに調べると、造園用語として使うと

形あるものにはすべてに存在し、

物から発せられる見えない力

のことを言うらしい。


少し前に有名な造園家の方の本に

良い庭を設計するには、そこに存在する建築物や

在来の樹の向きから発せられる

その力を感じ取る感性が必要だと書いてあった。




興味ある方はぜひググってみて下さい。

おもしろいです。


まさに気勢を意識して

感じ取るという事だろう。


僕らの職業でも同じで、

新築であれば土地、

リノベであれば建物、

それが持つポテンシャルや空気感、

雰囲気という類のその場所に宿る

「気勢」を感じ取って初めて

その場所に相応しい

心にストンと落ちるものが作れる気がしています。


確かに気勢という言葉は知らなかったが

アンテナが敏感な人にしか感じ得ないもの

ってあるし、その道で精進してきた人にしか

わからない勘所みたいなものってあると思う。



マダムがすみれが丘の家に気勢を感じて下さった

のだとしたら、そのあたりが上手く汲み取れた

建築ができているのかもしれない。


いい言葉を教えて下さって有難う。


まるで自分が作った造語のように使おう。


気勢を意識しあって、人とその感覚を共有できたときには

何かその人に特別な繋がりを感じたりもします。


住まいの住まい手と作り手。


そんな関係で作れた家はきっと幸せです。





元井








OPEN HOUSE

収納デザイン

2020.01.24

暖冬と言っていますが、ここ数日は冷え込みが厳しく、

来週は雪が降るのでしょうか…

 

さて、
先日住まいの収納についての本を購入。
片づく家の作り方についての設計者向けの内容です。

  「間取り・動線から収納を考える」 

設計でその家の片づけ度が左右されます。

必要なところに必要なものを必要なだけ。

 

読んでいると、ハッ!!と気づく事 多々。

 

絵と文章で改めて見ると、当然のようであまり考慮できていない事や
すぐにてもできる事もあり。
造り込むと費用もかかるので、悩ましい所ですが、
棚1枚、パイプを1本つけるだけで、使い勝手が良くなる事もあるので
早速実践です。

我々設計する者だけでなく、

イラスト・写真満載でわかりやすいので住まい手さんにもおすすめです。

 

現在打ち合わせ中の物件も
収納の取り方に苦戦中…
空間はあるのに、
どう使うか…
どう見せるか…
スッキリ納まらない。 

   

収納以外の部分も絡んでくるので悩ましい所。
これからじっくり打ち合わせで決めていければと思います。

  

  

話は変わり

先日の休みに直島へ行ってきました。
十数年前、地中海美術館が出来た頃、

直島の事を雑誌で知りずっと行きたかった所。
草間彌生さんのかぼちゃも見たくて。


島の色々なところにアート作品があります。
島を歩いてまわっていると、大屋根の建物が目に入ってきました。
「直島ホール」です。
正直NOマークでした。

 
 ・・・ 美しい ・・・   

  

あいにく、外からしか見ることができませんでしたが、
内部空間には柱や構造らしきものが見えず、どうなっているのか気になる。

   

向かいには別館?があり、
こちらも屋根が美しい。
また違った形状になっており見入ってしまいました。

 

屋根は何の木?法律的にはどうクリアしているの?
など、小さい事も気になりましたが、
それ以上に美しさに見惚れてしまいました。

  

改めて、屋根形状って大事だなと。

もちろん住宅も同じです!

  

代田

  

 

 

~イベントのおしらせ~

【古今喫茶 】

2月7日(金)10:30~16:00

古今社屋にて

【完成現場OPEN HOUSE】

2月15日(土) 16日(日)  10:00~16:00

平塚市龍城ケ丘 K邸

ぜひお越し下さい。

喫茶ココンを開催します!

2020.01.24

こんにちは、古今です!
毎回大好評を頂いている、「喫茶ココン」を2月7日に開催いたします!


今回はいつもと違い、大人気のキッシュを
午前(11時〜)と午後(13時30分〜)の二回に分けて販売いたしますので、
『午後にキッシュがない!!』という状況になり辛くなるかなと思っております。


もちろんイートインも行っておりますので、お時間がある方は薪ストーブのじんわりとした暖かさと美味しい喫茶メニューとともに、ごゆっくりお寛ぎください。




それでは!

期待半分/心配半分

2020.01.18

 

 

本日の横浜は雪まではいかないものの、

みぞれが降っています。

 

私事ですが、年末年始の休みに長野までスキーに

行ったのですが、噂通りの暖冬・雪不足。

 

人工降雪機でコースにこそ雪はあれど、

周辺の山には全く雪がありませんでした。

 

寒いのは耐えがたいですが、

夏の豪雨から引き続き、昨今のこの異常気象が、

通例化してく様な気がしてなりません。

 

 

 

 

 

昨年10月に上棟しました『平塚の新築』も

お正月を挟み内装工事が終わり、

残るは設備・電気工事のみとなりました。

 

 

お引渡しを前に住まい手さまのご厚意で

OPEN HOUSE を行わせて

いただく事になりました。

 

現在急ピッチでチラシ等の手配を行っていますが、

原稿が出来上がったので、

一足お先にお知らせさせてください。

 

 

 

 

実はこちらの住まい手さんは、私の後輩。

 

元々は同じ会社で勤めていたこともあり、

建築に対しては素人では無く、

古今以外にも建物を建てられる繋がりがある中、

古今を選んでくれた事に少し誇りを感じながら、

重圧を感じた事を覚えています。

 

 

土地からの購入だった事もあり、

限られた予算の中で、やりたい事と出来る事の精査。

 

仕事終わりに夜な夜な

コメダで奥さんを説得する為のミーティングを

行なったりもしました。

 

 

実際、設計・施工と進めて行く中で

友人の家という事もあり、

古今としても新しい取り組みを

いくつか取り入れさせていただきました。

 

 

 

 

ひとつは 【床下エアコン】

 

まだ設置していないので写真はありませんが、

大げさな機械を設置するのではなく、

一般家庭用の壁付けエアコンを床下に設置し、

基礎空間から建物を温める様な工夫をしています。

 

 

正直、古今としても初めての試みなので

体感としてどれくらいの効果があるのかが

説明出来ないのですが、

OPEN HOUSE は2月ど真ん中、

床下暖房の実証には

打ってつけの季節になりますので、

是非皆さん OPEN HOUSE にご来場ください!

 

 

 

 

この床下エアコンは正直施工を間違えると、

諸刃の剣にもなりえますので、

空気の流れ・宅内換気・建物の気密性など

沢山の目には見えない配慮をしてきました。

 

 

 

あと1ヶ月でこの半年せっせとやってきたものの実証!

 

 

期待半分。心配半分。

 

 

 

 

古今  鈴木

 

 

2020

2020.01.11

   
  
 
 
 
 

9日間の正月休みも明け、仕事始めから早速現場がスタートしました。増島です。

 
 

打ち合わせ時の想像を超えるような、

素敵な住まいになるようビシッと頑張ります。

 
 

 
 

たまには、お休み中のことを少し。

 

元井さん同様、波乗り道楽者なのですが、

海で初日の出を見ようと南伊豆へ。

 

 

残念ながら、ご来光は拝めませんでしたが、

この神々しい光。。。感動しました。サンキューネイチャー。笑

  

 
 

 

初詣は、毎年恒例靖国神社と浅草寺。

 
 
おみくじはなんと、大吉でした。
  

運は良いみたいです。問題は実力。。。

   

 
今年は、実力をつけて自分らしく頑張ります。
   
  

 
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

 

 
増島健人

2020年始まりました

2020.01.06

あけましておめでとうございます。
 
 
本日より通常業務となっております。
 
 
昨年から進行中の現場や新規着工物件、設計打ち合わせも何件か...
慌ただしくなりそうですが、みなさまと家づくりができる事に感謝です。
   
2020年もどうぞよろしくお願いいたします。
古今

年末年始休暇のお知らせ 12/28~1/5

2019.12.27

今日は大掃除。

 

例年だとだいぶ手抜き大掃除なんですが、

今年は、手が空いた人から少しづつ片づけてくれ

午前中には大方終了。

 

外の古今通路には、イロハモミジの絨毯が出来てました。

今まで気づかなかった。

 

忙しいは時の字のごとく、心を亡くしますね。

 

 

 

 

 

 

さて、年末年始休暇 12/28~1/5です

 

この間、古今の住まい手さんは

遠慮なく担当の携帯かメアドへ。

 

まだお会いしていない方は

お手数ですが弊社サイトより

メールにてご連絡を。

 

順次ご返信させて頂きます。

 

お問い合せ

 

info@kokon-sumai.co.jpでもお受けいたします。

 

 

 

 

 

2020年。

なんだか世間は色めきだっているが

語呂はいいが、ただの一年だと思っている。

 

好奇心忘れず、前進前進。

 

ワクワク、ウキウキ、

不安心配のもやもやの中を波乗り、

目指すところまでいければ。

 

2019も、多くの住まい手に出会い、

やっぱり古今は住まい手に恵まれてるって

心より思ってます。

 

2020。

新しい住まい手と共に。

 

 

 

本年はお世話になりました。

来年も宜しくお願い致します。

みなさま、良いお年を!

 

元井

 

 

 

 

 

 

 

整える

2019.12.20

 

毎年のごとく、

12月に入ってペースダウンしながら

年末年始を迎えたいなあと思っていますが、

意図とは逆になぜか毎年ペースアップして

いき、お休みに入る前は自分でも恐ろしい

ほど、布団にもぐりこみたい欲に駆られて

いきます。なかなか整えられない。

 

 

 

そんな中、年内の事は出来るだけ年内に

ということで、

永山のテラスハウス

10月末に工事を終え、お引越し、お片付け

期間を経て、メンテを兼ねて訪問。

 

 

素敵にお住まいでした。

アパレル関係のお二人+男の子の家。

 

 

民芸の家具が良く似合う。

限られた予算内でお互いにこの風景をイメージしながら

打合せをし、古今が箱作り、住まい手が暮らしを担当

したような物件でした。

 

品がある中に、ちゃんと暮らしと日々の営みを

感じられた整った空間になっていて、

自分事のようにホントに嬉しくなりました。

 

 

やっぱり、お引き渡し直後よりも

住人の暮らしが入ってからの空間が

好きだなあ。

 

 

解体したら出てきた

既存の荒々しい木製階段を

これ良くないですか?

多分イメージにこのままの方が

合いますよね?から再利用したり、

玄関から廊下まで

全てタイル張りしたり、

新しい部分と古い部分が上手く融合した

リノベーションでした。

 

 

リノベーションらしいポイントが満載なので

また改めて施工写真を撮らせて頂き、

施工事例UPしていきます。

 

 

 

 

まだまだ年内終われませんが

12/28~1/5までお休みをいただきます。

(はがき間違ってる。。。1/6は月曜日)

 

 

 

 

 

■すみれが丘の家

大雨や台風、地盤の土の状態などで遅れに遅れて

12月初旬にやっと上棟したすみれが丘の家。

 

毎日たくさんの職人さんが出入りし、

遅れを取り戻すべく、みんなで

頑張ってくれています。

 

自分にムチを打ちながら夜な夜な

施工図と納まり図を描き、それを片手に現場へ

向かっている今日この頃。

 

ようやく入った木製サッシ。

打合せ中に住まい手さんとメインとなる開口について

議論を重ね、模型とは形状異なり、今回は3.4mの大開口が

木製サッシで作られます。

 

一枚85kgで×二枚。

 

一度目のチャレンジは、運送屋さんと大工さん3人と

私で運ぼうとしましたが、重たすぎたのと

当日は雨あがりの曇りで足元が悪く、つるつる滑ってしまい

危険を感じてその日は断念。

 

みんな、大事な試合に負けたスポーツ

選手のように、頭を垂れました。

 

 

 

二度目のチャレンジは、準備を周到に足元を固め

サッシやさん2人と大工さん4人と私で。

また雨が降ってくる。。。嘘やん。

 

がしかし、サッシやさんが日ごろの慣れでしょうか、

ほぼ二人で持つという離れ業をやってくれました。

いやあーすごかった。(もちろん支えは有りましたが)

 

なぜか木製サッシを持たずに、サッシ枠に乗せる役割の

僕が腰を痛めるという意味の分からなさ。

 

木製サッシ搬入はいつもながら緊張します。

何はトモアレ一先ず、安心しました。

濡らしてはいけない外部の構造パネルや木部など

ブルーシートであらゆるところを養生しながら

何とか外部工事も防水紙まで貼られてきています。

 

 

 

冬の≒30度の太陽の陽光が降り注ぐ南中高度時点での

庇と吹き抜け窓の関係性。

 

庇の出と窓の取り付け高さ、上手く整ったようです。

 

この窓から吹き抜けを介して1Fリビングに陽光が

降り注ぎます。

 

きっと気持ちいいよね。

 

 

 

 

 

今物件は、屋根内部にて通気と断熱。

 

屋根の暑さも通気層と遮熱を兼ねたパネルの

お蔭でだいぶ温度が抑えられています。

 

屋根の暑さが直接伝わる野地板とパネルの温度差。

冬の時点で温度差7度。勾配天井だと

この温度差が断熱材を介して

内部に伝わる。

 

この差は大きいです。

 

夏はしっかりと活躍して整えてくれると思います。

 

 

 

 

 

 

余談ですが、

古今の家は、適度に出しゃばらず、

特殊な素材や技巧は使わずに、(多少はあります!)

窓の配置や陽光の入り方など、それぞれのバランス

構成で魅せる家で有ってほしいと常々思っています。

 

新築・リノベーション、周辺環境、法規制

予算など様々な制約があり、全て整える事が非常に

技術的にも達観しないと難しく、なかなか

上手くいく事の方が少ないですが、目指すところ

だけはぶらさずに日々業務にあたっています。

 

最近、年なのか、ほら、かっこいいでしょっていう

家がなんとも胸がザワザワして。

 

でしゃばらない建築に、品のある家具や設えが置かれ、

そこに人が居て、初めて、あーなんか素敵だなあっ、

そこに住む住まい手さんらしいなあって

思える空間に整えたいと思っています。

 

 

すみれが丘の家の住まい手も

打ち合わせの段階からそれを

求めて来て下さり、なんとかそこのバランスを

整えたいって思いながら、

毎日現場へ行っています。

 

僕らの特長である設計施工の強みを生かし、

現場でより良いって思ったことは変えていける

余白を残しながら、整えたい欲を放出してる毎日です。

 

春に完成をめざし、やること多いけど確実に。

 

 

元井

 

木の格子

2019.12.13

先日お引き渡しをした鴨居の家の外観です。

外壁の木が目を惹きます。
  
板張りと格子状とを使い分けており
バルコニーの手摺壁部を格子に。
そうすることで、光や風は通し
視線を遮ることができます。
 
 
木格子のこの直線の連続がかっこよくてすごく好きです。
 
 


  
中からはこんなかんじです。
   
!?
床にも格子?

2階からの光を1階へ届かせるために
床の一部を「スノコ」にしています。
また、1階に薪ストーブを入れるので、
空気の循環を良くするためにも。
  
   
スノコのピッチをどのくらいにするのか…
ツメ過ぎては光が入りずらい…
なるべく大きくしたいけど、大きすぎると歩く際怖い…
その人の感覚にもよるので難しいところ。

  
 

今回は、玄関と廊下の間仕切りも格子を。
完全に壁ではないので、
緩やかに空間を仕切ります。
 
  

 
 
 

こちらは打ち合わせ中の新築物件。
正面の窓のアクセントに木格子を。
もちろん防犯も兼ねて。


 
 

木は経年変化があるので、
それを楽しみながらの暮らしは木の家だからこそです。

  
  
今年もあと2週間と少し
みなさま、年末にむけなにかと忙しいとはおもいますが、
風邪などひかれませんよう、お気を付け下さい。
  
  代田

懐かしさ。

2019.12.09

 

まずは昨日開催予定でしたオープンハウスへ

足を運んでいただいたお客様

予定をしていてくださいましたお客様

突然の中止のご案内大変申し訳ありませんでした。

 

また、2月・3月に新築やマンションリノベの

オープンハウスを何らかの形で

催したいと思いますので、

お待ちいただければ幸いです。

 

チラシなりSNSなりでご案内させて

いただきますので、

弊社ブログ・インスタなどチェックいただければ

と思います。

 

 

 

 

 

今年から現場仕事の際にマフラーを

巻くようにしたのですが、

首元を温めると寒さ感が全く違う物ですね。

すっかり手放せなくなってしまいました。

 

 

ここだけの話ですが、

私以外の古今男子(元井・増島)は、

事務所で仕事をしている時に

ブランケットを掛けています。

 

 

 

 

 

 

女子かっ!!

 

 

 

 

と思っていましたが、

古今男子全員膝掛けをしながら、

仕事をする日も遠くないかもしれません。

 

 

 

 

 

気が付けばもう師走。

 

今年も1ヶ月を切りました。

 

 

毎年の事ではありますが、

 

今年も例の如くバタバタです・・・

 

 

 

 

 

先日お引渡しを終えた【鴨居の住まい】

(まだ色々と残っておりますが・・・)

 

 

 

 

何という事でしょう。

 

(某リフォーム番組風)

 

 

旧和室で使用されていた床柱が

ちょっとした手摺りに生まれ変わりました。

 

 

住まい手さんご夫婦のお父様が建てられた

ご実家をフルリノベ。

 

まったくすべてを綺麗にしてしまうのではなく、

ところどころに昔の要素を散りばめてみました。

 

 

 

 

古今ではすっかり定番になりました

障子リメイク。

 

お母様のお部屋で再利用だったので、

敢えて漂白もせずに

リノベーション前の空気を感じる様にしてみました。

(水拭きはしましたよ)

 

 

 

 

玄関アプローチにはお庭から出てきた

崩れかけ大谷石を再利用。

個数が足りなかったので、中古の大谷石を

かき集めて、敷きつめて行きます。

 

 

 

思い入れのある家のリノベーションでは、

全てをキレイにしてしまうのでは無く、

随所随所に懐かしさを感じ取れる何かを

散りばめる様に。

 

 

 

 

 

本日着工のマンションリノベーション。

 

金曜日に現地へ行った際は無かったメッセージ。

 

解体屋さんと思わずにんまりしてしまいました。

 

 

 

 

以前のブログでも何件か(鴨居のすまいも)

この手のメッセージをいただきましたが

 

『頑張らなければ。。。』

 

と気が引き締まりますね。

 

 

 

 

 

他にも年内お引渡しの【緑山の住まい】

 

年内木工事完了の【平塚の新築】

 

年内着工の【菊名の新築】

 

年内ご契約が3件

 

他にも色々工事等々

 

 

 

 

年内全速力で駆け抜けます!

 

 

 

 

古今 鈴木

 

 

オープンハウス 中止のお知らせ

2019.12.06

ごめんなさい。

 

今週末 12月8日(日)に予定しておりました

OB宅オープンハウスは

住まい手の息子さんがインフルエンザの為、

中止とさせて頂きます。

 

 

予定して下さっていた皆様、

間際での中止となり本当に申し訳ありません。

 

 

また代替日程は改めてご案内させていただきます。

 

 

寒さが一段と厳しくなってきました。

どうぞ風邪などひかれぬようお過ごしください。

 

 

何卒よろしくお願い申し上げます。

古今一同

冷雨を嗜む

2019.11.30

 

 

早く帰りたくなるこの住まいは、

本日、仮の引き渡しを終えた鴨居の大型リノベ。

 

 

 

実は古今に入社する前にも見学させて頂いた現場で、

その時は一部外壁残しの内部スケルトンでした。

 

 

増築、耐震補強を経て、残すところ外構工事のみ。

 

 

 

先日もぐずついた天気の中、細かい仕上げ工事のお手伝い。

 

 

 

 

作業中ふと感じたのが、

 

 

 

この住まいは、、、雨が似合う。

 

 

森高千里さんの雨が似合う。笑

 

 

 

しとしと降る雨の中、夢中でパシャパシャしてました。

 

 

 

 

言葉では難しいので。。。

 

 

哀愁漂う引き込まれる一枚。

 

 

この日は晴れ。澄んだ空気の朝。

新旧の取り合いに水墨画のような柿の木の陰影。

 

 

 

 

 

場所、環境によって、様々な印象を受け

 

どこにいても暮らし方を想像してしまう

 

そんな素敵な空間でした。

 

 

 

 

 

施工事例お楽しみに。

 

 

 

 

増島健人

 

 

刺激&地域イベント&お手伝い物件&すみれが丘の家

2019.11.22

刺激を求めて。

明治神宮に隈研吾氏設計の展示施設を見学。

 

 

住宅でも参考になる納まりが沢山。

出隅に向かって緩やかに勾配。

 

こんなに緩やかでも外部窓に向かって

天井が向かっていくから、自ずと視線が

外に引っ張られる気がする。

 

 

この軒先の板金の納めは美しい。参考になる。

ただ一点。

 

雨樋はどこだ。

 

雨は垂れ流すのか?下はエントランス。まさかね。

 

謎や。

 

思いのほか、通づるところが多く、良い時間を

過ごせました。

 

 

 

さて、最近、秋がなくなりましたね、もう。

夕方、現場にいると底冷えします。

 

明日は、地域NPO法人、古今も色々お世話になっている

森ノオト主催のあおばを食べる収穫祭

 

古今も一般社団法人 青葉台工務店として出店。

 

丸太をのこぎりで切る

丸太にくぎを打つ

丸太に電号工具でビスを打つ

 

という三種競技による

大工トライアスロンというコンテンツを出展。

 

いつも行列休みナシ。

 

思いっきり雨予報。

 

やるのかな、やらないのかな。

 

 

 

 

KONITAさんお店

 

いつもお世話になっているKONITAさん。

お店造りのお手伝い。

 

なんとか通常業務のスキマを縫って

間に合いました。

 

よかったよ~間にあって。一先ずホッとしました。

 

 

 

柱や屋根材を使用してパレットを作成。

組み合わせてテーブル&カウンターにしてます。

僕らは箱造りまで。

 

後は、KONITAさんがセンス良く

彩るはず。

 

お花屋さんは季節感を醸し出しながら

人柄や趣味趣向を見抜き、直感的に彩る仕事。

 

センスの塊がニョキッと立体になるイメージかな。

 

彼女のセンス。僕は大好きです。

 

人の暮らしを彩る役割を少しでも社会の中で

果たしたいと願い、自らもその役割を通して

面白く生きようとしている同士だと思ってます。

 

インスタをチェック

https://www.instagram.com/konita_flowers/?hl=ja

 

 

すみれが丘の家

 

雨や台風で遅れに遅れて急ピッチで

取り戻そうと進めています。

 

ようやく地鎮祭の際に地域を司る

篠原八幡宮さんから頂いた鎮物を

埋められました。

北に向けて、神さまが起きたら

南側が目の前になるよう鎮めます。

 

 

石積みによる土留め

竹塀による緩やかな間仕切り

大型木製サッシ

左官仕上げの外壁

 

きっと、周辺地域の景観を彩り、

景色の中心になるであろう物件。

 

住まい手も意識が高く、打ち合わせしているのが

楽しい。

 

これからは、そこをしっかり現場に昇華させるために

黙々と図面描きの日々です。

 

なんだか最近、

一難超えたらまた一難で、また一難みたいな。。。

 

いい加減一難いつ終わるんだよ!!っていうね。。。

 

エンドレスです。

 

 

アメニモマケズ、カゼニモマケズ、、、ワタシハナリタイ。

 

 

こんなときは宮澤賢治です。

 

携帯のメモ帳にいつも居ます。

 

 

元井

 

 

 

 

 

OPEN HOUSE と店舗改装

2019.11.15

まずはOPEN HOUSEのお知らせです。
 
「綾瀬の家」綾瀬市小園
12月8日(日) 10:00~16:00

今年の春にお引き渡ししました
お施主様のご厚意により開催させて頂く事となりました。
 
実際住まわれているところを見ることができ、
どんな暮らし方をされているのか、
木の家に住むってどうなのか、
どうして古今に依頼されたのかなど、
直接お伺いできます貴重な機会です。
  

現在、お打合せ中の方も、
これから家づくりをと思っている方も
図面や写真だけでは伝わらない
実際その空間にいないと感じられない事を感じ取ってもらえればと思います。
 
 

  

  
さて、古今でも営業していました
お花屋さん「KONITA」さんの店舗がオープンします。
いつも大変お世話になっているので、
我々でお手伝いできることはやろう!
という事で、合間を縫って作業をしています。
賃貸の為、直接塗ったり打ったりが難しいので、
間接的に。
 

床はベニヤを敷き、コンクリートに見せる塗装で仕上げています。
 
なかなかいいかんじ。
 
器用につくるひとたち…
 

 

ここはどこの部分?
 

全貌は完成してからのお楽しみに。

代田

ゼ・ン・リョ・ク

2019.11.09

 

 

 

今月の6日をもって、

わたくし鈴木 齢40 となりました。

 

家族や旧友からも、

お祝いのお言葉をもらいましたが、

39歳となにが変わった訳でもないのに、

40の大台に乗ったショックがいまだに抜けません。

 

 

 

急に『今まで何年生きてきたか。』という考えから、

 

『あと何年生きられるか。』という考えに変わり、

 

仕事も遊びも毎日全力でやらなければと、

思う今日この頃です。

 

 

 

 

 

今年も早いもので後残す事2カ月、

打ち合わせ中のお客様に 『お正月の間に・・・・』

なんて、メールを打ちながら、時の流れの速さに

気持ちばかり焦ってしまいますが、

 

年末に向けてお引渡し間近の工事と、

新規打ち合わせのお客様、

時は待ってくれませんので、

全力で取り掛かりたいと思います。

 

 

 

 

 

 

町田のリノベーション工事の大工さんの工事も

残す事あとわずか。

来週からは、内装工事が始まり

どんどんワタワタとなります。

 

 

写真は玄関周りの外壁に板貼りを施したところ。

比較的安価な杉の荒木に、少し加工をしてもらい

5mm程のスリットが見える様にしてもらいました。

 

 

元々は無機質なサイディングの仕上げ

だったのですが、

少し木を貼っただけで、だいぶ印象が変わりました。

 

ベニヤが貼ってある所に、

木製玄関ドアが入れば・・・

 

想像しただけでヨダレが垂れそうです。

 

 

 

 

 

 

 

変わって、鴨居のリノベーション。

こちらの仕上げ工事も佳境を迎えワタワタです。

 

6月から着工からずーーーーーーっと雨。雨。雨。。。

 

9月も10月もそりゃもう雨。雨。雨。。。

 

 

外部工事が遅れに遅れ、最後の最後まで足場が

外れませんでした。

ようやく板金・塗装工事が終わり、

来週から町田現場と同じ板材が貼り終われば

足場バラシの運びとなります。

 

 

 

 

最後は、平塚の新築。

大工さんの外部工事もほぼほぼ完了。

ガルバリウム鋼板の屋根も葺き上がりました。

 

 

 

 

今回は思い切って薄目のグレー色、

Aスターゴールドを採用。

 

今までの古今の家とは少し違った

雰囲気に仕上がりそうな予感。

 

 

 

 

残りの人生を考えるのも大事ですが、

まずは目の前の仕事に全力で、

取り掛かりたいと思います!!

 

 

 

古今 鈴木

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

永山のテラスハウス2&青葉区民祭り

2019.11.02

 

朝晩の冷え込みに耐えられず

既にももひき履いてます。増島です。

(元井さんの方が早かったです。)

 

 

肌で感じる季節感もそうですが、

駅から会社までの道中

段々色づいてくる木の葉で

目からも季節の変わり目を感じています。

止まらない鼻水で体調からも。

 

 

 

 

先日お手伝いに行った永山のテラスハウス。

既存部分を絶妙に残しつつ調和のとれた良い空間でした。

 

 

生活をしていて自然につく汚れや日焼け、傷が良い味出してます。

 

 

まさに絶妙な空間で、

これを設計段階で考えてたと思うと。。。

(写真撮り忘れましたまた載せます)

 

 

 

 

 

 

元井さん作業中。

 

 

 

行き場を失った配線。

 

わざわざ壁をフカさず木っ端でひと手間。

 

 

 

 

ビシキマですねー。

粋ですねー。

 

 

そんなこんなで日々勉強中です。

 

 

 

 

話は変わりまして。。。

 

 

明日11/3 青葉区民祭りに

古今も青葉台工務店の一社として参加いたします。

 

大工トライアスロンという何ともパンチのきいた事やってます。

 

お時間ある方ぜひ!

 

 

 

増島健人

 

OPEN HOUSE & 永山のテラスハウス

2019.10.25

天気が異常。

 

もうビビるを通り越して、怖い。

 

 

自然への畏怖は、波乗りを通じて

わかってるつもり。

 

でも、ここまで日常生活で感じたコトは

なかった。

 

環境が変わってきているのを肌で感じる。

 

 

個人的には、グレタさんの演説は、真実と思う。

色々、大人事情もあるのはわかるが、

環境は急には変わらない。

 

20年~50年ぐらいだろうか。

 

日本でここ最近の異常さを肌で感じた方

もきっと多くいると思う。

 

僕らの仕事も、木を使い、廃材を多く出す。

自分の職業が寄与していることを痛感する機会が多い。

 

設計上、多く流通している建材の幅や長さを知っている

僕らが無駄に捨てなくてもいいように、

端材が出ないように、引いては住まい手に余計な

出費を抑えてもらうために打ち合わせで話し、

ご理解を頂き、寸法調整をしてもらったりしているが、

やはり出るものは出る。

 

住まい手さんの思いも大事だけど、こういう所

から少しづつでも出来ることを。

 

 

 

 

さて、ちょいと忙しい最中ですが、OPEN HOUSE やります。

綾瀬の家

 

住まい手の御協力により、下記の日程にて。

 

 

 

 

有難いことに、引渡しは春には終わっているのですが、

お住まいになって、家財道具が入った状態で見れることは稀。

 

 

貴重な一日です。

 

 

住まい手は本当に暮らし上手で、お伺いするたびに

感嘆します。

 

 

この土地を一緒に探してくれたアーキプロジェクトさん

の事例にも出ています。お見知りおきを。

神奈川県綾瀬市の家づくり事例を掲載しました。

 

予約制ではないので、自由にお越しください。

別途、お家に関する相談事が有って、時間確保したい

方は、弊社のメールまでご連絡下さい。

 

 

なお、大事な住まい手の暮らしを守るため

時間は自由ですが、来訪が重なってしまった場合、

入場制限する場合が御座います。

 

 

ご承知ください。

 

 

 

 

 

永山のテラスハウス

夏前から着工していた物件。

ようやく完成が見えてきました。

 

また施工事例でだせればですが、

ここんちは、新旧入り混じった改装らしい

表情になり、懐かしさを感じます。

 

ウチの若手。

マスジマケントも仕上げ工事をお手伝い。

実家の工務店で職人さんの手元をしていた

ため、扱いに慣れています。

 

 

元井一人だと2日コースだったが、増島君のおかげで

1日で終わったね。大雨で靴がびっちょりだ。

 

 

造作キッチンも大枠で完成。

 

 

奥様はセンスが良いので、OPENな使い方。

そして、出来るだけ安価に。。。

 

 

シナ材メインにタモの引手、モルタル・ステンレス・

ラワンの壁に床はオーク。

 

 

住まい手の家具も一部、搬入済。

素敵な家具。

ちなみにキッチンのセンターテーブルとして使用。

民芸の家具が良く似合う空間に仕上がりそうです。

 

 

この上にペンダント照明が垂れ下がった様子を

見るのが楽しみです

 

 

 

素敵な住まい手とワクワクする物件が目白押しで、

 

日々、あたまを無理やりチャンネルを変えて、

 

業務をしていてもくるくる目移りしていますが、

 

今はあらゆることをメモるメモ魔と化し、

 

自分の記憶力を一切信用しないで、出来るだけ

 

脳みそは楽しく想像できることに使いたいと

 

思う日々です。

 

 

 

日日是好日であるよう。

 

 

 

元井

 

 

 

 

 

緑山の現場

2019.10.18

緑山の現場は大工さん工事進行中です。

先週のブログに続き今週も『窓』についてをすこし...。

 

写真は幅1間のサッシ(有効幅約1.6m)です。

 

1間のサッシというと引違いを

付ける事が多いと思いますが、

今回は隣地の緑を取込む事を意識したので、

写真のようなFIXと縦スベリ出しの

組み合わせ窓にしました。

 

引違いですと、真ん中にサッシの召し合せ部

が来て視線を邪魔してしまう。

 

本当はFIXで1枚にしたいけど...

風が抜けない...

そこで、採用したのがこの形。

 

スベリ出し窓の幅は控えめに。

風も通り、視線もGOODです。

 

縦のラインが真ん中か横にずれているかで

雰囲気が大きく変わります。

 

同じ1間幅の中でもやり方はひとつではなく、

暮らし方や外部環境など色々な事を考慮して

窓を決めていくのです。


こちらは既存窓を残し、板張りの勾配天井としています。

 

視線が外へ抜けるのを邪魔しないような...

 

また、部屋の長手方向なので、

部屋が広く感じ、いい感じの空間に

なりそうです。

 

窓だけでなく、こういった板の張り方向でも

雰囲気が全然違ってきます。

 

左側の三角の壁は・・・。

この部分はあえて天井を下げています。

 

下げずに同じ勾配天井にもできるのですが...。

 

袖壁があり、壁に凹凸ができて

ごちゃごちゃするな~と。

 

また、TVや家具を置くスペースなので

高さも必要ないですし。

 

くつろいでいる時などきっと

その方が落ち着くと。

 

 

こういった“あえて”天井を下げている

部分がいくつかあります。

 

冷蔵庫の上や収納スペースの上など...。

 

 

その部分はデッドスペースになるので

「もったいないじゃない!収納にできるじゃない!」

などと思われるかもしれませんが、

こちらのお施主様、こだわりの持ち込みの

家具や照明などが多いので

空間はできるだけスッキリとさせ、

家具などを引き立てるようにしています。

 

やることひとつひとつ、丁寧に、考えながら。

 

完成しましたら写真UPします。お楽しみに

 

代田

窓をかんがえる

2019.10.11

 

某大手サッシメーカーではないけれど、

住まいにとって 『窓をかんがえる事』 は、とても大事な事。

 

窓の配置は、風の取り込み方や、光の射し込みを多く左右する。

 

建築設計に携わった時から、何となく意識はしてきたつもりだけれど、

古今に入ってから、より意識して考慮する様になったと思う。

 

 

 

 

もうすぐ完成予定の『鴨居の住まい』には、寝室に特等席を設けました。

 

 

 

朝寝坊したお休みの日、入れたてのコーヒー片手に読みかけの小説を・・・

 

 

 

みたいな妄想をして、現場でニヤニヤしているのは私だけかと思ったら、

 

既にご夫婦間でここの場所取り合戦がはじまっているとお聞きし、

窓がいい演出をしてくれたこの空間に、さらにニヤニヤが止まらない私。

 

 

 

同じく『鴨居の住まい』の玄関ポーチ。

 

大工さんがまだ造り途中だったのですが、既にいい感じになりそうだったので、一枚パシャリ。

 

廊下へ光を通す格子に組み込む様にして、設けたベンチ。

 

玄関脇のスリット窓からの光が、何ともええ感じ。

 

 

 

 

 

最後は先日上棟を無事終えた、『平塚の新築』。

 

まだ下地段階で窓はついていませんが、ググッと競り出た軒先が、

夏の直射日光を遮り、冬は暖かい日差しを取り込んでくれるように考えました。

 

この窓はどんな光と影を見せてくれるかな・・・

 

なんて、現場でニヤニヤしてる鈴木でした。

 

 

 

 

 

 

今週は迫りくる台風に戦々恐々としながらの一週間でした。

 

全然ニヤニヤ出来ませんでした・・・・

 

 

 

足場・廃材・養生・材料   等々  出来る対策は全て施したはず。

 

お願いだから何も被害が出ませんように!!

 

 

 

 

古今 鈴木

 

 

 

 

2019.10.05

 

古今に入社して早1ヶ月が経ちました。

 

 

この1ヶ月あっという間過ぎて記憶がありません。

 

 

いつ慣れるやら、いやもう慣れているのか、わけわかりません。

 

 

 

 

 

 

早速入社して初の上棟に立ち会うことができました。

 

 

周辺環境は、海からほど近く、この辺りには

珍しい比較的大きな敷地なんですが、

道路からの道が狭く、重機が入れない

敷地形状。

 

人力での上棟でした。

 

圧巻でした。

 

久しぶりの人力。

 

 

さすがにヘトヘトになりました。

 

 

 

 

 

 

 

無事に上棟も終わり、

 

 

 

みんな疲れ切った顔で立ち上がった家を見上げるあの瞬間が

 

 

 

 

建築に携わっていて一番好きな瞬間です。

 

 

 

 

 

 

 

 

地鎮祭だったり上棟式(建前)だったりと

 

 

 

建築には伝統的に行われてきた行事や技術がたくさんあります。

 

 

 

この伝統も家づくりとして繋いでいくべきだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

気合い入れて頑張ろう!

 

 

って強く思うタイミングになるので。

 

 

 

 

 

 

 

 

この度は上棟おめでとうございます。

 

 

引き続き、お施主様、工事関係者の皆様宜しくお願い致します。

 

 

 

増島健人

 

 

 

 

 

 

 

さあ!

2019.09.28

相変わらず古今はバタバタしております。

息つく暇なしを地でいってます、状態。

 

大きな忘れ物しないか

最近、日々常々不安と同居してます。

 

でも毎回言っているようですが

こんな時ほど、しっかり息をして

大事なところとまだ取り返しが付く所を

見極めないといけないって自分にいい聞かせてます。

 

台風が近づいていますが、

来週には平塚の新築が上棟を迎え、

今日は都筑区で地鎮祭を迎えてます。

 

 

すみれが丘の家

いよいよ家作りのファンファーレが鳴る

感じがする地鎮祭。

 

地元の篠原八幡宮さんに来てもらい

基礎の内に埋める鎮めモノと

始めてでしたが、上棟後に棟に置くお札も頂きました。

 

土地の神よ、鎮んでて下さいませ。

 

 

地鎮祭後も古今で大詰めの打ち合わせ5時間。

 

一日ご苦労様でした!

 

さあ、次は外構打ち合わせですよ!まだまだ終わりません!

 

 

 

永山のテラスハウス

木工事完了が見えてきました。

ラワンの枠にラワンベニヤの壁。

さあ、いよいよ仕上げ工事に入ります。

 

民芸品が好きな住まい手さんに似合いそう。

懐かしい感じに仕上がりそうです。

 

キッチンも造作。

大工さんと建具屋さんで仕上げます。

モルタル+ステンレス+シナランバー+タモの色味で組み合わせ。

 

 

PLAN・見積・詳細設計・打ち合わせ・現場。。。

 

 

かつてない物件量で、みんなで手分けして

古今は動いています。

 

 

やることは多いけど、自分たちが求められれている事

はわかっているつもり。

 

 

ルーキーのケント君も来てくれたことだし、

自分たちのやるべきこと絶対見失わないよう。

 

 

さあ!

 

 

納まりの検討

2019.09.20

こんにちは。

先日の連休は、久々にキャンプを兼ねた野外フェスへ行って参りました。
真夏の野外は必ずを言っていい程バテてしまうので避けていますが、
この時期はただただ快適で気持ちよく、くせになりそうです。

さて、

いつもと違う事や特殊な納まり、新しい事をやる時など、納まりの図面を書いて検討・確認します。
個人的に書かないと分からないのでという理由もありますが...。
  
  
現在設計打合せ進行中の物件で幅3m超えの木製窓を使うのですが、
その窓1つを取付けるのに基礎・土台・構造材・仕上げや室内の造作材も影響してくるので、
色々な絡みを考慮し検討していきます。
  
  
地味な作業だな~と思いつつ、
ここができていないと、現場がスムーズにいかず、完成形も大きく変わってくるので、重要な作業です。
  
  

そして完成後の検証も。
見た目は?
施工的には?
コストは?
  
  
次回に生かせるように...。
積み重ねが大切です。
  


  
  
  
  
有名な建築家の先生の作品は見た目でその建築家が分かったりしますが、
長年の積み重ねで、その先生の形ができているのだと思います。
      
我々も『古今の建物だね』と分かっていただけるような、古今らしさを増やしていきたいです。

代田

新たな一歩

2019.09.13

 

 

すっかりと秋めいた風を感じる様になりました。

 

個人的には四季の中で一番好きな季節です。(元井同様夏は苦手です。)

 

この時期のキャンプでの焚き火は至福の時です。。。

 

 

 

 

 

 

 

今月初めからスタートしました 『平塚の住まい』 。

 

基礎工事の事前に現場を見に行くと、

 

1ヶ月前に草刈したにもかかわらず、

 

工事出来ないほどの草原状態。

 

 

 

新入りの増島くんの新たな一歩は、草刈から・・・・

 

 

 

 

 

その甲斐もあって順調に基礎工事も進み、

 

昨日、基礎配筋検査も無事にパスいたしました。

 

 

 

今回 『平塚の住まい』 で、初挑戦となる床下エアコン。

 

全貌は、工事が進みながらご報告いたしますが、

 

床下にエアコンを仕込むので、床下全体に空気が流れないといけません。

 

 

 

その為、基礎の立ち上がりと言われる部分を極力減らし、

 

外周部と玄関土間、浴室周りを除いて空気の流れを遮る様な、

 

障害物が何もない設計をしました。

 

 

 

 

ですが基礎の立ち上がりは、基礎全体を支える梁の様な役割も

 

担っており、ただ無してしまうのだと強度的な問題が出てきてしまいます。

 

そこで基礎全体を補強するように、地中梁と言われる補強を施しました。

 

 

 

 

真ん中の【逆さ富士】に見える様な部分が地中梁です。

 

 

基礎の他にも床下エアコンを行う為に、

 

【防蟻処理】  【換気】  【断熱】  etc

 

も、通常とは異なる物で考えていかなければなりません。

 

 

 

 

新しい事をやるとなると、いままでの経験だけでは解からない事が

 

ありますが、現状に満足せず新たな一歩を踏み出していきたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

余談ですが、地鎮祭の時に神主さんからいただいた 【鎮物】 (しずめもの) 。

 

建物中心に埋めて下から建物を守るお守りなのですが、

 

小皿を重ねて、封をしてあるものでした。

 

 

 

このような 【鎮物】 は初めて見ました。

 

中にいったい何が入っているのか気になります・・・

 

 

 

ちなみに自宅は鎮物を、埋め忘れて完成してから気付き、

 

床下にひっそり置いてあります。

 

 

 

 

古今  鈴木

 

 

 

はじめまして

2019.09.07

 

 

 

 

はじめまして。

 

今月から古今に入社しました、増島と申します。

 

静岡県東部を中心に、住宅の設計施工などを行う工務店にいましたが、

 

自身のスキルアップのため古今を修行の地として選びました。

 

 

 

経験、知識、どれをとっても至らない所ばかりですが、

 

ご縁を頂き古今の家づくりに参加できることを嬉しく思います。

 

 

 

 

 

入社5日目、いきなりブログを書けとの事で何を書いていいやら・・・

 

 

 

とりあえず今回は自己紹介で勘弁してください。

 

 

 

 

 

生まれも育ちも静岡県で、建築の学校を出たわけでもなく、

 

約4年前この業界に飛び込みました。

 

 

 

 

 

とにかく現場に行って仕事を覚えろ。

 

完全に現場たたき上げスタイル。

 

 

 

 

 

毎日現場に行き、職人さんの手元をしながら建築を学んできました。

 

半分職人でした・・・

 

 

 

おかげさまで?今ではどの職人さんの手元でもある程度は「使える」ようにはなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

3年目くらいからようやく物事の辻褄が合いだし、

 

 

図面も見れるようになり建築の楽しさを感じてきたのを覚えています。

 

 

 

 

 

石の上にも三年 よく言ったものだなと感心しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

楽しさ、辛さ、難しさが分かるようになってきた今だからこそ、

 

 

 

もっと広い世界を見たい。

 

ここでもっと知識と経験を吸収したい。

 

 

 

そう考え、古今を修行の地として選びました。

 

 

 

 

 

 

至らないことだらけで、ご心配おかけしてしまう事も多いと思いますが、

 

 

素晴らしい先輩方の胸を借りて、ご迷惑にだけはならないよう

 

 

 

古今とお施主様の家づくりを通して成長していけたらと思っています。

 

 

 

 

 

温故知新の精神で、頑張ります。

 

 

 

 

増島健人

 

 

 

 

 

おいしいと刺激

2019.08.29

個人的に嫌な夏が終わろうとして

くれてます。

 

古今にシャワーをつければ良かったと

もしくは、今からでも遅くない、

ベランダにお風呂作ったろうかしらって

毎年思ってる気がする。

 

夏のいいところは、そうこう考えてる

内に厳しい短い夏が終わってくれるところ。

 

今年も何度もあー糞食らえだ夏なんてって

思ってたら、暑さが控えめになってくれて

あら、君の暑い勢いは終わりかいって

強気になってる今日この頃です。

 

さて、先日調布にあるマルタという

焚き火料理のお店にいってきました。

焚火料理というと、ざっくり薪の匂いが

ついて、繊細な味とは遠いイメージがあった。

 

どっこい、料理は、味の裏にまた味があり、そのまた

裏に風味や滋味などが素材感がドスンと感じられる料理。

 

日本らしい深みのある繊細さは残しつつ、

多国籍なテイストを感じられる。

 

薪の風味もBBQな感じではなく、

ホントに良いさじ加減でひっそりと。

 

本当にあまりにも美味しくてただただびっくりした。

料理で驚いたのは何年振りか。

やっぱり、達観してる何かには絶妙なさじ加減

が存在していると思う。

 

たぶん、個人的にも僕の舌に合っていたと思う。

 

合わせて、お店に食べにくると気になってしまう

従業員さんたちのふるまい。

(性格悪し)

スタッフさんたちのホスピタリティも程よく、

この店で働く気概や誇りをもって働いてるなという印象。

本当にいい時間を過ごせたし、

純粋に「好き」でした。

 

建物には古木や間伐材、大谷石、などの日本

をちゃんと感じる内装。

 

それと注目すべきは外壁。

ケボニー化された杉の外壁を使ってある。

 

ケボニー化。

僕も実は初めて聞く言葉でいろいろ調べたら

柔らかい針葉樹材(ソフトウッド)を硬くて

腐朽に強い広葉樹材(ハードウッド)のような材質に

変える技術をケボニー化といい、それを

用いた杉の外壁が張られている。

 

しかも、貼り方がまた達観してて、捨て貼りを下に張って、

7mm透かして化粧の杉板を上に貼っているため、

すっきり見える。

 

針葉樹は従来、内装材や外構材として硬度が不十分

とされてきたが、ケボニー化によって日本木の代表、

杉やヒノキを外壁材や外構材としてハードウッド同等の

メンテへの気遣いで使えるようになるという。

 

 

この技術は率直に常識を変えるかもと感じた。

 

 

詳しくはケボニー化でググると相当興味のある

内容がぞくぞく。調べてみてください。

環境に対しても意識が高い。

 

 

私たち自身もイぺ材(横浜の大桟橋や商業施設の

外部の床に多く使われる木)などの熱帯雨林で

伐採される木をメンテナンスフリーという理由で

ウッドデッキなどで大量に使っていくことに

何か代替できないのかとかんがえていて、

屋久杉や特殊な自然塗料を用いて耐候性を

上げてイペよりも安価だという理由もあるが

他の材料で代替することもしてきたが、

安価な材料に塗装すると塗料と手間でイペと

ほとんど金額が変わらなくなる実情もあり、

やはりメンテナンス性能でイぺ材などの

ハードウッドに代わる素材を見つけられて

いなかった。

 

個人的にはこの技術はすごい衝撃で、

帰り際にまじまじと見てきました。

 

シェフに何かありました?って心配されましたが。。。

仕事をお伝えしたら、色々裏話聞かせてくれました。

ここのシェフもオーナーも実直な物作りの人の印象。

 

このお店のオーナーは本業が空間緑化や外構。

 

日々、木と向き合い、今、日本の木の実情や

世界で起こってる問題、熱帯雨林の伐採・亡失に

加担してしまっている事実から、使われている素材

にこだわりと世間への訴えのようなものをそこから感じた。

 

熱帯雨林の森は毎年 スコットランドの大きさと

同じ面積が無くなっている事実、

最近のブラジルの熱帯雨林の火災による

亡失。(人災?)

自分も熱帯雨林の森を亡くしている一旦

を担っているという事実。

 

こういうこと書くと薄っぺらく見えるから

嫌なんだけど、でもやっぱり

まったく他人事には思えず。

 

 

ヨーロッパではすでに広まっており、

日本でも時間の問題か。

ただ、こういう新素材は、日本の一般流通には

材料の安定性や金額面、利権やetc…で

だいぶ時間がかかる。きっと。

(まずは、古今事務所で実験したい。)

 

 

車の自動運転は、100年の車業界を変えると

いわれているが、ケボニー化は、建築業界を

変えていく技術にぜひしていってほしいし、

よくある何かの利権の塊になってほしくないと心から

願う。何か自分たちもできれば。

 

おいしさと刺激。

考える事と口を喜ばす、いい時間でした。

 

古今の現状は、

種を蒔いて、実になり、収穫するという工程の

収穫にあります。

 

施工品質や自分たちの働き方を担保するため、

あまりにも収穫があって、全てを収穫はできない

かもですが、ちゃんと次に繋げるために踏ん張り時です。

 

いつか僕たちもしっかり発信できるように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

喫茶ココンを開催します!

2019.08.27

こんにちは!古今です!

 

暫く間が空いておりましたが、

毎回ご好評頂いております、

『喫茶ココン』を9/6(金)に開催致します。

是非、古今の空間でグリーンを眺めながら

癒しのひと時をお過ごしください!

 

本日より営業しております。

2019.08.19

本日より、夏季休暇を終え通常通り営業しております。
皆様暑い暑い夏休みはいかがお過ごしでしたでしょうか…。
 
 
  
  
朝から休み前に現調に伺ったリノベーション現場の作図を…、
なんとか頭を切り替え集中…。

早速やる事沢山でせかせかと動いています。
  
   

さて、古今の新しい冊子ができあがりました。
  
  
我々の仕事はふたつとない『住人十色』の住まいを造ること。
設備や物に頼らない、住まい手の暮らしを造る。
素材や造り手の温かさと住まい手の丁寧な暮らしを感じられる本になっています。
  
  

  

  
こちらは資料請求いただいた方にお送りしております。
また、事務所前のポストにも入れておりますので、是非!

かなりモサモサしていたお庭ですが、先日猛暑の中、フラフラになりながら草むしりをしたかいがあり、スッキリしました。

代田

夏季休暇のお知らせ 8/11~8/18 

2019.08.06

2019年8月11日~2019年8月18日まで、

夏季休暇をいただきます。

 

この間、古今の住まい手さんは

遠慮なく担当の携帯かメアドへ。

 

まだお会いしていない方は

お手数ですが弊社サイトより

メールにてご連絡を。

 

順次ご返信させて頂きます。

 

お問い合せ

info@kokon-sumai.co.jpでもお受けいたします。

 

余談

現場あるあるですが

職人が動くと、やれ材料が足りない

やれ納まりがわからないなどで

さすがに本当のお盆は現場も休みですが、

それ以外の日は

電話が鳴るんで、全く夏休みが夏休みでなくなる。

 

他社ではこのあたりから働き方改革で

完全に現場を止めるんだそうです。

 

古今もそうしたいけど、職人は日給月給。

働いてなんぼ。理解が出来る。

 

せめて、前もってお盆前までに来て、

内容を把握しようとしたり、聞くこと

先回りして聞いてくれるくらいの段取りや

配慮をしてくれると有難いよねっていつも思う。

 

塩梅があるのか、ないのかわからないけど

いい塩梅って難しい。。。

 

 

良い夏休みを。

 

元井

「涼」を感じて。&お盆休暇のお知らせ

2019.08.03

 

 

 

 

ア   ヅ    イ    ・・・

 

 

 

 

 

毎年ブログに書いていますが、自分の父親は夏場Tシャツを

6枚前後着替える程汗っかきな猛者です。

 

 

自分も若いころは、夏場でもそれほど汗をかく事も無かったのですが、

齢35を超えた頃から、確実に父親の遺伝子を引き継ぎ、恥ずかしい程

の汗をかくようになってしまいました・・・

 

 

現場では図面と照らし合せながら、職人さんと話しているだけなのに、

動き回っている職人さんより汗をかいてしまいます。

 

 

 

打ち合わせに伺えば、住まい手さんに

 

『エアコンつけましょうか?』

 

と気を使わせてしまいます。

 

 

 

どうにかならないものでしょうか・・・

 

結構悩んでます。。。

 

 

 

 

そんなことはさておき、

 

先週・今週と着実に新たな現場が着工し、

 

もう暑いなんて言ってられません。

 

 

今週から始まった『緑山の住宅』へ向かう際、

 

あまりにも、いい景色につい車を路肩に停めて、

 

写真を撮ってしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

横浜市青葉区とは思えないこの風景。

 

この日は東京でもこの夏初めて猛暑日を観測した日でしたが、

 

緑の中を吹き抜ける風は  『涼』  を感じました。

 

 

 

偶然見つけた現場への抜け道、癖になりそうです。

 

 

 

 

 

変わってこちらは『鴨居の住宅』。

 

横浜市の耐震工事補助金の検査も無事に終わり、

暑い中せっせと木工事を進めてくれています。

 

 

 

 

 

実際は足場の養生ネットに囲まれてしまっていて、

風の抜けも悪く現場はとても暑いのですが、

この外壁の構造的なスリットを

観ているだけで、何故か  『涼』  を感じます。

 

 

 

風鈴の音を聞くと  『涼』  を感じるのと同じように、

 

格子などの視覚的効果でも、 『涼』  を感じるのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

2019年8月11日~2019年8月18日まで、

 

お盆休暇をいただきます。

 

 

 

この間、古今の住まい手さんは

遠慮なく担当の携帯かメアドへ。

 

まだお会いしていない方は

お手数ですが弊社サイトより

メールにてご連絡を。

 

順次ご返信させて頂きます。

 

お問い合せ

 

info@kokon-sumai.co.jpでもお受けいたします。

 

 

 

私は南アルプスへ  『涼』  を感じに行ってきます。。。

 

 

古今  鈴木

 

 

 

 

 

妄想と計画と実践と

2019.07.26

いよいよ夏本番。

マジでやめてくれと思う。

現場で物を考えてられない。暑い。。。

夏なんてなくなればいいと思っている。

 

でもこのまま梅雨明けしないで秋になったら

なったでなんか寂しいし、四季大丈夫かと

心配になる。

 

きっと暑い夏がなければ

落ち着いた秋も過ごしやすい春も

そう感じにくいのかもしれない。

 

そう考えると暑い夏も必要なんだと

思ってしまう。

 

しょうがないから夏来てもいいよ

って思う。(何様?)

 

 

 

さて、古今は

妄想(基本設計)計画(実施詳細)実践(施工)

で良い感じにワシャワシャしています。

 

これまた暑い現場から帰ってきて

切り替えて計画や妄想。

 

一日のなかで頭の切り替えが難儀なので

この日は実践系、この日は妄想、この日は計画と

日によって頭を切り替えて動いています。

 

 

計画

閑静な周辺環境の中、建て替え計画中の案件。

住まい手も勉強熱心で、色々な本、雑誌、実際の視察や

お泊りまで敢行して、「自分たちにとって何が心地よいか」

という疑問に真っ向から向き合ってる住まい手。

 

がしかし、敷地は、

第一種高度地区で高さを制限され、ロフトありだと

どうしても建物が間延びして見えてしまう。

合わせて、40%の建蔽率。

建も横も駄目。拷問です。

 

まるで一昔前の外堀から埋められるお見合い結婚の

ように、がんじがらめからスタートする妄想は

苦しい以外何物でもなく、なんで家作るのにこんなに

縛りがあるのかと。

 

そんな縛りの中から生み出た形。

端正な顔つきになって良かった。

難産だったと思う。

 

 

古今でもなかったW2500の一枚木製サッシ採用。

能舞台のようなデッキに遠近感が出るように大中小の植栽、

敢えて土留めは設けず、安息角で石積み、

目隠しの竹塀など

かなり仕上がった身なりで進んでいきそうなH邸。

ワクワクします。

 

最近、個人的にジェフリーバワ熱が沸騰していて

家と外部の繋がりを一層意識している気がします。

 

 

 

 

 

 

実践系1

古今では手掛けることが多いテラスハウス。

多摩のこの物件は、弊社おなじみのアーキプロジェクト

さんとの協同物件。

 

住まい手さんとアーキプロジェクトさんで

1年弱物件を探しながらようやく捕まえた物件。

 

美しい佇まいの玄関。

 

上手に住み熟せば、暮らしがまとまりやすい

テラスハウス。

 

10月末の完了に向けて、解体工事。

 

 

 

 

実践系2

こちらは古今からほど近い団地リノベ。

 

木工事が色々紆余曲折あったものの

ようやくひと段落。

 

いつものモルタル壁&撥水塗料仕上げのための上塗り最中。

 

調合の時はいつも立ち合いで。

左官屋さんと様々なバランスを作ってやってきて、

今回も少し改良。

この案件は、自分たちの物差しピーンな住まい手と

他、色々なプロフェッショナルな方々と

共同作業もあり、古今は内装担当。

 

9月完成目指して、絶賛仕上げ工事中。

 

 

 

妄想系

こちらの住まい手も、緑豊かな自分たちの感覚に合う物件を

古今とアーキプロジェクトさんと一緒に探しました。

 

一度、出産のため、間が空きましたが、

お父さん、お母さんになることできっと

家の在り方や暮らし方への思いにだいぶ変容が

あったのではないかと思う。

もしかしたら、こうありたいな~が

こうありたい!って強く思えるように

なったともいえると思う。

 

良いタイミングで生まれてきたね。

もうすでに親孝行してますよ、君は。

 

 

PLANが固まってきたので、

次は住まい手も僕も現実に引き戻されるお金。。。

 

正直、一番つまらない作業。

でも、家作りの場合は、妄想と現実はいつも

ワンセット。

 

実際、設計施工の私たちの家作りでは

設計者本人が現場監督の立場でお金の算段をする。

だから、設計者の立場でこだわりを出しやすく、

監督の立場で節約を心掛けることで、住まい手の

こだわりを把握した上での優劣を可能な限り

操作できるのが、このスタイルの最大のメリット

だと思っている。

 

自ずと住まい手のこだわりの最短の道を

提示できる。

 

だから、つまらないが、しゃーない、やるか。

 

となる。

 

ガンバリマス。

 

 

 

足元を覗きまくって、つまずかないよう

転ばないように。

 

元井

設計の仕事は考える事

2019.07.19

もう7月も後半ですが、ギンギンの夏とはまだいかないようですが、じんわり暑いですね。


毎月数回、古今でお花屋さんの営業をされているKONITAさんが事務所に飾ってくださいました。
これだけで夏を感じます。

  
  
今週は一戸建てリノベーションの現調へ!
新たに土地から購入されたお家です。
   
解体して全て新しくするのもいいけれど、残し新たに住まわれる、
きっとそのお家も喜んでると思います。
  
この仕事を始めた頃よく「設計の仕事は考える事」と言われてきました。
最初は全然まとまらなく、できなくて...。

今でもまとまらなく煮詰まって止まってしまう事もありますが、
考えてると自ずと見えてくるものがあります。

ファーストプランを提出するまでの約3週間、考えて・煮詰まって・また考え少し進んでの繰り返しです。

AIが進んで人でなくてもできる事が増えていますが、この部分は決して機械ではできないと思っています。
     
ただ、最近少しずつAIというか機械を活用している事があります。
図面を書くCADソフトは色々あるのですが、今使っている物はかなり優秀で、平面図・立面図といったものだけでなく、
パースとか構造計算とか色々なシュミレーションとか...様々な事が一台でできるので、
時間の短縮・効率化もそうですが、プレゼンテーションにも大活躍しそうです。
   
ただ、ITが苦手な私。少し時間がかかりそうです...

代田

「LiVES」に掲載されました。

2019.07.16

 

こんにちは、古今です。

 

先週14日に発売された、
住宅&インテリアマガジン『LiVES(ライヴズ)』に私たちが設計・施工を行ったリノベーション物件、
舞岡の家」が掲載されました。

 

 

 

 

私たちのコンセプトとも似ている、
「懐かしさと新しさ 木使いの家」という特集記事にてご紹介いただきました。
記事中では、目指した設計、そして多様な樹種の使い方についてお話いたしました。

 

 

 

 

また、同特集記事には、私たちが施工で携わった「青葉の新築」の設計を行った
「NLデザイン設計室」さんの事例も掲載されております。(こちらは全くの偶然で私たちもビックリ!!)

 

 

「LiVES」は全国書店にて発売中です。

 

 

是非ご覧ください。